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陸海空の楽しさで覇権を握った!?『Craftopia(クラフトピア)』開発も知らないおもしろさが拡大中

陸海空の楽しさで覇権を握った!?『Craftopia(クラフトピア)』開発も知らないおもしろさが拡大中

アーリーアクセスが始まってから約1ヶ月。『Craftopia(クラフトピア)』は、冒険、クラフト、建築、動物やモンスターのペット化といった楽しさが基盤としてあるうえに、新アイテムの追加や想定外のおもしろいバグ、より気持ちよくプレイするための機能改善などが休日以外毎日行われ、日々進化し続けている。この成長速度はついていくのがやっと。そこにユーザー発信のステキな建造物の報告、より効率的な農業の方法、ダンジョン攻略のヒントなどがTwitterやDiscordで流れてくると、相乗効果によって楽しさでめった打ちにされるような感覚を味わえる。これまで書いてきた記事とは少しテイストを変えて、最近私がハマっていることを中心に本作で体験できる楽しさを紹介。

楽しいこと全部盛り!『Craftopia(クラフトピア)』あなたが求めるゲームはここにある!

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2020.08.14

アーリーアクセスまえに知っておきたい『Craftopia(クラフトピア)』可能性だらけの世界

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2020.08.28

アーリーアクセス開始!『Craftopia(クラフトピア)』毎日何かが変化する世界の創成期をリポート

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2020.09.19

文 / 大部美智子


乗り物あつまれ!

転移の祭壇は、資源と費用を支払えばさまざまな島へ移動させてくれる。砂漠、火山、雪山、草原、風車の立ち並ぶ町など規模に大小はあるけれど、新しい星クラフトピアの広大な土地を駆けまわることになる。初めてその土地に降り立ったときはどんな地形なのか、どんな生き物がいるか、何があるかなどに意識が向かっているのであまり気にしないかもしれないけれど、探索を終えてふと「あそこに行きたいな」と思ったときにそれが遠方だったらちょっと面倒に感じることもあるかもしれない。そんなときにうれしいのが各種乗り物だ! スタミナを消費せず、走るよりも早く移動することができる。……と、深夜帯の通販番組のような導入になってしまったけれど、移動を楽しくしてくれる乗り物を紹介していくよ。

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▲以前の記事で“木のホバーボード”を動画で紹介したけれど、これは材料にバイオエタノールや電池などを使用している近未来的なデザインのもの。できることは同じ。少しだけ浮いて、スライドするように地面や水上を移動してジャンプ時には画像のようにトリックできる

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▲かっこよさしかない大型バイク! Rボタンで急ブレーキをかけると、某有名漫画のようにドリフトしながら停車する。これがかっこいい

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▲バギーのフォルムは何度見てもたまらない

陸路を行くならこの3台、とくにホバーボードは水上も移動できるので使い勝手がよくて好き。でもバイクとバギーは敵や動物を跳ね飛ばしてダメージを与えることができるし、ロマンがたっぷり詰まっているのでどれかひとつを選べといわれても選べない。
乗り物を紹介するうえでどうしても語っておきたいことがある。作成した直後の乗り物はモンスタープリズムと同じデザインでインベントリに入っていて、それを地面に投げると乗り物が出てくるというギミックになっている。まるで某国民的漫画のホイポイカプセル! 好き~、ロマンの塊~。仕様上むずかしいかもしれないけれど、使用後もモンスタープリズムの形に戻して持ち運びできるようになるとうれしいなー! 今後のアップデートで修理できるようになるそうなので、そのあたりも期待したい。陸と海(水上)の乗り物を紹介したので、つぎは空を飛ぶ乗り物を紹介するよ~!

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▲ひとり乗りのヘリコプター。なんというかわいさ。ただし、飛行中にジャンプして降りるとプロペラに頭が当たってダメージを食らう。頭上注意

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▲気球のデザインはログインするごとに変わる。前後左右への移動はゆっくりなので、空島へ行くときの専用機にしようかな

剣と魔法で冒険ができるこの世界にバイクやバギーが登場するとは意外だったし、まさか空を飛べるとは思っていなかった。うれしい誤算! でもよく考えるとクラフトピアでは文明を進化させるごとにできることや作れるものが増えていくので、陸海空を制覇できるのは当然の流れなのかもしれない。今後もさまざまな乗り物が増えるのかな、バリエーションが増えるのかな、とわくわくさせてくれるのも開発陣のゲームに対する姿勢への信頼から。

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▲乗り物じゃないけれど、プレイヤーも発電機を回せるようになってうれしいので紹介。これで動物を犠牲にしなくても済むようになった。がんばって走っても現段階ではスタミナが切れるまでに3つしか電池を作れなかったので、またお願いすることになるかもしれないけどね!

