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“僕たちの熱”を伝える! 世古口 凌や鮎川太陽が “最高のエンターテインメント”を魅せる『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.2-が開幕!

“僕たちの熱”を伝える! 世古口 凌や鮎川太陽が “最高のエンターテインメント”を魅せる『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.2-が開幕!

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.2-が、8月19日(水)品川プリンスホテル ステラボールにて千秋楽を迎えた。
音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』の舞台化第2弾。8月12日(水)の開幕から全公演をニコニコ生放送でライブ配信、千秋楽公演はライブビューイングも行われ、大きな盛り上がりを見せた。
今作で登場したのは、シブヤ・ディビジョン“Fling Posse”とシンジュク・ディビジョン“麻天狼”、そして舞台オリジナルであるアサクサ・ディビジョン“鬼瓦ボンバーズ”の3ディビジョン。ラップバトルを繰り広げた俳優たちの熱演ぶりをゲネプロのステージレポートと開幕コメント合わせてお届けする。

取材・文 / 片桐ユウ


指先まで役を落とし込んだキャストたちがイキイキと良さを伝える

音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』。
物語の設定はH歴。武力に代わり人の精神に干渉する「ヒプノシスマイク」によって覇権を競う世界で、区画で生活する男たちが領土の獲得を狙い、ラップバトルで火花を散らすストーリーだ。
ヒップホップ界の重鎮や有名ラッパーが作詞・作曲として参加する楽曲の良さ、ファンを驚かせる様々なプロジェクト展開で人気を集めている。

初舞台化は2019年冬。イケブクロ・ディビジョン“Buster Bros!!!”、ヨコハマ・ディビジョン“MAD TRIGGER CREW”、そして舞台オリジナルであるアカバネ・ディビジョン“North Bastard”が登場した『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.1-は、ハイクオリティーなパフォーマンスが話題を呼び、この先に続くストーリーへの期待を高めていた。

だが待望の第2弾は、当初予定されていた5月の上演が新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止に。この8月、感染拡大防止対策を施してあらためての上演となった。
フェイスガードの着用や歓声や掛け声の禁止など制約のなかでの開幕となったが、逆境を跳ねのけるような熱いパフォーマンスがステージ上で繰り広げられた。

開演時間。まずステージに登場したのはディビジョン・ダンス・バトル“D.D.B”と呼ばれるパフォーマーのToyotaka。インフォメーションとハンドサインの練習を則して会場を温める。

“ヒプマイ”の世界観を説明する映像がステージ後方と客席両サイドのスクリーンに映し出されたあとは、いよいよ各ディビジョンの登場だ。

最初に現れたのはシブヤ・ディビジョン“Fling Posse”。

リーダーはキュートな見た目だが計算高い飴村乱数(世古口 凌)。彼は伝説的なMCグループ【The Dirty Dawg】の元メンバーでもあり、同じく【The Dirty Dawg】に所属していたシンジュク・ディビジョンの神宮寺寂雷(鮎川太陽)とは犬猿の仲である。
そんな乱数を面白がるように、あるいは見定めるかのように側にいるのが、作家の夢野幻太郎(前山剛久)。そして強運の持ち主ではあるが“すかんぴん”になることも多いギャンブラーの有栖川帝統(滝澤 諒)だ。

ポップで明るく、しかしその根底にはしたたかな自信が漲る“Fling Posse”のラップに続いて登場したのは、シンジュク・ディビジョン“麻天狼”。

リーダーは乱数と因縁のある天才医師・寂雷。メンバーはホストの伊弉冉一二三(荒木宏文)とサラリーマン・観音坂独歩(宮城紘大)だが、一二三は実のところ極度の女性恐怖症、そして独歩はかなりの悲観主義者という個性豊かな顔ぶれである。

