Interview

『どんぶり委員長』主演の伊原六花が実感する、どんぶり飯の懐と奥の深さ。

『どんぶり委員長』主演の伊原六花が実感する、どんぶり飯の懐と奥の深さ。

秋の夜長に飯テロドラマ! しかも今度のテーマは魅惑の「どんぶり飯」だ!! 日本人のソウルフードと言える「どんぶり」に魅せられた折り目正しき女子高生と、彼女を奥深きどんぶりワールドに引き込むちょっと不良な男子のコンビを軸にした連続ドラマ、その名も『どんぶり委員長』がスタンバイ。その主演を務める伊原六花も見事なまでの“かっこみ”を見せんと、意気込んでいる。シンプルだからこそ深淵なる「どんぶり」の世界に魅了された彼女のインタビューは、聞いているだけでお腹が空いてくるシズル感に満ちていた。

取材・文 / 平田真人 撮影 / 荻原大志


親子丼は自分でもよくつくるので、「即席おんたま乗せ親子丼」が楽しみ。

どんぶり委員長 伊原六花 WHAT's IN? tokyoインタビュー

まずは定型の質問ですが、この『どんぶり委員長』のお話が来た時、率直にどう思われましたか?

新型コロナウイルスの影響で自粛になった期間、ずっとお芝居ができなかったので、まず現場に入らせていただけること自体うれしく思いました。お話をいただいてから、すぐに原作を読ませていただきましたが、すごく面白くて。出てくるどんぶり飯がどれも美味しそうだったので、委員長を演じるのがさらに楽しみになったというのが、率直な気持ちです。

ドラマ主演は2作目ですが、意気込みのほどは?

学園モノということもあって、キャストのみなさんも同年代の方が多いので、現場へ行くのが楽しみになる雰囲気をつくることができたらいいなと思いますし、私自身も現場でのお芝居と撮影を楽しみたいです。

主人公の委員長を演じるにあたって、どのようなアプローチを心がけたのでしょうか?

委員長は料理がものすごく不得意というキャラですが、私はふだんから料理をする方なので、そこは真逆です。第1話でチキンソテーをつくるシーンがあるんですけど、焼く時にフライパンに引く油を「この油は“何油”なの?」だとか…全話を通して「どうして?」や「なぜ?」といった疑問を投げかけることが多くて。私自身もよく、いろいろと「この人は今、どんなふうに思っているんだろう?」「どうすればいいのかな?」と考えるタイプなので、そういった意味では共通しているのかな、と思いました。

第1話では調理実習のシーンがありますが、伊原さん自身の調理実習の思い出はありますか?

中学校の調理実習だったかな…私、小さな時から母の手伝いをしていたので、玉ねぎをわりと早くトントントンと切ることができたんです。実習で何をつくったのか忘れちゃったんですけど、その技をクラスの子たちに見せびらかそうと思って、トントントントンって切っていたんです。みんなも「わ、すごいね」って言ってくれて、うれしくなってさらに切るスピードを上げたら、指を切ってしまって。でも、せっかくクラスの子たちが感心しているのに、「そんなところは見せられないッ」と思って、どうにか隠し通して、お手洗いにササッと行って手当てをしたっていう思い出があります(笑)。

そんなことが! ちなみに、得意料理は何ですか?

よくつくるのは「チキン南蛮」で、ちょっと前から「肉じゃが」をつくることにもハマりました。圧力鍋を買ったので、煮物をすごく美味しくつくれるようになったからっていうのもあるんですけど(笑)。

圧力鍋は重宝しますよね。お肉も短時間煮るだけでホロホロになりますし。

そうなんですよ! カレーのお肉とかも圧力5分かけるだけで柔らかくなるので、「文明の利器って素晴らしい!」って思いました。買ったばかりのころは、煮物しかつくっていなかったです(笑)。あと、圧力鍋でご飯を炊くと美味しいので、ぜひ試してみてください。

炊いてみます。ところで、委員長の家は折り目正しくて厳格な、という家風ですし、言葉づかいもていねいですよね。

私自身はお嬢様じゃないので、「お母さま」と呼ぶような厳格な家で育っている委員長を違和感なく演じられるのか、ちょっと心配にもなりました(笑)。育ちの良さがあるので、どんぶり飯をかっこむことに対して、当初は「はしたない」という見方を委員長はしているんです。でも、どんぶり飯と出合ってから欲望に対してまっすぐになっていって。そこがかわいいし、その純粋さが委員長の魅力なのかなって思ったので、そういうギャップを見せられたらいいな、と考えています。しっかりしている女の子なんですけど、牛丼屋さんへ行くのに大真面目に変装したりするんです! 「いやいや、委員長それは違うから〜」ってツッコミたくなるようなキャラクターとして愛されるようになりたいです。

どんぶり委員長 伊原六花 WHAT's IN? tokyoインタビュー

なるほど。では、伊原さん自身が好きなどんぶり飯を挙げるとするならば?

