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逆輸入乙女ゲーム『Obey Me!』世界の乙女を虜にした理由は豊富なコンテンツとリアリティにあった!

逆輸入乙女ゲーム『Obey Me!』世界の乙女を虜にした理由は豊富なコンテンツとリアリティにあった!

『Obey Me! One master to rule them all! 』(以下、『Obey Me!』)は2019年12月から北米を中心に世界166ヶ国で配信されている、 熱烈なファンも多い乙女ゲームです。“私に服従しなさい”という意味を持つ本作は、その名のとおり登場する悪魔たち7兄弟を服従させ契約していくストーリーになっています。サブタイトルの“彼ら全員を支配する1人の支配者(マスター)”というのも非常にそそられますよね! このたび2020年12月より日本語版がリリースされプレイできるようになりましたので、世界の乙女ゲームファンを虜にしている本作について紹介します。

文 / みかそ


際立つ個性! ぶつかる兄弟! メインストーリーから目が離せない!

主人公が夢のなかで助けを求める声を聞き、目覚める所から本作は始まります。目覚めたそこは魔界の王立アカデミー”Royal Academy of Diavolo(通称”RAD”)”で、主人公は「人間界からの2人の交換留学生の1人に選ばれ、1年間ここで学ぶことになった」と、魔界の王子”ディアボロ”(CV:山本拓平)と悪魔の”ルシファー”(CV:山下和也)から聞かされます。どうやらディアボロは人間界や天界と積極的に交わっていくべきだと考えており、その第一歩としてこの交換留学制度を実施したようです。戸惑う主人公をよそに話は進み、RADで生活するうえで必要となる住む場所、携帯端末、世話役……と手厚いサポートを施されながら魔界での1年が始まるのでした。夢のなかで助けを求めてきたのはいったい誰だったのか、主人公以外の留学生とは誰なのか、謎が多いまま物語は進んでいきます。
魔界生活を送るうえで今後深く関わることになるルシファーを筆頭とした悪魔兄弟について紹介します! 完全無欠腹黒ドSなルシファーはディアボロの右腕兼親友という立場で、7人兄弟のなかで一番実力があり、個性豊かな兄弟たちをまとめている凄腕お兄ちゃんです! 次男である”マモン”(CV:古林裕貴)に対しての当たりが強めですが、そこで見え隠れしているダメな弟を心配する兄の心情にキュンとくること間違いなし! 

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▲丁寧かつ簡潔に交換留学について説明してくれるルシファー。本作ではキャラクターが首を左右に揺らしたり、瞬きしたりと動いてくれます!

お金に強欲なクズ次男であるマモンは、都合のいいときには人にすり寄り、普段はやりたい放題な自由奔放野良猫タイプです。なんと主人公のお世話係でもあるのですが嫌な予感しかしません。彼を主人公の世話役として任命したルシファーには言いたいことが山ほどありますが、お金に対してはクズでもストーリーを進めると彼の面倒見の良さをじわじわと味わえます。

二次元最高ガチオタ三男の”レヴィアタン”(CV:加田智志)は、自室にひきこもっている嫉妬深いネガティブオタクくんです。しばしばマモンと揉めており、マモンはレヴィアタンにお金を借りて返済を求められたり、レヴィアタンはマモンのくじの引きの良さに一方的に嫉妬していたりと、兄弟らしいやり取りがプレイヤーをほっこりさせてくれます。内容は非常にくだらない揉め事ですがとてもかわいらしいので必見です。

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▲筋金入りのオタクであるレヴィアタン(左)は、自分が欲しい物は何としてでも手に入れる強い意志の持ち主。そんな彼に振り回されたりいいように使われてしまうマモン(右)からは、ダメな奴だけどいい兄という雰囲気をひしひしと感じます

笑顔は全部演技な二重人格四男”サタン”(CV:角 真也)は、普段はとても理性的で気さくですが、一度怒らせたら誰も生き残れないと言われている憤怒をつかさどる悪魔で、ルシファーに絶賛反抗期中のイケメンくんです。ストーリー序盤ではあまり関りがありませんが、筆者は登場するたびに「美しい……」と思ってしまう1人でもあります。物腰もスマートで彼の理性と気さくな部分がさらにその印象を強めている気がします。なので「サタンが怒ったらそれはもうすごいことになるのでは?」と期待もしています。
世界は僕を愛してる系ナルシスト五男”アスモデウス”(CV:ミウラアイム)は、見つめるだけで人を魅了できる色欲をつかさどる悪魔です。非常に面倒見も人当たりもいい彼ですが、やはり美しいものや自分に対しては強い信念を感じます。何の迷いも疑いもなく当然のように「僕が一番でしょ!」という態度には嫌味など感じず、「そのとおりでございます!」と筆者のようにプレイヤーの皆さんも平伏してしまうこと間違いなし! 

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▲この2人の並びを見るだけで画面からの破壊力が凄い! アスモデウス(左)とサタン(右)の優雅な姿は、疲れた女性を癒す力を持っていますよ!

