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楽しいこと全部盛り!『Craftopia(クラフトピア)』あなたが求めるゲームはここにある!

楽しいこと全部盛り!『Craftopia(クラフトピア)』あなたが求めるゲームはここにある!

ベルトコンベアで牛が次々と大鍋へ運ばれていく衝撃的なPVで一躍有名になった『Craftopia(クラフトピア)』。でもこのゲーム、あたりまえだけど牛を調理するだけではないのだ! 本作は動物を狩ったり飼ったり、農業に手を伸ばしては工業化を図ったり、家を建てたり、料理を作ったり、モンスターと戦ったり、ダンジョンに潜ってみたり、ペットを愛でたり、バイクや車で疾走したり、ドラゴン狩りに勤しんだり、ロケットを作ったり……!? なんでもありで、なんでもできるマルチ対応のサバイバル&クラフトゲーム。できることが多すぎてひと言じゃ形容できないほどの本作、9月4日に予定されている(早まる可能性もある)アーリーアクセスをまえにクローズドαテスト(現在は終了しています)の手応えを紹介。正式リリースまでにはさまざまな調整や修正、変更が入ると思うけれど、それでも変わらない本作の根本的な魅力をリポート!

文 / 大部美智子


すべてが滅んだあとの世界で生きていく

ちまたでよくある異世界転生モノよりも過激な方法でプレイヤーと地球が滅んだあと、神のはからいによってプレイヤーだけ復活することになった。新しい星“クラフトピア”でやり直せる機会を得たのだ。そうと決まったらまずはプレイヤーキャラクターの作成。

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▲フェイスタイプや髪型などを選び、自分好みのキャラクターを作成する

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▲αテストの時点では選べる種族は人間だけだったけれど、今後種族は増えるそうだ

ワールドに名前をつけたらプレイスタート! ちなみに作成したキャラクターとワールドは紐づいているわけではないので、最初に作成したキャラクターで新たに作ったワールドにログインすることも可能。これで何ができるかと言うと、“強くてニューゲーム”的なことができるのだ。Aというワールドで作ったものをキャラクターに所持させれば、Bというワールドに持っていくことも可能。

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▲緑豊かな大地に降り立った。美麗なグラフィックに目を奪われてしまう

ここからが濃厚で壮大で途方もないゲームの始まり。何をしてもいいし、何もしなくてもいい、自由溢れる生活の開幕だ! ともあれ右も左もわからないと思うので、最初は基本操作に慣れるためにもぶらぶらと散策しながら画面右上にあるミッションをこなすのがおすすめ。コントローラーが使えるようになるのは1~2ヶ月ほど先なので、まずはキーボード操作を覚えるのだ。

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▲崖を登ったり、グライダーで滑空したり

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▲キャンプファイアの上は上昇気流があるので、通過するとフワッと浮き上がる。高度があるとそのぶん遠くまで行けるけれど、スタミナが尽きるとその場で下に落ちる。落下ダメージに注意

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▲海や川、池は泳げるけれど、数%ずつおなかが空いていく。満腹度がゼロになるとダメージを受けて、最後には死んでしまう……。死ぬと所持金の10%を失い、初めて降り立った場所から再開。また、野生動物は水中で少しずつダメージを受けていくので、たまにその動物から採れる素材が水面に浮いている。こんな狩りの形もありかもしれない

基本的な動作に慣れたら、本作の大きな魅力である採取とクラフトに挑戦。木からは原木、岩からは石、動物を狩ると肉や革、ツノなどの素材が手に入る。プレイヤーはまだこの世界に降り立ったばかりで道具などは持っていない。エイヤーッと殴りかかるのだ!

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▲採取するためにマウスの左クリックで石を5回殴った。「この武器では効率がよくないようだ」という表示……うん、私もそう思う。拳が痛そう。左クリックを押しっぱなしにすると連続で殴ることができる

採取する対象に合った道具を使わないと2回叩いても1回しかアイテムがドロップしなかったり、必要数入手できるまでに時間がかかったりと非効率的、と思っていると「石のつるはしを作る」というミッションが出現!

