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『機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON』アーケード版未参戦機体の性能に迫る

『機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON』アーケード版未参戦機体の性能に迫る

さまざまなガンダム作品からの参戦機体による2on2アクションゲーム『機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストON(以下、マキオン)』が発売中。

前回の記事では、ゲームの魅力や要素をご紹介した。それに続き今回の記事では、本作の注目ポイントのひとつであるPS4版からの新規参戦機体の“ザクアメイジング”、“モンテーロ”、“ガンダム・バルバトスルプスレクス(※)”をより詳しく紹介していく。シリーズ経験者である筆者が、武装や機体特徴だけでなく「それぞれの機体がどんなプレイヤーに合うのか?」などにも触れている。PS4版の発売をきっかけにシリーズに触れたプレイヤーの手助けになれば幸いだ。

文 / セスタス原川


ゲームの基礎を学べるザクアメイジング

『ガンダムビルドファイターズ』より参戦のザクアメイジングは、使い勝手の良い2000コストの機体。癖の少ない武装が揃っており、本作からゲームを始めた初心者がゲームの基礎を学ぶのにうってつけの性能だ。注意点を挙げるとすれば、使用する弾の全てが実弾属性であること。ビームと実弾がぶつかり合った際、実弾はビームに一方的にかき消されてしまう。当たり判定の大きい照射系のビーム攻撃には注意しよう。

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▲パイロットはユウキ・タツヤ。原作アニメでは、主人公イオリ・セイとレイジの操るビルドストライクガンダムと激戦を繰り広げた

ちなみに、本作の機体の武装には射撃、格闘、サブ射撃、特殊射撃、特殊格闘。加えて、機体によってはチャージ格闘、チャージ射撃の合計7種類が存在する。他にも、ボタンとレバーを同時入力することで性能が変化する武装や、下格闘が射撃武装にあてられているなど、機体によって武装とコマンドの種類はさまざまだ。

ザクアメイジングのメイン射撃は、まっすぐに飛ぶ実弾を撃つオーソドックスなもの。多くの機体が持つビームライフルと射撃の当て方自体は変わらない。全ての基本となる武装なので、これをまず当てられるようにしよう。射撃チャージでは高威力のバズーカーを撃つ。こちらは単発ダメージが高いため、格闘コンボの締めや確定でダメージが狙える際に使えるとダメージが取りやすくなる。しかし、射撃ボタンを押し続けていると、とっさにメイン射撃、サブ射撃、特殊射撃が出せなくなってしまうので、チャージばかりしていて他の弾を打たない……という状態にはならないようにしたい。

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▲実弾射撃はビームライフルだけでなく、複数の弾をばら撒くマシンガン系統にかき消されてしまう弱点もある。他の機体を使う際にも武装が実弾なのかビームなのかは事前にチェックしておきたい

チャージ格闘では高弾速の実弾を放つ。どちらかと言えば射撃よりも狙撃という表現が近く、敵の着地したタイミングを狙って放つことで簡単に当てられる武装だ。かなり高性能な武装なうえ、こちらはメイン射撃を打ちながら溜められるので、暇さえあれば常に溜めておいて問題ないだろう。

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▲チャージ格闘からの追撃はダメージが伸びやすいので、格闘につなげば大ダメージを狙える

サブ射撃は、大きく横に動きながら実弾を左右2発ずつ2回、合計4連射する。弾が発射されるまでのスピードが早いので、格闘機に詰められた際にとっさに出せると便利だ。他にも、メイン射撃からのキャンセルルートもあるので、メイン射撃の追撃としても使える。なおキャンセルルートとは、本来であればブーストダッシュを使って武装をキャンセルしなければならないところを、その繋ぎのアクション無しに武装から武装へと素早く移行できる仕組みのことだ。

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▲サブ射撃は大きく動くが、ブースト消費が多いため使いすぎは厳禁。追撃、迎撃の2つの用途で使用することを心がけよう。動きを活かしてオーバーヒート状態になった時の最後のあがきとしても使える

