デビューして10年、今年で25歳になった女優・橘花梨が自主企画の一人芝居を、12月14日よりLive space animaで上演され、12月16日毎回(6公演)満席の大盛況で終演を迎えた。
橘花梨が25歳の誕生日である2018年9月30日に『カリンカ』というソロプロジェクトを立ち上げた。企画・プロデュース・出演を自ら行う第一弾公演。
はじめての自主企画は、一人芝居、かつ二本立ての構成。作・演出は、舞台に出始めるようになった頃からお世話になっているという劇団競泳水着の上野友之氏と、くちびるの会の山本タカ氏。「一度の公演で、あらゆる角度から自分をさらけ出してみたかった」と橘本人がいうように、女優としての引き出しの広さを体感できた公演だった。

『恋の放火魔』より
山本タカ作『恋の放火魔』は、幸せそうな人に向けて呪いを口にする日の当らない、男性とも縁遠い生活をしている。しかし、近くで起こった火事をきっかけにして、自然と話せた男性に、盲目的に恋心を募らせるストーリー。それに対して、上野友之作『野蛮な気持ち』は、高校3年生の時にバイト先で出会った大学生の女性に淡い恋心を持ちながらも進むことができずに、時は流れ25歳で再会。人妻になった女性との関係は、あのころのままではいられず…橘花梨が男女二役を演じる痛恨のラブストーリー。

『野蛮な気持ち』より
公演が終了した橘本人に改めて公演を振り返ってもらった。
Q.自主企画をやってみてどうでしたか?
A.今回、「恋の放火魔」と「野蛮な気持ち」の二作品に加え、開場中の客入れ、公演後のアフタートーク、物販までさせていただきました。狭い会場だった事もあり、お客様をとても身近に感じる事が出来て、嬉しかったです。芝居中も共演者がいない分、お客様の空気を感じ、お客様と対話しながら演じる事が出来ました。
それから、何から何までサポートしてくださったスタッフのみなさんには、感謝しかありません。こんなに素敵な方達が自分の為に集まってくださり、助けてくださったおかげで無事に公演を成功できたと言う事が、大きな自信に繋がりました。

『恋の放火魔』では、水をかぶるシーンも
Q.自主企画で苦労した点は?
A.二作品とも同時期に稽古していて、どちらの作品もうまく掴めず壁にぶち当たってた時があり、ネガティブな気持ちがよぎってしまった瞬間は苦しかったです。あまり気負いすぎず、なにより楽しむ事が大切だなぁと改めて感じました。
企画・プロデュース・出演を自ら行うソロプロジェクトですので、役者としての仕事だけではなく、運営面の事も同時に考えるのは、難しくもあり、とても勉強になりました。

『野蛮な気持ち』より
Q.これからの目標を教えてください。
A.『カリンカ』を旗揚げしたからには、今後も、自分のやりたい事を全力で企画していきたいと思います。これまでの演劇人生で出会った大好きな人たちと、これからもずっと一緒にお仕事をして、観たことないような公演を作っていきたいです。次回公演は、来年の秋を考えています。主宰、がんばります!

『恋の放火魔』より
客入れ時にはすでにステージに立ち、お客さんと会話を楽しみながら、場作りをしていた。自主企画というすべてに責任を持ち、すべてに関わりながらも演じることは、精神的にも肉体的に大変な思いがあったに違いない。しかし、そんな辛さをなんなく超えてしまう演劇への想いが橘花梨にはある。
今回の公演の成功から、さらに大きくなって舞台に立つ橘花梨にこれからも注目していきたい。
フォトギャラリー
公演概要
カリンカvol.1 橘花梨一人芝居

『野蛮な気持ち』作・演出:上野友之 (劇団競泳水着)
『恋の放火魔』 作・演出:山本タカ (くちびるの会)
期間:2018/12/14 (金)~12/16 (日)
劇場:live space anima
出演:橘花梨
脚本・演出:上野友之、山本タカ
公式サイト:http://karin-ka.jp/





