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映画『太陽は動かない』で新境地を開く竹内涼真が『帝一の國』『テセウスの船』などで演じた愛すべきキャラクター

映画『太陽は動かない』で新境地を開く竹内涼真が『帝一の國』『テセウスの船』などで演じた愛すべきキャラクター

『怒り』『悪人』などで知られるベストセラー小説家・吉田修一のサスペンス小説を藤原竜也主演で映画化した『太陽は動かない』が、3月5日(金)に公開される。

本作で精鋭エージェント・鷹野一彦役を演じる藤原竜也と“最強バディ”を組むのは、人気若手俳優としてこれまで数々の映画やドラマに出演し、活躍の場を広げ続けている竹内涼真。そのルックスから爽やかなキャラクターを演じることが多かった竹内だが、本作では本格アクションに初挑戦しており、ノースタントで挑んだアクションシーンは彼の新たな一面が垣間見える新境地として早くも話題となっている。

今回はそんな目まぐるしい活躍を続ける竹内がこれまで演じてきたキャラクターの一部を紹介する。

甲子園を目指す高校球児役で抜群の運動能力と順応性を発揮! 映画『青空エール』(2016)

『高校デビュー』『俺物語!!』などの傑作を生み出してきたヒットメーカー・河原和音の代表作『青空エール』を、恋愛映画の旗手、三木孝浩監督によって実写映画化された本作。竹内は、トランペット初心者ながらも名門の吹奏楽部に入部し、夢をひたむきに追い続ける主人公・小野つばさ(土屋太鳳)と共に、互いを応援し合いながら、甲子園出場という夢に向かって進む野球部員・山田大介を演じた。初挑戦だったというキャッチャー役も、持ち前の運動神経(竹内はサッカー推薦で大学入学している!)を活かして演じきり、身体能力と順応性の高さを証明した。

©2016 映画「青空エール」製作委員会 ©河原和音/集英社

数々の新人俳優賞受賞! 俳優・竹内涼真を確立させた映画『帝一の國』(2017)

『ジャンプSQ』で連載され、多くの漫画ファンを熱狂させた『帝一の國』を菅田将暉主演で実写化。主人公・赤場帝一(菅田)が、総理大臣になるために超名門校の生徒会長の座を狙い、命懸けの戦いを繰り広げる姿をコミカルに描いた本作には、主演を務めた菅田将暉を筆頭に、野村周平、千葉雄大、間宮祥太朗、志尊 淳といった、今となっては超がつくほどの豪華キャストが出演し、超個性的なキャラクターを演じている。

もちろん、竹内もその一人だが、演じたのは、帝一に”少年漫画の主人公のようなやつ”と称されるような、個性的というよりは、むしろ本作唯一(?)の正統派キャラ・大鷹弾を演じている。公明正大、文武両道で天性のカリスマだけでルーム長に選ばれるなど、クラスメイトをはじめ多くの生徒から好かれる大鷹弾というキャラクターを嫌味なく演じきり、日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ、数々の新人賞を受賞するなど、輝かしい功績を収め、俳優としての「竹内涼真」を確立させた。

©2017 フジテレビジョン 集英社 東宝 ©古屋兎丸/集英社

自分は本当に殺人犯の息子なのか? ドラマ『テセウスの船』(2020)

数々の名作ドラマを生み出し続ける日曜劇場で放送された『テセウスの船』の主演に抜擢された竹内が演じたのは、家族の運命を変えた警察官の父親が起こした殺人事件の謎を追う青年・田村心。事件現場で突然の霧に包まれて過去にタイムスリップした心は、過去を変えようと奔走する中で、「自分は本当に殺人犯の息子なのか」という疑問を抱くようになる…。時代を超えて繋がる家族の絆が描かれた本作は“泣ける本格ミステリー”として多くの視聴者を釘付けにした。竹内は主人公の難しい境遇を真っ直ぐに熱量をもって演じ、最終回は19.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の高視聴率をたたき出した。

SNSでは、黒幕予想のほか、事件に巻き込まれた際の“ちょっとポンコツな心さん”に竹内自らツッコミを入れるなど、放送中は常にTwitterのトレンド入り。キャラクター、物語ともに視聴者から愛された作品となった。

©TBS

終末世界を懸命に生き抜こうとする優しきサバイバー。ドラマ『君と世界が終わる日に』(現在放送中)

『今日から俺は!!』『あなたの番です』『3年A組-今から皆さんは、人質です-』など社会現象を生み出してきた日本テレビの日曜ドラマ枠で放送され、日本初の本格ゾンビドラマとしても話題となっているドラマ『君と世界が終わる日に』。竹内が演じるのは、自動車整備工として働いていた間宮響。高校時代に弓道部だった経験を生かし、弓矢を武器にして、一変した世界の中で出会う仲間たちと、愛する彼女を探しながら終末世界を逞しく生き抜く。仲間思いの優しきサバイバーの運命は…。今後の展開に注目が集まっている。

©日本テレビ/HJ Holdings,Inc.

新境地開拓! 本格アクションに体当たりで挑んだ映画『太陽は動かない』(3月5日(金)公開)

本作で竹内が演じるのは、表向きは小さなニュース配信会社を装った秘密組織「AN通信」に所属するエージェント・田岡亮一。勇敢で行動力もあるが、仲間の死に耐えられない優しさや、秘密保持のために心臓に埋め込まれた爆弾装置への恐怖が頭から離れないなど、精神的な弱さもある若手エージェントだ。明晰な頭脳と突出した身体能力を合わせ持ち、どんな危険にも冷静沈着に判断を下す、精鋭エージェント・鷹野一彦(藤原竜也)とバディを組み、「人類の未来を決める次世代エネルギー」の極秘情報を手に入れるため、世界各国のエージェントたちと命がけの頭脳戦を繰り広げる。

世界を股にかけた壮大なスケールと、様々なシチュエーションでのアクションシーンなどから“映像化は不可能”と言われた、吉田修一のサスペンス小説を、「海猿」「暗殺教室」シリーズなどを手掛けてきた羽住英一郎監督が、日本国内での撮影に加え、東欧・ブルガリアで約1ヶ月にも及ぶ海外ロケを敢行し、それを実現させた。

市街地の道路を完全封鎖したカーアクションシーンや、列車を丸ごと貸し切り、首都ソフィアにて終日走行させながらのアクションシーンなど日本では実現不可能ともいえる超異例づくしの大規模な撮影に竹内はノースタントで挑んでいる。24時間ごとに死の危険が迫る心臓の爆弾、過酷なミッションに挑む中で次々と訪れるピンチの連続に、体を張った本格アクションで新境地を見せる竹内の姿に注目したい!

文 / WHAT’s IN? tokyo編集部

映画『太陽は動かない』

3月5日(金)より全国ロードショー

原作:吉田修一「太陽は動かない」「森は知っている」(幻冬舎文庫)
監督:羽住英一郎
脚本:林民夫

出演:藤原竜也、竹内涼真、ハン・ヒョジュ、ピョン・ヨハン、市原隼人、南 沙良、日向 亘、加藤清史郎、横田栄司、翁華栄、八木アリサ、勝野 洋、宮崎美子、鶴見辰吾、佐藤浩市 ほか

制作会社:ROBOT
主題歌:KingGnu「泡」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
配給:ワーナー・ブラザース映画

オフィシャルサイト
taiyomovie.jp

©吉田修一/幻冬舎 ©2020 「太陽は動かない」製作委員会