特殊射撃では、誘導の強いミサイルを一斉発射する。3000コストの強力な僚機の後衛を務める際には、この武装を頻繁に撃って援護をしてあげよう。ミサイルの誘導はただ動いているだけでは当たってしまうほど強力で、敵にステップ(誘導を切る動作)を強要できる。当てられても嬉しい、避けられても敵の行動を制限できる優秀な武装だ。

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▲敵にしていても厄介な武装。この武装に限らず「誘導が強い武装を撃たれたらステップをする」と心がけておこう

特殊格闘は、敵を拘束できる格闘を放つ。ヒット後は格闘ボタンの追加入力で連続追撃が可能。直接当てることが難しいが、メイン射撃からの追撃、各種格闘からのコンボ先として使うと良いだろう。

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▲長い時間敵を拘束させられるので、時間稼ぎをしたい際などには特殊格闘に繋ぐといやらしいコンボとなる

ザクアメイジングは格闘も2000コストの射撃寄り万能機として優秀なものが揃っている。射撃中心の戦いが基本だが、いざというときにはとっさに格闘を出せるように意識しておくと良いだろう。使用する格闘は、回り込み性能が良く差し込みやすい横格闘、伸びが良く相手を追う際に優秀なブーストダッシュ格闘がオススメだ。また、格闘を当てた際には、特殊格闘を入力して派生できる特殊格闘派生を覚えておきたい。慣れるまでは入力のタイミングが難しいかもしれないが、コンボのダメージを大幅に底上げできる。また、特殊格闘派生に合わせて入力したレバーの方向によって、派生の形も変化する。まずは一番簡単かつダメージも出しやすい、レバー入力なし(ニュートラル)の特殊格闘の派生を出せるようになるといいだろう。

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▲特殊格闘派生はダウンを取るためにも優秀。格闘を当てたら、ひとまず特殊格闘派生をすることを心がけておけば概ね問題ない

ザクアメイジングは、特殊な機体性能として“リアクティブアーマー”を装備している。武装の一番下の枠がアーマーの耐久値を示しており初期値は200。この武装ゲージが残っている限りは被弾ダメージが3割カットされるので、後衛として耐久値を残すことが他の機体に比べて簡単だ。さらに、撃墜されて敗北する際には、アメイジングブースターとなって復活できる。ここまで後衛に特化した特殊武装があり、さらに武装も扱いやすいオーソドックスなものが揃っている。初心者の方はまずはこの機体で後衛の基本を練習して、僚機にチームコストを譲り、自分は負けないように耐えしのぐ“後落ち”の立ち回りを身につけてみよう。耐久値を残して戦えるようになれば、その技術は他の後衛機体を使う際にも活かせるはずだ。

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▲アメイジングブースターになれば延命こそできるが、攻撃に関してはほとんど何もできない。僚機に全てを任せよう

実践級のテクニックを極められるモンテーロ

『ガンダム Gのレコンギスタ』から参戦したモンテーロはザクアメイジングと同じく2000コストの機体だが、キャンセルルートを活かした落下テクニックや、癖の強い武装が多い。細かく素早い入力が求められるので、基本を覚えた上で次のステップに進みたい人にオススメの機体だ。まず、この機体の中で使いこなすべき武装は横サブ射撃のビームワイヤー薙ぎ払いだろう。横に広い衝撃波を飛ばす攻撃で、タイミングを狙って撃てば敵にガードを強要できる非常に強力な武装だ。また、この機体はシリーズお馴染みのアシストからメイン射撃のキャンセルルートを利用した落下テクニック(詳細は後述)を持っている。これらを使いこなせれば、戦場で2000コストとは思えないほどの存在感を発揮できるだろう。

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▲パイロットはクリム・ニック。アメリア軍が開発した試作型モビルスーツで、原作では主人公機のG-セルフと共闘した

