山田涼介、「今まで演じた役で一番大変だった」。映画『鋼の錬金術師』の完成報告会見で語った苦労。

山田涼介、「今まで演じた役で一番大変だった」。映画『鋼の錬金術師』の完成報告会見で語った苦労。

12月1日(金)に公開される実写版『鋼の錬金術師』の完成報告会見が、本日10月3日(火)に綱町三井倶楽部で行われ、主演の山田涼介、本田翼、ディーン・フジオカ、松雪泰子、曽利文彦監督が登壇した。

本作は、全世界で累計発行部数7,000万部を誇る荒川弘の同名人気コミックを実写化。幼き日に最愛の母親を亡くした兄・エドと弟・アルの波乱に満ちた冒険と成長のストーリーが展開し、今もなお世界中のファンを魅了している。IMAXと4DXでの上映も決定しており、合計約400スクリーン以上での上映が予定、邦画では最大級規模での公開となる。

「この作品への想いです」と、今日の完成報告会の為に染めたという劇中で演じたエドワード・エルリック彷彿とさせる気合いの金髪ヘアで登場した山田。本作について「素直にすごいものをみちゃったなって感覚です。自分が出てる作品ってなかなか自分の粗を探しちゃったりするんですけど、作品が持ってる力に吸い寄せられた感覚でした。初めて『ハリー・ポッター』を観た時の感覚もありましたね(笑)これが日本でできちゃうんだっていう。」と興奮気味にコメント。本田も「自分の創造をはるかに越えた作品になっていたので感動しました」と話した。

また、本作の見どころについて松雪は「エドがアルを思う愛情の強さ、絶対に諦めずに力強く進んでいく姿。本当に山田くんの瞳が美しくて、そこにちゃんと信念がって、魂がやどっていて、2人の想いが通じ合っているのがスクリーンに具現化されていてすごく素敵でした。最後、本当に感動しちゃった。だから、たくさんの方に劇場で見てもらいたいと心から思います。」とアピール。役についても「こんな悪役初めてで、人間ではない役でしたのでとっても楽しかったです。人生で何度やれる役ではないですし、ファンタジー映画で悪役をやりたいという夢が叶ってとても嬉しいです。どれだけ怖くできるかに挑戦しました」とコメント。ディーンも「兄弟の物語だったり、セレフレスなもの、そういう関係や思いが伝わってきて心に残って、シンプルにいいストーリーだなって思います。もちろん、監督の経験やセンスが生かされていて、不安な部分も多かったですけど、適格なディレクションをいただけて、迷うことなく、見えないものを想像しながら自信もって演じることができました。」と語った。

また、原作ファンだからこそ、当初「恐縮だった」と話す山田は「ちゃんと原作をリスペクトしたうえで、ストーリーをなぞっているので、原作ファンの方もそうでない方にも原作の素晴らしさが伝わる作品になっていると思います」作品をアピール。同じく、原作ファンの本田は「槍を持ち上げるところがあるんですけど、角度とか原作に忠実なんです! ファンからしたら、“うわぁ、この角度でやってくれたんだぁ”って内心興奮してました(笑)」と原作ファンも太鼓判だ。

監督は「すごい原作なので、荒川先生は我々からすれば神様みたいな人。神様にどう見ていただけるか心臓が飛び出そうだったんですが、試写から出てこられた時に満面の笑顔でガッツポーズに近い恰好で、本当に嬉しかったですし、いろんなことが報われました。もちろん山田君を筆頭にキャストの方が素晴らしくて、本当に監督冥利につきます。」と感慨深そうに語った。

そして、話はアルフォンスを演じた水石亜飛夢の話へ。当初はスタンドインとして撮影していたという水石を大抜擢した理由について曽利監督は「スタンドインとして撮影を続けていくうちに、これは、水石亜飛夢がアルフォンスをやるべきだなと思い始めたんです。特に山田君と兄弟喧嘩をするシーンを撮った時に、水石君意外ないなと思って、水石亜飛夢で行こうと思いました。お芝居が、山田君が水石君のセットで、アルとエドってなっちゃってたんで、このコンビネーションを崩せないという感じでした。」と明かすと、山田も「喧嘩シーンは、お世辞抜きで僕は、水石君の演技にひっぱっていただいた感じでした。アルフォンスは誰がやるんだろうって注目されてたので、彼もプレッシャーを感じてたと思いますが、映画を観ていただければ分かると思うんです、間違いないなと! 呼吸の合ったお芝居なので楽しみにしてほしいなと思いますね。」と話した。

