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「前向きに生きよう」、加藤和樹がエールを込めた生配信ライブを開催。Kazuki Kato Acoustic Live “KK-station 2020” Livestream -Live positively- 初日レポート

「前向きに生きよう」、加藤和樹がエールを込めた生配信ライブを開催。Kazuki Kato Acoustic Live “KK-station 2020” Livestream -Live positively- 初日レポート

俳優・アーティスト・声優として幅広く活動する加藤和樹が、8月7日(金)と8日(土)に無観客ライブ「Kazuki Kato Acoustic Live “KK-station 2020” Livestream -Live positively-」を生配信!
ファンからのリクエスト楽曲を届ける人気シリーズ「KK-station」は2013年から定期的におこなわれており、今回は2016年秋以来、約4年ぶりの開催となる。
過去にライブ会場からの生中継はあったものの、“無観客”というのは今回が初の試み。
つねに観客とのコール&レスポンスを大事にステージに立つ加藤は、果たしてどんな表情を見せるのか……。久しぶりのライブへの期待とちょっぴりの不安を胸に、彼の新たなチャレンジとなる無観客ライブ生配信1日目の模様をレポートする。

取材・文 / 近藤明子 撮影 / 源賀津己


無観客でしたが、僕はひとりじゃないと感じることができました

開幕時間となり、軽快な音楽と共に配信が始まった。
「みなさーん、こんばんは!」という元気な挨拶のあと、耳に手を当ててレスポンスを待つお茶目な加藤の姿が現れる。

ラジオブースを模したテーブル横のパソコン画面に視線を落とし、観客との“会話”=チャットをさっそく楽しみながらスタートした「KK-station 2020」。

慣れない状況に、最初は緊張した素ぶりを見せていた加藤だったが、スタジオのオシャレな雰囲気に「背景は合成?」とチャットでツッコミがあると「合成じゃないですよ。本物です!」と笑顔を見せ、少し緊張が解けた様子。

今回のライブテーマは「-Live positively-(=前向きに生きる)」。

新型コロナウイルスの影響により今までとはまるで違う生活を強いられている苦しい胸の内や、不自由な日常の中に見つけた幸せ、心の支えになっているリクエスト楽曲への想いが綴られたファンからのメールを読みながら「グッとくるものがありますね」と優しく語りかけていく。

彼自身も上演予定だった舞台が中止となり、開催予定だった夏のツアーも延期を余儀なくされるなど、精神的にも大きなダメージを受けたはずだが、「一歩一歩、自分たちにできることをやっていきたいなと思った。ちょっとしたことでみんなが笑ってくれたら……小さいことかもしれないけど、それが大事」と熱く語る言葉が胸に響くのだった。

「皆さん、心と身体の準備はいいですか? イエーイ!」の声を合図に、オープニングナンバー「Ultra Woker」の演奏がスタートする。
バンドメンバーと笑顔を交わす姿は、いつものライブ風景そのものだが、そこに観客のいない寂しさも――。
続いて2曲目の「Carnation」では、軽快なリズムに乗って腰を振り、腕をブンブン振り回すなど、ライブ開始早々アクティブに動き回る。

「暑っ! ライブ久しぶりだけど、こんなに暑かったっけ?」と、早くも汗びっしょりの加藤。トークブースに戻り、チャット画面に「一緒にタオル回してました!」のコメントを見つけると「ありがとうございます」とまたまた笑顔に。

その後は、自粛期間中の過ごし方や、あらためて感じた、日々の感謝の気持ちや言葉の重みについてしみじみと語ったり、彼の人となりがにじみ出るハートフルなトークを展開。
リクエストメールを読む前に流れる効果音(※ランダムなので、何が飛び出すか分からないとのこと)にいちいち反応するお茶目な姿や、自分のボケに自分で突っ込んだあとに「あ~、みんなのリアクションが欲しいなぁ(苦笑)」とボヤく姿など、自然体な加藤に親しみが増す。

また、「早く加藤さんの歌を生で聴きたいです!」というメールが読み上げられると、チャットには「そうだ! そうだ!」「同じく!!!」というコメントがズラリと並び、視聴者の団結力の高さに加藤も「そんなみんなが大好きだ」とニッコリ。

そして、リクエスト曲を続けて3曲披露。
歌詞の意味やオリジナル曲に対するリスペクトも込められた力強い歌声が身体の隅々までジワジワと浸透していくような感覚に、思わず一緒になってリズムを刻んでしまう。

この日のライブは、スタッフともソーシャルディスタンスを保ちながら万全の態勢で臨んだのだという裏話や、リハーサルでマスクを着けたまま歌ったところ音量の調節に苦戦したというエピソード、ダチョウの抗体由来の除菌スプレーをかけられて顔がビチャビチャになった話など笑えるエピソードも交えながら、徹底して感染対策をおこない準備が進められた様子も語ってくれた。

