Interview

「初の映画出演作が『ぐらんぶる』で幸せ」“跳び蹴り”から始まる、与田祐希の新たな挑戦

「初の映画出演作が『ぐらんぶる』で幸せ」“跳び蹴り”から始まる、与田祐希の新たな挑戦

「乃木坂46の次世代エース・与田祐希、初の映画出演!」と、ここまでは良かったのだが、出演するのはほとんど裸の男たちがバカの限りを尽くす、あの『ぐらんぶる』。「え? 与田ちゃん大丈夫なの?」と思ったファンも多いことだろう。当の本人も最初は不安を感じていたものの、それは杞憂に過ぎなかったようだ。

笑いが絶えない明るい雰囲気のなか、アドバイスを与えつつも自由を尊重してくれる監督、頼りがいのある竜星 涼&少し不思議な犬飼貴丈、ひたすら愛でてくれる女性キャストたちに囲まれ、のびのびと芝居ができた様子の与田祐希。たしかに、初めての映画出演作品が『ぐらんぶる』というのは、女優としての道も歩み始めた彼女にとって、最高の門出となったのかもしれない。

取材・文 / とみたまい 撮影 / 荻原大志


裸の男性陣に最初はソワソワするも、そのうち慣れてしまった自分が怖い

ぐらんぶる 与田祐希 WHAT's IN? tokyoインタビュー

今作が初の映画出演となる与田さん。オファーを受けた際の感想はいかがでしたか?

映画の現場がどんなものか全然想像できなかったですし、作品の世界観についていけるか不安でしたが、もう「やるしかない!」という気持ちでした。いざ撮影に臨んでみたら、みなさん和気あいあいとしたアットホームな環境で、監督やスタッフさん、共演者のみなさんが本当に優しくしてくださって……毎日が刺激的でしたし、学ぶこともたくさんある、充実した日々を送ることができました。

「オファーの段階では、映画の全貌を若干隠していたかもしれない」とプロデューサー陣は語っていますが、実際に現場で“ほぼ裸”の男性陣を目の当たりにして思ったことは?

最初はやっぱり「刺激が強いな」ってソワソワしましたが、それが段々……恐ろしいことに、慣れてきちゃって(笑)。男性陣のみなさんが当たり前のように裸になっているのを見て、私自身も違和感がなくなっていくことが逆に怖かったです(笑)。

早朝5時からの撮影で、眠たい目をこすりながら現場に入ると、上半身裸の人たちが筋トレしているのが目にパッと飛び込んできて、一気に目が覚めたり(笑)。普段、あんなに大勢の男性とご一緒することがないので新鮮だったし、みなさんがお話ししているのを聞いているだけでもすごく面白かったです。

クーデレかつ、キレたら暴力的な一面もみせる千紗は、なかなか難しいキャラクターだったと思います。演じるうえで特に苦労した点はどこでしょうか?

人を踏んだり殴ったりすることが……日常では本当にないので(笑)、難しかったですね。漫画を読んでイメージしたり、共演者のみなさんや監督に助けていただきながら、いろんなバージョンを試しました。監督が「一番やりやすいのでいいよ。千紗として自由に動いてみて」と言ってくださったので、千紗として思うままに動いて、なんとかカタチになったのかなと思います。

演じるうえで大事にしていたことは何でしょうか?

どうしても最初は、「恥ずかしい」とか「なかなかうまくできなくて申し訳ない」っていう気持ちがありましたが、そんな姿勢で撮影に臨んでいたら作品に迷惑をかけてしまうと思ったので、そういった感情を捨てて思いっきり挑戦するように心がけていました。撮影を続けていくなかで、日に日に「楽しい」っていう気持ちが大きくなっていったので、難しいなかにも楽しさをどんどん見つけていたように思います。

ぐらんぶる 与田祐希 WHAT's IN? tokyoインタビュー

与田さんが思う、千紗の魅力とは?

言葉遣いも強めだったり、冷めた目をしたりするときもあるけれど、海がすごく好きで、海のことになると目をキラキラさせるところが可愛いですよね。そういった千紗のギャップがとても素敵だなって思います。

ご自身と重なるところはありますか?

私も福岡県の志賀島というところで育ったので、家のすぐ近くに海があって、夏はずっと海に入って遊んでいました。私自身、海が大好きなので、そこは千紗と一緒なのかなと思います。

役の印象と重なる「真っ直ぐな竜星さん、不思議なところのある犬飼さん」

竜星さんにお話を伺った際に、「千紗が醸し出す初々しさや瑞々しさは、与田ちゃんじゃないとできなかった」とおっしゃっていました。与田さんは竜星さんが演じる伊織について、どう感じましたか?

