Report

火花散るラップバトル。劇場を震わす4ディビジョンのバイブスは圧巻!『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.4- 開幕

火花散るラップバトル。劇場を震わす4ディビジョンのバイブスは圧巻!『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.4- 開幕

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.4- が、2月5日(金)TOKYO DOME CITY HALLにて開幕した。
音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』の舞台化第4弾。ついに、イケブクロ・ディビジョン“Buster Bros!!! ”、ヨコハマ・ディビジョン“MAD TRIGGER CREW”、シブヤ・ディビジョン“Fling Posse”、シンジュク・ディビジョン“麻天狼”の4ディビジョンが集結して、ラップバトルの決勝戦に挑む!!
各ディビジョンのリーダー、山田一郎 役の高野 洸、碧棺左馬刻 役の阿部顕嵐、飴村乱数 役の世古口 凌、神宮寺寂雷 役の鮎川太陽、そして演出の植木 豪と音楽監督のKEN THE 390からの開幕コメントと、初日直前に行われたゲネプロレポートをお届けする。

取材・文 / 片桐ユウ


4チームの直接対決。 “ガチンコ”感がビリビリと伝わってくる

ステージに送る拍手、手拍子に自然と力がこもる。
ディビジョンに合わせたハンドサインをオープニングやライブパートでステージに向けるとき、そこにはたしかな高揚感があった。

本来ならば、熱狂的なコール&レスポンスが会場を震わせていたであろう作品だ。だが、この逆境ともいえる状況に負けない熱量がすべてのパフォーマンスに漲っており、オーディエンスたちもフェイスガードとマスク越しに全力で彼らに応える一体感が存在した。

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage の第1弾、「-track.1-」が上演されたのは2019年の年末。“ビフォーコロナ”の時期で、ステージ上で繰り広げられるラップバトルに会場全体がノリにノッて、一体となる楽しさが話題を呼んでいた。

だが、そこから世界が急変。第2弾の「-track.2-」は5月の公演中止を余儀なくされ、8月に徹底した感染症拡大防止対策を施しての上演となった。続く10月の「-track.3-」も同様に、万全の対策のうえで上演されている。

バンドやアーティストのライブもそうだが、発声することなく“盛り上がる”とはどういうことか、エンタメ業界全体が試行錯誤した2020年だったように思う。

“ヒプステ”はコール&レスポンスやグッズのホーンをセーブして、拍手とハンドサインを声援の代わりとすることに決定。「-track.1-」のときもグッズや応援のタイミングを説明する“前説”があったが、感染症拡大防止対策と応援方法の変更に際しても、この前説の存在が大いに生かされた。

ひときわ対策を重視したうえで、日々枯渇していく心に届けとばかりにブチ上げられた「-track.2-」「-track.3-」の勢いとスタイルを引き継いだ第4弾「-track.4-」である。

以下、内容を含めてのゲネプロレポートを記載する。

開幕、オーディエンスはH歴の中王区にある分厚い壁の前に立っている。

武力による争いは終わりを告げ、女性が政権を握る世界。中王区はその女性たちにのみ許された特別区域だ。男たちは区外で、人の精神に干渉する特殊なマイク【ヒプノシスマイク】を使ったラップバトルで優劣を競っている。

今日は、そのラップバトルで勝ち進んできたディビジョンの決勝戦が行われる前夜。特別に許可を得た男たちも中王区へやってきており、街は熱気に満ちている様子だ。

案内役の導きで、中王区に入るためのルール=徹底した感染症拡大防止対策の説明を受け、ハンドサインの練習をしたあと、オーディエンスたちもいよいよ中王区へと足を踏み入れていく。

決勝戦に臨むのは、イケブクロ・ディビジョン“Buster Bros!!!”、ヨコハマ・ディビジョン“MAD TRIGGER CREW”、シブヤ・ディビジョン“Fling Posse”、シンジュク・ディビジョン“麻天狼”の4チーム。

各ディビジョンのメンバーが次々に登場する怒涛のオープニングは、イケブクロ・ディビジョンの山田一郎(高野 洸)とヨコハマ・ディビジョンの碧棺左馬刻(阿部顕嵐)、シブヤ・ディビジョンの飴村乱数(世古口 凌)とシンジュク・ディビジョンの神宮寺寂雷(鮎川太陽)という、因縁を持つ者同士が睨み合うシーンで締め括られる。

この因縁は「-track.1-」「-track.2-」でも仄めかされており、今作で過去の場面が描かれることで、謎の一端が解き明かされる仕組みだ。

さらに、これまでは舞台オリジナル・ディビジョンやキャラクターたちが登場しており、彼らと絡むことで4つのディビジョン、それぞれの人間性や絆が浮き彫りになっていくストーリーになっていたが、今回は4チームの直接対決。その“ガチンコ”感が序盤からビリビリと伝わってくる。

