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鬼モードって何?『フィットボクシング 2』豊富な楽しさでプレイヤーを飽きさせずに燃焼!

鬼モードって何?『フィットボクシング 2』豊富な楽しさでプレイヤーを飽きさせずに燃焼!

家に居ながら手軽に運動を楽しめる大ヒットゲーム『フィットボクシング』の最新作、『Fit Boxing 2 -リズム&エクササイズ』(以下、『フィットボクシング 2』)がリリースされました。Nintendo Switch™以外の大掛かりな機材や場所を必要とせず、手軽にボクシングエクササイズが楽しめます。筆者は前作をコツコツと遊び続け、机に向かうことが多いライター生活で失った体力を回復することができたので、新作もぜひ遊んでさらなる健康を手に入れたいと発売を心待ちにしていたのです。
「自宅でのアクティビティを充実させたい」という、最近増えてきたニーズにぴったりだったことも売れる勢いに拍車をかけ、前作『フィットボクシング』の累計出荷販売本数はなんと世界で100万本を突破しています。新作のゲーム内容にも俄然期待は高まりますね。今回の記事では実際にプレイをするなかで、パワーアップした部分、プレイの感触、面白さをレポートしていきます。

文 / 内藤ハサミ


前作から大幅に遊びやすくなった!

Joy-Con™ふたつを両手に持ち、音楽に合わせてリズムをとりながら流れてくるノートと同じ動きをします。音ゲーを楽しむ感覚で本格的なボクシングエクササイズができるというのが本作の特徴です。リズムにぴったりとアクションが合えばJUST、そこそこ合っていればGOOD、失敗すればMISSと判定され、ワンアクションごとにスコアが加算されていきます。ハイスコアを狙うなど励みにできる要素があると運動も続きそうですね。

Fit Boxing 2 -リズム&エクササイズ WHAT's IN? tokyoレビュー

▲高得点を獲得するとインストラクターに褒めてもらえます! これがすごく嬉しいのです。小さいことですがやる気が出ますし、集中力アップの効果もあります

洋楽のヒット曲が多数収録されていて、好きなナンバーを選んで遊べるのも意欲につながるポイントです。初めは数曲の用意のみですが、プレイを重ねていくうちに新しい曲がどんどん解放されていきます。

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▲バナナラマ、アリアナ・グランデなど、幅広い年齢層に受け入れられるビッグアーティストたちが名を連ねます

ノリノリのヒットナンバーでプレイすることはもちろん魅力的なのですが、もっとも筆者が気に入ったのは前作にはなかったゲームオリジナルの曲です。それぞれ印象の違う3曲はいずれもノリが良くてリズムが取りやすいだけでなく、飽きずにずっと聞いていられる良曲なのです。前作で収録されていた洋楽のいくつかには、リズムを刻んでいたパーカッションの音が一時的になくなったり弱くなったりするような演出もあったので、しっかりリズムを刻んでくれる曲がプレイに合っていて嬉しいです。現在実装されている曲数はオリジナルを含めて20曲以上ありますが、毎日プレイしているとやはりほかの曲で新鮮な気持ちを味わいたくなります。今後ダウンロードコンテンツで新曲を追加出来るようになればもっとありがたいですね。その際には、ぜひオリジナル曲の追加も希望します!

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▲ノリのいい曲に合わせたアクションがジャストタイミングでキマると、最高に気持ちがいい!

フリーモードでは、ジャブとストレートで構成された“ストレートコンビ”、アッパーやフックも組み合わせた“トリプルコンビ”など遊びたいメニューを自由に選べるだけではなく、曲や背景、運動の時間の長短、曲の速さも任意で選択できます。初めはいくつかのメニューしか解放されていませんが、プレイを続けていくと徐々にほかのメニューが遊べるようになっていきます。

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▲アクションの種類が増えた難度の高いメニューがだんだんと解放されていきます

