夏木マリ「悩むことは人間の特権だから、とてもすばらしいこと」。新刊で結婚、恋愛、夫婦関係…お悩み解決術を指南!

夏木マリ「悩むことは人間の特権だから、とてもすばらしいこと」。新刊で結婚、恋愛、夫婦関係…お悩み解決術を指南!

今年、デビュー45年を迎える夏木マリが、雑誌「FRaU」で連載されていた【腹を、お決めなさい】に加筆を加え、5年ぶりとなる『好きか、嫌いか、大好きか。で、どうする?』を出版した。
その出版を記念して、2月25日、TSUTAYA TOKYO ROPPONGIにてサイン会が行われた。

今作は、ニュースやSNSで話題の“夏木マリの人生相談”をベースに、大幅な加筆を加え、30・40代の悩める女性向けの「夏木マリ流・悩み解決メソッド」となっている。

多くの方からの相談にのってきたことについて、夏木は「勉強になりますね。悩むことは人間の特権だから、とてもすばらしいことだと思いますが、悩んで動けない人は頭で考えちゃう。行動してないから、そういうことを反面教師として自分でも勉強になります。」と謙虚に答えていた。
夏木自身は、本書でのアドバイスにもあるように、悩みながらも1歩踏み出すことが大事なことと教えてくれている。その積極的な自身の行動については、「癖ですね。歯磨きのように。動かないと固まっちゃいますからね。1歩動いたら、そこから発見があって、また次に行けるみたいな。生きていくことは大変だと思ってます。」と、夏木の生き方に通ずるコメントだった。

数多くの悩みを訊いてきた夏木に、相談が多いジャンルを訊いてみると、「恋愛ですかね。今でいう不倫とか、男がだらしないとか、離婚しようかとか、二股掛けられたとかそんな悩みが多いかもしれませんね。」と、週刊誌を賑わせているようなことは一般的にも多い悩みになっているという。

印象に残った悩み相談について「今回じゃないですけど、“キレイすぎるんだけどどうしたらいいか?”という相談があって(笑)。“そのうち歳とるから待ってろっ!”って言いました(笑)。腹立っていたんですけど…うらやましいですよね。何かしらコンプレックス持っているものじゃないですか。もう一刀両断ですよ!」と様々な相談に真摯に対応してきた夏木ならでは、人によって悩む角度の違いがあることを改めて感じさせるコメントだった。

夏木自身の今の悩みを訊かれ「疲れるんですよ。以前と違って体力が落ちて、徹夜ができなかったり。朝型になってきましたからね。朝仕事したり、原稿書いたりするんですけど、もうちょっと夜起きていたいが、すぐ眠くなっちゃう。歳を重ねた悲しさだと思います。夜10時には閉店したいです。だから、子役の方が時間で早退するので、一緒に60オーバーの人も早退させてほしいって言ってるんです。いたわっていただきたいです。」と、まだまだ若々しい夏木から驚きのコメントだった。

本書には、冒頭夏木自身の3つの宝物があげられている。それは、「パートナー、ノヴさん」「25年前に入った『印象派』」「生涯通して知り合えた友人たち」。 歌でスタートして、ふてくされてキャバレー周りをしていた20代、演劇に熱中し、手応えを感じはじめた30代、『印象派』をクリエイトした40代、斉藤ノヴとの結婚は50代…と激動の人生を歩んでいる夏木だが、毎回自分を発見しながら歩んできた45年だと話していた。
そんな夏木が、新たに宝物にしたいことを訊かれ、「…お客様ですね。『印象派』もすぐソールドアウトになりたいし、今年はやらないですが、ライブハウスツアーもやってまして、お客様も増えていって宝物になればいいなと。」本音で話してくれた。

様々なフィールドで活躍する夏木の肩書はなんだろう。自身に訊いてみると、「女優っていわれるのは嫌なんですよ。女優さんって、(仕事を)待っている感じがあるじゃないですか。私、待てないのよ、せっかちで。自分から発信しているので、違うかなと思ってまして…子供がおもちゃで遊ぶように、本気で遊ぶような余裕を持ちながら仕事を楽しみたいと思ってるので、プレイヤー?とか。肩書も“夏木マリ”が本当はいいですが。」と、自身の枠を限定しない生き方がうかがえた。

その枠を超えて、45周年を迎える2018年、参加した映画が多く公開される。
夏木マリ主演映画『生きる街』が2018年3月3日(土)新宿武蔵野館ほか全国順次公開。宮城県石巻市の小さな街で撮影され、東日本大震災から 5年以上の時を経て、その地を出ていく人、残る人、戻ってくる人がいる。人々は、そして街は未来を信じて生きているヒューマンドラマ。

また、ウェス・アンダーソン監督の最新作となるストップモーションアニメ映画『犬ヶ島』に、日本人ボイスキャストとして参加しており、2018年5月より全国公開される。その映画が第68回ベルリン国際映画祭のオープニング作品として上映、コンペティション部門にもノミネートされていたが、このイベント当日のニュースで、監督賞にあたる銀熊賞を受賞した。注目される作品で公開が待たれる。

そして、2018年6月には、河瀨直美監督最新作『Vision』が控えている。

今年前半戦で3本の映画が公開される状況下、45周年について言及すると、意外な答えが待っていた。「今年後半はゆっくりしたい。周年だから何かするのは、ちょっとはずかしいんです。だからインプットの年にしたい。映画とこの本だけです。」と締めくくりイベント前の会見は終了した。

人間的な魅力と、人々を魅了するクリエイティビティは健在の夏木マリ。人生の岐路に立つ、多くの女性の決断を後押しするような『好きか、嫌いか、大好きか。で、どうする?』は講談社より発売中。

好きか、嫌いか、大好きか。で、どうする?

著者:夏木 マリ
発売中
価格:¥1,000+税
ISBN:978-4-06-221003-4
仕様:B6 160ページ
講談社

夏木マリ

5月2日生まれ。
今年、デビュー45年を迎える。クリエイションを手掛ける『印象派』が25年、支援活動『One of Loveプロジェクト』が10年、清水寺奉納パフォーマンス『PLAY×PRAY』が5年と、それぞれ周年を迎える。また、3月3日には、主演映画『生きる街』が公開。その他、ウェス・アンダーソン監督のストップモーションアニメ映画『犬ケ島』、河瀬直美監督最新作『vision』など、映画作品の公開が続く。
http://www.natsukirock.com/