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▲キーボードのOを押すとクラフト画面が開く

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▲石のつるはしで石を叩くと効率的に採取できる。伐採するときはオノ、モンスターや動物には剣や矢といった具合で、対象に適した道具を使う

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▲レシピは必要素材が見やすく、その素材から何が作れるか逆引きもできる便利仕様。何に使うかわからないけどとりあえず保存しておこう、となると所持品にすごく圧迫されてしまうので、必要・不必要が即座にわかるのはありがたい

素材を得るためにときには野生動物を狩る。地球でもよく見る牛、羊、鹿、狐などだ。肉や革、ツノやツメのなかでも肉はプレイ初期にお世話になる食材。キャンプファイアで調理した“焼いた肉”は空腹を満たしてくれる。
鳥、鹿、狐はすばしっこくて近づくと逃げてしまうので、武器を作れるようになるまでは牛や羊がいい。叩かない限りは逃げないし、叩いたあとは一定距離逃げて佇んでいるのだ。生肉はそのまま食べると危険で、HPが減ってしまう。ミッションでも“生肉のリスクを身をもって知る”という、1回食べてダメージを受けなければならない項目があるぐらい。食中毒は怖いもんね。火を通して食べよう! 一方、リアルで避けたほうがいい見知らぬ貝やキノコは、この世界なら生でも平気。なんなら動物やプレイヤーの出す“糞”だって食べられちゃう。余談だけど、糞をゲーム内に実装し、畑の肥やしやアイテムの素材にできるゲームは神ゲーしかない。糞を実装するというリアルな視点と大胆な仕様に尊敬と畏怖の念を込めてクソゲーと呼びたいけど、誤解を招くのでやめておく。

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▲ぷりっとかわいいピンク色の糞。プレイヤーを含めたすべての生き物から一定の間隔で排出される。硝石の材料となり、火薬の作成に必要となる

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▲食べたときに焼いた肉と同程度の効果がある“焼いた糞”。アメイジング。きっと今後は調整されてしまうんだろうなと思うと、αテストで体験することができて本当によかったと心から思う。私はきっと、ずっと忘れない

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▲クマは危険。大きく、強く、唸り声を聞くと本能的に恐怖を感じる

初めてクマに遭遇したときは、攻撃の強さに驚いて木の上に登って避難した。クマは登ってこれなかったがどこにも行くことができず、逃げ出したあとにけっきょく殺されてしまった。さきほども述べたように『クラフトピア』におけるデスペナルティは所持金が10%減るという点。「誰もいない島で通貨があるの?」と思うかもしれないけれど、道具や武器の修理にお金がかかるのだ。
お金は“市場”という施設を作って、そこでアイテムを売却すれば得ることができる。「誰が買ってくれているの?」という疑問は、『クラフトピア』における永遠のテーマかもしれない……もしかして神?
このように、ミッションをこなしていくと生きていくための基本的な行動がひととおり理解できるようになっている。ミッションをこなすとスキルポイントをもらえるけれど、それについては次回の記事で紹介するよ。

時代進化と文明の発達

『クラフトピア』を語るうえで外せないのが“時代進化”。島で一定の活動を行い、さまざまなアイテムを入手することができるようになると“文明の祭壇”を使って時代の進化が可能になる。その名のとおり、文明が発達してより複雑な道具や設備、料理が作れるようになるのだ。

たとえば採掘では石以外に銅鉱石や鉄鉱石、銀鉱石……とさまざまな種類があり、グレードが上がるごとに掘りにくくなっていて、石のツルハシでは掘れないものも出てくる。そのときは銅のツルハシや鉄のツルハシを作ると掘れるようになってくる。ただし、銅のツルハシを作るためには銅鉱石を溶かして銅のインゴットにしなくてはならない。じゃあどうやって溶かすかというと“炉”を使用する。これもクラフトで作っていくのだけど、炉を作るには大きな壁が立ちはだかる。そう、“文明”という大きな壁が! こんなときこそ時代進化なのだ。

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▲進化に必要なアイテムを揃えるのはそこまで難しくない

島での生活は、●●をするために▲▲が必要で、▲▲を入手するためには◆◆をしなくちゃいけなくて……とぐるぐる回っていく。フィールドを駆けまわっては作って、また駆け回っては作ってやっと念願のモノが入手できる……これぞクラフトの醍醐味!

