ゲームシーンダイジェスト  vol. 24

Review

サウジ王室がSNK買収!? 『Among Us』大ヒットの兆し! セガが画期的な試み?

サウジ王室がSNK買収!? 『Among Us』大ヒットの兆し! セガが画期的な試み?

夜も長くなってきた11月後半は、ブラックフライデーのセールが各プラットフォームやゲームメーカーで行われ、賑わいを見せました。USJの新エリア・スーパー・ニンテンドー・ワールドのグランドオープンの日が2月4日に決定するなど、華やかな話題も。また宇宙人狼ゲーム『Among Us』が日本語化により大ヒットの兆しを見せています。さらに、サウジ王室によるSNKの買収など、いま押さえておきたい話題のニュースを集めました。

文・構成 / WHAT’s IN? tokyo編集部


スーパー・ニンテンドー・ワールド開業決定! ユンゲラー解禁!? 話題の尽きない業界ニュースを報告

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの新エリア“スーパー・ニンテンドー・ワールド”の開業日が、2021年2月4日と発表。同エリアは新型コロナウィルス拡大の影響でオープンが延期されていましたが、ついにお披露目が決まりました。今回の発表とともにアトラクション“マリオカート~クッパの挑戦状~”、エリアのシンボルともなるクッパ城の内部も公開されています。USJは徹底した衛生強化対策を講じているとのこと。グランドオープンの暁にはぜひ足を運んでみたいですね。

宇宙船を舞台にした人狼ゲーム『Among Us』が日本語に対応するとアナウンスされました。『Among Us』はPCやスマホで配信されているオンラインのアクションゲームで、世界的に人気が高まっている作品です。いわゆる村人に当たるクルーと人狼な役割のインポスター(詐欺師)に分かれてプレイし、勝利条件の達成を目指すというものですが、本作にはアクションパートがあるのが特徴です。クルーは船内機器の調整などのタスクをクリアしていくことで勝利となりますが、インポスターはその作業の隙にクルーを殺害したり、あるいはその罪を別のクルーになすりつけて投票で追放させるなど暗躍します。まだ日本語サポートの開始日は発表されていませんが、実施されればさらにプレイ人口が増えそうですね。

SNKの株式が、サウジアラビアのゲーム会社Electronic Gaming Development Companyによって33.3%獲得されたと報じられました。同社はムハンマド・ビン・サルマン皇太子が設立した非営利団体“ミスク財団”の子会社で、財団を通じ約8億1,300万リヤル(約225億9,000万円)の投資がなされたとのこと。将来的に株式のシェアを51%に引き上げるとも発表されています。今回の株式獲得の背景として、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子は改革の一環でゲームやアニメなどに積極的に投資しており、人材育成にも力を入れていることが浮かびます。SNKの代表作『KOF』はアジア圏に人気が高いことや、2018年には同財団のインターンシップとしてサウジからの研修生をSNKが受け入れた縁も。サウジ王室が筆頭株主となることで、今後SNKブランドにどのような影響をもたらすのでしょうか。

SNKの話題をもうひとつ。玩拓より、ホームアーケード機“SNK NEOGEO MVSX”が日本でも発売されると発表されました。発売日は2021年の1月31日で、予約が開始されています。卓上タイプですが、ふたり並んで遊べる17インチスクリーンの本格サイズ。54,780円と価格も本格的ですが、『KOF』、『龍虎の拳』、『餓狼伝説』、『メタルスラッグ』など50タイトルを収録しているのは魅力的ですね。

ステルスアクションの『HITMAN』シリーズを手掛けるIO Interactiveが、スパイ小説&映画で知られる『007』の新作ゲーム『Project 007』の制作を発表。版権元からの公式ライセンスを得たもので、ジェームズ・ボンドを主人公としたオリジナルストーリーが展開されるそう。どうやら、ジェームズ・ボンドの起源を描く物語になるようです。続報が楽しみですね。

