LIVE SHUTTLE  vol. 442

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7ORDERが1stアルバム『ONE』をひっさげて日本武道館で圧巻のライブパフォーマンス! 特別な想いを共有する、彼らにしか描けない幸せに満ちたステージ

7ORDERが1stアルバム『ONE』をひっさげて日本武道館で圧巻のライブパフォーマンス! 特別な想いを共有する、彼らにしか描けない幸せに満ちたステージ

7ORDERが1stワンマンツアー7ORDER LIVE TOUR 2021 “WE ARE ONE”を1月13日(水)よりスタートした。
始動から約1年8ヵ月。同日、メジャーデビューとなる1stアルバム『ONE』をリリースし、夢に向かって大きな一歩を踏み出した彼らのツアー初日、東京・日本武道館の2nd(夜公演)の模様を詳細レポートする。

取材・文 / 近藤明子 写真(メイン) / 前田 学


みんなの応援があったから、僕らは“ここ”に立っている!

暗くなった場内に、観客が打ち鳴らすスティックバルーンの音が響く。
鼓動のようなリズムの重低音にERRORのアラートが鳴り響き、ステージ上の巨大なスクリーンには荒廃した世界の映像が映し出される。
逆光の中、7人のシルエットが浮かび上がり「LIFE」のイントロが流れてライブがスタートした。

photo by SARU(SARUYA AYUMI)

運命に立ち向かう決意を綴った歌詞が、新たな世界へと一歩を踏み出す今の彼らにピッタリの、ライブのオープニングにふさわしいナンバーだ。
萩谷慧悟の力強いドラムのリズム、長妻怜央が奏でるキーボードの繊細なメロディー、森田美勇人のメロディアスなベース、真田佑馬のドラマチックなギター、諸星翔希の艶やかなサックス、重なった音色がステージから一気に押し寄せてくる。そして、まっすぐ心に届く安井謙太郎の歌声と、阿部顕嵐の力強さとセクシーさが同居する歌声。タイプの異なる2人の声色が、歌詞の世界観を何倍にも彩っていく。

安井謙太郎  photo by 前田 学

安井の「行くぞ! 武道館!!」の声を合図に、2曲目の「タイムトラベラー」が始まると、ステージから上手・下手に伸びる花道へとダッシュする安井、阿部。さらに真田と森田、諸星もステージ前へと歩みを進め、激しいプレイで観客を煽る。
「皆さん “WE ARE ONE”へようこそ! 次の曲は、皆さんと一緒に作っていきたいと思います」と、「BOW!!」ではスティックバルーンを手にした観客と共に“トン、トントントン♪”と一緒にリズムを刻んでいく。メンバーも笑顔でフロアを見渡し、声としては聴こえない「WOW〜」の観客の大合唱を熱として感じている。

真田佑馬  photo by 前田 学

勢いのある3曲を終えると、幾何学模様が飛び交う映像に合わせて、阿部→安井→萩谷→長妻→諸星→真田→森田の順にひとりひとりのソロダンス&メンバー紹介。
続いて弾むようなリズムの「Perfect」のイントロが流れると、会場内にレーザーが飛び交い、目まぐるしくポジションを入れ替えつつ一糸乱れぬダンスで観客を魅力する。
昨年春にリリースされた初のオリジナル楽曲「Sabãoflower」ではステージから客席に向けてシャボン玉が吹き出し、観客は一斉に手を差し伸べる。その光景を笑顔で見つめる7人の楽しそうな表情が実に印象的だ。

photo by SARU(SARUYA AYUMI)

椅子を使ったスタイリッシュなダンスを披露した「Rest of my life」。その大人っぽい雰囲気から一転、「GIRL」ではマスコットキャラクターの“小田ちゃん”と共にMVの世界をメンバーが大冒険! 落ちてくる雷を避けてピョンピョン飛び跳ねたり、海の中を泳いだり、コミカルな動きでも観客をハッピーな気持ちにする。

