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一度ハマったら抜け出せない! プレイするほど深くなる『原神』沼の魅力

一度ハマったら抜け出せない! プレイするほど深くなる『原神』沼の魅力

『原神』がサービス開始してから約1か月。オープンワールドを自由気ままに探索したり、魅力的なキャラクターの織りなすストーリーを楽しんだり、独特なシステムを駆使して強敵と戦ったりと、さまざまな遊びかたでユーザーが楽しんでいる姿がSNS上ではうかがえる。

前回の記事では作品全体の所感をレビューとしてお届けしたが、今回はさらに踏み込んで本作のストーリーの魅力やバトルシステムの奥深さ、そしてオープンワールドを歩く面白さについて語っていきたい。やり込んでいる一ユーザー(執筆時点での冒険者ランクは41)の意見としても、参考にしていただければ幸いだ。

文 / 聖☆あべさん


広大な大陸を巡る味わい深いストーリー

調停者と名乗る神に襲われて囚われの身となった兄妹を探すべくテイワット大陸を旅しながら、さまざまな縁を築いていく……という冒頭部分のストーリー展開しか前回はお伝えしなかったが、今回はそれぞれの国で紡がれる物語やそこで登場するキャラクターの魅力も紹介していこう。本作では現時点で、テイワット大陸のなかの“モンド”と“璃月”の二つの国を旅できる。どちらの国もそれぞれ風土も異なり、一歩国境を越えれば景色も大きく変化して新たな地を探索する楽しみが湧き出てくる。

原神 WHAT's IN? tokyoレビュー

▲テイワット大陸の北東部に位置する国“モンド”。風神バルバトスの恵みが、山々と平原の合間から自由の風として吹く。青々とした草木が生い茂り、自然豊かで広大な地が広がっている

神に襲われたあと、主人公はまず自然豊かなモンドに降り立ち、モンド城を目指すことになる。その道中で、ぴょこぴょこしたかわいらしいカチューシャを身に付けた少女・アンバーと出会い、問題を手助けしたことで彼女が所属する西風(セピュロス)騎士団への誘いを受けることに。それも「結構戦えるみたいだし、国を守るのを手伝ってくれない?」と言わんばかりの軽いノリで。モンドは統治者がいない自由な国なため、代わりに西風騎士団が治安維持を務めている。ただ、「強ければだれでもオッケー! むしろ人手が足りてない……」みたいな状況に陥っているみたいだ。まさに自由の国といったところ。

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▲西風騎士団の騎兵隊長・ガイアは、ひょっこりと現れては風のように去っていく男。やたらと人に仕事を押し付けてくるが、当人がなにをやっているのかはあまり知られていない。プレイヤーからしてみると、謎が多い人物。怪しい

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▲西風騎士団の代理団長であるジン。人から頼られると、断り切れずにすべて引き受けてしまう。それが迷子になった猫を探してほしいという依頼だとしても……。伝説任務(キャラクターストーリー)では、彼女の悩みが垣間見えて大変さがうかがえる

そうして西風騎士団のもとで問題を解決しているうちに、主人公はさまざまな難題を解決していく。風魔龍と呼ばれるドラゴンを鎮めたり、謎の組織の陰謀を阻止したりと大忙し。これも兄妹の所在を知るためには、必要なことなのだ。とはいえ、序盤からドラゴンに襲われたり、騎士団の手伝いをしたりと怒涛の展開で、ストーリーがすらすらと読めてしまう面白さがあった。本作だとソーシャルゲーム特有のストーリーをスキップする機能もなく、シナリオにはかなり自信を持っているのだと感じた。

続いて訪れることになる璃月は、モンドののほほんとした雰囲気から一変。璃月は貿易で栄えた町で人の出入りも多く活気づいている印象だ。ロケーションでは険しい山々がそびえ立ち、空をグラインドしながら移動するのが楽しいエリアとなっている。

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▲世界の経済のベースを作った貿易港でもある“璃月”。岩神モラクスの領域で、険しい岩山や森林など高低差の激しい土地が多い

神を降臨させる儀式を観覧しようと、モンドから離れて璃月を訪れることになる主人公は、ここでも様々な陰謀に巻き込まれていく。モンドならばここで西風騎士団が出張ってくるところだが、璃月は“岩王帝君”と呼ばれる絶対的な統治者と、帝君の方針を実現するための実力者“璃月七星”が中心となって治めているのだ。国が違えば、政治形態も異なる。国々の個性が見え隠れして、それもまた趣深い。

