9月に公開される映画『きらきら眼鏡』が「第21回上海国際映画祭」のパノラマ部門に出品され、オープニングのレッドカーペットイベントでは金井浩人、池脇千鶴と共演の安藤政信、犬童一利監督が登場。そして、6月17日(日)に行われた舞台挨拶イベント付きの本作のワールドプレミア上映でも4人が登壇した。
本作は、『夏美のホタル』『ふしぎな岬の物語』などの森沢明夫の同名小説を、映画『つむぐもの』の犬童監督が映画化したもの。新人俳優の金井と池脇をダブル主演に迎え、千葉県船橋市を舞台に人生の岐路に立つ若者の、せつなくてひたむきな恋と決断を描いた物語だ。
舞台挨拶が始まり、犬童監督が中国語で挨拶をすると、会場内は暖かい拍手に包まれた。犬童監督は「二年前『つむぐもの』で出品した時の映画館よりも、大きなところでたくさんの方に観ていただけて嬉しいです。」と喜びのコメント。
また、本作で新人ながらも主演に抜擢された金井は「全部のシーンが印象に残っていて、全部の時間を立花明海という人間として生きていました。自分自身と役柄との間に境はなくなったように演じていたので、忘れられないかけがえのない時間になりました。」と初主演の喜びを噛みしめた。
お気に入りのシーンについて聞かれた池脇は「全部のシーンに思い入れがありますが、裕二さん(安藤)との最後のシーンで、柔らかく見送ってあげたい気持ちと、でも本当は揺さぶって抱きしめて生き返らせたい気持ちがぶつかりました。」と声を詰まらせると、池脇のあふれる涙と役柄への想いに、中国の観客たちに感動が広がり会場は静まりかえった。
また、安藤が流暢な中国語で挨拶をすると、会場内からは一際大きな歓声が。上海での安藤の人気は非常に高く、多くのファンが会場に駆けつけており、特別にファンから安藤への質問コーナーが設けられることになった。「今まで演じた役柄は死ぬことが多かったですが、今回はどのように演じましたか?」という質問に対して安藤は「自分が演じる役の、死亡率の高さに驚いていますが、自分が出演するときはまたいつ自分が死ぬかと思いながら演じたりしています(笑)。でも今回は頑張って生きる役なので、今まで演じてきたキャラクターとは違うので(笑)。」と回答。安藤が言葉を発するたびに、若い女性を中心とするファン達から黄色い声援が送られた。
【犬童一利監督:コメント】
二年前『つむぐもの』で出品した時の映画館よりも、大きなところでたくさんの方に観ていただけて嬉しいです。前の作品は生きることと死ぬことがテーマで、今回はさらにそれに愛が加わって、それがひとつの大きなテーマになっています。素敵な役者の皆さんと作りあげれてよかったです。
【金井浩人:コメント】
全部のシーンが印象に残っていて、全部の時間を立花明海という人間として生きていました。自分自身と役柄との間に境はなくなったように演じていたので、忘れられないかけがえのない時間になりました。
【池脇千鶴:コメント】
観に来てくださってありがとうございます。私はこの映画が大好きなのですが、この温かい気持ちが届いていたなら嬉しいです。
【安藤政信:コメント】
皆さんにお会いできて光栄です。限られた時間を与えられてからのスタートだったので、1シーン1シーン大切に演じました。
【STORY】
「時間って命と同じだから、もたもたしてたら時間切れになっちゃうよ」。恋人の死を乗り越えられずにいた明海は、一冊の古本がきっかけで出会ったあかねから、そう教えられる。いつも前向きで笑顔のあかねは、見たものぜんぶを輝かせる“きらきら眼鏡”をかけているという。だが、彼女もまた余命宣告された恋人の裕二と向き合うつらい現実を抱えていた。過去から立ち直れず、もがきながら生きてきた明海にとって、毎日を輝かせようとするあかねに、次第に惹かれていく―。
作品情報
『きらきら眼鏡』
9月7日(金)TOHOシネマズ ららぽーと船橋にて先行公開/9月15日(土)有楽町スバル座ほか全国順次ロードショー
キャスト:金井浩人、池脇千鶴、古畑星夏、杉野遥亮、片山萌美、志田彩良、安藤政信、鈴木卓爾、大津尋葵、成嶋瞳子、菅野莉央、大西礼芳、長内映里香、山本浩司、モロ師岡
原作:森沢明夫『きらきら眼鏡』(双葉文庫)
エンディング曲:「Reminiscence〜回想〜」柏木広樹feat.葉加瀬太郎&西村由紀江
監督:犬童一利
脚本:守口悠介
プロデューサー:相羽浩行
アシスタントプロデューサー:杉浦美奈子
キャスティング:前 信介
撮影:根岸憲一
照明:左納康弘
録音:根本飛鳥
美術:吉川都和
助監督:加藤 毅
制作担当:尾形龍一
スタイリスト:阪上秀平
ヘアメイク:徳田芳昌
スチール:北島元朗
編集:佐々木弥生
音楽:神村 紗希
音響効果:勝亦さくら
協力:船橋市/船橋ロケーションガイド「ふなばし撮ぉりゃんせ」/勝浦市/勝浦ロケーションサービス/千葉県/千葉県フィルムコミッション
制作:Chaos Entertainment/「きらきら眼鏡」制作実行委員会/NPO法人船橋宿場町再生協議会
配給:S・D・P
©森沢明夫/双葉社 ©2018「きらきら眼鏡」製作委員会
オフィシャルサイト
https://kirakiramegane.com/movie/
『きらきら眼鏡』原作