リズムに合わせて前後に重心を前、後、前、後と移動しながらジャブ、ストレート、フック、アッパーなどのパンチ、ダッキングやスウェーなどの防御とボクシングのアクションを決めていくのが基本の動きです。通常は奇数拍で前に出て、偶数拍では後ろに体重をかけますが、ジャブ、ストレートと続けてワンツーを打つときなどは偶数拍でも前に体重をかけたままストレートを打たなければなりません。前作では偶数拍でパンチをするとき、体重をどちらにかけていいのか一瞬戸惑う場合がありました。もちろん画面内のインストラクターも同じ動きをしているので見ながら真似しているつもりなのですが、対面で動いていることで見極められず迷ってしまう場合があります。そんな迷える子羊たちへの救済措置が、今回から登場した体重移動のガイドです。

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▲ガイドがあるのとないのとではプレイのしやすさが違います。複雑なコンビネーションを打っているときなどは特に助かります

画面上部のやや左に、前と後ろに足を開いたフォームどおりの足型が表示されるようになりました。体重を乗せる足がリズムに合わせて光りますから、これに従って体重を移動させればOK。とても直感的ですんなり頭に入ってきます。リズムを見失っても足型に合わせて動けばすぐに復帰できるので、気持ちいいプレイ感を損ないません。ストレートは後ろ足で床を蹴り体重を前に乗せて打つことなど、体重移動がわかるだけではなく正しい動きの習得にも繋がります。この機能は最も嬉しい改良点でした。もしかしたら運動神経がいい人は簡単にこなしているのかもしれませんが、この機能が実装されたということは同様の悩みを持った人が多かったのかもしれません。

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▲アクションを成功させると左右の四角いゲージが溜まっていき、MAXに達すると“ゾーン”に入ります。スコアは2倍、エフェクトはキラキラと輝き出し、プレイヤーのテンションもアップ!

ロード中にTIPSが表示されるようになったのも今作からです。「目線は正面から外れないように」、「パンチは打ち流さない」など、今まで「これで合っているのかな?」と思いながらなんとなくプレイしていた部分をしっかり補強してくれるのがありがたいですね。特にアクションが判定されづらいという場合は、パンチなどの各アクションにメリハリを付けられず流れている場合が多いので、打ったらしっかり止めてすぐに体に引き寄せましょう。基本のフォームの維持を意識するだけで、JUSTの獲得率がだいぶ変わるはずです。正しいフォームや打ちかたを維持することは体を痛めないためにも重要なので、まず基本の姿勢と打ちかたを意識することが大事です。個々の動きをチュートリアルで再確認することも有効だと思います。それでもなかなか成功しない場合は、判定調整をしてみましょう。タイミングに合わせてボタンを押すことでプレイヤー独自のタイミングに調整してくれる“オート”と、判定タイミングをスライダーで調整する“マニュアル”がありますが、オート調整が非常に優秀なのでまずはこちらをおすすめします。

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▲せっかく動きがピッタリ合っているのに、判定のズレでミスになってしまったら悲しいですからね。ぜひ調整を!

まとまった時間の有酸素運動を自分で続けていくのは大変ですが、本作をプレイしていると10分20分はあっという間に過ぎていきます。フリーで好きな曲を組み合わせて遊ぶだけでも充分楽しめますが、希望のプレイ時間を設定すれば自動でメニューを組んでくれるデイリーモードは、しっかりと長く運動を続けるためにも活用したい機能です。欲を言えば曲とエクササイズ内容を自由に組み合わせ、自分だけのトレーニングメニューとして登録できる機能が欲しかったですね。

新インストラクター&新モードの追加でさらにプレイが盛り上がる

本シリーズは有名声優陣がインストラクターたちの声をあてていることが売りのひとつで、今作では全キャラクターがフルボイスになりました。さらに前作から引き続き登場している6人のインストラクターに加え、カレン(CV:鬼頭明里)、ジャニス(CV:釘宮理恵)、ヒロ(CV:石田 彰)という3人の新しいインストラクターが追加されました。カレンはその名のとおり可憐でたおやか、ジャニスは気さくでキュート、ヒロは爽やかで落ち着いた雰囲気という今までのインストラクターにはいなかったタイプばかりです。

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▲それぞれキャラとボイスのイメージがピッタリ!