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▲璃月で主人公に協力してくれる鐘離は、貿易で栄えた国に住みながらも金銭のやり取りには疎い。買い物をするのにお金を持って来ていないなど、あまりのいい加減っぷりにパイモンもツッコミに疲れてそう

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▲刻晴は璃月七星の1人。祈願(ガチャ)で手に入る星5のなかで、唯一ストーリーや伝説任務がまだ用意されていない。先日公開されたPVではちらほら彼女が映るシーンが描かれていたが、どんな活躍を見せてくれるのか興味深い

元素共鳴や元素反応を意識すると、よりバトルが楽しく!

『原神』の魅力は、肉厚で読み応えのあるストーリーだけではない。前回の記事でも紹介した7つの元素を用いた広大なフィールドでの戦闘も、ストーリー並み……いや、それ以上の楽しさがある。とくに、2つの元素を反応して敵にあらゆる効果をもたらす“元素反応”をうまく理解して立ち回れたときの爽快感はバツグン。前回、序盤はとにかく元素反応を起こすことだけを意識して立ち回りをお勧めしていたが、各元素反応の組み合わせと効果を理解してパーティーを組めば、強力な敵が相手でも優位に立てる。たとえば、氷×炎を組み合わせると発生する“溶解”や、水×炎の元素で起こる“蒸発”は、敵に大ダメージを与えられるためかなり有効だ。

そのため、炎の元素を付与できるキャラクターは、なるべく育成したいところ。また、元素反応以外にもパーティーの属性によってボーナスが発生する“元素共鳴”なども考える必要があるため、パーティー編成(最大4人)はフィールド探索と同様に奥深い。炎属性はもちろんとして、溶解か蒸発を起こすための水または氷属性のキャラクターも欲しい。さらに回復要因もちゃんと入れて安定性を増したいし……と、編成や優先して育成していくキャラクターをどうするか、考え始めたらキリがないほどだ。

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▲ゲーム内で確定に手に入るキャラクターでパーティーを組むのならこの4人になりそう。探索をしているとちょくちょくアンバーがいると楽にクリアーできるギミックもあるので、いれておくといいかも

筆者は結局、炎元素の強力な攻撃手段を持つディルックをメインアタッカーに決めた。そして、水元素の攻撃を行うモナもパーティーに加え、元素反応で蒸発を発生。さらに、ウェンティの風元素で敵を一か所にまとめ、回復が可能なジンで事故を防ぐパーティープランでいくことに。

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▲ディルックの旦那、大活躍

なんだかんだ冒険者ランク40までこの4人でやってきて感じたのが、これ以外にも探索で便利なキャラクターをパーティーメンバーに採用するのもアリだなとも感じた。本作では、マップを移動しながら敵を倒したり、アイテムを拾ったりと探索が大半を占めている。そのため、探索のストレスを減らすのもパーティー編成を決めるポイントにしてもいいだろう。筆者としては、とりあえず硬い鉱石をすぐに壊せるキャラクターを入れておくのをオススメする(使用武器が両手剣のキャラクターなど)。両手剣のノエルは全員が入手可能なキャラクターなので、始めたばかりでそこまでメンバーがそろっていない場面などで役立ってくれることだろう。

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▲炎や風元素のキャラクターを2人入れたときに発揮する元素共鳴は、どんな場面でも活躍してくれるため、なかなか使い勝手がいい

ほかにも、本作最大の沼とも言える要素として、ドロップアイテム“聖遺物”の存在も忘れてはいけない。聖遺物については、キャラクターに装着し能力値を上げられるアクセサリーとして前回軽く取り上げたが、同じ聖遺物でも上昇する能力値はランダムとなっているうえにレア度も存在するので、理想のものを手に入れるのがまあタイヘン。むろん、レア度が高いほど受けられる恩恵も大きく、冒険者ランク40になると秘境(ダンジョン)で最大レア度のものがドロップするようになるので、長時間プレイしている人は聖遺物集めにも熱中することになるだろう。

しかも、筆者は繰り返し秘境に挑んでみたものの、なかなかお目当てのモノが落ちない。理想の聖遺物を手に入れたとしても、またすぐに別のいいモノが欲しくなるので、このハック&スラッシュ要素はとてつもない中毒性だ。コロコロと金色の光(最高レア度)がドロップしたときのテンションは絶頂モノ。でも、理想の能力値ではないことも多々あり……。そうやって一喜一憂しながら回数を重ね、キャラクターが強くなっていく毎日が堪らなく楽しい。

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▲冒険者ランク40から手に入る機会が増える最大レア度の聖遺物だが、冒険者ランク45から挑める秘境では確定ドロップとのウワサ。はやくそこまでランクを上げたい……!

