Interview

『仮面ライダーゼロワン』で“相棒”として歩んできた中川大輔&砂川脩弥。その関係性はずっと変わらない。

『仮面ライダーゼロワン』で“相棒”として歩んできた中川大輔&砂川脩弥。その関係性はずっと変わらない。

2020年8月末に最終回を迎えたTVシリーズ『仮面ライダーゼロワン』と、その3か月後を描いた劇場版『仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』。これら2つの作品で主人公・飛電或人(演/高橋文哉)をはじめとした、人とヒューマギア(人工知能搭載人型ロボ)の物語は完結したかのように見えたが──「ゼロワンは終わらない」の言葉とともに「滅亡迅雷.net」が復活した。

Vシネクスト『ゼロワンOthers 仮面ライダー滅亡迅雷』で描かれるのは、滅亡迅雷.netの“その後”。世の中の悪意を監視する組織に生まれ変わったはずの滅亡迅雷.netだが、予告映像で流れる迅の「人類に告ぐ。いまこそ聖戦のときだ」や、滅の「人間を滅ぼすことが、本当に正義だと言えるのか?」という言葉の意味はいったい?

そんな謎多きスピンオフ作品から、滅を演じる砂川脩弥と迅を演じる中川大輔が登場! 本作の見どころはもちろん、今後も大切にしていきたい思いや、お互いへのメッセージなど、たっぷりと語ってもらった。

取材・文 / とみたまい 撮影 / 斎藤大嗣


滅亡迅雷.netらしさが全面的に出ている、異色のVシネ

ゼロワンOthers:仮面ライダー滅亡迅雷 中川大輔 WHAT's IN? tokyoインタビュー

中川大輔

2020年8月末に放送を終えたTVシリーズ『仮面ライダーゼロワン』と、12月に公開された『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』の後日談となるVシネクスト『ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷』。「滅亡迅雷.net」の4人を主人公とした本作の制作を聞いた際の感想は?

砂川 どうでした?(笑)

中川 たしか、ファイナルステージ(2020年9月末から10月半ばにわたって開催された、『仮面ライダーゼロワン』のキャストたちが全国をまわってスペシャルショー&キャストトークを繰り広げるステージ)の移動中に「滅亡迅雷のVシネ作るんですかね?」、「作るみたいなウワサは聞いてるけど、どうだろうね?」って砂川さんと話してたんですよね。僕ら、移動中の席がいつも隣だったので(笑)。

砂川 そうそう(笑)。ほぼ隣でね。でも、あのときはまだ“ウワサ”のレベルで……スタッフさんもちょっと匂わせるだけで、なかなか言ってくれなくて。

中川 問い詰めても、「う~ん?」みたいな感じで流されて。

砂川 俺ね、TVシリーズの中盤ぐらいのときに、大森さん(大森敬仁プロデューサー)に「Vシネで滅亡迅雷を絶対にやりましょう!」って言ったんだよね。でも大森さん、「そうですねぇ」ぐらいしか言わなかったから、「あれ? やらないのかな?」って思っていて。だから、制作決定を聞いたときはすごく嬉しかった。

中川 僕もすごく嬉しかったです。

砂川 実際のところ、あのとき大森さんはやるって思ってたのかな?(笑)思ってたなら、あのはぐらかし方はちょっと面白いかも(笑)。

中川 ははは(笑)。

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砂川 なによりも、滅亡迅雷.netのファンでいてくれる方たちに楽しんでもらえるような作品になっているのが、すごく嬉しいです。きっとファンのみなさんは、滅亡迅雷.netを深掘りする作品を楽しみに待っていてくださったと思うので。

中川 そうですね。今回は本当に、滅亡迅雷.netをたくさん掘り下げていただいた作品になっているので、早く観ていただきたいです。

TVシリーズと劇場版を経たからこその、“滅亡迅雷.netが進む道”を示す作品になっていると感じました。脚本を読んだときの感想は?