「ローストビーフ丼」と「親子丼」が好きです。理由は単純で、ただただお肉が好きだから、という…(笑)。なので、肉そのものの味や食感を楽しめる「ローストビーフ丼」が大好き。アクセントでわさびを加えたり、いろいろな楽しみ方があるなと思います。「親子丼」は王道のどんぶりですし、家で私もよくつくります。

第1話では、おんたま(温泉玉子)を乗せたスペシャルな「親子丼」が登場しますが、玉子オン温玉は、伊原さん的にアリなんでしょうか?

実は私も思いました。「えっ、卵とじの上に、さらに温玉!?」って(笑)。でも、自分で「親子丼」をつくる時も、半分くらい溶き卵を流して固めにしておいてから、残りを入れてトロッと仕上げたりするので、そこに温玉を乗せたら、もっとクリーミーになるんだろうなって、自分の中では腑に落ちたところがあります。これがどんなふうに映るのか、楽しみにしていてください。

料理そのものはもちろん、食べ方や表情でもシズル感を出すことになっていくと思います。何か工夫はしているのでしょうか?

ふだんから「リアクションが大きい」と言われることが多いので(笑)、そういう部分を実食するシーンでも出していきたいなと思っています。毎回、どんぶり飯が1つか2つ出てくるので、どういう顔をしたら美味しそうに映るのかなと思って、『孤独のグルメ』や『忘却のサチコ』をはじめとするテレビ東京さんのグルメドラマを参考に、「こういう表情をすると、ひと味ちがって見えるんだな」とか、いろいろと自分なりに研究したところがあったりします。食べ方にしても、よく噛みしめて味わうのと、ワーッと“かっこむ”のとでは違って見えると思うので、料理に合った表現ができるようにレパートリーを増やしていきたいです。ただ、食べているシーンでは委員長の「心の声」もモノローグとして入ってきますし、かっこみながら表情を変えていくのはやっぱり難しいので、そこを課題として意識しながら撮影に臨んでいます。

そのモノローグのニュアンスも楽しみです。

委員長からすると、どんぶりをかっこんでいるところをほかの子には見られたくないと思うくらい、自分のイメージと違うことをしているという意識があるんです。その、表面的にしっかりした部分と心の中の“どんぶり愛”のギャップが大事かなと思っているので、モノローグの話し方にもバリエーションをつけたいなと思っています。

何を乗せてもいいというどんぶり飯の自由さこそが“宇宙”を感じさせてくれるのかも。

どんぶり委員長 伊原六花 WHAT's IN? tokyoインタビュー

それと、どんぶり飯を“かっこむ”食べ方そのものもポイントになってくるのかな、と思っています。

そうなんです。しかも「かっこみます」と宣言するか、(小西詠斗演じる、どんぶり飯をつくるのを得意とするクラスメイトの)吉田くんから「かっこめ!」と言われるのを合図に食べ始めるのが、何か面白くて(笑)。あと、「美味しそうすぎる!」というワードも結構出てくるので、毎回どんなふうに言うのかを工夫していきたいなと考えています。

委員長はどんぶり飯を食することによって人生が変わるような思いを毎回していきますが、伊原さん自身は「世界が変わった!」と思ったような経験をされたことがありますか?

すごく小さな規模で「自分の世界が変わった」という感じなんですけど…私、さつまいもが大好きなんです。高校までは単純に好きな食べ物の1つだったんですけど、上京してきてから一度、干し芋にハマったことがあって。それまで自分から進んで食べたことがなかったのに、口にした瞬間、「なんて美味しいんだろうッ!」と思って、世界が変わりました(笑)。しかも噛めば噛むほど、さつまいもの味が口いっぱいに広がっていって。それ以降、毎日のように食べています。

今回のドラマで、概念が変わるような新たなどんぶり飯には出合えそうですか?

原作では肉まんを乗せるどんぶりが出てくるんですけど、これはちょっと食べたことがないなというものでした。アサリから引いたダシをご飯にかけて、その上に肉まんを切って乗せて、ダシを染みこませて食べる、というどんぶりなんですけど、どんな味がするのか楽しみです。

そういう未知との遭遇がたくさん待っているということですね。ある意味、どんぶり飯というのは“宇宙”なんだなと思ったりもしました。

確かに! 私、さつまいもにハマった時に“宇宙”を感じたんです。スイートポテトにもなるし、大学いもにもなるし、タルトにもなりますし…「もしかして、さつまいもって無限じゃない!?」って(笑)。どんぶり飯もアイデアとかアレンジが無限にできそうなので、ここにも“宇宙”がありそうだなって思いました。

温かいどんぶりだけじゃなくて、海鮮丼だったり冷たいどんぶりもあったりするので、ご飯の上に何かを乗せるだけで成立するっていうのは、どんぶり飯の世界観ってちょっとすごいなと感じたりもしていて。

本当そうだと思います。その自由さこそが、“宇宙”を感じさせてくれるのかもしれません!