諸星翔希  photo by 前田 学

「皆さん、楽しんでますか? 幸せですか?」という安井の問いかけに、会場はスティックバルーンを打ち鳴らす音で応える。感染症対策で声を出して応援できない状況でも、スティックバルーンを叩くことで僕らに想いは届くから──ファンの気持ちを一番に考えて用意された今回の応援グッズ。7ORDERの優しさに思わずキュン♥としてしまう。

森田美勇人  photo by 前田 学

MCでは、「今日はデビュー日で7ORDERとしての初ワンマンライブ初日。記念すべき日です。皆さんがいてこそですね」と会場内をゆっくり見渡す安井。嬉しさを隠しきれない様子の阿部と森田。その喜びはパフォーマンスにも表れていたようで森田から「ハッチャケ過ぎてやっちゃったよね?」と名指しされた長妻は「興奮してさっきは盛大に振りを間違えてしまいました」と素直に自己申告。つられて阿部も「真田くんが、さっき……」と、ライブ序盤をさっそく振り返る。

萩谷慧悟  photo by 前田 学

そして、着替えの入れ替わりでMCメンバーが代わり、諸星、萩谷、真田の3人は開演直前に舞台裏でやった円陣の話題に。この日の気合入れを担当したという真田が「ふたりもやってみて」と諸星と萩谷に無茶ぶりをする。見事に(!?)スベって照れ笑いの2人だったが、着替えを終えて戻った安井が「さなぴー、俺のモロと萩ちゃんをスベらせるなよ。さなぴーもやれよ!」と声をかけ、真田がこの日の円陣を再現しようとするが「こんなんじゃなかったよ(笑)」とメンバーからクレームが起こり、苦笑いを見せることに。まるでコントのような微笑ましいやりとりに客席からも思わず笑いが漏れる。

photo by SARU(SARUYA AYUMI)

これまでの“貴公子風衣裳”から、カジュアルな衣裳にチェンジした7人。
ゆったりしたシルエットの白の上下で柔らかい印象の安井。ベレー帽とスカジャン姿できめた真田。グリーン地に胸の蛍光オレンジのラインが生える諸星のキュートなカジュアルコーデ。長身を生かしてビッグシルエットをスマートに着こなす森田。赤い千鳥格子のベスト&イエローのシャツにハーフパンツの萩谷。ゴールドのジャケットに黒いハットというロックテイストの阿部。派手な柄シャツをオシャレに着こなす長妻といった具合に、7人7様で実に個性的だが、いい意味でこのバラバラさ加減も7ORDERの“色”となって様々な可能性を生み出している。

photo by 前田 学

後半序盤は「Monday morning」「Make it true」など、しっとりめの曲を中心に構成され、「&Y」のエンディングでマネキンのように固まってしまった6人が、諸星のサックス演奏で動き出し、電動ドリル、バケツ、トンカチ、モップ、ホイッスルの音に合わせてパフォーマンスする様子は、オフブロードウェイのパフォーマンスショー「Stomp(ストンプ)」を彷彿とさせ、音楽だけでなく舞台も含めて活動する彼らならではの“魅せる”表現の幅の広さを感じられた。

阿部顕嵐  photo by 前田 学

ライブも終盤戦に突入。ステージ前方には巨大な炎の柱が上がり、演奏もパフォーマンスもより激しさを増していく。そのなかでメンバーの熱量に負けじと、さらに大きく打ち鳴らされるスティックバルーン。そんな観客の姿を見つめる真田がスクリーンにアップで映し出された瞬間、目がうるんでいるように見えたのは、きっと気のせいじゃない。
会場の気持ちがひとつになっていくのが強く感じられた「What you got」、真田のギターが沁み入る「27」に続く「Break it」ではスモークの柱が立ち上がり、メンバーが上手と下手に分かれてステージをダッシュ! 長妻もショルダーキーボードを抱えて笑顔でステージ前に飛び出してきた。その後ろでは、安井と萩谷が顔を見合わせ笑顔を交わす。迫力を増した阿部のラップにも心を揺さぶられ、自然と頭でリズムをとってしまう。

