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「こういう役もやるんだ」と思ってもらえることが収穫。竜星涼&犬飼貴丈が“ほぼ裸”で挑んだ『ぐらんぶる』

「こういう役もやるんだ」と思ってもらえることが収穫。竜星涼&犬飼貴丈が“ほぼ裸”で挑んだ『ぐらんぶる』

2014年から連載が始まって以来、累計発行部数555万部を突破した井上堅二原作・吉岡公威作画による青春ダイビング(?)コメディ漫画『ぐらんぶる』。アニメ化はされたものの、登場キャラクターのあまりの脱ぎっぷりに「実写化は不可能」と言われ続けてきた問題作が、まさかの実写映画化。出演者コメントに異例の“担当マネージャーコメント”までついてきて、「いったいどれだけ脱いでるんだ?」と気になる人も多いだろう。

新型コロナウイルスの影響で公開が延期されるも、夏真っ盛りの8月7日(金)に満を持して世に放たれることとなった『ぐらんぶる』。“ほぼ裸”で駆け抜けた昨夏の撮影期間は、ダブル主演の竜星涼(北原伊織役)&犬飼貴丈(今村耕平役)にとっても、かけがえのない夏の思い出となったようだ。

取材・文 / とみたまい 撮影 / 冨田 望


撮影期間中は“ほぼ裸”。改めて知った、洋服&靴の大事さ

ぐらんぶる 竜星 涼 WHAT's IN? tokyoインタビュー

登場キャラクターのあまりの脱ぎっぷりから、「実写映画化は不可能」と言われ続けてきた『ぐらんぶる』。オファーがきたときの感想は?

竜星 僕は最初、『海猿』のような、ダイビングシーンも含めて原作をカッコよく撮る映画なんだろうなと捉えていまして。その後、イメージを沸かせるためにアニメを観たら……「裸になる作品だった」と(笑)。だから、最初の時点でちょっと間違っていたんですが(笑)、『ぐらんぶる』ファンが求める世界観をアニメで把握して、「なるほど、こういう感じか。面白そうだな」と……結果的には、役のために体を張らさせていただきました(笑)。

犬飼 僕はもともと原作のファンで内容を知っていましたが、「これは絶対に映像化しないだろう」と思う漫画のうちのひとつだったので、マネージャーさんから話を聞いたときには「え? ほんとに実写化するんだ!?」という驚きがありました。ただ、実写化するにしても「全裸じゃなくて上裸とかでやるのかな? でも、それだったら面白さが半減するよなぁ」とか思っていましたが、「脱ぎます」と言われて「あ、ガチでやるんだ」と(笑)ビックリしましたね。

あと、僕は水が苦手なので、実際にダイビングをすることに対しての不安が大きかったのと、今回のようにガッツリとしたコメディ作品に携わるのが初めてだったので、その点も不安ではありました。

ぐらんぶる WHAT's IN? tokyoインタビュー

とはいえ、英勉監督によると「おふたりがコンビ芸のように自由に動いてくれた」とのこと。初共演のおふたりですが、どのように息を合わせていったのでしょうか?

竜星 どちらかというと犬飼くんが自由にお芝居されていたので、僕はそれについて行った感じでしたね。

犬飼 いやいや(笑)、先輩が自由にさせてくださったので。先輩の胸を借りて、自由に動くことができました。

竜星 “そのやり取りを見守る英監督”という、いい感じのバランスでできたんじゃないかなと思います。

どういう掛け合いにしていくか、おふたりで相談したりは?

犬飼 そんなになかったような気がします。お互いの距離感をつかむうえで、最初に本読みができたのがすごく良かったんじゃないかなと思っ……。

竜星 あれ? 本読みしたっけ?

犬飼 え!? 本読みしましたよ!

竜星 ……したか(笑)。

犬飼 はい(笑)。本読みしてみて、お互いに通ずるものがあったのかなと思います。

竜星 そもそも、撮影に入る前にみんなでダイビングの資格を取りに行く期間がありましたから。講習を受けながら、みんなでひとつの目標に向かって取り組んでいく時間のなかで、ほかのキャストの人たちも含めて自然と仲良くなっていった感じはありましたね。

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ほぼ裸の撮影期間。苦労されたことはありますか?

竜星 僕は……“洋服の大事さ”に気付きました。物語の序盤は特に、裸で葉っぱの上に寝転んだりするシーンも多かったので。人間って、裸でいると毛虫とかに結構刺されたりするんですよ(笑)。撮影の序盤から毛虫に刺されたので、「洋服を着てたらこんなこともほとんどないだろうから、やっぱり洋服って大事だなぁ」と思いました(笑)。生身って、ケアが大変。

洋服の大事さを実感されたのですね(笑)。犬飼さんはいかがでしょうか?