竜星さんはとても真っ直ぐな方という印象を受けたので、伊織の真っ直ぐなところは竜星さんと共通しているんじゃないかなと思います。表裏のない竜星さんだからこその伊織になっていると感じました。千紗としては、伊織に対して強気な態度をとることが多かったんですけど……踏んだりとか(笑)。でも、竜星さんご自身はとても頼りがいのある存在で、安心してついていける方だなと感じたので、ご一緒していてとても心強かったです。

犬飼さんが演じた耕平についてはどのように感じましたか?

犬飼さんは面白いというか、不思議なところがあるんだなって……共演してみて思ったんですが、耕平にも不思議なところがあるので、そこは犬飼さんご自身と共通しているんじゃないかなと思います。現場自体も明るい雰囲気で楽しかったんですが、とにかくおふたりが明るくて。優しいですし……「足が長いな」ってずっと思っていましたね(笑)。おふたりとご一緒するシーンが多かったんですが、つねに引っ張っていただいた感じです。

女性陣のみなさんはいかがでしたか?

みなさん“お姉ちゃん”みたいな感じで接してくださって、「包まれていたな」と思います(笑)。特に、千紗のお姉ちゃん役の朝比奈(彩)さんは、役と変わらないぐらい愛でてくださったと言いますか(笑)、「よしよし♪」みたいな感じで接してくださって、本当に嬉しかったです。

共演者の方たちのなかで、特に「この人のこういうところを見習いたい」と感じたことはありますか?

朝比奈さんが竜星さんに締め技をかけるシーンがあるんですが、そこでの朝比奈さんが本当にカッコよくて。普段からトレーニングをされていたり、アクションの練習をすることもあるそうで、迫力がすごくて「カッコいい!」って思いました。衝撃を受けましたし、見習いたいと思いました。

ぐらんぶる 与田祐希 WHAT's IN? tokyoインタビュー

英勉監督とのお仕事はいかがでしたか?

「こういうふうにやってみたら?」みたいなアドバイスをたくさんくださるんですけど、最終的には「いろいろ言ったけど、与田ちゃんが思うように動いていいから」とおっしゃっていただくことが多くて。私がやったことに対して「いいじゃん!」って言ってくださったり、すごい笑ってくださったり。本当に優しい監督でした。

でも、最初の頃は「自由にしていいよ」って言われても、「どうしよう!?」って思っていました。クランクインの日に撮ったシーンでは、「ここからここまで自由に走っていいよ」って言われたんですが、バットを振り回して周りの人をなぎ倒しながら走るので(笑)、「どこで(周りの人を)叩いていいんだろう?」って困惑しつつ、思うままに動きました。

たしかに、お芝居をしながらバットを振り回して走るって、難しいですよね(笑)。

そうなんです(笑)。跳び蹴りとかのアクションも苦労しました。画面での見え方も考えないといけないので……初めてのことだったので全然わからなくて、1から教えていただいて、たくさん練習しながら撮っていった感じです。跳び蹴りについては、犬飼さんに「想像以上に強くてビビった」って言われて(笑)、申し訳なかったですが、それだけ強くできたのかなって思います。

夏と言えば、部活に明け暮れた日々&乃木坂46「真夏の全国ツアー」

ぐらんぶる 与田祐希 WHAT's IN? tokyoインタビュー

みなさんはクランクイン前にダイビングのライセンスを取得するという宿題がありましたが、与田さんはすでに持っていたとのことで。

そうですね。テレビ番組の企画でライセンスを取りましたが、それ以来全然潜っていなかったので、2年ぶりくらいのダイビングだったんです。いざ海に入ってみると、うまく立つことができないし、止まっていることも難しくて苦戦しました。あと、ダイビングの機材の重さに「潰されそう!」って思いました(笑)。それでも、結構すぐに感覚は戻りましたが……ダイビングのシーンにも出てきますが、「浮上します」とかって手で合図を送るんです。そういった手の合図がたくさんあって、思い出すのが大変でした。

与田さんが思うダイビングの魅力とは?