腹ペコ六男”ベルゼブブ”(CV:矢口恭平)は、常に何かを食べている成長期悪魔くんです。会えばいつもお腹を減らしているか何かを口に入れているため、母性をちょっとくすぐられてしまいます。食べ物関連の会話で、彼に食べ物をあげることを拒否することができる女性がいるんだろうか……? むしろあげずにしょんぼりとするベルゼブブを眺めるのも一興かもしれませんね。

居眠り系七男”ベルフェゴール”(CV:大西哲史)は、兄弟たちのなかで最もわがままで生意気であざとい末っ子悪魔です。ベルフェゴールはストーリー序盤では登場しないため詳細はお伝えできませんが、ストーリーを進めながら彼との出会いと兄弟たちの関係について紐解いていってくださいね。

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▲常に腹ペコなベルゼブブ(右)とマモン。素直すぎるあまり、マモンの作るご飯はまずいと拒否して怒られることも……

何だこれは!? 時間が足りない! 飽きる暇もない充実したコンテンツ

主人公は魔界にいる1年間、RADから課題の提出を要求されます。その課題とは”いかにして魂に磨きをかけ、悪魔に抵抗できる力を身につけるか”というもので、人間が悪魔に誘惑されるのが先か、悪魔がその人間の魂の気高さに負けて逃げ出すのが先か……クセの強い悪魔たちと交流を深めながら山積みの課題をこなしていくことになります。

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▲マップには本の形をしたストーリーマスと音符マークのバトルマスがあり、マップ上に示されたマスをすべてクリアすることがプレイヤーに与えられた課題になっています。各レッスンはストーリーマスとバトルマス併せて25~40前後あります

ストーリーマスでは、魔界での悪魔たちとの交流が楽しめます。悪魔を服従させ契約する流れが丁寧かつ興味深く描かれており、進めることで彼らの性格や兄弟関係が徐々にわかってきます。選択肢で返答を選ぶ場合がありますが、通常の乙女ゲームのように回答によってその後のストーリーが変化することはありません。ただし相手の好感度が上がったりする場合があるので、ちょっと気にしながら進めてみるのがいいと思います。バトルマスでは画像中央上部にある稲妻マークの”体力(以下、AP)”を消費して編成を選び、ダンスバトルに突入します。消費したAPは時間経過で回復するので、APがなくなってしまったときには後述するカードの強化や個別ストーリー等を楽しみながら回復を待ちましょう。バトル画面では、音楽とともにかわいらしいミニキャラがくるくると踊ってくれます。中央上部に表示されている制限時間内に、画面に表示されたハートをタップしたりなぞったりしながら右のバーをMAXにするか、バー上部のラインまで満たされていれば勝利となります。

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▲キャラクター下に表示されているバーがMAXになると”TAP!”と出るので、キャラクターをタップしてスキルを発動させましょう。アクマカードのレア度が”UR+”の際には、スキル発動時にアニメーションが流れるのでぜひとも確認してみてくださいね

バトルまえの編成では、表示されているステージ属性と同じ属性のカードを使うと有利になることを念頭に、召喚などで手に入るアクマカードとメモリーカードの編成を行います。基本的に”☆おすすめ”では自動的に有利な編成が組まれますが、オリジナルの編成をすることも可能です。敵の総合力よりこちらの総合力が上回るようにしましょう。

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▲バトルステージ名(画像では5-5)横に有利になるステージ属性が表示されています。敵の総合力より大きく上回っている場合は、チームの総合力横のスマイルがぴょんぴょんと飛び跳ねるように動くのでわかりやすくなっています

バトル終了後に一定確率で発生する”反省会”では、食べ物をあげたり、キャラクターをお触り(頭を撫でたり肩を叩いてみたり)して好感度アップを狙いましょう。お触りでは3回連続で喜ばせてあげるとアイテムを貰えることがあります。お気に召さない場所をタッチしてしまうとご機嫌を損ねてしまいますが、それはそれでとても楽しめるためいろいろな反応を見てくださいね! ここだけでも乙女ゲーム要素がてんこ盛りです!

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▲反省会に登場する悪魔は、バトルに参加した3人からランダムで選ばれます。好感度アップが大きく、彼らのデレる姿は必見です!

乙女ゲームファンである皆様は推しをタッチできる魅力を十分把握しているかと思いますが、初めての方は「推しを……実際に愛でられる……?」と困惑していることでしょう。ここからはさらに本作に溢れているコンテンツを伝えていきますよ! 本作のHOME画面ではルシファーから配布された携帯端末を操作し、アプリを使用することでさまざまなことができるようになっています。アプリが並ぶ見慣れた画面のため、違和感なく使えると思います。

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▲左上の時間がリアルタイムと連動しているのが非常に生々しいですね! 端末画面に登場しているキャラクターは、設定から任意のキャラクターに変更可能です

まず紹介するのは画面左上にある”Phone”です。これはなんと悪魔たちから電話がかかってきたり、不在着信の履歴から折り返すという……素晴らしい機能です! 推しと電話ができちゃう……! DL(ダウンロード)購入でもなく、簡単に電話プレイが楽しめちゃいます。言葉で伝えるよりも実際見ていただいたほうがいいと思うので、リンク先も併せてご確認ください。

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▲誤操作で着信履歴が残ってしまっていたルシファーに折り返した際の通話画面。美しすぎる画像と声がプレイヤーの目も耳も幸せにしてくれます

”Chat”では、プレイヤーへのメッセージがChatルームごとに新着順で表示されます。選択肢から返答を選んだり、複数スタンプからスタンプを選んで送ることで相手とやり取りをします。1対1で行うChatは、ストーリーでは味わえない特別な気分を堪能することができますよ!