砂川 最初は“いち視聴者”の視点で読んで、そのあと「このシーンはどんな感じになるんだろう? どうやって演じようかな?」って考えるタイプなんですが……率直な感想としては、滅亡迅雷.netらしさが全面的に出ている、面白い作品だと思いました。敵ライダーだからこそできる異色な感じがあるVシネですし、「正義といったものに関して、正解ってあるのかな?」とかって、いろいろ考えさせられる作品でもあると思います。

中川 僕は最初から演じ手として読んだからか、「難しいな」と思いました。「いままで演じてきた迅だけじゃできないな」と思ったので、「なにが必要なんだろう?」って何度も読んで考えて……「ヒューマギアへの愛情があれば、一本筋が通るようなお芝居ができるかな」と、自分のなかでの答えがなんとなく見つかった感じがしました。

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可愛らしさが出ていた劇場版とはうってかわって、今回の迅は物語を引っ張るうえでもシビアな役どころだったと思います。

中川 そうですね。迅の主観に重きが置かれているところも多かったので、観ている人も迅に寄った視点になるんじゃないかなと……だからこそ、「観ている人たちに迅の怒りや哀しみといった感情をどうにかして伝えたい」と意識しました。TVシリーズよりも感情表現が伝わりやすく演じたつもりなので、観ている人たちに共感していただけるような結果になったら嬉しいです。

滅は今回、いろんな表情を見せてくれましたね。

砂川 そうですね。滅の“その後”の姿をみなさんにお見せしたいと強く思っていたし、TVシリーズや劇場版との違いを見せられるのは、もしかしたら今回が最後かもしれないと思って演じていました。「こういう滅を見たい」と言ってくださるファンの方たちもたくさんいらっしゃったので、そういった表情を見せられたらいいなと意識しながら、でも滅のキャラは壊さないように。滅としての芯をちゃんと持って演じることを心がけていました。

現場も沸いた、滅亡迅雷.net初の4人同時変身

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砂川脩弥

TVシリーズ第37話以来の滅亡迅雷.netの4人同時変身。あのときは迅が仮面ライダーアークゼロ(人工知能アークが滅亡迅雷.netのボディを使って変身した仮面ライダー)だったということもあって、滅亡迅雷.netとしては今回が初めての同時変身だったかと思います。

砂川 初めてですね。

中川 現場もちょっと沸いてくれましたよね?(笑)

砂川 沸いてた(笑)。

中川 スタッフのみなさんも、携帯で写真を撮ったりして(笑)。「この作品にも“ライダー愛”のある方がたくさん携わっていらっしゃるんだな」って、改めて実感しました。

砂川 僕は複雑な心境でしたね。「これが最後の変身になるのかな?」って思うと……同時変身の嬉しさがあるものの、寂しさも半分あったというか。だから、撮っているときよりも、完成したものを観たときのほうが嬉しかったです。オーディオコメンタリーの収録のときに4人が揃って変身しているのを観て、僕たちもすごいアツい気持ちになりましたから、ファンの人たちもきっとアツくなれると思います。

内にアツさを秘めつつ、4人とも落ち着いたトーンでの「変身」コールで、そんなところも滅亡迅雷.netならではだと感じました。

砂川 たしかに、それはありますね。「変身!」って、トーンが高めの人がいないっていうのは、新しいかもしれません(笑)。

中川 劇場版でのバルカン・バルキリー・滅・迅・サウザーの5人同時変身は「変身!」って、みんな結構高いテンションでしたからね(笑)。

砂川 そうだよね(笑)。それに比べたら、今回はわりと大人しめかな。

本作の見どころがいろいろと出てきましたが、迅と滅それぞれの演じ手として、とくに見てほしいところは?