犬飼 僕は「靴って大事なんだな」と思いました(笑)。裸足のシーンも多かったので……夏の撮影で裸足って、足の裏がすっごく熱いんです。「靴を履くことって、こんなに大事なんだな」と感じました。

撮影にあたって、ボディメイクはされましたか?

竜星 伊織は身体を作り込む役ではなかったのと、屈強な先輩たちとの違いが伊織と耕平にはあったほうがいいと僕は思っていたので、そこまで身体を作り込むようなことはしていません。

犬飼 そうですね。伊織と耕平がいきなりムキムキで現れたら違和感を覚えるし、屈強たちとの差がなくなってしまうので、ナチュラルなまま撮影に臨みました。

竜星 撮影の合間に屈強な人たちがずっと筋トレをしていたので、僕もいつの間にかそこに巻き込まれながら(笑)、最終的には筋トレをするようにはなりました。あと、沖縄の空の下で、どんどん肌が真っ黒になっていくというボディメイクはありましたね(笑)。

犬飼 僕は竜星さんとは逆で、オタク感を出すためにも、焼けないようにしようと思いました。まわりの屈強たちや竜星さんが焼けていくなか、僕は女優さん並みに日焼け止めを塗りたくって、なるべく白さをキープしようと心がけていました(笑)。

花火に流れ星。撮影の合間に“青春”を満喫できた、幸せな夏の思い出

ぐらんぶる 犬飼貴丈 WHAT's IN? tokyoインタビュー

お互いが演じる伊織、耕平の印象についても教えてください。竜星さんが演じる伊織について、犬飼さんはどう感じましたか?

犬飼 伊織はバランスがすごく大事なキャラクターだと僕は思っているんですが、竜星さんはそのバランスを見事に捉えていらっしゃったので、僕にはできないな、さすが竜星さんだなと思うことが多かったです。「たしかに、伊織だったらそう行動するよね」と思うような、まったく違和感のない伊織がそこに居たので……だからこそ、僕が耕平としていろいろと考えながら、自由にできたんだと思います。竜星さんが伊織として真っ直ぐ存在してくださったおかげで僕が遊べたので、ものすごく感謝しています。

犬飼さんが演じる耕平についてはいかがでしょうか?

竜星 犬飼くんは独自のボキャブラリーがあったり、彼自身の個性をセリフのなかに突っ込んでくることが多かったので、それ自体が耕平らしいなと感じました。たぶん彼はそういったことを自然とやってくれていたと思いますが、僕が演じる伊織と良い対称になってくれたので、ふたりの個性を意識して分ける必要もなく、自然とそれぞれの個性が出たのかなと思います。

千紗(演:与田祐希)、奈々華(演:朝比奈 彩)、梓(演:小倉優香)、愛菜(演:石川 恋)と、それぞれ強烈な個性をもった女性キャラたち。なかでもお気に入りは誰でしょうか?

竜星 う~ん、誰だろうなあ?

犬飼 僕から言っていいですか?

竜星 どうぞ(笑)。

犬飼 僕は梓さんですね。純粋に……エロすぎて(笑)。ああいった“ザ・エロすぎる女性キャラクター”を間近で見ることがなかったので、すごく素敵だなと思いました。エロいだけじゃなくて、梓さんってとっても潔いんですよね。屈強たちの野球拳に参加しに来るようなノリのいいところや姉御肌なところも、魅力的なキャラだなと思いました。

竜星 僕は“与田ちゃんが演じる”千紗がすごくよかったと思いますね。彼女が醸し出す初々しさや瑞々しさっていうのがあって、与田ちゃんじゃないとできない千紗ができあがったんじゃないかと、実際にお芝居をやりながら思っていました。本当に、彼女にしかできない千紗だったと思います。

昨夏の撮影とのことで、撮影期間中に夏の思い出はできましたか?

