Interview

面白さに絶対の自信! 杉野遥亮&渡邊圭祐が語る、ドラマ『直ちゃんは小学三年生』への手応え

面白さに絶対の自信! 杉野遥亮&渡邊圭祐が語る、ドラマ『直ちゃんは小学三年生』への手応え

2021年1月期のドラマが続々とスタートしている中で、ひときわ異彩を放っているのが『直ちゃんは小学三年生』(TX)。今を一生懸命に生きる少年達の日常を通して描かれる、少しブラックながらもどこかほっとするヒューマンコメディドラマだ。

純粋で真っ直ぐな主人公の直ちゃん役に抜擢されたのは杉野遥亮。さらに、その友人である金持ちで頭のいい少年・きんべに渡邊圭祐、がさつな少年・てつちんに前原 滉、泣き虫な少年・山ちょに竹原ピストルがキャスティングされた。ドラマでは4人の大人が小学生を本気で演じており、初回放送から大きな反響を巻き起こしている。

今回は、杉野遥亮と渡邊圭祐の仲良しコンビにインタビュー。楽しげな掛け合いを見せながら撮影の様子から本作の魅力、自身の小学生時代のことまで語ってくれた。

取材・文 / 上條真由美


衣装を着て鏡の前に立ったら自然と直ちゃんになれた(杉野)

本作のオファーを受けたとき、どんなお気持ちでしたか?

杉野 最初の感想は「やったー!」でした。ちょうど「なりたかった大人ってこうだっけ?」「求めていた自由ってこれだっけ?」と考えていたタイミングだったので、演じることでその答えが見えてくるのではと思ったんです。

渡邊 本作は大人が小学生を演じるという、ぶっ飛んだ設定です。そんな面白い作品に参加できる機会をいただけることって役者人生に一度あるかないかだと思うので、チャンスだととらえ、ウキウキで現場に臨みました。

それぞれが演じられた「直ちゃん」「きんべ」という役柄について印象を教えてください。

杉野 直ちゃんは、純粋で素直な男の子。裏がないからこそ、自分の視点で物事を見て、思ったことを口にします。直ちゃんの素朴な疑問に対して、僕も「確かになんでだろう?」と一緒に考えていました。

渡邊 きんべは、子どもっぽい部分もありますが、一番大人に近い感覚を持っています。彼がいることで4人組のバランスがうまく取れていると思いますね。

大人の感覚で小学三年生を演じるのは難しかったと思います。役づくりはどのようにされましたか?

杉野 とくに役づくりはしていなくて、衣装を着て鏡の前に立ったら自然と直ちゃんになれました。半ズボン、キャップ、ランドセルなど、身につけるものが小学生らしいアイテムなので、スイッチの切り替えがしやすかったです。

渡邊 同じく、身につけるものや場の空気感がきんべにしてくれたので、僕自身は常に楽しくいることだけを心がけていました。

杉野 10数年ぶりにランドセルを背負って「こんなに小さかったっけ?」って驚かなかった?

渡邊 わかる! 小学生の頃って、ものすごく大きく感じてたよね。

おふたりは今回が初共演ですが、お互いの印象はいかがでしたか?

杉野 圭祐くんのことは以前から出演作やSNSを通して見ていたので、実際に会って「やっぱり髪が長い」と思いました(笑)。クールな印象でしたが、実は熱い部分があって。そのギャップが魅力的だし、それを知った瞬間にきっと人は彼のことを好きになるんだろうなと思いました。

渡邊 ありがとう! 遥ちゃんは、直ちゃんそのものです。無邪気で、現場でも飾らずありのまま。ちょっと抜けてるところもあるけど、それがまた杉野遥亮らしさなんですよね。一方で、熱くて、周りや作品のことをしっかり考えていて。魅力だらけの方で「また一緒に仕事をしたい」と思いました。

杉野 僕もだよ! そうやってちゃんと言葉にして伝えてくれて嬉しい!

相思相愛ですね! 前原 滉さん、竹原ピストルさんはいかがですか?