砂川 TVシリーズからずっと言ってきた“滅の大好きなセリフ”ですが、今回は言い方や表情なんかもちょっと変えて演じてみたので、ファンのみなさんにはぜひ注目していただき、“いつもと違う滅探し”をしてほしいですね。ほかにも、これまでとは違った滅がたくさん見られると思うので、ぜひ楽しんでください。

中川 僕は“怒っている迅”を見てほしいです。迅がブチギレてるシーンが結構多かったような気がするんですけど(笑)。

砂川 ははは! そうだね(笑)

予告映像にもありますが、映像を通して人類に宣戦布告するときの迅も、とても迫力がありました。

中川 ありがとうございます! そう感じていただけて嬉しいです。ああやって、迅が怒りを前面に出すのは珍しいと思うんですよね。それに、滅に怒るときと、敵役のリオン(演:ジェイ・ウェスト)に怒るときの迅って、怒りの性質がちょっと違うんじゃないかと思って演じたので、そういったところにも注目していただけたら嬉しいです。

個人的には、エンディングもすごくカッコいいなと思いました。

中川砂川 あ~! そうですね!

砂川 エンディング用の映像を撮ったときに、あんなに長尺で使われるとは思ってなかったから、すごいビックリしました(笑)。カッコよかったよね、あれ。

中川 カッコよかったですね。曲(『S.O.S』MONKEY MAJIK)もよくて。

砂川 物語に沿っているような歌詞で、印象的なエンディングになっていると思います。

ゼロワンキャストが違う作品に出演しているのを見ると嬉しくなる。

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滅亡迅雷.netとしてともに歩んできた、雷役の山口大地さん、亡役の中山咲月さんの、とくに好きなところはどこでしょう?

砂川 山口さんは、本当に“兄貴”ですよね(笑)。すごい面倒見がいい人なんだろうなって思います。「自分たちが困ったら、きっと助けてくれるだろう」って思えるような、山口さんの安心感が僕は好きです。

中川 たしかに、大地さんはなにをしてもOKというか……。

砂川 ははは!

中川 お芝居で、ですよ?(笑)

砂川 あ~、そういうことね。なにをしてもいいのかと思っちゃった(笑)。

中川 飛び込んでいける感じがありますよね。大地さんもパワフルなお芝居でぶつかってきてくれるので、僕も思った以上のパワーを出せるというか……すごい心を動かしてくださる方でした。

砂川 中山さんは、一歩引いて、にこやかに笑いながらみんなのことを見てるイメージがあるので、心の優しい人なんだろうな……って、これは“褒める会”になっちゃうね。ははは!

中川 (笑)。中山さんは……雰囲気がすごい。オーラが。

砂川 あの人にしかないオーラがあるよね。

中川 うん。立ってるだけで魅力的なところがすごいなって思います。

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現在、ドラマや舞台に出演されているおふたりですが、現場などで「『仮面ライダーゼロワン』での経験が活かされているな」と実感することはありますか?

砂川 強心臓になったというか、挑戦する気持ちが生まれた感じがします。「もっと積極的にやっていいんだな」っていうのはゼロワンで培いましたし、自信もすごくついたと思います。前までの僕は、間違えないように演技することで精一杯でしたが、ゼロワンを経たことで、演技を楽しむようになれた。それを観てる人が受け取って、「よかった」って感想を聞けたらすっごい嬉しいですよね。演技が楽しくなりました。

中川 僕も以前はその場にいるだけで緊張していたというか(笑)、慣れていなかったんですが、ゼロワンを終えての連ドラの現場は、自分なりの居方みたいなものもわかってきた感じがします。役者さんたちとお芝居を掛け合うときも、ゼロワンでやっていたことがそのまま活かせたので、「ゼロワンでの経験を信じて、これからもやっていこう」と思えました。

お互いのお仕事を意識することなどはありますか?

砂川 僕は嬉しい気持ちになります。意識したり、「負けないぞ!」みたいな気持ちがなくて……これって役者としてどうなのかわからないですけど(笑)、ゼロワンで一緒にやってきたみんなが、違う作品で違う役を演じているのを見てるとすごい嬉しくなるんです。まぁ、まだ中川くんが出てる連ドラ(『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!︎』)は観れてないんですけど。ははは!