▲黄色い目のアイコンが付いているChatルームは、”大人組(3)”や”連絡用(6)”といった主人公を含まない悪魔たちだけのルームになっており、彼らのプライベートなやり取りをこっそりと覗き見ることができます

”Akuzon”は響きだけで察することができる名前に思わず感心してしまいましたが、アイテム購入画面になっています。課金をする方はお世話になる機会も多いのではないでしょうか? ”:D JOBS”ではアルバイトを行ってお金を稼ぐことができます。本作ではアクマカードのレベル上げに、バトル以外でもお金を消費することでレベルアップをすることができるため、アルバイトは必須ですよ!

▲画面右側の未解放アルバイトは、既存のアルバイトを必要回数実行することで解放されます。アルバイトに指名したキャラクターからは完了と同時にお金と好感度も貰えるので積極的に行いましょう

”Devilgram”では、本作に登場する全てのキャラクターの個別エピソードを見ることができます。各個別エピソードを見るにはカード召喚でカードを所持しており、一定の好感度を得ている必要があります。さらに続きのエピソードを見るには、”物語の鍵”を必要数使いエピソードのロックを解除しなくてはなりません。物語の鍵はカードの育成等を行うことでご褒美として貰うことができますよ。個別エピソード見たさについムキになってカード召喚を繰り返してしまいそうになるので、ご利用は計画的に……。”Todo”では、期間限定クエストやデイリークエストの確認と報酬を受け取ることができます。報酬の受け取り逃しなどがないように気をつけたいですね。

▲Devilgramを起動した瞬間、キャラクターの華やかなカード画像が画面いっぱいに広がります。至福です!

”アドレス帳”では、カードの育成をすることができます。カードの育成はストーリーを進めるうえで欠かせないものとなっています。バトルマスでの総合力が不足している場合は各カードの育成に力を入れましょう。育成するカードについては、アクマカードもメモリーカードも”ナイトメア”で召喚することができます。カード召喚は、画面右上にある黄色いカードマークの”デビルポイント”を一定数集めることで行えます。課金で増やすことも可能ですが、ログインボーナスやクエスト報酬で手に入れることができます。デビルポイントは召喚だけではなくAPの回復もできるので大切に使いましょう。携帯端末画面から通常ストーリー画面へ移動したい場合は、”↑お前の課題!↑”と書かれた非常にわかりやすいアプリをタップしてください。

▲バトルマスでは経験値を取得することができますが、アドレス帳ではお金を消費してレベルアップしたり、各自の”デビルズツリー”で個別の能力をツリー形式で解放し強化することが可能です

日本の乙女ゲームに慣れている筆者としては、海外で人気の乙女ゲームが逆輸入されるということはとても気になるところでした。世界の乙女ゲームファンにはどのような乙女ゲームが受け入れられているのかな? と素直に知りたかったです。実際にプレイしてみれば、個性豊かな7人の悪魔兄弟たちのカードを育てながら、チャットや電話等でコミュニケーションを楽しみ、アルバイトを行い、魔界での学生生活を死ぬほど満喫するとんでもないゲームでした! 

コミュニケーションの際の各キャラクターの反応もキャラが立っていて、選択肢では当たり障りのない返事からちょっと強めの回答まで選ぶことができて、ストーリーにアクセントが加えられているのも非常に楽しめる要素だと思います。メインストーリーでは先へ進めるごとに登場人物たちの魅力が増して、彼らの考えや過去にあった出来事を知ることで膨大なストーリーへ引き込まれてゆくことでしょう。シリアスだったり、キャラクターたちのわちゃわちゃした姿が見られたりと幅広く展開されていて、飽きることなく楽しむことができます。1日に進める速度はプレイヤーによって異なるかと思いますが、それでも直ぐに終わってしまうことのない課題量と、毎日送られてくるChatの多様さや電話はその日の彼らとのやり取りが間違いなくそこにあることを感じられて、同じことの繰り返しで飽きるということがありません。長期間プレイしていても毎日新しい何かがあるというのは、新鮮で大事なことだと改めて感じました。兎にも角にも乙女ゲームを魅力的にしている要素を全て突っ込んだのでは?! と思ってしまうほど遊ぶ要素も推しを愛でる方法も詰め込まれた『Obey Me!』。人間界からの交換留学生としてあなたも魔界RADを訪れてみませんか?

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■タイトル:Obey Me!
■運営:エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ
■対応ハード:iOS/Android
■ジャンル:イケメン悪魔調教アドベンチャー
■対象年齢:12歳以上
■配信開始日:2020年12月9日
■価格:基本プレイ無料(アイテム課金型)


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『Obey Me!』オフィシャルサイト

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