中王区に不法侵入したヤクザモノが賭博をやっているとのタレコミを受けたヨコハマ・ディビジョン“MAD TRIGGER CREW”の悪徳警官・入間銃兎(水江建太)は、ソルジャーの毒島メイソン理鶯(バーンズ勇気)と共に現場に向かう。
そこには博打好きの有栖川帝統(滝澤 諒)と、彼に呼び出された小説家・夢野幻太郎(前山剛久)というシブヤ・ディビジョン“Fling Posse”のふたりがいて、大混乱に。

どうにか脱出したシブヤ・ディビジョンのふたりだが、夜の中王区へ繰り出していたシンジュク・ディビジョン“麻天狼”のホスト・伊弉冉一二三(荒木宏文)とサラリーマン・観音坂独歩(宮城紘大)と遭遇。一二三の言葉が幻太郎の地雷を踏み抜き、火花を散らすことになってしまう。

時を同じくして、因縁の相手・左馬刻とのバトルを控える長男の一郎に配慮して、ふたりで街へ繰り出していたイケブクロ・ディビジョン“Buster Bros!!!”の山田二郎(松田昇大)と山田三郎(秋嶋隆斗)も、ヨコハマ・ディビジョンのふたりと鉢合わせ。やはり互いの言葉が互いを刺激し、バトルに繋がっていく。

ここで熱いのは、彼らがチームの仲間を傷付けられた瞬間に牙を剥くところ。自分のことよりも、仲間を侮辱されたときに相手への怒りを抑えきれなくなる。
これまでのシリーズで彼らのチーム力が描かれていただけに、どちらの言い分にも頷けるものがあり、そのぶつかり合いに歯痒くなってしまう。

“言葉”が生み出す“誤解”と“理解”がストーリーラインを運んでいく様子は、ラップにおける“言葉”の重要性があるからこそだろう。“言葉”が人を傷つけるナイフにも人を癒やす薬にもなり得ることが、彼らの衝突から感じ取れる。

一方、各リーダーも街角で対面。ラップバトル決勝戦を待たずして、一触即発の事態に……。果たして彼らは、無事に決勝戦を迎えることができるのか──。

ネタバレは避けるが、4チームが全員登場して畳み掛けるようにラップを繰り広げていくカッコよさは圧巻だ。

これまでのシリーズ同様、ラップで彼らのやりとりを綴る場面は、映像を合わせた演出とそれぞれのカラーを打ち出した楽曲によって、視覚・聴覚共に楽しいものに仕上がっている。
二郎と三郎の兄弟喧嘩はポップかつ斬新、賭博と逮捕劇の場面は照明も重なってスタイリッシュな見せ場に。一二三が独歩を優雅に“パーティーナイト”へ誘う場面も華やか。
また、ディビジョン・ダンス・バトル”D.D.B”が、様々なシーンをさらに盛り上げる。

そして演出やラップももちろんだが、シリーズを経て、さらにキャラクターへの理解度を深めたキャストたちの演技にも注目。
細部に遊び心を覗かせるメンバーや華が増したメンバー。キャストに生まれた良い意味での“余裕”がもたらすドラマ性は、第4弾ならではの味わいだ。

後半のライブパフォーマンスでは、それぞれのパフォーマンス力とディビジョンの良さを浴びるように堪能できるだろう。ラップバトルの迫力をぜひ生で感じてもらいたい。

TOKYO DOME CITY HALLでの上演は2月19日(金)まで。その後、メルパルクホール大阪にて2月25日(木)~2月28日(日)、福岡サンパレス ホテル&ホールにて3月5日(金)~3月7日(日)にて上演予定。

さらに全公演をHulu、及び3月7日(日)の千秋楽公演をHulu・ABEMAにてライブ配信。各ディビジョンのメインDay、最前列映像Day、オリジナルスイッチングDayなど、日程によって異なるアングルを楽しめる“日替わり配信企画”も用意されている。詳細は各配信ページでチェックを。
また、3月7日(日)の千秋楽は全国の映画館でライブビューイングされる予定。Blu-ray&DVDは8月に発売されることが決定している。

劇場が揺れるほどの迫力とバイブスを

この後は、イケブクロ・ディビジョン“Buster Bros!!! ”山田一郎 役の高野 洸、ヨコハマ・ディビジョン“MAD TRIGGER CREW”碧棺左馬刻 役の阿部顕嵐、シブヤ・ディビジョン“Fling Posse”飴村乱数 役の世古口 凌、シンジュク・ディビジョン“麻天狼”神宮寺寂雷 役の鮎川太陽、演出の植木 豪と音楽監督のKEN THE 390からの開幕コメントを記載する。

◎山田一郎 役:高野 洸
ついに4ディビジョンが揃うということで、大迫力の舞台になっております!
各ディビジョンで団結力をもって仕上げているのはもちろんなのですが、現場の雰囲気もすごく活気があって、いい空気感で、ともに作っていけることが本当に幸せだなと思えるメンバーが集まっています。また舞台セットの技術も最新で、D.D.Bのみなさんもすごくかっこよくて、見どころがたくさんある舞台になっています。
劇場が揺れるほどの迫力とバイブスを、ぜひ感じてほしいです。お待ちしています!