スタイリッシュでセクシーさが漂う“麻天狼”のラップが会場を席巻。
その次には、舞台オリジナルであるアサクサ・ディビジョン“鬼瓦ボンバーズ”が登場した。

リーダーの鬼灯甚八(加藤良輔)を中心に、駒形正宗(和田泰右)と影向道四郎(結城伽寿也)がチームを固める。後方に揃うパフォーマーの“D.D.B”は揃いの法被を着ており、お祭り感を演出。べらんめえ調のリリックが“アサクサ・ディビジョン”の存在感を引き立てる。

全MCグループが登場して歌い上げるオープニング楽曲は迫力満点。振動が劇場全体に響きわたり、圧巻だ。

乱数と寂雷がにらみ合い、ふたりの因縁とドラマを予感させたところでオープニングは終了する。

今作の物語は、ひょんなことから“麻天狼”と“鬼瓦ボンバーズ”が親しくなり、それをよく思わない乱数の思惑によって、3グループが入り交じる騒動に発展していく様を描く。ディビジョン同士の小競り合いや結び付き、そして今回のトラブルによってチーム内の仲間意識が明らかになるという両面を楽しめるストーリーだ。

軽快な台詞の掛け合いや登場人物たちの関係性がにじみ出る場面にはホッコリ。そしてディビジョンのカラーやキャラクター性がわかる楽曲の良さを、指先まで役を落とし込んだキャストたちがイキイキと伝えている。

飴村乱数を演じる世古口 凌は、開幕に際して「本来なら5月に迎えるはずだったtrack.2 公演が、今やっと実現できると思うと感慨深いです。公演の準備を進めて下さったスタッフの方々への感謝と、公演を楽しみに待ってくれていたお客様一人一人にしっかりと僕達の熱が伝わるように本番を迎えたいと思います。劇場ではもちろん、配信先まで響かせます!!」とコメントしており、周囲を翻弄していく乱数を熱演。物語の要を担った。

シブヤ・ディビジョン“Fling Posse”メンバーである夢野幻太郎 役・前山剛久は出演が決まる前からの“ヒプマイ”ファン。楽曲を聴いていない日はないほどだったと開幕コメントで明かしており、中止になったときは悔しさを隠せなかったという。 「今もその影響は色濃く残っていて、普段通りの公演の形を取ることはできません。ただ、キャスト・スタッフ一同感染症対策を徹底して、今の状況で作れるベストの公演を目指しました。まだまだエンターテインメントの世界は風当たりが強いです。だからこそ、今のヒプステを沢山の人に観ていただき、その観てくださる方々に元気を与えることが僕たちの使命です」と決意を語り、ソロ楽曲を雰囲気たっぷりに奏でて観客を惹き付けていた。

有栖川帝統 役・滝澤 諒は「たくさんの方々のお力添えのもと、初日を迎えられることに改めて感謝の気持ちでいっぱいです。言葉だけでは言い表せない思いもありますが、今はとにかくこのヒプステを、笑顔で全力で駆け抜けることを目標に日々頑張りたいと思います! また、劇場だけでなく配信やライブビューイングでも皆様に作品をお届けできることも嬉しいです! 最高の作品です。大好きな作品です! 楽しんでくださいね!」と明るく呼び掛けるコメント。場面をコミカルさで盛り上げるとともにソロ楽曲ではギャンブラーの色気を放つ。

シンジュク・ディビジョン“麻天狼”チームの神宮寺寂雷 役・鮎川太陽は、開幕コメントにて「ヒプステは音楽が最高。カンパニー一同仲良く、そして魂を込めて稽古してきましたので、最高のエンターテインメントになっていると思います。ぜひ劇場で、またはご自宅にて公演を楽しんでいただけたらと思っております。ハンドサインで応援よろしくね!」と自信を覗かせており、長身から繰り出すパフォーマンスと寂雷の胸中を吐露するシーンで魅了。