スプーン曲げで知られるユリ・ゲラー氏が、『ポケットモンスター』のユンゲラーの使用禁止要請を取り下げました。かつてユリ・ゲラー氏が、ユンゲラーが氏のイメージを盗用したものだとして訴訟を起こしたことは、ゲームファンなら覚えのある出来事。当時の裁判では任天堂側はユリ・ゲラー氏に勝訴していますが、以降ユンゲラーは表舞台に出る機会はなくいまに至ります。そこから20年を経ての禁止要請取り下げには、ユリ・ゲラー氏のもとにユンゲラー解禁を願うファンのメールが届いていたことが背景にあるようです。氏は20年まえのことを謝罪し、今後の扱いを任天堂に任せると述べています。また、その旨を任天堂にも手紙を送ったとも。こうしてついに自由になったユンゲラー、今後の作品や商品でカムバックが実現するのか見守りたいですね。

セガは、設立60周年を記念した参加型オンラインイベント“セガい共通テスト”を、2021年1月23日・24日に実施予定と発表。これは誰でも受験できるオンラインテストで、セガの知識レベルを試すものなのだとか。その公式対策講座として“セガゼミ”なるWEB動画(全4回)も配信。第1回の講義では、セガのコンシューマハードに携わってきた宮崎浩幸氏がセガハードの歴史をレクチャー。宮崎先生の引き込まれる語り口はベテランの塾講師のようで、一見の価値ありの講義となっています。以下は今後の予定です。

第2回(12月7日) コンシューマ:ソフト 奥成洋輔先生
第3回(12月14日) アーケードゲーム 西村ケンサク先生
第4回(12月21日) バーチャ留学 Katie Charzanowski 先生ほか

ドキュメンタリー映画『セガvs.任天堂/Console Wars』の日本語音声版が、U-NEXTで12月4日より配信。1990年代のアメリカで巻き起こった、セガと任天堂のハード戦争を描いたノンフィクション小説を基にした作品で、『名探偵ピカチュウ』などを手掛けたスタジオLegendary Entertainmentが製作しています。吹き替えは、セガ・オブ・アメリカの執行副社長だった豊田信夫氏の声を杉田智和さんが、ニンテンドー・オブ・アメリカのゲームマスターであったハワード・フィリップス氏の声を大塚芳忠さんが担当。当時の映像も多く使われており、すでに配信されているアメリカなどでは話題となっていたようです。もしかしたらセガい共通テストにも役立つかもしれませんね。

その年のベストゲームを決める“The Game Awards”のノミネート作品が発表されました。2020年のGame of the Yearは『あつまれ どうぶつの森』、『ゴースト・オブ・ツシマ 』、『The Last of Us Part II』、『Doom Eternal』、『Hades』、『ファイナルファンタジーVII リメイク』という顔ぶれ。これらの作品は、ほかの部門にも複数ノミネートされています。受賞の発表は12月10日でオンラインのみでの開催ですが、各国のスタジオから中継されるそう。公式サイトでは“Player’s Voice”のユーザー投票も受け付けているので、お気に入りの作品を応援してみては。

ゲーミング家具で知られるBauhutte(バウヒュッテ)と整体院がコラボして、“ゲーミング整体”のメニューを実施。兵庫県西宮市の鳴尾ぴっと骨盤整体院にて、ゲームパフォーマンスの向上を目的としたゲーマー専用の施術が受けられるそうです。約1,000人のゲーマーから集めたアンケートを基に構築されたメニューで、筋肉や関節が正しく可動するよう整えたり、蓄積された疲労をケアするとのこと。特別施術室にはバウヒュッテのゲーミングデスクとチェアが用意され、ふだんのゲーム姿勢を整体師さんにチェックしてもらえます。ゲームと整体と聞くと意外な組み合わせにも思えますが、プロゲーマーチームが大規模な大会に出場する際は整体師が同行することもあったりと、ゲーマーのあいだでは当然のケアとなっているのかもしれません。お近くの方はメンテナンスに行かれてみては。

新ハードが発売されてしばらく経ちましたが、皆さんのお手元には届きましたか? 筆者のところには落選の通知なら届いています。ちなみにゲーム総合誌のファミ通による国内販売台数は、PlayStation®5は発売4日間で11.8万台、Xbox Series X/Sは発売6日間で2.1万台とのこと。クリスマス商戦をまえに両ハードがどんな伸びを見せるか注目したいですね。12月前半は『ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~』、『サイバーパンク 2077』など期待を集めるタイトルが発売予定です。

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