6月1日(土)より公開される、アカデミー賞受賞『別離』『セールスマン』のアスガー・ファルハディ監督最新作『誰もがそれを知っている』の場面写真が解禁。主演のペネロペ・クルス&ハビエル・バルデム夫妻が本作について語った、インタビューも到着した。
本作は、2010年代で2度のアカデミー賞に輝いたアスガー・ファルハディ監督が、15年前のスペイン旅行で目にした行方不明の子供の写真に着想を得て練り上げた会心の一作。主演は、“スペインで最も有名なカップル”ペネロペ・クルスとハビエル・バルデムで、長年の友人でもあるスター俳優夫婦との念願のタッグが実現。オール・スペインロケに挑み、新たな境地を切り開いた作品だ。
今回解禁となった場面写真は、現在シャネルやスワロフスキーの広告塔も務めるペネロペのイメージに合った、ゴージャスで美しい、妹の結婚式でのドレス姿。加えて、こんな地味なペネロペ見たことない! と思わず驚くような、すっぴんで髪は乱れ、ゲッソリと憔悴しきった姿も。
「私は彼(アスガー・ファルハディ監督)の作品がとても好きで、中でも『別離』は傑作だと思う」というペネロペは、自身が演じた、幸せな里帰りから一転、娘の失踪により絶望の底に落とされる女性ラウラについて「間違いなく、今まで演じた中で一番複雑なキャラクターよ」とコメント。そのうえで、「100パーセント彼女を理解することが必要だったの。それができたのは、彼女という人間がとてもよく描かれていたからだと思う。どのキャラクターも複雑で繊細で複数の顔を持っている。良い人も悪い人もいない。現実において物事が見た目ほど単純ではないのと同じよ」と、ファルハディ監督がリアリティたっぷりに多面的な人物像を書き上げた、緻密な脚本を大絶賛している。
また、劇中ではブドウ農園を経営するラウラの幼なじみパコ役で、実生活ではペネロペの夫であるハビエルの場面写真も解禁。学生に向け楽しそうにワインの講義をする笑顔と、事件後に見せる暗くシリアスな表情が対照的で、複雑で多面的な人物像をうかがわせる。
そんなハビエルは、ファルハディ監督の撮影現場での演出手腕について、「彼が役者たちを導き作品を作る手法は天才的だ。リハーサルの時、彼は役者たちに彩りと輝きをもたせる才能があることに気づいた。皆と集まってどのようにアスガーが各キャラクターを描写したかを聞き、キャラクターを特徴づける詳細部分に集中するよう指示を受けた。これは本当に素晴らしい経験だった」とのこと。
ペネロペは続けて、「彼から多くの刺激を受けたわ。彼は自分が求める方向に役者を導くの。鮮やかにね。だって彼は真の芸術家だから。彼は他の人にはない優れた感受性を持った天才よ。彼みたいな人は珍しい。彼は自分の物語やそのメッセージを通じて人を深く感動させることができるの。すごく謙虚な姿勢でね。私にとって彼は映画監督以上の存在よ」と、長年キャリアを重ねてきたペネロペから更に新しい魅力を引き出した、芸術家としての監督にも惚れ込んでいた。
作品情報
『誰もがそれを知っている』
6月1日(土)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
監督・脚本:アスガー・ファルハディ『彼女が消えた浜辺』『別離』『セールスマン』
出演:ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス、リカルド・ダリン
2018年/スペイン・フランス・イタリア/スペイン語/133分/アメリカンビスタ/カラー/5.1ch/英題:EVERYBODY KNOWS/日本語字幕:原田りえ
提供:バップ、ロングライド
配給:ロングライド
© 2018 MEMENTO FILMS PRODUCTION – MORENA FILMS SL – LUCKY RED – FRANCE 3 CINÉMA – UNTITLED FILMS A.I.E.
『誰もがそれを知っている』オフィシャルサイト
https://longride.jp/everybodyknows/