伊弉冉一二三 役・荒木宏文は「一度はできなくなった作品を今、幕を開ける事ができる事、心から嬉しく思います。たくさん公演もやりたいし、席もフルに使って、より多くの方と思い切りハジけられたら……と、まだまだ欲求は満たしきれてはいませんが、まずは“舞台で一二三ができる”という事を純粋に喜んでいます。やりたい事も、見せたいものもまだまだたくさんあるので、今回の公演では皆さんに“ヒプステが足りない”“ヒプステもっと見たい!”と思われる魅力的な作品にし、未来へのバトンを繋げる作品になる様に全公演全力で参ります」と開幕コメントにて宣言。軽やかな身のこなしでキャラクターの明るさを打ち出す。

観音坂独歩 役・宮城紘大は「このような情勢の中、様々な決断やサポートをしてくださったスタッフのみなさんには頭が上がりません。エンタメの無限の力を信じて、今だからこそ伝えたいことがたくさんあります。客席の皆さんも、配信を観てくださる皆さんも、一緒にヒプノシスマイクの世界を最高に楽しみましょう!」と開幕コメントで意気込んだとおり、作品を目一杯に楽しむ様子が伝わってきた。

アサクサ・ディビジョン“鬼瓦ボンバーズ”の面々も、祭囃しを彷彿とする楽曲でステージを盛り上げる。「義理と人情」を体現するキャラクターたちが、ストーリーラインをしっかり運んでいた。

キャストのパフォーマンスはもちろん、曲に合わせたプロジェクションマッピングも見事。映像の多彩な使い方に目を奪われるが、それを舞台のパフォーマンスにキッチリ昇華させているスタッフ&キャストの技術にも驚かされる。
特に帝統のギャンブルシーン、寂雷と甚八のデュエットを包み込むような夕焼けと夜の景色、雨の降りしきる場面は秀逸だ。

未だコロナ禍が続く現在。その中にあっても、この作品へ注いだものを届けたいと決意したカンパニーの全力が伝わってくるステージだった。

この秋には、オオサカ・ディビジョン“どついたれ本舗”とナゴヤ・ディビジョン“Bad Ass Temple”を中心とした舞台化第3弾『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.3-が、東京・TOKYO DOME CITY HALLにて上演予定。

現時点で発表されている出演者は、白膠木 簓 役・荒牧慶彦、躑躅森盧笙 役・里中将道、天谷奴 零 役・東山義久。波羅夷空却 役・廣野凌大、四十物十四 役・加藤大悟、天国 獄 役・青柳塁斗の6名である。「track.3」の続報も楽しみに待ちたい。

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.2-

2020年8月12日(水)~8月19日(水)品川プリンスホテル ステラボール

原作:EVIL LINE RECORDS
演出:植木 豪
脚本:亀田真二郎
音楽監督:Ts
テーマソング:井手コウジ

出演:
シブヤ・ディビジョン“Fling Posse”
飴村乱数 役:世古口 凌
夢野幻太郎 役:前山剛久
有栖川帝統 役:滝澤 諒

シンジュク・ディビジョン“麻天狼”
神宮寺寂雷 役:鮎川太陽
伊弉冉一二三 役:荒木宏文
観音坂独歩 役:宮城紘大

アサクサ・ディビジョン“鬼瓦ボンバーズ”
鬼灯甚八 役:加藤良輔
駒形正宗 役:和田泰右
影向道四郎 役:結城伽寿也

ディビジョン・ダンス・バトル“D.D.B”
Toyotaka RYO gash! SHINSUKE Dolton KENTA GeN KIMUTAKU

主催:『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage製作委員会

オフィシャルサイト
オフィシャルTwitter(@hm_rtstage)

©『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage製作委員会

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.2- Blu-ray&DVD 発売

発売日:2021年2月3日(水)
価格:
初回限定版Blu-ray 11,800円(税別)/通常版Blu-ray 8,800円(税別)
初回限定版DVD 10,800円(税別)/通常版DVD 7,800円(税別)

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.2- ビジュアルブック 発売

発売日:2021年2月3日(水)
価格:4,000円(税別)