そして、本作で一番苦労した点について、山田は「今まで演じた役で一番大変だった役。今回は、何かと戦えばいいっていうんじゃなかったんですよ。気持ちで芝居しなきゃいけないんだけど、そこに対象物がいないところがすごく大変でしたね。水石君、(身長が)180cmくらいあったんですけど、アルは2メートルくらいあるので、声が出てくるところじゃくてさらに上をみなきゃいけないんですよ。『自由に好きにやっていいよ』って監督が現場でおっしゃってくれて、急に楽になって、監督に丸投げしちゃった部分があったんですが、本当に大変でした」とコメント。監督は「一番大変なのは役者さんたちで、見えないものをイメージしならがら演じなければならないので、すごいクリエイティブな役者さんじゃないとできないシーンが随所にあるんです。特に、喧嘩のシーンは技術的には日本でも最高峰。世界に出しても恥ずかしくないくらいの技術を投入してます。素晴らしい演技、晴らしい技術が揃ったハーモニーを実現できて感無量ですね。」満足気に語った。

また、劇中のエドとウィンリィのような関係性が出来上がっているという山田と本田。山田は、「さっき翼が、『また背縮んだ?』って言ってきた」と仲の良さが伺えるエピソードを明かし、「非常にやりやすいなぁって感じましたし、原作ファンでしたので、アニメもマンガもみてますし、どういう感じでくるんだとうと思ってたら、しゃべり方とかイメージ通りに来てくれたので、何の違和感もなく撮影できたのでウィンリィが翼でよかったなぁって心から思います」と本田を絶賛した。

山田と本田の仲の良さは、“もし身体の一部を自由自在に変えられるとしたら、どこをどう変えて何をしたいか”という質問でも。山田は「足を長くしたいです(笑)僕のサイズ大変なんですよ。パンツの裾も切らなくちゃいけないし」と自虐的に話すと、本田はクスクスと笑い出し「レディースのパンツを買えばいいんじゃないんですか」とコメント、すかさず山田が「やかましいわ(笑)」と突っ込む場面も。

映画『鋼の錬金術師』は、12月1日(金)公開を楽しみに待つばかりだ。

STORY
大好きだった亡き母を生き返らせようと、幼い兄弟は最大の禁忌(タブー)を犯した──。幼くして錬金術の天才的な才能を見せるエドは、弟アルと、ついに“人体錬成”の理論にたどり着く。母さんにもう一度会いたくて、その笑顔が見たくて……。迷わず前に進んだ幼い兄弟の運命はしかし非情なものだった。二人の錬成は失敗し、エドは左脚を、アルは身体全部を代価として“持っていかれて”しまう。瀕死のエドはとっさに無謀な再錬成に挑み、右腕と引き替えにアルの魂だけをなんとか錬成し、近くにあった鎧に定着させる。あまりに多くを失ったエドだが、決して諦めはしなかった。すべてを取り戻すため、鋼鉄の義肢をつけた身で国家錬金術師となり、鎧の姿の弟アルと旅を続けるエドをやがて人はこう呼ぶのだった。“鋼の錬金術師”と──。


映画『鋼の錬金術師』
12月1日(金)公開
原作:「鋼の錬金術師」荒川 弘(「ガンガンコミックス」スクウェア・エニックス刊)
監督:曽利文彦
出演:山田涼介 本田 翼 ディーン・フジオカ
蓮佛美沙子 本郷奏多 / 國村 隼
石丸謙二郎 原田夏希 内山信二 夏菜
大泉 洋(特別出演) 佐藤隆太 / 小日向文世 / 松雪泰子
配給:ワーナー・ブラザース映画
オフィシャルサイト hagarenmovie.jp

©2017 荒川弘/SQUARE ENIX
©2017 映画「鋼の錬金術師」製作委員会

『鋼の錬金術師』原作