中川 ふふ(笑)。僕もそうですね、砂川さんにかぎらず、ゼロワンのみなさんが出ているものをあえて見たりはしないです。たまたま見るとかはあると思いますが……それぞれが得意とするところで、大きくなっていったらいいなぁと思います。同じ強みの人とは競い合うかもしれないけれど、ゼロワンの人たちって、個々の強みがかなり違うと思うんです。だから、それぞれの強みで頑張っていきたいですね。

砂川 うんうん。それでまた、違うところで会えたらいいよね。

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役者として歩んでいくなかで、今後も大切にしていきたい思いはありますか?

砂川 自分が好きなことをして生きようって思います。それを大事にしないと、僕はたぶん閉じこもっちゃうタイプの人間なので……好きなことをして、楽しいことをして生きていこうと心がけています。もともとは結構な“ネガティブ人間”だったんですけど(笑)、いまは「自分がやりたいことをやって生きていこう」って思えるようになりました。

中川 僕は、なにに対しても愛情をもっていきたいです。役に対しても、作品に対しても、現場に対しても……すべてに愛情をもって、関わっていきたいなと思っています。そういう考えになるまでは、現場でも自分のことで精一杯でしたが、最近は「あの人、いまなんか困ってそうだな」とかって周りが見えるようになってきたので。そういうものを大切にして、これからも仕事に臨んでいけたらいいなと思います。

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今後もそれぞれの道を歩んでいくおふたりですが、お互いに言葉をかけるとしたら?

砂川 ずっとこのままでいてほしいというか……僕にとっての中川くんは“大事な作品で1年間ずっと一緒にやってきた相棒”で、その関係性が変わることはありません。『仮面ライダーゼロワン』での共演がこの『ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷』で終わりだったとしても、ずっと関わっていたいなと思います。

中川 僕はいろんなところでも言ってるんですけど、砂川さんとラジオを一緒にやりたいです(笑)。

砂川 あ~。なんか面白いね、それ。やろうか?(笑)

中川 やりましょう。

砂川 どこか、やれるところがあったらお願いします!(笑)

中川 お願いします! 空いてる枠がありましたら(笑)。

砂川 話題さえあれば、永遠に喋れるもんね(笑)。

中川 そうですね。まあ、ラジオにかぎらず、なにか一緒にやりたいです。ジャンル問わず、違う場所で会いたいなと思います。

砂川 そうだね。だから、お互いに頑張って、諦めずにこの仕事を続けていければと……いう感じかな?(照笑)

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中川大輔さん砂川脩弥さん直筆サイン入りチェキ

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中川大輔

1998年、東京都生まれ。ファッション雑誌『MEN’S NON-NO』の専属モデルとして活動する一方で、俳優として、ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(19/NTV)『極主夫道』(20/NTV)『監察医 朝顔 新春SP』(21/CX)『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(21/NTV)に出演。

オフィシャルサイト
https://www.ken-on.co.jp/artists/nakagawa/

オフィシャルInstagram
@nakagawadaisuke_official

砂川脩弥

1994年、沖縄県生まれ。映画『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND』(20)などに出演。ドラマ『絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男』(3月27日放送/CSテレ朝チャンネル1)、ミュージカル『薄桜鬼 真改』相馬主計 篇(4月1日~11日)、舞台「ROAD59 -新時代任侠特区-」摩天楼ヨザクラ抗争(4月15日~18日※映像出演)に出演する。

オフィシャルサイト
https://sunagawa-shuya.net/

オフィシャルTwitter
@suna_syu_

オフィシャルInstagram
@syuyasunagawa

フォトギャラリー

『ゼロワンOthers:仮面ライダー滅亡迅雷』

3月26日(金)期間限定上映

出演:中川大輔 砂川脩弥 山口大地 中山咲月 岡田龍太郎 鶴嶋乃愛 井桁弘恵 桜木那智 ジェイ・ウェスト 菅原 健 鳴海 唯 相島一之

原作:石ノ森章太郎
脚本:高橋悠也
監督:筧 昌也

オフィシャルサイト
https://zero-one-others.jp/