メイン射撃は標準的なビームライフル。足も止まらず使い勝手も良いが、こればかりに頼ってしまうと弾切れになりやすい。後述するキャンセルルートなどでも使用する武装なので、弾数管理をしっかりとするように心がけよう。射撃チャージは、ビームジャベリンを投げる射撃武装。上下への誘導が強いので、自分の下にいる敵や、上昇している敵に対してよく刺さる。メイン射撃が弾切れしないように、こちらも弾幕として織り交ぜていきたい。

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▲チャージ射撃はたまに使ってメイン射撃を温存することも大切だが、ザクアメイジングに同じく常に溜めていると、ここぞという場面で攻撃を出せない状況になるので注意

サブ射撃はレバーの方向に応じて性能が変化する武装だ。レバーを入力しないニュートラル状態では、鞭を繰り出して敵を拘束する。その後には射撃の追加入力で敵を拘束したり、格闘入力で手早くコンボを終わらせたり、特殊格闘派生で大ダメージを狙ったりと、さまざまな攻撃に派生できる。もう1種類の横サブ射撃はビームワイヤーを薙ぎ払い衝撃波を飛ばす武装。衝撃波は横に広い判定を持っており、横方向のブーストダッシュをしている敵に対して非常に当てやすい。モンテーロの生命線とも言える武装なので、まずはこれが当たるタイミングを実践で覚えていこう。

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▲横サブ射撃から飛ばされる衝撃波自体に誘導性能はほとんどない。他の武装と違って、誘導ではなく攻撃範囲で当てるタイプの武装だ

特殊射撃は、G-セルフをアシストとして呼び出すアシスト武装。メインへのキャンセルルートがあり、アシストからメイン射撃を撃つと機体が自由落下状態に移行して、素早い着地でブーストを回復できる。このアシストからメインのキャンセルルートを活かした落下テクニックは、他の機体でも応用できる本作の重要テクニックの1つなので、この機体を通してしっかりと身に着けておこう。アシストとして呼び出されるG-セルフの攻撃方向は、ニュートラルで照射ビーム、レバー前と横で2種類の突撃からビーム、ビームから突撃と、レバーの入力で3種類に変化する。遠距離ならニュートラル、近距離は突撃と、状況に合わせて使い分けよう。

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▲アシストの弾数は1回分しかないので無駄遣いは厳禁。余裕があるときはけん制として弾幕に使用しても良いが、ここぞという場面には安全に落下するために温存しおきたい

特殊格闘はビームワイヤーを回転させて突進する格闘。前方に射撃バリアを展開しており、敵の射撃を打ち消しながら接近できる。さらに、格闘の判定が機体の前面に出ているため格闘同士のぶつかり合いにも強く、敵の格闘に対して迎撃目的で設置するのも非常に強力な武装だ。モンテーロは2000コストなので、3000コストに追いかけられてしまう展開はどうしても苦しい。「もうダメだ!」と思った際には、とりあえずこの特殊格闘を出してみよう。運が良ければ敵に反撃。もしダメでもダメージの大きい格闘コンボをもらう可能性を格段に下げられるだろう。

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▲特殊格闘ヒット時は各種格闘にキャンセルができる。格闘を狙ってきた敵に手痛いカウンターをお見舞いしてやろう

チャージ格闘はミサイルを3連射する武装。ミサイル自体の性能は控えめだが、特殊射撃のアシストと同じくメイン射撃にキャンセルできるので、同じく落下テクニックの1つとして使える。特殊射撃がリロード中は、このチャージ格闘を利用してブーストを管理しよう。

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▲アシストがない時間にはチャージ格闘を溜めておく癖をつけておくと、弱い時間となる特殊射撃のリロード中をカバーできる

モンテーロの武装は、ザクアメイジングと比較するとやや癖があり、攻撃の要の横サブも最初はなかなか当てるタイミングを見極めるのが難しいだろう。しかし、どの武装も2000コストとは思えないほどの高性能なモノが揃っており、使いこなせば3000コストの猛攻をひらりとかわしながら立ち回るのも夢ではない。実践級のテクニックを身に着けて、より高レベルの戦いを楽しみたい人、それを目指したい人にオススメの機体だ。

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