黒木 華「人見知りな部分に共感」映画『ビブリア古書堂の事件手帖』舞台挨拶に野村周平ら登壇

黒木 華「人見知りな部分に共感」映画『ビブリア古書堂の事件手帖』舞台挨拶に野村周平ら登壇

11月1日(木)に公開される映画『ビブリア古書堂の事件手帖』の完成披露舞台挨拶が9月17日(月・祝)にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、本作でW主演となる黒木 華、野村周平をはじめ成田 凌、夏帆、東出昌大、三島有紀子監督が登壇した。

本作は、三上 延の「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズを、映画『幼な子われらに生まれ』(17)で「第41回モントリオール世界映画祭」審査員特別大賞を受賞した三島監督が実写化したもの。鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂の店主である篠川栞子と、店の手伝いをする五浦大輔が古書にまつわる数々の謎と秘密を解き明かしていく“古書探偵ミステリー”だ。

登壇直後 “ビブリア古書堂”をイメージした本棚、さらに足元には紫陽花があしらわれ、「北鎌倉」に佇む映画の世界観を再現した豪華なステージを見た、ビブリア古書堂の店主、篠川を演じた黒木は、「栞子さんの人見知りな部分にも共感できましたし、三島監督とまたご一緒することができて、幸せでした」と挨拶。ビブリア古書堂で働くことになる青年、五浦を演じた野村も「大輔という役をいただけて、自分も本をあまり読むようなタイプではないので、ピッタリだと思いました。偉大な三島監督ともご一緒にできて嬉しかったです」と自らが演じた役柄と共に監督への思いを語った。漫画専門のネット販売を行う稲垣を演じた成田は、「正直、本を呼んだ時に自分次第で変わってしまうような役柄と感じ、プレッシャーがありましたが、現場では楽しんで演じることができました」と撮影を振り返った。そして、本作の過去パートで、大輔の祖母、五浦絹子を演じた夏帆は、「皆様もこれからご覧になられるというとで、監督が作り上げたビブリアの世界観をじっくり堪能していただればと思います」とコメント。太宰 治に憧れ、小説家を目指している田中嘉雄を演じた東出は「三島監督とは、いつかご一緒したいとずっと思っていましたし、自分にはない非常にピュアな恋愛ができたので、とても素敵な撮影の日々でした」と念願の三島監督との仕事を噛みしめていた。

MCから、それぞれが演じなかったパートについての感想と、演じる際にこだわった点を聞かれた黒木は、「過去パートは、本当に素敵で、純文学のような、まるで小説を見ているようで、それらの思いや流れが繋がった所に自分たちがいるんだなと思いながら演じました。そして、栞子さんの癖などは、監督と相談して作り上げていきました」と語り、野村は「過去パートが素晴らしすぎて、実はそっちがメインなのではないか?と錯覚してしまうくらい見入ってしまいました。そしてなにより“昭和が似合う2人でした”」、成田は、「音がなくなるワンカットのシーンが大好きで、それだけでも劇場で観る価値がある作品だと思います。役柄については“ジャミロクワイ”のようにと言われ、イメージができたので演じやすかったです」とそれぞれの役に言及しつつ、過去パートを絶賛した。

一方、過去パートを演じた夏帆は「撮影中は、(現代パートと)まったく接点がなかったので、出来上がった作品を見て新鮮でした。それぞれが、すごく難しい役を演じていて、楽しく拝見することができました。役については、嘉雄さんとの関係性をきちんと築くことを大事にしながら、演じました」と語り、東出は「元々原作が好きで読んでいたのですが、出来上がった作品を見て、栞子さんと大輔が本当にいる!と思いました。また、太宰 治が愛用していた万年筆を実際に劇中の小道具で用意していただくなど、細部までこだわっていただけたので演じやすかったです」と、それぞれの役へのアプローチ方法を語った。

MCから本作ならではの本の扱い方など、気をつけた点を聞かれた監督は、「栞子さんがどこを切り取っても本にも囲まれているように撮れるように意識し、さらに本棚の背中をなくして、本を通して人と人の目線を合わせるようにと演出しました」とこだわりの撮影方法についてコメント。2つの時代を描く上で心がけたことについても、「過去パートの2人の思いがしっかりと描かれていなければ、現代パートに届かないと思い、2つの細い川が一本の大きな川になるように心がけました」と本作への熱いを語った。

続いて、本日のメインイベントでもある劇中の謎解き要素に絡めた文字の並び替えゲームが行われ、和気あいあいとした雰囲気でゲームをこなし、制限時間いっぱいで完成した文字「だざいおさむ」を見事に的中させた黒木は、「焦りすぎて、“ざ”という文字が書けなくて、東出さんに教えてもらいました(笑)」とコメントし会場の笑いを誘った。

最後に本作の見どころを聞かれた野村は「こんなに心温まる作品は他にないと思います。しっかりとしたミステリーになっています。是非2回、3回と見て皆さんで謎解きしていただけたらと思います」、黒木は「(私は)本というものは素晴らしいと思っています。そして、古書はそれを過去に持っていた人の時代を超えた思いを感じることができるとともに、本作ではそんな思いを解き明かしていけると感じられる作品です。鎌倉の風を感じながら、楽しんでください!」と語りイベントは大盛況のまま幕を閉じた。

【STORY】
すべては一冊の本をめぐる祖母の遺言から始まった―。
鎌倉の片隅にひそやかに佇む古書店「ビブリア古書堂」。過去の出来事から本が読めなくなった五浦大輔(野村周平)がその店に現れたのには、理由があった。亡き祖母の遺品の中から出てきた、夏目漱石の「それから」に記された著者のサインの真偽を確かめるためだ。磁器のように滑らかな肌と涼やかな瞳が美しい若き店主の篠川栞子(黒木 華)は極度の人見知りだったが、ひとたび本を手にすると、その可憐な唇からとめどなく知識が溢れだす。さらに彼女は、優れた洞察力と驚くべき推理力を秘めていた。栞子はたちどころにサインの謎を解き明かし、この本には祖母が死ぬまで守った秘密が隠されていると指摘する。それが縁となって古書堂で働き始めた大輔に、栞子は太宰治の「晩年」の希少本をめぐって、謎の人物から脅迫されていると打ち明ける。力を合わせてその正体を探り始めた二人は、やがて知るのであった。漱石と太宰の二冊の本に隠された秘密が、大輔の人生を変える一つの真実につながっていることを―。

作品情報

『ビブリア古書堂の事件手帖』
11月1日(木)全国ロードショー
原作:三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』(メディアワークス文庫/KADOKAWA 刊)
出演:黒木 華、野村周平、夏帆、東出昌大
監督:三島有紀子
脚本:渡部亮平、松井香奈 
配給:20世紀フォックス映画、KADOKAWA

© 2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会 

オフィシャルサイト
http://biblia-movie.jp/

『ビブリア古書堂の事件手帖』コミック