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▲こちらも乗り物じゃないけれど、移動手段として紹介。画面下にある大砲に入ると勢いよく射出される

大砲の飛距離は45度のもので壁約11枚ぶん、0度のもので約5枚ぶん、90度のもので約9枚ぶんなので、移動時間の短縮に繋がる。さらに落下地点に大砲をどんどん置いていけば、そのたびにシュポーンと打ち出されるので長距離の移動も手軽になる。私の拠点では作業台の場所から家(次章で紹介!)に向かって飛ぶように設置していたのだけど、通りすがりの羊が砲台に触れたのか家に撃ち込まれていたので慌てて撤去した。
さて、こうも乗り物がたくさんあると“アレ”が欲しくなりますね。そう、ガレージが! 最初は木で作られた“壁-水平”、“壁-ななめ”、“壁-垂直”しか存在していなかったこの世界も、いまはたくさんの建材が実装されている。ということで、つぎは建物について紹介!

やっぱり自宅がいちばん!

新しい建材で家とガレージを作るぞー! と意気込んだものの、“石の○○”、“古びたレンガの○○”、“遺跡の○○”、“トタンの○○”、“SFな○○”……などなど、増えに増えた建材のバリエーションをまえに、何を使ってどう作ればいいのか思いつかずしばらく呆然とした。しかもこれまでなかった“屋根”や“妻壁”の登場! 建材の充実が私を苦しめるのでうれしい悲鳴! ちなみに妻壁とは屋根を支える壁のことだそうな。
センスがある人はいろいろな種類の建材を組み合わせて、かっこよかったりオシャレだったりする建造物を作りあげるけれど、私にはセンスがないのである程度の建材の統一が重要になってくるのだ。センスがないなりにいいものを作りたいという思いはある。

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▲ “うろこ”の建材は、文明を進化させる以外に使用用途がなかった“魚の切り身”が活用されたレシピ。余談だけど魚の切り身を使った魚料理のレシピも追加され、食卓ににぎわいを見せた

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▲きっとそれぞれのアイテム説明文に元ネタがあるんだろうと思うけれど、それがわからないと無性に悔しい

悩みに悩んで “しっくいの壁”と“わら葺き屋根”でナチュラルテイストの家をまずは作り、その横に石造りのガレージを作ることにした。足場を設置しながら崖際に建築。あーでもないこーでもないとひとつひとつ設置していってようやく完成。熱中し過ぎて、途中経過のSSを撮り損ねてしまった。

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▲我ながらいい出来では!? 気球が鮮やかなのも彩になっていてステキ!

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▲ガレージは石の床にして、気球も置けるようなオープンガレージにした。屋根の上の品種改良プラントは室内の照明用

ところがここで悲しい現実が。バギーが崖横のガレージに至る45度の坂を上れない! それどころか、ぶつかって坂にダメージを与えてしまう。そのままダメージを与え続けて坂が消えたら、バギーは下の川へ落ちて爆発する……。坂から離れようとバギーを動かしたけれど、運転を誤って床と床の隙間にハマった。もうだめだ。

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▲絶望。ゴールド免許(リアル)を返上しなければ……

バギーは後日、何かのはずみで落ちて爆発した。南無。気を取り直して、家のなかのことについて。つまりインテリア。これまで野ざらしになっていた作業台や窯などを屋内に持っていくことも考えたけれど、せっかくの新居なので作業スペースではなく居住スペースにしたいと考えた。

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▲来客用テーブルとイス、チェストを設置! でもまだ寂しいな……

今後、インテリアももっと増えるだろう。ベッドとかキッチンとか風呂とかトイレとか。とくにトイレは早めにほしい。なぜなら、この世界の生き物は自然に排便してしまうのだ。発電機で走っていてもプリッ、インテリアのSSを撮っていてもプリッ、資源採取に行ったさきでもプリッ。
トイレに座って自発的に出して溜めておけるようになれば、出先で置き去りにすることもなくなり、無駄なく資源として活用できると思うのだ。まったくの余談だけれど、肥溜めを作れるようになりたい。畑に使ってもよし、敵を落とす罠にしてもよし! 

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▲走っていると腸が刺激されるのかもしれない

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▲新居にうんこがー!

うんこは好きだがトイレに収まっていてほしいとも思う乙女心、わかっていただけるだろうか。トイレだけではなく、NPCの家にあったインテリアをプレイヤーが作れるようになる未来も期待。ちなみに実装されたばかりのイスは、座っているとお腹が減らなくなる神仕様。作業台や発酵所のアイテム完成を待っているときなど、ちょっと座ってひと息つくときにおすすめ。いや、それこそリアルのトイレに行くときに座っておけば、満腹度がゼロになってライフが減少することもなくなる。トイレは大事……あれ、何の話だったかな。

野生のエンジニア

たくさんのプレイヤーがプレイし、そのフィードバックを開発陣が受け取り、ゲームが日々改良されていく……。そのレスポンスの早さや開発陣との距離の近さは、近年まれに見るレベルだ。前回の記事でも少し触れたけれど、プレイヤーが望むVRM対応(オリジナルアバターが使用できるようになる)に前向きな姿勢を見せてくれていた開発陣。しかし、そこで誰もが予想していなかったことが起きた。

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▲プレイヤーのひとりであり、自身でもゲームを作成されているyoshipさん(TwitterID:@yoship1639)が、VRMデータをゲーム内に反映できる“VRMmod”を作成!

