9月20日(金)に全国公開される、映画『見えない目撃者』の完成披露試写会が8月22日に丸の内TOEIで行われ、主演の吉岡里帆のほか、高杉真宙、國村 隼、大倉孝二、浅香航大、栁 俊太郎、松大航也、田口トモロヲ、そして森 淳一監督が登壇した。
まずは、「今日この映画を皆さんの目で目撃していただけることを嬉しく思います」と挨拶をした吉岡。本作の主人公である目の見えない元女性警察官の浜中なつめ役を演じた吉岡は、本作の初お披露目の日を迎えた心境を問われて「R-15指定作品なのでスリラーな部分を攻めに攻めていて、目をそむけたくなるシーンももちろんあるんですが、そっと開いてみてほしいとともに、ネタバレが出来なくてとっても辛いのですが、登場人物の亡くなり方とかも、こんなひどいことがあるのか思うくらいのあり様だったりして、絶望というものを目の当たりにしてもらえるかなと思います。怖い部分も是非噛みしめて楽しんでいただきたいです!」と胸いっぱいのコメント。続けて、「やっと観ていただけるということで嬉しく思います」と挨拶をした高杉は、改めて撮影を振り返って、「朝と夜が逆転しての撮影が多いことも大変でしたが、吉岡さんとのシーンが多いなかでパルと3ショットで撮るシーンも多いのですが、吉岡さんのバディは僕か、パルか!? となることなこともあって、僕がバディになれるように頑張りました(笑)。スケボーは初めて挑戦したのですが、いろんなひとの助けを借りて頑張りましたのでご注目ください!」と明かした。
また、國村は「刑事ものは走りますよね。みんな一日中走っていたみたいですが、私は部屋のなかで、田口さんと座って話していました(笑)」とコメント。大倉は「走ることも大変でしたが、寒い時期の撮影だったのが大変でしたね! とりわけトモロヲさんが寒さに弱くて、体中に貼るカイロを貼りまくっていたのが面白かったです(笑)」と振り返えると、田口も「大変だったのはやっぱり走ることと、寒いことですね!(笑)僕は走るメンバーに名前がなかったのに、なぜか最後まで走っちゃったんですよね…」と明かした。“走る”は相当大変だったようで、栁も「僕も走って走って(笑)。先輩のおふたりが頑張っている姿を見て、弱音吐いちゃいけないなと思っていましたね」とコメント。すると、田口と大倉に「ふたりきりのときにめっちゃ弱音を吐いていましたよ」と暴露され、会場は笑いの渦に包まれた。
本作の見どころといえば、目が見えない元警察官の浜中なつめを演じた吉岡の熱演っぷり。演じるにあたっての役作りや事前のリサーチについて問われると、吉岡は「3人の目の見えない方に取材をする機会があって、クランクインの2か月前から、盲導犬と一緒に過ごされている方も含めてお話を伺いました。なつめは、一見、弱者のように見えるけど、誰よりも本質を見ていて、信念と正義感を持っている。そのようなキャラクター像をみなさんの貴重なお話から作っていきました」と入念な役作りを振り返った。さらに、元警察官という役どころから、改札学校などにも訪問したようで「細かい動きなどは警察官の方にも監修してもらったのですが、丁寧な指導をしていただいたり、皆さんのモットーや想い、実際にあった難しい事件のことなど、普段聞けないようなお話をお伺い出来ました。2か月間のなかでも会える時に極力会うよう心がけていました」と明かし、身体づくりについても「犯人と対峙するときに弱弱しく見えないように、撮影の3か月ほど前から背筋を鍛えました!」と自信を覗かせた。また、浅香は「僕は少年係担当の刑事なんですが、先輩刑事との関係性でしたり、警察の細かい所作を監修の方と話し合って、しっかり役を作っていきました」と細部に渡る役作りについて明かした。