そんないつもとは違う段取りに戸惑いもあったようだが、「それでも、久々にメンバーやスタッフに会って、それだけで楽しくリハーサルができました」と、この状況すらも楽しもうとするポジティブシンキングさを見せるが、時には落ち込むこともあるという……。

「そんなときに支えになったのが、皆さんのTwitterのコメントや手紙でした。自分は支えられて生きているんだ、つながっていることを忘れちゃいけないと思いました」
その言葉のとおり、この日のライブでは加藤和樹とファンの強い“つながり”を実感することができたように思う。

バンドメンバー(パーカッション:今村 舞、ギター:五十嵐勝人、キーボード:吹野クワガタ)も、ハイテンション&満面の笑顔でライブを盛り上げ、得も言われぬ一体感には、観ているこちらもだんだん身体が熱くなる。

ライブ後半は、加藤自身もギターを手に「stay by your side」「Laugh & Peace」の2曲を演奏し、一気に駆け抜ける。
そして「次でラストの曲です」という声に、会場のスタッフからは「えー!」と声が上がり、ファンの心の声を代弁したような叫びに、加藤も思わず苦笑い。
「これでチャットに“お疲れ様でした”なんてあっさりコメントを書かれてたらヤバイ。みんな、そんな感じじゃなかったじゃん、ってなるよ」と自虐的なコメントが飛び出す一幕もあったが、そんな場面で会場を揺るがす観客の笑い声が聞こえてこないのはやはり寂しいものもあった。

今まで当たり前のようにライブ会場に足を運び、熱い空気や音の圧を全身で感じていたのがはるか昔のようで、何とも哀しくなってしまう。けれど、無観客、配信という形でも、画面の向こうから加藤の想い、熱は伝わってくるものだ。

ラストナンバーは、6月10日に発売されたばかりのニューアルバム『Addicted Box』の中から自身が作詞を手がけた「Hello」をチョイス。
リリース記念のインストアライブがなくなったため、ファンの前で歌うのは今回が初めてとなるが、ひとつひとつの言葉が胸に迫る熱いメッセージには心が震え、早くライブで聴きたいと願わずにはいられない。

最後は大きくジャンプし、全11曲、約90分のライブは終了。
チャットには「アンコール!」の文字が並び、流れるコメントに追いつけず嬉しい悲鳴を上げる。

「あらためて『KK-station 2020』どうでしたか? 無観客でしたが、僕はひとりじゃないと感じることができました。ありがとうございます! 明日もよろしく! 笑顔で皆さんに会えることを楽しみにしています!!」という感謝の言葉とともに、1日目のライブは幕を閉じた。

日が変わり、2日目となる本日は選曲も雰囲気もガラリと変えて配信されるとのことで、こちらも楽しみだ。

また、10月28日(水)からは、延期となっていた全23会場を巡るライブツアー「Kazuki Kato Road Tour 2020 〜Thank you for coming! 2〜」がスタートする。
久しぶりの観客を前にしたライブで、思いっきり弾ける加藤の姿が見られるに違いない! 体調を整え、万全の態勢で待とう。

Kazuki Kato Acoustic Live “KK-station 2020” Livestream -Live positively-
2020年8月7日(金)SET LIST

M01. Ultra Woker
M02. Carnation
M03. Story(AI)
M04. フラワー(KinKi Kids)
M05. My Girl
M06. 何度でも(DREAMS COME TRUE)
M07. ひとりじゃない
M08. 生まれ来る子供たちのために(オフコース)
M09. stay by your side
M10. Laugh & Peace
M11. Hello

※8月8日(土)公演はSET LISTが異なります。

無観客生配信ライブ
Kazuki Kato Acoustic Live “KK-station 2020” Livestream -Live positively-

2020年8月7日(金)20:00~ 「Streaming+」にて生配信実施
2020年8月8日(土)17:00~ 「Streaming+」にて生配信実施

<アーカイブ配信>
配信開始~24時間視聴可能(ライブ終了後に自動アーカイブ)

*チケット購入(配信開始30分後まで購入可能)
購入はこちら

加藤和樹(かとう・かずき)

1984年10月7日生まれ、愛知県出身。2005年にミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年にミニ・アルバム『Rough Diamond』でCDデビュー。2009年からは韓国、台湾、中国でもCDリリースを果たし、海外にも活動の場を広げている。最新作ミニ・アルバム『Addicted Box』を6月にリリース。俳優としてドラマ・映画・舞台、ミュージカルに出演してするほか、声優としても活躍。近年の主な出演作品には【舞台】ミュージカル『ファントム』、ミュージカル『怪人と探偵』、『BACK BEAT』、『暗くなるまで待って』【CV】スーパー!ドラマTV「S.W.A.T.season3」、ゲーム「黒騎士と白の魔王」、ゲーム「ディズニーツイステッドワンダーランド」などがある。2020年10月にミュージカル「ローマの休日」への出演も決定している。

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