竜星 思い出はものすごくあります。「こんなに楽しい撮影はなかったんじゃないかな?」って思うぐらい、みんなで花火をしたり、流れ星を一緒に見たりとか。僕、撮影が終わって東京に帰るときに、ずっと森山直太朗さんの『夏の終わり』を聴いていて。「俺の夏が終わるんだ……」って思うぐらい(笑)、去年の夏は楽しませてもらいました。キャストもスタッフさんも、みんな楽しんでいたんじゃないかと思いますし、それがきっと画面にも出ていると思います。去年の夏を超える、夏らしい夏っていうのはもう……ないかな。

犬飼 そうですね。

竜星 大人になってからの青春を過ごさせてもらった感じがします。

犬飼 竜星さんが花火を大量に買ってくださって、みんなで花火をしたり、星空を見たり……流れ星もたくさん流れていて。「これって青春じゃん!」みたいなことを、たくさんできたなと思います。撮影中も「ここまで笑顔になるような、楽しい現場っていままであったかな?」と思うぐらい、ずーっとにこやかで、とっても幸せな夏の思い出になりました。

ぐらんぶる WHAT's IN? tokyoインタビュー

完成した作品を観てどのように感じましたか?

犬飼 撮影中は「どういうふうに各シーンが繋がっていくのかな?」と漠然と思っていたので、初めて繋がったものを観て……当たり前なんですが、「あ、映画になってる!」と思いました(笑)。それに、「攻撃的に全振りしてるな」とも思いました。守りに徹することが一切なく、ただひたすらに攻め続けている。その清々しさが夏の爽快感と相まって(笑)、観ていて「気持ちいいな!」と思いました。

竜星 純粋に楽しむだけのエンタメ作品ができあがったので、深く考えずに(笑)ただ楽しんで帰っていただけるんじゃないかと思います。日本にも、もっとこういったエンタメ作品があっていいんじゃないかと思っていたので……火付け役ではないですが、ただただ笑える楽しい映画ができたので、この夏、みなさんにもたくさん観ていただけたらと思います。

『ぐらんぶる』に出演したことで、役者として新たに得たものは何でしょうか?

竜星 僕らの仕事って、演じた役のイメージで「この人はこういう感じなんだろうな」と印象づけられることが多いと思うので……そういう意味では「あ、竜星涼はこういう役もやるんだ」と、観てくださる方たちに想像してもらう選択肢が増えたというか。選択肢のなかにこういった作品がまたひとつ加わったのは、とても良いことなんじゃないかなと思います。

犬飼 僕も本当にそう思います。「犬飼貴丈って、こういうこともやるんだ」と思ってもらえることが、自分にとってはすごくプラスになると捉えていますし、数か月間『ぐらんぶる』にどっぷり浸かってみて、コメディの楽しさを知ることができたのが、僕にとっては一番の収穫だったと思います。ましてや、英監督のように自由にやらせてくださる監督のもとで、なおかつコメディというのは初めてだったので、得るものが多かったです。


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竜星 涼

1993年、東京都生まれ。2010年俳優デビュー。近年の主な出演作に、連続テレビ小説『ひよっこ』(17)、ドラマ『アンナチュラル』(18/TBS)『メゾン・ド・ポリス』(19/TBS)『都立水商! 〜令和〜』(19/MBS)『同期のサクラ』(19/NTV)『テセウスの船』(20/TBS)がある。また、映画『弱虫ペダル』(8/14公開)『リスタートはただいまのあとで』(9/4公開)が控える。

オフィシャルサイト
https://www.ken-on.co.jp/ryusei/

オフィシャルInstagram
@ryo_ryusei

犬飼貴丈

1994年、徳島県生まれ。2014年に俳優デビュー後、2017年に『仮面ライダービルド』主演に抜擢。近年の主な出演作に、ドラマ『獣になれない私たち』(18/NTV)『ランウェイ24』(19/EX)、連続テレビ小説『なつぞら』(19)、配信ドラマ『フォローされたら終わり』(19/AbemaTV)、映画『GOZEN-純恋の剣-』(19)などがある。また、出演映画『彼女は夢で踊る』(今秋公開予定)が控える。

オフィシャルサイト
https://inukai.fanmo.jp/

オフィシャルInstagram
@atsuhiro.inukai_official

フォトギャラリー

映画『ぐらんぶる』

8月7日(金)全国ロードショー

出演:竜星 涼 犬飼貴丈 与田祐希 朝比奈 彩 小倉優香 石川 恋 / 髙嶋政宏 ほか

原作:井上堅二・漫画:吉岡公威『ぐらんぶる』(講談社アフタヌーンKC刊)
監督:英勉
脚本:英勉 宇田学
主題歌:sumika「絶叫セレナーデ」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
製作:映画「ぐらんぶる」製作委員会
制作プロダクション:THEFOOL
配給:ワーナー・ブラザース映画

オフィシャルサイト
grandblue-movie.jp

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