長妻怜央  photo by 前田 学

安井から「皆さん、本日はありがとうございました。今日僕たちは1stアルバムをリリースしてデビューしました。今日が特別な一日なのはきっと間違いなくて……でも来たかったけど来られなかった人、気をつけながら来てくれた人、いろんな人がいると思います。今日という特別な日はもう二度とないけど、もっとすごい日がくるのを皆さん楽しみに待っていてください。最後に新曲を聴いてください。メンバーみんなで作詞をした想いがのっかっている曲です。……夢を見ていきましょう!!」と披露された曲は、「夢想人」。背後のスクリーンには、それぞれのパート部分が自筆の歌詞となって映し出される。ミディアムテンポのドラマチックなサウンドと7人がつなぐ力強い歌声が会場に深く、深く浸透していく。ラストは一瞬のブレイクの後、安井、阿部、森田、諸星、長妻、萩谷、真田の順にゆっくりとステージを後にしていき、楽器の音がひとつずつ消えて静寂を迎えた。

photo by 前田 学

「アンコール!」と叫ぶことができないもどかしい状況のなか、観客は手にしたスティックバルーンを激しく打ち鳴らす。すると、スクリーンにレコーディングスタジオやリハーサルスタジオでのメンバーの様子が映し出された。

photo by 前田 学

photo by 前田 学

「7ORDERが再始動した日も、レコード会社と契約した日も雨だった」(真田)、「イベントも雨が多くてファンの方に大変な思いをさせちゃったかもしれないけど、この曲を聴いて嫌な思い出じゃなく楽しい思い出に変わってくれたら」(長妻)。

photo by 前田 学

photo by 前田 学

「ネガティブに感じがちな雨も、何か素敵なことが始まる合図だとポジティブに思えたら素敵だなって」(安井)、「ライブで聴いたことない曲を一番最初に聴いてるって嬉しいじゃないですか? だからこそ大事にしたい」(萩谷)。

photo by 前田 学

photo by 前田 学

「完成版をアンコールで披露できるのはサプライズになるんじゃないかなって。ファンの方との素敵なつながりの曲になれたら…」(森田)、「僕らの想像している世界観を受け取ってもらえたら嬉しいです」(阿部)。「一緒に”雨”を作っていきましょう」(諸星)。

photo by 前田 学

メンバーひとりひとりが曲に込めた想いが語られ、完成したての新曲「雨が始まりの合図」が披露された。疾走感溢れるサウンドと弾むようなリズムが印象的な曲に合わせて、観客の頭が大きく波打つ。明るくなった場内にカラフルな紙吹雪が舞う様子は、虹のカケラがファンに降り注いでいるように見えた。

photo by SARU(SARUYA AYUMI)

アルバム収録曲を中心に新曲を加えた全15曲・約90分のライブを終えて、最後に一列に並んだメンバーからひと言ずつ挨拶の言葉が寄せられた。

photo by SARU(SARUYA AYUMI)

真田「以前、「BOW!!」「タイムトラベラー」をひとりで歌ったときは、7人で、しかも日本武道館で歌う日がくるとは思いませんでした。これも皆さんの力のおかげだと思っています。これからもいろんな景色を見に行きましょう」

photo by SARU(SARUYA AYUMI)

森田「自分としても初めての経験を今回させていただいています。また気持ちを届けにやってくるので楽しみに待っていてください。今日はありがとうございました!」

photo by SARU(SARUYA AYUMI)

長妻「皆さんの笑顔がマスクをしてても伝わります。皆さんの笑顔にとても救われています。どこにいても、一番前でも一番後ろでも、電波の向こうでも、必ず届きます。僕たちも皆さんに届けていきたいと思うので、これからもよろしくお願いします!」

photo by SARU(SARUYA AYUMI)