どんぶり委員長 伊原六花 WHAT's IN? tokyoインタビュー

そこを踏まえてお訊きしますが、伊原さんオリジナルどんぶり飯って、あったりするのでしょうか?

私のオリジナルはちょっと思いつかないんですけど、先ほどおっしゃったように、どんぶりって「こうじゃなくちゃいけない」っていうルールで縛られていなくて、「何でもアリ」なところが魅力なのかなと思っていて。それこそ、さつまいもの乗せ方を工夫して、オリジナルどんぶりをつくりたいです。ご飯とおいもを一緒に炊くのとはひと味違ってくると思いますし、一緒に炊いて美味しいということは、上に乗せても美味しいに違いない! …と私は信じています。今度ためしてみます。

はい、ぜひ! ちなみに、ダンスの全国大会前には必ず食べた“勝負メシ”のような料理は、ありましたか?

勝負メシというとカツ丼のイメージがあると思うんですけど、私は母がつくってくれるスープが大好きで。大会前はもちろん、練習でヘトヘトになって「疲れすぎて、もう何も食べたい気持ちが起きない」という時に、野菜いっぱいのスープを母がつくってくれたんです。なので、“大一番前の〜”というより、勝負に行くまでの過程で自分を支えてくれた料理になるんですけど、そのスープを口にすると「お母さんの味だ!」っていう感じで、元気が出てきます。

素敵なお話ですね。では、委員長という役を通して、どんなことを伝えたいですか?

『どんぶり委員長』というタイトルどおり、すごく美味しそうなどんぶり飯がたくさん出てくるので、深夜の“飯テロ”として見てくださるみなさんのお腹を空かせるような作品になればいいなと思います。さらに、「明日つくってみようかな」と思えるくらいレシピも簡単なので、そこも楽しみにしていただきつつ、出てくるキャラクターたちの個性にも注目していただけたらうれしいです。生真面目な委員長と、どんぶり飯をつくってくれるちょっと不良の吉田(小西詠斗)くんの正反対なキャラだからこそ生まれる面白さだったり、周りのキャスも含めてお互いの思いに気づいたりもするので、毎回ちょっとずつ違う見どころを楽しみにしていただけたらいいなと思っています。

ただ、原作でもどんぶり飯にハマッたがために体重増を気にする委員長のエピソードが描かれるじゃないですか。グルメドラマは1日に何回も食べるでしょうから、役者さんもそこのコントロールが大変そうだなと思いました。

そうなんですよね…。監督さんからは、1回の撮影でどんぶり2杯くらいは食べることになりそうって言われたんです。1日に話数が違うシーンを撮る時は、結構ハードだなって。ダンス部にいた高校の時は何を食べても太らなかったんですけど、当時とは運動量が全然違うので気をつけないと、って思って、筋トレを始めました。そうやってコントロールしながら、これ以上ないっていうくらい美味しそうな“かっこみ方”をしていくのが目標です。

スタイリング / NAKASHIMA ERIKA(OKAMOTO GISHO)
ヘアメイク / SATO NORIKO(OKAMOTO GISHO)


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伊原六花

1999年、大阪府生まれ。2018年、ドラマ『チア☆ダン』でデビュー。2019年にドラマ『明治東亰恋伽』で主演に抜擢されると、同年、NHK連続テレビ小説『なつぞら』に出演。

オフィシャルサイト
http://www.web-foster.com/pc/artists/Ihara/Rikka

オフィシャルTwitter
@rikka_ihara

オフィシャルInstagram
@rikka.ihara.official

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ドラマ『どんぶり委員長』

10月24日(土)スタート
BSテレ東 毎週土曜深夜 0:00~0:30
※テレビ大阪は毎週土曜深夜 0:56~1:26

出演:伊原六花 小西詠斗 前田航基 伊藤理々杏(乃木坂46)ほか

原作:市川ヒロシ「どんぶり委員長」(双葉社アクションコミックス)
脚本:池田テツヒロ
監督:久万真路 進藤丈広 吉川鮎太
プロデューサー:小林教子(テレビ東京)/櫻田惇平(ホリプロ)
制作:BSテレ東/ホリプロ

オフィシャルサイト
https://www.bs-tvtokyo.co.jp/donburi/

©「どんぶり委員長」製作委員会2020