すごいことが起きた。何をどうしたらできるのか、個人でできるのかなどいろいろな疑問が頭のなかでグルグルしたけれど、本当にすごい。語彙を失うほどすごい。むずかしいことを考えるのは頭がいい人にお任せして、私もさっそく導入してみた!

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▲私のアバターがクラフトピアに爆誕!

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▲飛んだり跳ねたりバイクに乗ったり! すごい~!

私のアバターを制作してくれたちま屋さんには無料のサンプルモデル(VRMデータ)もあるので、VRMmodを試してみたい方におすすめ。かわいいイノシシくん(猫)で大地を駆けまわるのも楽しそう……!
自分の体を使って、このクラフトピアという星で生活している……まるで夢のよう。100%自分好みにデザインされたアバターでゲームがプレイできるなんて、『Craftopia(クラフトピア)』がゲームの覇権を握ったと言っても過言ではない。すばらしいゲームを作ってくれた開発陣ありがとう、そしてVRMmodを作ってくれたyoshipさんありがとう……! 現在はリップシンクにも対応し、プレイヤーが喋るとキャラクターの口も連動して動くようになったし、表情もつけられるようになった。キャラクターの生きている感じが増す、すばらしい仕様! 五体投地で感謝を表明したい。VRMmodに関してはこちらのページで諸注意をよく読み、あくまでも自己責任のうえで導入を。
いま現在もたくさんのプレイヤーがプレイして、新しい畑の圧縮法を発見したり、アイテムに付くエンチャントを研究したり、アスレチックステージを作成して開発陣がそれに挑んだり……新しいことがつぎつぎと生まれ、そしてそれを受け止めてくれる開発陣がいる。すでに楽しいこのゲームがさらに楽しくなることは、もう約束されているようなものなのだ。
9月25日、開発陣から「今後の開発体制・更新頻度に関して」という発表がされた。内容は、これまで平日は毎日更新があったけれど、それを毎週~毎月の頻度にするというもの。大きな理由は毎日更新する際のコストの削減やプレイヤーへの負担軽減などで、更新頻度が緩やかになることでまとめて行えたり、マルチ対応などが早く進めたりできるためで、さまざまな要因を総合的に考えて判断したとのこと。
率直に言って、英断だと思う。そもそも深夜まで作業をしていたり、毎日更新していたりするのをいちプレイヤーとして傍から見ていたけれど、体を壊すんじゃないかとハラハラしていた。あと、あまりにも個人的な意見で申し訳ないけれど、毎日更新だと記事を書き上げるタイミングにすごく悩むのだ(笑)。まとまった更新はすごくありがたい。えへへ。開発陣からの発表の全文はこちら。

後日、今後のロードマップも発表された。リンク先を見てもらうとわかるけれど、項目を大きく短期、中期、長期と分けて、それぞれがどのタイミングで実装されるのかとてもわかりやすい。遠い未来に実装されると思っていた項目が短期のカテゴリーに入っていたり、「こんな要素があったらいいのにな」と思う項目がすでに実装を見据えられていたり、「このさき『Craftopia(クラフトピア)』はもっともっとおもしろくなるぞ!」と予感させてくれる項目が入っていたり。ロードマップは夜中に発表されたにもかかわらず、多くの人がTwitterでリツイートし、コメントでにぎわったりDiscordで興奮冷めやらぬテンションで会話している様子が見られた。

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▲さきほど紹介したVRMの公式対応も短期にカテゴライズされていた!

ロードマップが発表されたことによってこれからどんな更新がされるのか、どんな風に変化していくのか、無数の可能性が用意されているとわかってプレイヤーは心に余裕ができたと思う。開発陣がしっかりとさきを見据えて作業しているんだということも知れて、安堵したり頼もしくなったりもしたはず。平日に毎日更新してきた開発陣の健康面が心配だったけれど、これで少し安心。どうしてもなぜかお母ちゃん目線になってしまう……。「ウワサじゃなくて、本当に4人+αで作っていたんだ……」という心配はまだ残っているけれど、末永く『Craftopia(クラフトピア)』を楽しませてもらうために、無理のない範囲でプレイヤーと開発陣の近しい距離を保ちつつ続いてほしいと願わずにいられない。
さて、今日は牛をとっ捕まえて大砲を使った打ち上げ式産地直送牛シチューシステムの構築をがんばるかな~。

フォトギャラリー

■タイトル:Craftopia(クラフトピア)
■発売元:ポケットペア
■プレイ環境:Steam®
■ジャンル:オープンワールドクラフトサバイバルアクションゲーム
■アーリーアクセスリリース日:2020年9月4日
■価格:2,570円(税込)


『Craftopia(クラフトピア)』オフィシャルサイト

© 2019, Pocketpair, Inc. Inspired in Tokyo.