杉野 前原さんも結構熱いよね。そして、なにより優しい。

渡邊 うん。周りに気を遣っていると思わせずに気を遣うのが上手で、場の空気をほがらかにする能力に長けてる方だなと思った。

杉野 竹原さんはこわい方なのかなと思っていたら「Pちゃんって呼んで」と言われて、嘘でしょ? みたいな(笑)。もともとPちゃんの中に山ちょがいるから、あれだけ魅力的なキャラクターになったんだろうね。

渡邊 山ちょが台本から一番ふくらんだキャラクターかもしれないよね。毎日、朝昼晩しっかり笑った楽しい現場だったなぁ(しみじみ)。

杉野 何度も本番中に笑っちゃったよね。Pちゃんがあの風貌で山ちょをかわいく演じていて、だけど走り方はボクサーみたいとか。笑っちゃいけないと思えば思うほど笑えてくるんだよなぁ。

逆に苦労したことや難しかったことはありました?

渡邊 小学生って、さっきまで沈んでたのに次の瞬間にはテンションが100になってたりするじゃないですか。その気持ちがなかなか理解しがたくて、どう演じるべきか少し悩みました。でも、一番大変だったのはやっぱり笑いをこらえることですね(笑)。

杉野 あははは、そうだね(笑)。テンションの話もよくわかる。ゲームをしているときとかは、どういうテンションなのかわかりやすいけど、みんなにちゃんと話をするとか落ち着いたテンションのときは、どうしたらいいのかなって。大人の空気感になってしまうこともあり、調節が難しかったです。

間違いなく楽しんでいただけるはず。感想を聞かせてほしい(渡邊)

ご自身はどんな小学生時代を過ごされましたか?

杉野 外で遊ぶのが大好きで、鬼ごっこやかくれんぼは高学年までやっていました。学級委員長とかリレーの選手とか、なんでもやりたがる活発なタイプで「先生に褒められたい」「みんなに教えてあげたい」という気持ちから、授業もちゃんと受けていました。

渡邊 僕も外で遊ぶことが多かったです。特にドッジボールが好きで、他の学年に場所を取られないように、朝早く登校してグラウンドに線を書いたりしていました。いつも誰かにちょっかいを出していて、好きな子には嫌がらせをしちゃうタイプ。小学1年生から6年生まで、通知表に「落ち着きがない」と書かれていましたね(笑)。でも、テストで点を取れないのはダサイと思っていたので、授業もそれなりに聞いていました。

杉野 バランスのとれた悪ガキだなぁ(笑)。

渡邊 あはは(笑)。

小学生時代もモテました?

渡邊 そういうの本当に…バレンタインもチョコをもらったことはほとんどなくて。

杉野 「30個もらった」とか信じられないよね。僕の最高記録は本命チョコ2個!

渡邊 それモテてるんじゃない? だって僕もらったことないよ。悪ガキだったから(笑)。

杉野 それはきっと圭祐くんが高嶺の花だったんだよ!

渡邊 あ、でもひとつ自慢がある! 小学6年生のときに「学年の女子が一度は僕のことを好きになったことがある」って言われたの。あれは嬉しかったなぁ。

杉野 すごい! バレンタインにチョコをもらえなかったのは、女子同士で「誰もあげない」って約束してたんじゃないの?(笑)

渡邊 あははは、そうだったのかな(笑)。

小学生の頃の「将来の夢」って覚えていますか?

杉野 バスケをやっていたからバスケットボール選手になりたいと思っていたし、お金をいっぱいもらえるから社長になりたいとも思っていました(笑)。あ、好きな子に「俳優になる!」って言ったこともあったな。なんでそう言ったかは覚えてないんですけどね(笑)。

渡邊 卒業アルバムに書いたのは考古学者です。『ジュラシック・パーク』を観たばかりで、土の中から昔のものが出てくるってかっこいいなと(笑)。今もですけど、単純で影響を受けやすいんですよね(笑)。

杉野さんのように俳優になりたいと思ったことは?

渡邊 キラキラした世界だし、憧れはありましたが、20歳まで俳優になりたいと思ったことはなかったです。ずっと東京に住んでいたら、芸能界や俳優という仕事が身近だったかもしれないけど、仙台にいた僕にとっては雲の上の世界という感じでしたからね。

ちなみにドラマの登場人物の中だったら誰に近いですか?