毎日コツコツと遊ぶのが最強への近道

キャラクターを育成し冒険者ランクを上げるためには、日々コツコツとプレイすることが当然大事だ。ただ、冒険者ランクは高くなるほど次のランクへと上げるのに時間がかかり、育成も一朝一夕にはいかない。そこで重要になってくること……それはずばりデイリー依頼をこなすことだ。とくに、ストーリーやダンジョンの解放条件にもなっている冒険者ランクを上げるには、プレイヤー経験値を得る必要があり、デイリー依頼ではプレイヤー経験値を比較的短時間で多く得られるので、ぜひ毎日欠かさずこなすようにしたい。

あとは天然樹脂(スタミナ)の消費だ。天然樹脂は、秘境クリアーや超強力な精鋭魔物を倒した際に、報酬と引き換えに消費されるのだが、こちらもデイリー依頼と同様にプレイヤー経験値がえられ、加えて育成に必要な素材なども入手できる。なお、先述した高レア度の聖遺物が手に入る秘境は、冒険者ランク40から最高レア度のものもドロップし始めるので、それまでは別の秘境で育成用アイテムを集めたり、モラ(ゲーム内通貨)を貯めたりするのに天然樹脂を使うのがオススメだ。

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▲デイリー依頼は、すべてこなせば毎日1000以上のプレイヤー経験値が手に入る。秘境に挑んで100しかもらえなかったりと、ほしくても手に入りにくい経験値を大量に得られるので、ゲームを起ち上げたら優先的に消化していきたい

そのほかに、空いた時間でやっておきたいこととして、“特産品”の収集と鉱石の採掘が挙げられる。特産品はモンドや璃月の地域限定で手に入るアイテムで、キャラクターを育成するのに大量に消費する。だが、一度とると2日後まで同じ場所からは手に入らないので、日ごとから集めておかないといざと、いうときに足りなくなってしまう。少なくとも、育成中のキャラクターで使う特産品ぐらいはこまめに集めておこう。お目当てのアイテムをとったら、その場所をマップにピンを立てておくのがオススメ。また、鉱石は武器を強化するアイテムの入手などで必要となってくるので、同様に目印を付けておこう。

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▲これが筆者の欲しい素材をあれこれ記載して作ったマップだ。お肉のマークを特産品、つるはしのマークを鉱石、ヒルチャール(敵)のマークを中型エネミー出現ポイントとして使っている。差したピンに名前が付けられるのも便利

バトルも育成もやり込める段階までくると、もっと楽しくなるのが『原神』だ。また、冒険者ランク30まではストーリーをメインにプレイしつつ、その後は日課をこなしながら各キャラクターを掘り下げた伝説任務を進めたりと、やり込める段階へ行くまでのあいだにも面白さは満載。

11月11日には璃月の後半シナリオも追加され、魅力的なキャラクターもさらに登場するとのこと。ストーリーも大きく動き出すそうなのでアップデートが待ち遠しい……! あわせて、冒険の役に立つ要素も追加されるようなので、まだプレイしたことがないという方はぜひそれらも利用しつつ、テイワットの冒険を楽しんでみてほしい。サービス開始から1ヵ月が経ったとはいえ、まだまだ始まったばかり。今からでも十分追いつけるはずだ。

フォトギャラリー

■タイトル:原神
■ジャンル:オープンワールドRPG
■プラットフォーム:PlayStation®4、PC、iOS、Android
■発売日:発売中(2020年9月28日)
■価格:無料(ゲーム内課金あり)
■メーカー:miHoYo


『原神』オフィシャルサイト
https://genshin.mihoyo.com/ja
『原神.』オフィシャルTwitter
https://twitter.com/Genshin_7

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