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▲料理にも豊富なレシピが用意されている。お腹が減るアイコンだ……! 調味料は浜に流れ着いている樽を壊すと入手できる

最初に訪れた島が手狭になってきたら、“開拓の祭壇”を使ってほかの島に行くこともできる。開拓の祭壇を作ったら行きたい場所をチョイス。そこがはたしてどんな島で、どんな動物がいて、どんな生活が待っているかは行くまでわからない。これまでに身に着けた技術と道具を持って、新たな拠点作りから始まるのだ。

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▲開拓の祭壇はむちゃくちゃでかい。いざ新天地へ!

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▲中心が最初に訪れた島。ハテナマークの部分を選ぶと移動できる

ゲームの内容について全部説明したいところだけれど『クラフトピア』はできることが尋常じゃなく多く、そのすべてを余すことなく紹介するのは不可能。駆け足気味の説明になったけれど今回はここまで。次章ではゲームの内容とはちょっと違うけれど、ゲームをプレイするうえで重要かつ頼りになる運営について個人的な感想を綴らせてもらったよ。

テストプレイには必ずあるバグと運営の姿勢

αテストやアーリーアクセスといった正式サービスまえの状態は、ゲーム画面のスクリーンショットや動画の配信などに許可が下りることはめったになく、内容が流出しないよう運営から言われることがある。今後調整し変化していくゲームの現状やバグをプレイしていない人が見て、ゲームに対してマイナスなイメージを持ったりゲーム内容を誤解してしまったりするのを避けるためだ。それがふつうでこれまで何の違和感も覚えていなかったけれど、本作ではαテストであることを読者や視聴者にわかるようにしておけば、内容の公開がすべてオッケーなのである。懐が広すぎでは……!
「ゲーム内容に変更が入ると思うけれど」とこの記事の冒頭にも書いたけれど、日々こまめなアップデートが加えられていて驚くべき速度で進化し続けている本作。ツイッターやDiscordでテスターと運営が毎日さまざまな情報を交わしており、ユーザーと運営との距離が近いため通常では考えられない速度でゲームに反映されているのだ。たとえば下の動画は私が遭遇したバグ、踊るテーブル。予想しない展開に不意を突かれる。

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▲動画をTwitterに投稿した2分後には、ネットミームを交えて引用リツイートされていた。この運営……できるッ……!

以前から指摘があったのかもしれないけれど、動画投稿から数時間後のアップデートで修正され、テーブルは踊らなくなっていた。さようなら、陽気なテーブル。ここで紹介するから成仏しておくれ。
ほかにもエラーや操作で悩んでいるプレイヤーへ素早く声をかけたり、解決方法を提案したりする様子がTwitterからもよくわかる。プレイヤーからは「こうなったらもっと楽しいのでは?」、「こんなクラフトアイテムがあったらいいな!」などの意見がぽんぽん飛び出していて、近い未来にユーザー発案のアイデアが『クラフトピア』をさらにおもしろくしてくれる可能性がとても高い。
丁寧対応でおもしろく、懐が広くてバグ対応も早い運営とバグを報告してよりよい作品になることに尽力を惜しまないテスターたちの関係。もちろん、おもしろいゲームという礎があってこその関係だけど、運営とプレイヤーの双方からガッチリ支えられているゲームがこの『クラフトピア』なのだ。これではアーリーアクセスや製品版のリリースが楽しみにならないわけがない! 日々変化成長していく作品。製品版でもこの雰囲気が続くといいな。
次回の記事では今回触れられなかったスキルやダンジョン、マルチプレイ、エモートなどについてリポートする予定。マルチプレイはαテストのなかでもとくに開発中の部分で、今後大きく変わる要素もあるかもしれないけれど、マルチプレイによって広がるプレイの幅もあるのでお楽しみに。
記事内で紹介しきれなかった『クラフトピア』の世界のスケールやキャラクター、動物の動きなどを確認したい方は以下の動画をご覧ください。30分超えの実況になっているので、ご容赦を。

フォトギャラリー


■タイトル:Craftopia(クラフトピア)
■発売元:ポケットペア
■対応ハード:Steam®
■ジャンル:オープンワールドクラフトサバイバルアクションゲーム
■対象年齢:全年齢
■リリース日:2020年9月予定
■価格:2,570円(初回セールあり)


『Craftopia』オフィシャルサイト

© 2019, Pocketpair, Inc. Inspired in Tokyo.