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『ハイパースケープ』は空中戦や高所で戦う新機軸バトロワ! ゲームスピードが超早いから、コレについてこれるやつが勝者となる!

『ハイパースケープ』は空中戦や高所で戦う新機軸バトロワ! ゲームスピードが超早いから、コレについてこれるやつが勝者となる!

本作はユービーアイソフト送り出した一人称視点バトルロイヤルゲームだ。このジャンルはいま一番熱い対戦ゲームルールで、大勢のプレイヤーのうちたった1人が勝者になる「全員敵」のルールである。そして本作は、”バトルロイヤルあるある”の「逃げていたらいつの間にか1位になっていた」は存在しないようなデザインになっている。それを実現しているのが本作の異様に早いゲームスピードで、さらにそれを実現しているのがマップの崩壊速度だ。その詳細を早速レビューしていきたい。

文 / 池田伸次


基本ルールしかしこれも急いで行おう

本作ではソロモードもあるが、3人ひと組のチームを組んで戦うモードが基本だ。ソロモードなら最大100人だが、チーム戦では1セッション最大99人で、チーム数は最大33となる。

さまざまなバトルロイヤルゲームで標準となっている「空から飛び降りる戦闘開始アクション」を本作も採用しており、空中から良さげな降下ポイントに降りて、ビルのガラスを破壊してそこに置かれているアイテムを取得することで戦闘態勢を整える。

ハイパースケープ WHAT's IN? tokyoレビュー

一般的なバトロワではプレイエリアがどんどん狭まっていくシステムになっているものが多いが、本作の場合はマップの一部区域が徐々に崩れていく。崩壊の波に飲まれると死んでしまうため、そこから急いで離れる必要がある。

ホログラムの中で戦うサイバーパンクな世界

アイテムには武器以外に2個まで携帯可能なスキルもあり、壁を出現させる「ウォール」や敵を探知する「リヴィール」などを得て戦う。街はホログラムとなっており、実際の殺し合いをせずにプレイヤーもホログラムだ。そして得られるスキルは「ハック」と呼ばれておりサイバーパンクぽさもある。この時代には人間同士が戦い合うことがなくなっているようだ。

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特徴的なのはバトルグラウンドとなっている街の美しさ。戦うにあたって美麗マップで戦えるのは嬉しいし、プレイヤーは2段ジャンプが出来るのでぴょんぴょん跳びながら高所で戦ったり逃げたりする。たくさんのビルディング街でビルの中に入ってアイテムを探したり、外に出ると2段ジャンプを活かした空中戦を繰り広げたりするようなシチュエーションが多い。こうした要素はこれまでのバトロワにはない新しい体験を与えてくれる。

やられてもチームに貢献できる!?

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敵を倒していき最後の1人およびチームになるか、ゲーム後半で出現する「クラウン」をゲットして45秒間死ななければ見事勝利となる。このクラウンは、セッション進行の最終局面という状況をほかのバトロワ系ゲームと異なるものにしている。クラウンを他プレイヤー(他チーム)に取られたら必ず倒さないと勝たれてしまうので、全員がクラウン所持者をターゲットにする、しかし漁父の利でクラウン所持者をターゲットに動いている者を狙う輩も現れる。これは状況をカオスにするしおもしろい。

また本作は、いわゆる“ゴースティング”がゲームシステムとして実装されている。ゴースティングとは死んだ状態になると観戦モードになる作品で、戦況を味方チームにボイスやテキストチャットで教える密偵のような行為をいう。本作ではやられるとゴースト状態になり、タグを付ける能力で敵の位置を教える「ピン機能」を使ってチームに貢献できる。

「逃げていたらいつの間にか1位」が存在しない

実際の戦闘を見ていこう。まずは最初に言ったとおり降下してアイテムを得て戦闘準備を整える。しばらくするとマップの一部区域が崩れていくので、それに巻き込まれないように別の区域に移動する。

バトロワに遊び慣れているゲーマーなら、この区域が崩れていくテンポの速さに驚くであろう。このためゲームの展開がとても早い。『Apex Legends』が3だとすれば、本作は5ほどの早さだ。

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武器やスキルは同じものを取ればそれだけでレベルが上がり、そういった「ファーム」(強化のために特定の行動を繰り返すこと)が簡略化されていて、マップ崩壊の速度も早いし接敵する可能性がとても高いゲームデザインだ。これはもう、「とにかく戦闘をしろ!」という開発陣のメッセージを感じる。逃げていても前述した「リヴィール」で場所がわかってしまうし、そもそも逃げていたらいつの間にか1位になっている……なんてことは本作の場合まずない。

重ねて言うが早いマップ崩壊速度によって隠れていられないし、何をするにしても急がねばならないので、慣れないうちは場当たり的なプレイになるかもしれない。このフィーリングは独特なもので、ゲームのスピード感含めて合う合わないがありそうだ。合えばこれ以上ないくらい楽しめる1本となるだろう。

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マップの話もしておこう。現時点(シーズン1)でマップは1つのみだが、「ヘリオス」と呼ばれる場所にはは強い武器が集まるので人も多く集まる。ゆえに熱い戦闘を楽しめるのは間違いない。『ハイパースケープ』はゲームスピードに付いてこられるのなら肌に合うはずだ。

本作は基本プレイ無料タイトルで遊ぶ敷居は低く、課金要素はほかのバトルロイヤルゲームと同じ路線でコスメティック課金(服や武器の色変えなど)が実装されている。基本プリエ無料なのだから試してみない手はない。また「クロスプログレッション」というどの機種で遊んでもアカウントが同じならプレイデータが引き継げる機能もある。異なるプラットフォームのプレイヤー同士でも一緒に遊べるクロスプレイは未定となっているが、これが実装されれば街はさらに賑わうことだろう。ホログラムの世界で会おう!

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■タイトル:ハイパースケープ
■発売元:ユービーアイソフト
■対応ハード:PlayStation 4、Xbox One、PC
■ジャンル:バトルロイヤルゲーム
■対象年齢:12歳以上
■発売日:配信中(2020年8月11日)
■価格:基本プレイ無料(ゲーム内課金あり)


『ハイパースケープ』オフィシャルサイト

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