6月28日(金)より公開される、村上 龍の小説を原作とするハリウッドで映画『ピアッシング』のポスタービジュアルが解禁。本作のチラシ裏に掲載されている、原作者・村上のコメントも公開された。
本作は、愛する者にアイスピックを向ける衝撃的なシーンで幕を開け、ラストの1秒まで緊迫感が持続する衝撃のサイコスリラー。原作から強烈なインスピレーションを受けたのは、米インディーズ界の新鋭ニコラス・ペッシェ。デビュー作『The Eyes of My Mother』が、2016年の「サンダンス映画祭」で絶賛され、「ファンタスティック映画祭」の5部門を受賞した注目の監督が、洗練されたスタイルで原作のテイストを映像化した。
殺人衝動を持つ男と、自殺願望を持つ女が出会った一晩の物語は、過激でセクシャルという言葉だけでは到底説明しきれない展開で観る者を挑発。これまでの「サイコスリラー」というジャンルが陳腐に思えるほど、洗練された映像と数々の造形物を背景に、目眩がするほど濃密でスリリングな時間がスクリーンを支配する。

【村上龍(原作者)コメント】
演技、演出、キャメラ、そして音楽、抑制され、かつ正確だった。『ピアッシング』という物語のテイストが理解されていると感じた。単に原作に忠実というわけではなく、不思議な感覚があった。わたしが原作を書くときに思い浮かべたイメージが、スクリーンに再現されている、そんな感覚だ。ホラー映画とカテゴライズされるのだろうが、残酷さの裏側、狂気の最深部に潜んでいる「人の優しさ」が、さりげなく描かれる。タイトルバック、エンドロールのビルの映像には驚いた。すばらしい。

©近藤篤
【STORY】
主人公は自分の幼い娘をアイスピックで刺したいという衝動に駆られる男。彼はその衝動を抑えるため、SM嬢をホテルに呼び出して殺害する計画を立てる。しかし計画は滑稽なほど思い通りにはいかない。ホテルにやってきた女は、いきなり自分自身を傷つけて倒れこんでしまう。これはリアルな悪夢なのか、シュールな現実なのか? 刃を外に向ける者と内に向ける者は、磁石のプラスとマイナスのように交わり、やがて共鳴していくのだろうか……。
作品情報
『ピアッシング』
6月28日(金)より新宿シネマカリテほか全国ロードショー!
原作:村上 龍「ピアッシング」(幻冬舎文庫)
脚本・監督:ニコラス・ペッシェ
撮影:ザッカリー・ギャラー
美術:アラン・ランパート
音楽スーパーバイザー:ランドール・ポスター
出演:クリストファー・アボット、ミア・ワシコウスカ、ライア・コスタ
提供:カルチュア・パブリッシャーズ
配給:パルコ
PG12
2018年/アメリカ映画/カラー/ビスタ/5.1ch/81分
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