新キャラクターのなかでは、特にジャニスが気に入っています。声をあてている釘宮理恵さんのファンという理由が大きいのですが、可愛らしい声でありながらテンションが落ち着いていて、少しだけアンニュイな雰囲気を醸し出している不思議さになんとも惹かれるんですよね。英語音声も選べることを思い出して変更してみたところ、英語音声版のジャニスは意外にもかなり元気な声でした。リズムをとるときの「トン、トン」というセリフが「ブーン、ブーン!」だったことは、あまりにも違いすぎてビックリ! ですがこちらも溌剌とした印象で素敵です。毎日のプレイに慣れてきたら、英語音声で楽しんでみるのも気分が変わって楽しいですよ。ちなみに字幕は日、英どちらの音声を選んでも日本語のままです。インストラクターのトレーニング衣装は特定のアチーブメントを達成したときに衣装交換チケットが貰えるので、それを使って引き換えることができます。いろいろなデザインが揃っているので、収集の楽しみが味わえますね。

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▲チア風の衣装がお似合いです

既存インストラクターのリン(CV:早見沙織)、エヴァン(CV:中村悠一)、マルティーナ(CV:上坂すみれ)、ソフィ(CV:小清水亜美)、ラウラ(CV:田中敦子)、ベルナルド(CV:大塚明夫)の全員ともまた会えます。こうして新規インストラクターと併せてみると、改めて声優陣は豪華だと感じますね。なかでもリンがお気に入りで前作ではずっとインストラクターにしていましたが、今作にセーブデータを引き継いだとき「初めまして!」とあいさつをされたのが少し寂しかったです。現在はプレイ時間や累計のパンチ数が前作データとして表示されるのみなので、引継げる要素がもう少し多いと嬉しかったです。先日公式Twitterで「前作の継続日数とスタンプを反映してほしい」というプレイヤーの声を受け、今後のアップデートを検討しているとの発表がされたので今後に期待しています。

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▲前作にも登場したベルナルドはシブい魅力!

最後に本作の追加コンテンツ、特別ハードなプログラムに挑戦できる“鬼モード”について紹介します。鬼モードは今までよりも高い負荷のかかるメニューを、厳しい口調でビシバシ鍛える鬼コーチに変化したインストラクターの指導でプレイするコンテンツです。

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▲こんなセリフとポーズのリンは初めて見ます。新鮮ですね

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▲噂に違わぬキツさ!

実際にプレイしてみると、なるほど今までのメニューとはひと味違うハードさです。休む暇がほとんどない……。でも割と長い期間『フィットボクシング』を遊び続けて体が慣れ、もっと激しいメニューで新しい刺激を味わいたいところだった筆者の気分にはぴったりでした。鬼モードはニンテンドーeショップにて無料でダウンロードすることができますが、12月17日現在追加されているのはリン、エヴァン、カレン、ヒロの4人。他のキャラクターは順次追加予定とのことです。
前作から長い期間このシリーズを遊び続けたと書きましたが、筆者の体にはどんな変化があったのかを記しておきます。以前は階段を少し上っただけで息切れしていましたが、駅の階段を昇降した程度ではほとんど疲れなくなりました。また体重移動をしながらアクションを行っていたので太ももに筋肉がうっすらとつき、腕も以前に比べて引き締まった気がします。食事制限をしているわけではないのでダイエット効果を実感できるほどではないのですが、遠方に住んでいる親とビデオ通話したときに「前よりも首から顔へのラインがシュッとしたね」と言われたので、少しむくみが取れて引き締まったのかもしれません。ここ数年は体力の減少が大きな悩みだったので、なにより疲れにくくなったのが嬉しい効果だと感じています。体力があると気持ちも前向きになるもので、少しモヤモヤした気持ちのときには長めにプレイしてぐっすり寝るなど、健康な生活の維持に役立っている……とここまで書くと「そんなにいいことづくめなの?」と疑われるかもしれませんが、運動で得た筋肉と体力は、自分を裏切らないとしみじみ実感しています。これからもパンチを打ち続け、ゲームを楽しみながら楽しく体力維持をしていきます!

フォトギャラリー

■タイトル:Fit Boxing 2 -リズム&エクササイズ-
■発売元:イマジニア
■対応ハード:Nintendo Switch™
■ジャンル:ボクシングエクササイズ
■対象年齢:全年齢
■発売日:発売中(2020年12月3日)
■価格:パッケージ版・ダウンロード版 5,800円+税


『Fit Boxing 2 -リズム&エクササイズ-』オフィシャルサイト

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