主人公なつめが目撃した事件に偶然にも遭遇していた”もう一人の目撃者”であり、なつめのパートナーとして活躍する春馬を演じた高杉は、撮影中に、節分豆を配っている吉岡を目撃したと話し、「撮影の2、3日目かが節分の翌日だったんです。一人暮らしをしていると、行事ごとをやらなくなるのですが、撮影に行ったら、吉岡さんが節分豆を配っていて、素直に素敵だなとおもいました。座長であり、出演者のなかで一番大変な役でもあるのに、一番誰よりも気を遣ってくださって。そのような姿を見ると僕らも頑張ろうと思えましたし、吉岡さんの姿勢があったから常に集中した現場を保てていたんだと思います」と、吉岡の現場での姿を称賛。吉岡と初のタッグとなった森 監督も「弱音を吐かずに、いつも前向きで、目標に向かって一生懸命で、さらには清々しさも感じられて。パルのお芝居がうまくいかないときも、一緒になって頑張ってくれて、みんなで力を合わせて乗り越えようと思わせてくれる存在でしたね!」とコメントした。
そして話題はパルに移り、吉岡は「パルはあくまで盲導犬役なので、パル自身は役者犬なんです。本番始まるまでは注意散漫で、楽しそうに遊んでいるんですけど、”本番!“というスタッフの声を聞くと、スッとした表情で、とっても素敵なお芝居をしてくれて。パルがいたから、この映画の中で強く、自分を保ってられるような、安定した気持ちでいられたのかなと思います」と、もう一人のパートナーであるパルに感謝の気持ちを述べた。
イベントも終盤に差し掛かり、マスコミ向けの写真撮影を行おうとすると、なんと劇中でなつめを献身的に支えた盲導犬のパルが舞台袖からサプライズ登場! 吉岡が「パルは北海道に住んでいて、もう会えないのかなと思っていたので、すごく嬉しいです!」と喜びを露わにすると、パルもそれに応えるように吉岡に抱き着き、それを見た田口も「覚えてるって!」と説明をいれるなど、和やかな再会となった。
最後に吉岡は「『見えない目撃者』は挑戦的なサスペンススリラーで、スピーディーな展開が立て続けに起きていきます。皆さんには、必ずついてきてほしいと思いますし、鑑賞後はネタバレ注意なので、皆さんの秀逸なお言葉を借りて、是非広めていっていただければと思います。最後まで楽しんでください」とメッセージを寄せ、大盛況のなかイベントは幕を閉じた。
【STORY】
警察学校卒業式の夜、自らの過失で弟を事故死させてしまった浜中なつめ(吉岡里帆)。
そのときの事故が原因で失明し、警察官を諦めた彼女は、弟の死を乗り越えることができずに3年経った今も失意の中にいた。
そんなある日、なつめは車の接触事故に遭遇する。その事故現場で車中から聞こえた、助けを求める少女の声から誘拐事件の可能性があると訴えるなつめ。視覚以外の感覚から感じ取った『目撃』情報を警察に提示するも、警察は目の見えないなつめを『目撃者』足り得ないと考え、捜査を打ち切ってしまう。それでも、少女を救いたいと考えるなつめは、事故現場で車に接触したスケボー少年・国崎春馬(高杉真宙)を探し出す。やがて、女子高生失踪が関連づけられていき、連続誘拐事件が明らかになっていく。なつめの『人を救いたい』という、ひたむきな思いに感化されていく非行少年と、定年間際の刑事。そして、事件の闇へと切り込んでいくなつめは、弟の死とも向き合うことになる……。
作品情報
『見えない目撃者』
9月20日(金)全国公開
出演:吉岡里帆 高杉真宙 大倉孝二 浅香航大 酒向 芳 松大航也 國村 隼 渡辺大知 栁 俊太郎 / 松田美由紀 田口トモロヲ
監督:森 淳一
脚本:藤井清美 森 淳一
Based on the movie ‘BLIND’ produced by MoonWatcher
企画・制作プロダクション:ROBOT・MoonWatsher
幹事・配給:東映
R-15
オフィシャルサイト
http://www.mienaimokugekisha.jp
©2019「見えない目撃者」フィルムパートナーズ ©MoonWatcher and N.E.W.