生田斗真×瑛太で『友罪』を映画化! 2018年5月公開、監督は『64』の瀬々敬久

生田斗真×瑛太で『友罪』を映画化!  2018年5月公開、監督は『64』の瀬々敬久

薬丸岳による人気小説『友罪』が、生田斗真と瑛太の共演で映画化、2018年5月に公開されることが明らかになった。

原作は、デビュー作で江戸川乱歩賞を受賞してミステリー界の旗手として注目され、2016年には吉川英治文学新人賞も受賞した作家・薬丸岳が2013年に発表した同名小説。薬丸は実在の事件に着想を得て書いた作品も多く、犯罪被害者と加害者、また少年犯罪など重厚なテーマを取り扱い、人間ドラマで読者の心を揺さぶりながらもエンタメ性の高いミステリーで魅了する作家として知られている。

本作で描かれるのは、かつて世間を震撼させた事件を起こした少年犯の“その後”。ジャーナリストの夢に破れて町工場で働き始める益田と、同じタイミングで工場勤務についた鈴木が、打ち解けて心を通わせていくが、あるきっかけと行動で益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人ではないかと疑い始める。

メガホンをとるのは『64-ロクヨンー前編/後編』の瀬々敬久監督。そして共に心に闇を抱え、大きな罪に囚われ続けながらも、同じ時を過ごす中で心を通じ合わせていく二人の友情、疑心や後悔にとらわれ葛藤する難役を生田斗真と瑛太が演じる。

生田は、「薬丸岳さんの小説が好きで、この『友罪』も数年前に読んでいた作品です」と明かしながら、3度目の共演となる瑛太について「瑛太さんが放つ獣のような鋭さと、ふとはにかんだ時の柔らかさに愛を持って対峙し、切磋琢磨しながら素晴らしい作品作りに励みます」とコメント。一方の瑛太は、「とても大変な役を引き受けてしまった。でも、瀬々監督、生田斗真、スタッフを信じて最後まで演じ切りたい」と意気込みを語っている。

瀬々敬久監督コメント

日々の生活の中で報道される事件は次々に更新され続けるのですが、忘れてはいけない事件というものがある気がします。今回はそこから派生する問題を様々な群像に託し、答えを探し続ける映画だと思っています。果たして、答えは出ないかも知れません。でも、そこに至ろうとする行為こそが大切な気がします。その中心に存在するのが生田斗真さんと瑛太さんです。二人のしなやかな心と肉体、そして果敢に挑戦する心が、この映画を生々しくも光り輝かせる原動力になってくれることと思っています。そして、私たちスタッフも、一緒に愛情と勇気をもって走っていく所存です。

生田斗真コメント

映画「友罪」で益田純一を演じさせて頂く事になりました。薬丸岳さんの小説が好きで、この友罪も数年前に読んでいた作品です。一生をかけて背負うべき過去の傷を持ちながら、それでも必死に生きようとする益田という人物を通して、多くの方に様々な事を感じ、思案していただきたいと思っております。瀬々監督とは初めてご一緒させて頂きますが、監督の描く生々しい人間模様をしっかりと演じていければと思います。瑛太さんとは今回で3度目の共演になります。瑛太さんが放つ獣のような鋭さと、ふとはにかんだ時の柔らかさに愛を持って対峙し、切磋琢磨しながら素晴らしい作品作りに励みます。どうぞご期待下さい。映画館の椅子から立てなくなるような作品になる予定です。

瑛太コメント

この時代にこのような題材を映画化する事にまだ惑う自分もいます。とても大変な役を引き受けてしまった。でも、瀬々監督、生田斗真、スタッフを信じて最後まで演じ切りたい。

原作者:薬丸岳コメント

この作品を世に発表するとき、喜びよりも先に恐れを抱きました。世間の関心を集める題材ですが、同時にとてもデリケートで難しい問題を含む内容だったからです。ただ、たとえどんなにリスクがあったとしてもどうしても伝えたかったことでした。今、この作品にこめたメッセージを映画としてより多くのかたがたに訴えかけようとされる瀬々監督はじめスタッフの皆様とキャストの皆様の勇気と気概に、ただただ敬意の念を抱きます。スクリーンでこの作品と再会できる日を今から心待ちにしております。


