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基本無料とは思えない圧倒的クオリティ! 世界的人気の『原神』で時間を忘れるほどの自由を堪能

基本無料とは思えない圧倒的クオリティ! 世界的人気の『原神』で時間を忘れるほどの自由を堪能

異世界からやってきた「旅人」を操作し、テイワットで起こっている謎を解決していくオープンワールドRPG『原神』。本作はオープンワールドを舞台にする作品ながら、PCやPS4はもちろんのこと、iOSやAndroidといったモバイルデバイスにも幅広く対応しているマルチプラットフォーム作品だ。また、本作は基本プレイ無料でもあるため、対応機種さえ持っていれば気軽にプレイできるのもポイント。

サービス開始するやいなや、瞬く間に世界的な人気コンテンツに。筆者もその実力はいかほどか確かめるべく本作を進めていったのだが、あまりの面白さに寝ることを忘れて遊んでしまっていた。ここでは、現在実装されているメインストーリーを踏破した筆者から見た、本作の魅力や気になった点をお伝えしよう。

文 / 聖☆あべさん


ストーリーを進めるのを忘れるほどの多様性

本作の主人公である双子の兄妹「旅人」は、いくつもの世界を渡り歩くミステリアスな存在。だが、ある世界を抜けて別の場所に行こうとしたとき、突如神に襲われて、双子の片割れが囚われの身となってしまう。残された旅人が目覚めると、そこはテイワットと呼ばれる大陸だった。行く先々でさまざまな縁を紡ぎながら、兄妹を探す旅が始まる。

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▲ゲーム開始時に双子のどちらかを選び、もう片方が囚われることになる。なお、プレイヤーの性別は一度選択すると変更不可なので、じっくりと考えてから選ぼう

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▲ひょんなことから一緒に行動するようになったパイモン(非常食……ではなく大切な仲間!)とともに、テイワットを冒険することに。本作屈指の癒しキャラで、仕草がどれもかわいらしい

さて、本作は前述の通りマルチプラットフォーム作品なわけだが、どの機種で始めればいいのか迷っている人もいることだろう。筆者もどれで始めるのか悩みに悩み、すべての機種で一度触ってみてから決めることにした。手元にある機種で実際に遊んでみたのは、PC(GTX1660S)とPS4、そしてiPad Pro(第4世代)だ。以下でそれぞれの利点と気になった点を挙げておこう。

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▲PC
◎スペック依存だが、ロードがほかの機種と比べると早い
×それなりのスペックが必要

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▲PS4
◎コントローラーを使用してアクションを楽しめる
×モバイルデバイスなどとのアカウント連携ができない

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▲iPad Pro
◎いつどこでも手軽にプレイできる
×複雑な操作を要求されるので、感覚でプレイするデバイスとの相性がそこまでよくない

グラフィックはどの機種でもキレイに描写されていたので、どれを選んでも問題ないと感じた。ただ、頻繁にマップ上を移動したりバトルをすることもあって操作性の高いPC、またはPS4でプレイするのがよりストレスフリーだ。モバイルデバイスにも、デイリーミッションやスタミナ消費といったやるべきことを空き時間でこなすのに便利なのは間違いない。出先でもプレイしたくなるだろうし、でもPS4でアカウントを作ってしまうとモバイルデバイスでは遊べないし……と考え抜いた結果、PCで本腰を入れてプレイしていくことにした。

さっそく旅人となってテイワットを冒険していったのだが、オープンワールドというだけあってどこへ行っても密度が濃い。ストーリーの進行具合によっては、エリアが解放されておらず進めない場所も多少あるが、基本的にはどこへでも行ける。山を登ってみたり、川を泳いで渡ってみたり、空を滑空して飛んでみたり……さまざまな移動手段も用意されている。フィールドの各地に点在するワープポイントを訪れれば、ファストトラベルも可能なので移動に関して気になるところはないだろう。

目的地へ移動する最中にはステータスを上昇させるアイテム“神の瞳”や隠された宝箱、解くべき謎、倒すべき敵などなど、ついつい寄り道したくなってしまう魅力的なものであふれている。たとえば、道中で現れる青いフワフワした浮遊体(仙霊)を追いかけて目的地に到達すると宝箱が出現したり、ポツンと置かれている宝箱に近づくと敵が出現して戦闘に発展したりと、さまざまなギミックがフィールドに点在しているのだ。そのため、寄り道している最中にまた気になるものを見つけてしまい、本題の任務をついつい忘れてしまう。「あそこに宝箱があるから行ってみよう!」「この仕掛けを解いたらなにか手に入るのでは?」といった感じで、時間を忘れて探索に熱中してしまうほど中毒性が高い。

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▲マップの各所で手に入る神の瞳を奉納すれば、スタミナが増やせるといったステータスボーナスが獲得できる。11月11日に予定されているアップデートでは、神の瞳の場所が分かる装置のようなものも実装されるらしいので、まだ集めきってない人は来月まで待つのもアリ

仕組みが分かるとより楽しくなる戦闘

本作では基本的に4人パーティーで冒険するのだが、一度に操作できるのはひとりだけで、残りのメンバーとは入れ替えながら戦闘を行っていく。キャラクターごとに使用できる武器の種類や属性も異なり、リアルタイムでチェンジするのも重要なゲーム性となっている。また、ゲーム内には炎、水、風、雷、草、氷、岩の7つの“元素”が存在しており、キャラクターごとに元素を利用した攻撃が可能。攻撃などで相手に異なる複数の元素を付与すると、“元素反応”が発生する。たとえば、水と雷を相手に付与すれば、相手は“感電”して継続的に雷のダメージを与えられるように。炎と雷を付着すると、“過負荷”の元素反応で爆発が起こり周囲を炎で焼き付くすことができるというわけだ。