◎碧棺左馬刻 役:阿部顕嵐
ついに4ディビジョンが揃います。僕自身ワクワクしてます。

◎飴村乱数 役:世古口 凌
track.4 いよいよ開幕です!
今回の公演は、今まで以上に各キャラクターの個性が際立っていてすごい空気感が生まれている気がします。それに加えてD.D.Bの皆さんのパフォーマンス、そして演出の植木 豪さんにしかできない大迫力の演出によって盛り上がること間違いなしです。今回も時間があっという間に過ぎていくと思いますので、ぜひヒプステの世界観をたっぷり堪能していってください。それでは、劇場・配信でお待ちしています。

◎神宮寺寂雷 役:鮎川太陽
いよいよ本日、track.4が開幕いたします。そして皆さまお待ちかねの4ディビジョンが集結いたします。迫力がすごいです。圧巻です。これから毎日バチバチのラップバトルができることがとても嬉しいです。自信を持ってオススメできる、最高のエンターテイメントです! 観るときは恥ずかしがらず、全力で音楽に乗って楽しんでくださいね!
ハンドサインはもちろん麻天狼でお願いいたします(笑)

◎演出:植木 豪
いよいよ4ディビジョンによる決勝戦の熱い戦いが舞台上で行われます!!!
この日の為に日々己を磨いてきた役者さんやダンサーさんの想いをぜひとも受け取っていただけたらと思います。
そして皆様の応援や遠くからの想いも、声は出せなくても拍手で、現地に来られなくても観ていただけることで、全て届いています。全てに感謝を噛み締めながら、誰もが挫けそうなこの大変な時代の中で、何かを少しでも皆様と共有できたら嬉しいなと思います。
個性豊かなキャラクターと激しいパフォーマンス、心暖まるお芝居で決戦の中王区でお会いしましょう。

◎音楽監督:KEN THE 390
ヒプステ track4 、素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんと一緒に、この世界を作りあげることができて幸せです。このステージのためにたくさんの曲を書きました。内容はもう最高熱量でバッチバチです。きっと皆さんに楽しんでいただけると確信しています。

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.4-

東京公演:2021年2月5日(金)~2月19日(金) TOKYO DOME CITY HALL
大阪公演:2021年2月25日(木)~2月28日(日)メルパルクホール大阪
福岡公演:2021年3月5日(金)~3月7日(日)福岡サンパレス ホテル&ホール


<全公演ライブ配信>
日時:2021年2月5日(金)~3月7日(日)
配信媒体:
●Hulu
●ABEMA(千秋楽のみ)
※視聴方法など詳細はこちらにてご確認ください。

<千秋楽ライブビューイング>
日時:2021年3月7日(日)千秋楽公演
会場:全国各地の映画館
詳細はこちらをご確認ください。

<Blu-ray&DVD発売>
発売日:2021年8月11日(水)
初回限定版:Blu-ray 11,800円(税別)DVD 10,800円(税別)
通常版:Blu-ray 8,800円(税別)DVD 7,800円(税別)


原作:EVIL LINE RECORDS
演出:植木 豪
脚本:亀田真二郎
音楽監督:KEN THE 390
テーマソング:井手コウジ

出演:
イケブクロ・ディビジョン“Buster Bros!!! ”
山田一郎 役:高野 洸
山田二郎 役:松田昇大
山田三郎 役:秋嶋隆斗

ヨコハマ・ディビジョン“MAD TRIGGER CREW”
碧棺左馬刻 役:阿部顕嵐
入間銃兎 役:水江建太
毒島メイソン理鶯 役:バーンズ勇気

シブヤ・ディビジョン“Fling Posse”
飴村乱数 役:世古口 凌
夢野幻太郎 役:前山剛久
有栖川帝統 役:滝澤 諒

シンジュク・ディビジョン“麻天狼”
神宮寺寂雷 役:鮎川太陽
伊弉冉一二三 役:荒木宏文
観音坂独歩 役:宮城紘大

ディビジョン・ダンス・バトル”D.D.B”
Toyotaka RYO gash! SHINSUKE HILOMU Dolton KENTA GeN KIMUTAKU

主催:『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage 製作委員会

オフィシャルサイト
オフィシャルTwitter(@hm_rtstage)

©『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage製作委員会