生田斗真 撮影初日インタビュー

――初日のご感想
うだるような暑さの中のロケで、「何が起こるのか」というワクワクさせてくれる現場です。

――瀬々敬久監督の印象。
人間関係の描き方、生々しさというか、腹の底に堪っているものを表現として見せてくれる監督というイメージです。現場では、すごく演出してくださることも的確な印象で、役者に対して明確な指示を下さるので、とても助かります。難しい役どころですが、この益田という役の進むべき道を提示してくれる、そんな監督に感じます。今日も「初日、どうですか」というような話をしました。そんなにたくさんのシーンはまだ撮ってないけれど、その都度、どっちの方向に持っていくのかという意思疎通を、監督とはしていこうと思います。

――瑛太さんとの共演は三度目ですが、役者としてどう感じますか。
瑛太とは20代のころから何度も一緒に仕事をしていて、しょっちゅう会っていたりするわけではないけれど、久々に今回一緒に芝居をしていると、やっぱりゾクゾクさせてくれる俳優だと思います。僕と瑛太にしかだせない空気感を、今回の現場で出せれば、と思います。昔から一緒に仕事をしているし、友人関係でもあるので、そこをうまく映画に反映させたいですね。

――今回の難役について。
少年犯罪のことなど調べたりしましたが、中々実際自分の立場に置き換えるのは本当に難しいと感じています。共演の瑛太という俳優を信頼して、自分の考え方だけではなく、彼からもらえるものを信じていこうと、あまりがちがちに決めずにフラットな状態で挑めればと思っています。

――原作について。
原作本は、発売当時から自分の周りで話題に上がっていました。凄い本があるとスタッフの間で話題だったこともあって読み、演じる側としてチャレンジしたいなと思ったりするほど、元々好きな原作でした。題材が題材なので、どこまで発信していいかわからないのが正直なところです。自分の周りに過ちを犯した人間がいるということは、世界中どこでも起こりうる可能性がある事で、その立場に自分をおいたときに何を感じるかということを大事にしながら挑みたいと思っています。


瑛太 撮影初日インタビュー

――初日の感触について。
瀬々監督とは『64』でもご一緒していたのですが、ある意味、<お任せ>という感じです。どこかで監督の「お前、何かやってみろよ」という暗黙のメッセージというか、演出があるんです。今回の鈴木という役については、自分で台本を読んで、1シーンごとにおけるひとつひとつの感情は決め込んでいません。客観的にどう見えるか?ということと自分が何を感じるか?ということは、割と現場の空気と監督に任せている感じです。

――『64』に続く、瀬々組は瑛太さんにとってどういう印象の組ですか?
初日ですけど、瀬々組はやっぱりいいなって。監督の現場作りもすごく好きですし、『64』のときのスタッフの方もたくさんいらっしゃって、監督の醸し出す熱意というか、映画に対する愛情みたいなものもありながら、「簡単なことじゃないぞ」という問いかけや、「見たことのないものを見せてくれよ」みたいなメッセージがあると思う。それに応えられたらいいと思いますね。
『64』で、佐藤浩市さんが本番のときだけ芝居を変えるようなことをされて、そういう意識とか結構大事だったりするから、今回もそういう“俳優の遊び”というか俳優としての醍醐味みたいなものを味わえることが楽しみです。

――生田斗真さんとのご共演は三度目ということですが、役者としての印象を教えてください。今回の共演について、事前に話しましたか?
今回の役は「はい、やります」と簡単には言えない役なので、「またやるかもしれないけど、俺断るかもしれないからね」という話はしたりしました。
彼はストイックですし、今日も前回『土竜の唄 香港狂騒曲』で一緒にやったときと顔の表情も全然変わっているんです。そういった微妙な変化に気付けるぐらい僕も彼を見てきているし、これからの撮影が楽しみですね。

――今後クランクアップまで、どのように鈴木を演じていきたいですか?
“切り替え”ですかね。監督からは「鈴木というキャラをあまり私生活に持ち込まないように」と言われました。でも、僕は俳優なんで、仕事として、その切り替えはしっかり全うしたいですし、上手くやりたいなと思いますね。でも、ちょっと夢にも出てきたりします(笑)。

映画『友罪』

2018年5月公開

原作:『友罪』 薬丸岳(集英社文庫刊)
監督:瀬々敬久
出演:生田斗真、瑛太
配給:ギャガ

©2017映画「友罪」製作委員会
©薬丸岳/集英社

【原作本】「友罪」