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▲法器の攻撃や弓の狙い撃ちといった例外を除くと、キャラクターは基本的に元素スキルと元素爆発(ゲージ技)で相手に属性を付着できる

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▲キャラクターをコロコロ変えて、元素反応を起こしていくのが本作でのセオリー。最初のうちは元素反応の種類や組み合わせは気にせず、複数の元素を相手に付与ことだけ考えて戦おう

ゲーム内のキャラクターは、一部の配布を除くと“祈願(ガチャ)”で入手していくこととなる。最高レア度(星5)が当たる確率が低いと話題になっている本作のガチャだが、ソーシャルゲームを渡り歩いている身からすると、むしろ優しい部類に入るのではないのかと思ったりしている。ピックアップガチャがあるときならば、90連すれば星5のキャラクターが確実に手に入るからだ。

また、本作には現状PVPといった対人要素もなければ、誰かと一緒にマルチプレイする利点もほとんどないに等しい(今後は増えていくのかもしれないが)。いまから始めて冒険を進めていけばヒーラー役のバーバラも手に入るうえ、炎属性を周囲にばらまける香菱もタダで入手できるので既存コンテンツでつまずくとはないはずだ。とはいえ、新キャラクターを手に入れないとモチベーションに繋がらないのは確かだが、ガチャで必ずキャラクターが手に入るというわけではなくので、ちょくちょく配布限定のキャラクターなどをイベントで実装してくれることを期待したい。

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▲性能面の話をすると、星5キャラクターはやはり便利だし強い。筆者が所持しているなかだとたとえば、ウェンティは空中を舞える元素スキルを持ち、謎を解かなければ入手できないアイテムもラクラクとれてしまうことも

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▲ほかにもモナのダッシュはほかのキャラクターよりも移動速度が速く、水中でも陸上と同じ速度で移動可能だ。オープンワールドをあちこち冒険するのがメインの本作にとって、サクサクと探索できる存在はありがたい

キャラクターのレベルアップは、任務等で直接キャラクターに経験値が追加される場合もあるが、基本的に経験値アイテムを消費して、任意のキャラクターのレベルを上げていく。こなすための任務があるうちはそこそこな数の経験値アイテムが手に入るが、中盤にかけて“天然樹脂”(スタミナ)を消費しなければ入手できなくなってくるので育てるキャラクターは厳選しておこう。あれこれ育てていると、ゆくゆく「経験値アイテムが足りない……!」ということになりかねない。

スタミナはそのほかにも、キャラクターや装備を上限突破させるためのアイテムが手に入ったり、“聖遺物”と呼ばれる言わばアクセサリーなるものを入手できるダンジョンへ挑むためにも使用する。用途が多いので、最初のうちはメインアタッカーだけを集中的に育成して、残りは元素反応を起こすサポート役として起用するのがいい。

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▲聖遺物は5つまでキャラクターに装備でき、“冒険者”や“学者”といった特定の聖遺物をセットすることで追加効果も発動する

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▲スタミナは一日6回まで原石(ゲーム内通貨)を使用すれば回復できるが、そこそこな数を使う。序盤はなるべくキャラクターの限界突破アイテムを集めるのにスタミナを割きたい

課金周りで気になる点はあるものの、ゲームとしての完成度は圧倒的

しっかりと作り込まれたオープンワールドRPGである本作。ソーシャルゲームゆえに、そこまで課金しない場合のキャラクターの入手難度は高めだが、ガチャ90連で星5キャラが確実に入手できる点は、やはり他のゲームと比べてもありがたい。いっぽうで、ストーリーの続きが見たくても冒険ランクが上がらなければ、任務を受けることができない仕様となっており、よく足止めされてしまうのが目立った印象を受けた。もうちょっとスタミナ面を改善して冒険ランクを上げやすくするか、サブクエスト等を増やしてもらえると、ストーリーをいち早く楽しめるようになるので今後改善されていくことを期待したいところだ。

ただ、あまりにも出来が良すぎるあまり、ぶっちゃけ気になる点を挙げるとするならそれぐらいで、あとのことはとくに気にすることなく楽しめた。広大なフィールドに用意された数多くの寄り道要素や7つの属性を活かした奥深い戦闘、フルボイスで展開するメインストーリーなどなど、総じて完成度の高いゲームだと言える。これが無料というのだから驚きだ。PC、モバイル、PS4といった多様な入口が用意されているので、プレイもしやすいはず。ぜひとも旅人となって、テイワット大陸を冒険してみてほしい。

なお、本稿は1回目の記事となっており、2回目ではワールドの歩き方や戦闘での立ち回りなどを紹介。より本作を掘り下げた内容をお届けする予定だ。

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■タイトル:原神
■ジャンル:オープンワールドRPG
■プラットフォーム:PlayStation®4、PC、iOS、Android
■発売日:発売中(2020年9月28日)
■価格:無料(ゲーム内課金あり)
■メーカー:miHoYo


『原神』オフィシャルサイト
https://genshin.mihoyo.com/ja
『原神』オフィシャルTwitter
https://twitter.com/Genshin_7

© miHoYo Inc.