萩谷「こうやってライブで音楽、歌、ダンス、いろんなことを表現できて“あ~、生きてるんだな”って毎回思います。こんな楽しいことを今後も続けていけるように、皆様応援よろしくお願いいたします!」

photo by SARU(SARUYA AYUMI)

諸星「僕たちはファンのみんなの支えで“ここ”に立っています。ここからもっともっと楽しいこといっぱいしよう!」

photo by SARU(SARUYA AYUMI)

安井「今日という時間が一緒に過ごせて良かったです。本当にありがとうございました!」

photo by SARU(SARUYA AYUMI)

阿部「僕は夢がかなう瞬間よりも、夢を見ているときの方が楽しいと思います。どんな瞬間も一緒に共有して、これから楽しんでいきましょう!」

photo by SARU(SARUYA AYUMI)

公演直前に発表された緊急事態宣言に開催されるのか当日の朝を迎えるまで不安に思っていた人も多かったことだろう。メンバー&スタッフも悩み、心を痛め、相当の覚悟を決めての開催だったに違いない。考えられる限りの感染対策を講じ、来場者の理解と協力もあって7ORDERの1stライブツアーは大成功を収めた。
多くの人の応援に支えられ新たなステージに立った7人は今日のこの気持ちを大切に、これからも“愛”と“夢”に溢れた歌と圧巻のダンスパフォーマンスを届けてくれることだろう。外の寒さも吹き飛ばす、身も心も温かな気持ちになれたライブだった。

SET LIST
7ORDER LIVE TOUR 2021 “WE ARE ONE”
2021年1月13日(水)日本武道館〈TOKYO 2nd〉

M01. LIFE
M02. タイムトラベラー
M03. BOW!!
M04. Perfect
M05. Sabãoflower
M06. Rest of my life
M07. GIRL
M08. Monday morning
M09. Make it true
M10. &Y
M11. What you got
M12. 27
M13. Break it
M14. 夢想人
【ENCORE】
EN01. 雨が始まりの合図

7ORDER LIVE TOUR 2021 “WE ARE ONE”

【TOKYO】
2021年1月13日(水)日本武道館
1st OPEN 13:00 / START 14:00
2nd OPEN 17:30 / START 18:30
2021年1月14日(木)日本武道館
1st OPEN 13:00 / START 14:00
2nd OPEN 17:30 / START 18:30
【OSAKA】
2021年1月30日(土)オリックス劇場
1st OPEN 13:30 / START 14:30
2nd OPEN 18:00 / START 19:00
2021年1月31日(日)オリックス劇場
1st OPEN 12:30 / START 13:30
2nd OPEN 17:00 / START 18:00

「WE ARE ONE PLUS」

7ORDER LIVE TOUR 2021 “WE ARE ONE”の日本武道館公演は「WE ARE ONE PLUS」として、2月27日(土)からデジタル配信されることが決定。詳細は後日発表予定。オフィシャルサイトをチェックしてください。

<デジタル配信>
タイトル:WE ARE ONE PLUS
配信期間:2021年2月27日(土)〜2021年3月7日(日)
※詳細は後日発表予定

7ORDER

安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央の7人が2019年5月に始動させたプロジェクト。「Happyをみんなで作りあげていく」をモットーに、音楽、演劇、アート、ファッションなど、様々なジャンルの活動を通して、ファンと“かけがえのない瞬間” を共有していく。2021年1月13日(水)に1st ALBUM 『ONE』、LIVE DVD / Blu-ray『UNORDER』を同時発売。

オフィシャルサイト
オフィシャルTwitter(@7order_official)
オフィシャルInstagram(@7order_project_official)
オフィシャルYouTube
Label (Nippon Columbia) オフィシャルサイト

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2021.01.06

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