杉野 僕は直ちゃん。さっき圭祐くんも言ってくれたけど、結構そのままです。プロデューサーさんが僕の印象を直ちゃんの役に反映してくださったそうです。

渡邊 僕はてつちんかな。生意気だったし、いろんなことに興味はあるけどちょっとダルい感じが似ている気がします。

杉野 想像つかない(笑)。だって今はセクシーじゃん。

渡邊 あははは(笑)。ありがとう! セクシーいただきました〜(笑)。

あはは。2021年の幕開けとともに本作の放送もスタートしましたが、おふたりの今年の抱負は?

杉野 本作を通して、正直に生きることの素晴らしさをあらためて感じました。僕もなるべく自分に正直に生きて、自分がいいと思うものを自信を持って発信できる年にしたいなと思っています。

渡邊 2020年はいろんなことがありましたが、ありがたいことに仕事面は充実していました。昨年と大きく違うのは、”ロン毛”というアイデンティティがなくなったこと。2021年は皆さんに新たな姿を見ていただき、さらに自分らしさを出していけたらと思っています。とにかく楽しく過ごしたいですね!

杉野 短髪の方がかっこいいよ!

渡邊 ほんと? ありがとう!

とてもお似合いです。では、最後に本作で特に注目してほしいポイントを教えてください。

杉野 たくさんあって絞るのが難しいですが、2話のジャンプ対決は最高です。すべり台の階段の6段目から飛ぶといっても1mくらいしかないのに、小学生の格好をしたPちゃんが「死んじゃうよ」って(笑)。あのチグハグさ、バカバカしさ、面白さが本作の真骨頂といえるのではないかと思います。

渡邊 ふたりともめちゃくちゃ笑ったシーンだよね。僕がこっそり1人で笑っていたのは、直ちゃんを演じている遥ちゃんの顔。ちゃんと小学生で、目の開き方と眉の上がり方が絶妙なんですよ。その顔で笑っちゃってNGを出してしまったことがあるくらいイイ顔なので、皆さんにも注目していただきたいです。

杉野 え、どの顔だろう(笑)。自信を持って面白いと言える作品なので、とにかく観てほしい。僕らの気持ちはそれだけです!

渡邊 そうだね。間違いなく楽しんでいただけると思います。ぜひ観て感想を聞かせてください!

杉野遥亮

1995年、千葉県生まれ。近年の主な出演作にドラマ『スカム』(19)『俺の話は長い』(19)『ハケンの品格』(20)『教場Ⅱ』(21)、映画『羊とオオカミの恋と殺人』(19)『水上のフライト』(20)などがある。2021年7月公開予定の映画『東京リベンジャーズ』に出演。

オフィシャルサイト
https://topcoat.co.jp/yosuke_sugino

オフィシャルTwitter
@suginoofficial

渡邊圭祐

1993年、宮城県生まれ。2018年、『仮面ライダージオウ』仮面ライダーウォズ役で俳優デビュー。ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(20)『MIU404』(20)に出演。2021年3月12日公開の映画『ブレイブ 群青戦記』に出演。

オフィシャルサイト
https://a.amob.jp/mob/news/diarShw.php?site=A&ima=4042&cd=watanabe

オフィシャルTwitter
@w_keisuke93

オフィシャルInstagram
@w_keisuke93

ドラマ『直ちゃんは小学三年生』(全6話)

毎週金曜深夜0時52分~1時23分(テレビ東京 テレビ大阪 テレビ北海道 TVQ 九州放送 ほか)

配信:ひかりTV、Paraviにて金曜23時より先行配信
 ※毎放送1週間前から先行配信

出演:杉野遥亮 渡邊圭祐 前原 滉 竹原ピストル 平埜生成 やついいちろう(エレキコミック) 堀田 茜 水嶋 凜 岡山天音

監督:近藤啓介 
脚本:熊本浩武
オープニングテーマ:OKAMOTO’S「Young Japanese」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
エンディングテーマ:小山田壮平「恋はマーブルの海へ」(SPEEDSTAR RECORDS)
制作:テレビ東京 ラインバック

オフィシャルサイト
https://www.tv-tokyo.co.jp/naochan/

©「直ちゃんは小学三年生」製作委員会