Interview

「マクロスシリーズ最年少歌姫」デビューから5年 JUNNA、渾身ソロアルバムと“いま、私にしかできないこと”の模索を語る

「マクロスシリーズ最年少歌姫」デビューから5年 JUNNA、渾身ソロアルバムと“いま、私にしかできないこと”の模索を語る

TVアニメ『マクロスΔ(デルタ)』から生まれた“戦術音楽ユニット”ワルキューレのエースボーカルとして活躍し、ソロアーティストとしても着実に成長を重ねてきたJUNNA。20歳の節目を迎えた2020年にリリースする2ndアルバム『20×20』(Twenty by Twenty)は、本人による初作詞・作曲のナンバーを始め、今のJUNNAが紡ぎ出す音楽が凝縮された渾身の一枚だ。未曽有の事態が世界を襲った今年、JUNNAが投げかけるものは何なのか? まずは、11月2日に行った自身の無観客配信ライブから振り返ってもらった。

取材・文 / 仲上佳克 撮影 / 増田 慶 構成 / 柳 雄大


ワルキューレ&ソロでの無観客ライブを経て「早くみんなに会いたい」

ワルキューレのシングル「未来はオンナのためにある」のリリースがあった5月から約半年間で、ワルキューレとしては夏に予定されていたライブツアーが開催見合わせとなりながらも、無観客ライブの配信やNHKワールドJAPANの「SONGS OF TOKYO Festival 2020」出演といった活動がありました。この期間をどのような思いで過ごされていましたか?

JUNNA たしかにツアーがなくなってはしまったんですけど、ワルキューレの活動を継続できているというのが楽しくて。無観客でも5人でいると寂しくならず、みんながいてくれるというだけで配信でも緊張しませんでした。ツアーも12月からやらせてもらえるようになって、7月くらいからみんなで集まって、一緒に練習しているんですね。今はツアーに向けて、メンバーみんなの心もしっかり準備ができていますし、早くみんなに会いたいなという気持ちをもって頑張っているところです。

ソロでは11月2日、20歳のお誕生日当日に無観客ライブ『JUNNA ROCK YOU STREAMING LIVE 2020 ~MOVE ON~』とともにファンクラブ限定イベントの生配信がありました。

JUNNA ソロの無観客ライブも、ワルキューレがあったり、その前にYouTubeで何曲かミニライブをやったりしたことによって、意外と緊張もあまりせず、抵抗感もなく迎えられたかなと思っています。オンラインライブならではの仕掛けもあって、カバー曲の投票企画があったり、映像を使った演出があったりとか。あとは衣装も自分で作ったり、最後に弾き語りしたり、どんどんチャレンジを入れていくこともできたので、自分にとってまた成長できるライブになったなと思っていますね。

「イルイミ」「Here」というミディアムナンバーから始まったところもオンラインライブならではの趣向かなと思いますが、セットリストにはどんなこだわりがありましたか?

JUNNA オンラインライブだからといって、全部静かな曲をやりたいとは思わず、でもやっぱり、数曲の配信だと私はしっとりと聴いてもらえるような曲を選んじゃいがちなので、今回は絶対に盛り上がれる曲をたくさん入れたいと思って、後半は盛り上がりブロックにしてみました。あと、(自身の生まれ年の)2000年にヒットした曲をカバーするという企画もありつつ、今回wacciの因幡始さんにバンドで来ていただいているということで、wacciさんの「別の人の彼女になったよ」をカバーしてみたりして。カバー曲をやること自体も久しぶりだったので、そこも新鮮に見てもらえた部分かなと思っています。

JUNNA WHAT's IN? tokyoインタビュー

FC限定イベントではお酒が解禁されましたが、あれから数日たって、また飲む機会はありましたか?

JUNNA お仕事でしか飲んでいないですね。プライベートで飲む機会はなくて。それこそイベントの3日後に『マクとま』(配信番組『マクロスがとまらない』)でワルキューレのメンバー全員に「これがおいしいよ」というお酒を教えてもらって、自分で選んだものを飲むという企画をやったんですけど、自分が強いかどうかは、まだちょっとわかりません(笑)。

外出自粛期間をきっかけに新しく始めたことなどは?

JUNNA この期間に入る前からですけど、アニメはよく観るようになりました。今流行りの『鬼滅の刃』とか、あとは『炎炎ノ消防隊』とか、バトル系が好きみたいで、今は『僕のヒーローアカデミア』を見始めたところです。あとはライブで衣装を作ったという話にも関連するんですけど、ミシンを買って、暇な時間にいろいろ作ったりしていました。

「歌うことしかできない」ということを前向きに伝えたかった

ご自身で作詞・作曲をされたデジタルシングル「いま」も、自粛期間をきっかけに生まれたものだそうですね。

JUNNA 私もツアーが全部中止になってしまったり、いろいろ考えることがあって。歌を歌う身としては、その場所が無くなるというのはすごく苦しいことで、ネガティブに考えてしまう時もあったんですが、でもやっぱり、「私には歌うことしかできない」ということを前向きに伝えられたらいいなと思って、この「いま」の歌詞を書きました。

作曲は初挑戦ということですが。

JUNNA 作曲は前々から「やってみたら?」と言われてはいたんです。一歩踏み出すのはすごく勇気がいることでしたが、今この時期だからこそ、「いま」という歌詞に込めた自分の気持ちや伝えたいことを、しっかりと時間をかけて向き合えると思って作りました。

JUNNA WHAT's IN? tokyoインタビュー

趣味で作曲していたとかもなく、正真正銘の初めてだったんですか?

JUNNA 1曲まるまる完成させるというのは初めてで、デモをスタッフさんに送るだけでもすごく躊躇しました。「曲として受け入れてもらえるのかな?」と思うと怖いんですよ。でも、意を決して送ってみたら、「いや、すごくいいと思うよ」と言ってもらえたんです。

無観客ライブでは「いま」を最後に披露されましたが、自作の曲をラストに、しかも弾き語りで歌うというのは、相当の覚悟が必要だったのでは?

JUNNA 弾き語りをみんなの前で披露するのも、ギターはあったんですけど、ピアノは初めてで、よりいっそう緊張しましたね。しかも配信だし……お客さんがいると、失敗したときでも「もう1回やってもいいですか?」って言ったら、みんなが「いいよー!」なんて言ってくれるかもしれないけど、配信だとそういう環境がないから(笑)。

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