北川景子主演で映画化された『スマホを落としただけなのに』の第2弾が本日発売!

北川景子主演で映画化された『スマホを落としただけなのに』の第2弾が本日発売!
宝島社文庫『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』が本日11月6日(火)に発売された。 
著者の志駕 晃は、宝島社が主催するミステリー&エンターテインメントの新人賞、第15回『このミステリーがすごい!』大賞の「隠し玉」として『スマホを落としただけなのに』(2017年4月6日発売)でデビュー。発売から2カ月で10万部を突破するなど話題を呼び、2018年11月2日には北川景子主演で実写化した映画が公開された。
『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』は『スマホを落としただけなのに』の第2弾。神奈川県警生活安全サイバー犯罪対策課に勤務する主人公は、あるPCの中から、死体で見つかった女の情報を探っていた。そのPCは、第1弾『スマホを落としただけなのに』で描かれた「丹沢山中連続殺人事件」の犯人のものだった…。
ホワイトハッカーvsブラックハッカーが巻き起こす事件を、スピーディな展開とリアリティのある圧倒的な描写力で描き、現代の日常生活に潜む恐怖をあぶり出すサイバーサスペンス。また、第1弾にも登場した人物が本書でも再登場するなどリンクする部分も多く、第1弾と合わせて楽しめる。

作家とニッポン放送関連会社勤務の二足の草鞋『スマホを落としただけなのに』著者・志駕 晃とは!?

本好きの少年時代→ニッポン放送勤務→作家になるまで
もともと本は好きで、星新一のユーザーフレンドリーな作品に感化を受けて中学生の頃にはショートショートみたいなものを書いていました。高校時代は司馬遼太郎が一番好きで、その後は太宰治や司馬遼太郎が好きで、その二人の作品はすべて読んだかもしれません。その後、漫画を描くほうに興味が出てきたので明治大学に入学すると漫画研究会に入って、将来は漫画家になろうと思っていたんです。ちょうど弘兼憲史さんの『課長島耕作』がすごくヒットしたこともあって、サラリーマンを1度経験してから漫画家なり小説家になったほうが絶対にいいぞと思ってニッポン放送に入社しました。
40代になり、時間に余裕ができたので、そろそろ小説でも書いてみようか、と、結局、書き始めたのは7年前の48歳の時です。なぜその時期なのかというと、人生100年時代、会社を定年になってもまだまだ時間があると思い、一念発起じゃないですが、今、この瞬間を逃したら多分ずっと書かないんじゃないかという思いもありました。

『スマホを落としただけなのに』執筆のきっかけ
デビュー作の『スマホを落としただけなのに』は、僕にとっての4作目です。この作品を書くきっかけは、僕自身が酔っ払ってスマホを落とした時の経験がもとになっています。実際にスマホを探している過程は探偵みたいというか、ミステリーのような感じなのも面白いなというのがまずあって、それが凶悪犯に拾われたらどうなるんだろう、というふうにいろいろ考えが膨らんでいきました。データの流出やSNSのなりすましも使えるぞ、って感じでいくらでもアイデアが出てきたんですよね。今は誰でもスマホを持っている時代で、スマホを落とす可能性は誰にでもあります。ものすごく身近な内容も多くの方々に受け入れられたのでしょう。
ツイッターを見ると、普段あまり本を読まない人が手に取ってくれていて「私でもこんなに速く本が読めるんだ」みたいなことが書かれていたので、本にあまり馴染みのない人も買ってくれていたのだなと思うと、ありがたいです。

『スマホを落としただけなのに』映画化、小説第2弾発売について思うこと
映画化されればなあとは思ってましたが、いざ映画化が決定した時はビックリしましたね。実際に観てみると、主演の北川景子さんや相手役の田中 圭さんをはじめ、どの役者さんもハマっていたし、いい作品に仕上がっていて嬉しかったです。
正直、この作品の第2弾は全く考えていませんでしたが、担当編集者の言葉で、パッと発想が閃いたんです。加えて、ブラックハッカー対ホワイトハッカーといった本格的なハッカー小説にもチャレンジしたかった。それはある程度実現できたんじゃないかと思っています。読みどころは、ダァーッとスピーディに展開していく後半からですね。今年の春に起こった仮想通貨流出事件の要素を取り込めたことでリアルさも増したと思います。本当にJK17というホワイトハッカーが出てきたんですから、現実は小説を超えてますし、これを書かない手はなかった。それと、犯人の内面を刑事とのやり取りの中から結構書き込めたのでそこも注目してください。

現在は、ニッポン放送関連会社に勤務! 作家業との二足の草鞋の日々
朝5時に起きて7時までの2時間を執筆時間と決めています。眠れない日とか、土日でも締切が迫っていたりすると書いたりしますけど、休日も返上して根詰めて書くってことはありません。だから、二足の草鞋だといっても全然負担と感じたことはないんです。
会社の人たちにはデビューするまで小説を書いていることは一切言ってませんでしたが、デビューした時に人事には届けを出しました。周りの反応は、驚いてはいましたけど、ちょこちょこ漫画を描いたりしていたせいか、何か書きそうという雰囲気があったみたいです。
最近ニッポン放送の子会社に出向になったんですが、仕事内容はラジオショッピングのセクションと、イベント関連のセクションの2つを統括しています。今後も二足の草鞋を続けていくつもりですが、やはり会社員としての責任を果たさなければいけないのが一番のプレッシャーです。ただ、僕が作家をやっていることで会社の仕事にも役立つ部分は少なからずあると思います。例えば、僕の原作で会社が映画を作るとか、舞台をやるとか、会社と作家としての仕事を合体できれば言うことないです。

次回作について
『スマホを落としただけなのに』の3作目も考えていて、もっとスケールの大きな作品になる予定です。オリンピックってサイバー犯罪の標的になりますから、東京オリンピックが始まる前にオリンピックをテーマにしたものを書き上げたい。今は本当に書きたくてウズウズしているので、年に3冊ぐらいのペースで書ければなあ、と。僕の書くものは、基本的にミステリーです。ですから、恋愛小説であろうと、今後の作品もミステリーの要素を入れたものになると思います。

志駕 晃プロフィール
1963年⽣まれ。神奈川県横浜市在住。明治⼤学商学部卒業。ニッポン放送入社後、様々なラジオ番組制作に関わる。担当番組は「ウッチャンナンチャンのオールナイトニッポン」「中居正広のSome girl’ SMAP」など多数。
第15回『このミステリーがすごい!』⼤賞「隠し⽟」として『スマホを落としただけなのに』でデビュー。

書籍情報

第1弾『スマホを落としただけなのに』(宝島社文庫)
発売日:2017年4月6日
定価:本体650円+税

第2弾『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(宝島社文庫)
発売日:2018年11月6日(火)
定価:本体650円+税

【『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』あらすじ】
神奈川県警生活安全サイバー犯罪対策課の桐野良一は、あるPCの中から、死体で見つかった女の情報を探っていた。そのPCは、世間を震撼させた「丹沢山中連続殺人事件」の犯人のものだった。犯人は、桐野にある取引を持ちかける――。その頃、巨額の仮想通貨流出事件が発生。セキュリティ会社で働く桐野の恋人・美乃里のもとに、ハッカーらしき男からコンタクトがあり……。