萩原みのりと久保田紗友W主演、映画『ハローグッバイ』舞台挨拶!

萩原みのりと久保田紗友W主演、映画『ハローグッバイ』舞台挨拶!

映画『ハローグッバイ』が公開を迎えた。昨年開催された第29回東京国際映画祭・日本映画スプラッシュ部門に選出され、思春期の少女たちの繊細な心模様を透明感溢れる世界観で描き上げ、話題となっていた作品である。
本作はそれぞれ心に問題を抱える、クラスの中で交わることのない2人の女子高生が、ある認知症のおばあさんと出会い交流することで、時にぶつかり、認め合いながら一歩前に進んでいく姿を描いた青春ストーリー。「友達ってなんですか?」「居場所って何?」ということを考えさせられる無防備な説得力が存在する秀逸な作品だ。

主人公の2人を演じたのは、TBSドラマ『表参道高校合唱部!』にて人気を博し、最近では映画『昼顔』など話題作の出演が続く萩原みのりと、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」に抜擢され、日本テレビ水曜ドラマ「過保護のカホコ」に出演中の久保田紗友。
監督は、初作品『ディアーディアー』が第39回モントリオール世界映画祭に正式出品され華々しいデビューを飾った菊地健雄が務めている。

左から萩原みのり、久保田紗友

その公開初日を迎えた7月15日(土)、渋谷・ユーロスペースにて、萩原みのり、久保田紗友、もたいまさこ、渡辺シュンスケ、渡辺真起子、岡本夏美、川瀬陽太、そして菊地健雄監督による舞台挨拶が行われた。

1年前に撮影された今作、『ディアーディアー』に続く監督2作目について聞かれた菊地監督は「前作のデビュー作は自分に近い問題を扱ったんですが、今回は主演の若い2人と共に、忘れた過去の記憶を呼び起こしながら、その2人の間に、もたいさんに入っていただくことで、幅広い世代に届けようと格闘した作品です。」とコメント。確かに舞台は主演2人が通う高校が舞台だ。だが、高校という枠から出た先にある世の中、社会の中で、彼女たちがぶつかり合いながら成長していく姿を描いている。そのキーになるのが、もたい演じる認知症の老人である。

中央:もたいまさこ 右:渡辺真起子

共演の感想を聞かれた萩原は「私たち、もたいさん大好きで!カメラがまわっていない時も絶対3人でいてくれて…商店街のシーンでお団子屋さんがあって、おいしそうだと紗友ちゃんが話してたら、後でもたいさんが買ってきて下さって。現場では、ずっと“もたいさーん”とキャッキャッしてました。」と現場のエピソードを披露した。それを受けたもたいは「かわいかったです(笑)!(もたいの娘役を演じた)渡辺真起子さんと一緒に家族のシーンとか、グッと来るようなところが一杯あるんです。」と短期間の撮影にも関わらず、役を超えての絆が感じられて作られたという心温まるコメントをしてくれた。

今作には、主人公はづき(萩原みのり)の友達役に、人気セブンティーンモデルで女優としても活躍中の岡本夏美が瞳役で出演している。出演について聞かれた岡本は「主演の2人の女子高生とは違った生き方をしているJKを演じさせて頂いて、その2人の関係性に棘のあるスパイスのようなものを加えられたらなという想いでやらせていただきました。」と答えると、萩原は「怖かったです(笑)。」と会場の笑いを誘うと「予告編にもあるんですが、“私たち友達だよね”の時の顔がものすごく怖くて…そのおかげで1人でいるときの“はづき”と瞳(岡本)と入るときに“はづき”の違いが大きく出せたと思います。」と感謝を述べていた。

岡本夏美

作品について萩原は「いい意味で監督に裏切られたというか、脚本を読んで演じたあと、(作品が)こうなるとは思ってなくて。完成を観た時に客観的に観れて、すごく素敵な作品に主演で出させていただいたんだな、幸せだなってすごく感じて。それは映像を通して、皆さんにも伝わるんじゃないかなって思ってます。」と話すと、久保田は「この作品を作る段階から、全ては一期一会だなって思ってました。短距離走のような期間の中で、すごく濃密な時間だったし、このキャストでできたのもそうですし、W主演の相手がみのりちゃんだということもそうで。猛暑の中の撮影もその暑さがこの作品に影響しているじゃないかなと思えるし、それら全てがあったからこそできた作品だなって思っています。撮影当時16歳だった私だからこそ生まれる感情もあって、ちょっとでも共感してもらえる部分があればいいなと思います」と2人ともにこの作品への愛情と充実感を感じさせるアピールだった。

最後に菊地監督は「今の萩原みのりちゃんと久保田紗友ちゃんが詰められています。この時期にしか撮れない2人になっているので、そこは注目して観ていただきたいですし、それを周りで支えていただいたキャストの皆さん、お芝居をするということとキャラクターとして存在することは違うと思っているので、今回皆さん1人1人が存在してくれたなと思ってますので、その辺りも注目してください。あとは、その時に閉じ込めた場所と音楽も是非。1回観ただけでは気づかないような細かいこともいっぱいやっているので、2、3度観て発見してください。」とコメントして締めくくった。

菊地健雄監督

映画『ハローグッバイ』は7月15日から順次公開される。ドキュメンタリーにも近い、日常にある高校生2人を取り巻く社会をこの映画で覗いてみると、自分と素直を向き合うことができ、身近に存在する人の気持ちがわかったり、今感じていることを自然に伝えられるようになるかもしれない。何かに依存しないと不安な世の中なのかもしれないが、ハローとグッバイは始終だけではなく、考え方によってはどちらも未来へ続いていくんだと、そんなことをふと思わせてくれる。

取材・文・撮影/エンタメステーション編集部

映画『ハローグッバイ』

友達ってなんですか?
噂、SNS、壊れやすい心、日々を変える出会い。少女たちが見つけた本当の絆とはーーー

2017年7月15日(土)より渋谷ユーロスペース他全国順次公開

高校生のはづきと葵は、同じ教室にいながら交わることの無いクラスメートだ。葵は、クラスで「委員長」と呼ばれる優等生だが、仕事で忙しい両親を持つために家ではいつも孤独である。その寂しさを紛らわせる為に万引きを繰り返していることは、誰にも言えない秘密だ。一方はづきは、クラスでも目立つ存在だが、元彼との間に子供が出来てしまったのではないかと一人悩んでいた。そんな二人は、ある認知症のおばあさんと出会い、想いを伝えたれなかった初恋の人にラブレターを渡したいというおばあさんの為に一緒に初恋の人を探そうと決める。

出演:萩原みのり 久保田紗友
渡辺シュンスケ 渡辺真起子 小笠原海(超特急)
岡本夏美 松永ミチル 望月瑠菜
桐生コウジ 池田良 川瀬陽太 / 木野花
もたいまさこ

監督:菊地健雄
脚本:加藤綾子
音楽/主題曲:渡辺シュンスケ(Schroeder -Headz)
企画・プロデュース : 内田わか
プロデューサー:平林勉
製作・ 提供:Sony Music Artists Inc.
配給:アンプラグド
©2016 Sony Music Artists Inc.
オフィシャルサイトhttp://hello-goodbye.jp