水中で息ができるなんて夢みたいだなって思いますし、見たことがない世界を見れるのは本当に魅力的だと思います。出来上がった水中の映像を実際にスクリーンで見た時にはすごく感動しました。

今作は男同士の友情も描かれていますが、与田さんは「男同士の友情っていいな」と感じることはありますか?

“裸の付き合い”って言うんですかね……女の子同士ではすっぽんぽんで走り回ったりできないので(笑)。羨ましいかどうかはわかりませんが(笑)、ああいった解放感や「何も怖くないぜ!」みたいな、全部をさらけ出せるようなノリはちょっといいなって思います。

与田さんが男性だったら、ピーカブーのようなサークルに入ってみたい?

体験入部くらいはしてみたい……かな?(笑)

ハチャメチャなことをやらされそうですが?(笑)

それも含めて、そのときにしかできないことだと思うので。いましかできないことを全力で楽しんでいる感じはすごく素敵ですし、青春だなって思います。

与田さんご自身が思い浮かべる、夏の青春エピソードは何でしょうか?

乃木坂46に入ってからは、夏と言ったらやっぱり「真夏の全国ツアー」ですよね。全国をライブしながら回るのが一番の夏の思い出というか、「夏が来た!」って感じがしますし、青春でもあるのかなと思います。乃木坂に加入前だと、部活です。中学の頃はテニス部に入っていて、部活ばかりしていましたから。夏も真っ黒に日焼けして……当時はめっちゃキツかったですけど(笑)、いまとなったら「いい思い出だな」って思います。

青春を共に過ごしたお友達と、いまでも交流はありますか?

あります! だいぶ前ですが、同じ部活だった子たちが東京に遊びに来て、一緒にご飯を食べました。当時の話で盛り上がったんですが、「あの頃は若かったねえ~」って、おばあちゃん同士の会話みたいな感じで(笑)、大昔の出来事のように話していました。

これから青春を迎える人へ「後悔しないように、できることは何でも挑戦してほしい」

ぐらんぶる 与田祐希 WHAT's IN? tokyoインタビュー

初めての映画出演を果たしたことで“できるようになったこと”は何でしょうか?

跳び蹴りとか、バットを振り回すとか、水を人の顔に霧吹き状に吹きかけるとか(笑)そういった、特殊な技術を習得しました(笑)。初めての映画出演で不安もありましたが、思いっきり振りきって演じられるような作品だったので、それも含めて本当に良い経験になったと思います。初めての映画出演作品が『ぐらんぶる』で、本当に幸せだなと思います。

映画の撮影期間は乃木坂46の活動との両立で大変だったのでは?

でも、全然違うお仕事なので……『ぐらんぶる』で暴れまわった次の日に、アイドルの衣装を着てステージに立って歌ったり踊ったりしていたので、撮影期間はふたり分の人生を生きているような気持ちになりました。

「今後もお芝居の仕事をやりたい」という思いは強くなりましたか?

そうですね。やりたい気持ちも大きくなりましたし、もしお芝居の仕事をさせていただけることになったときに、言われたことにちゃんと応えられるように、日々勉強していかないといけないと強く思っています。映画やドラマを見たり、日々の感情を大切にしたいと思います。私は自分の感情をあまり出すほうではなくて……バーッて泣いたり怒ったりしないんですよね。笑うことは結構あるんですけど(笑)、あんまりすべてを出すタイプではないので、自分の気持ちを素直に表現できる人を見て「なるほど。こんな風に表現するんだな」って学ぶことが多いです。

ぐらんぶる 与田祐希 WHAT's IN? tokyoインタビュー

今回はクーデレ美少女を演じましたが、今後やってみたい役はありますか?

たくさんあるんですが、強いて言うなら、すっごい怖い役。「怖い」と言ってもいろんな怖さがあると思いますが、ヤンキーみたいな役とかもやってみたいなと思います(笑)。

目標とする役者像は?

どんな役もできる人って本当にすごいなと思うので、少しでもそういう人に近づけるように頑張りたいです。それに、今回現場で俳優さんたちの演技を見ていて思ったのが……監督から言われたことに対して柔軟に対応して、パッとお芝居を変えることができるんだなあって。そういう姿を見て「すごいな、カッコいいな」と思いましたし、できない自分をもどかしく感じていたので、みなさんみたいにできるようになりたいと思いました。そのためにも、たくさん学ばないといけないことがあるっていうのを、改めて感じましたね。

最後に、これから青春を迎える方たちにアドバイスをいただけますか?

やらないことへの後悔ができるだけないように、できることは何でも挑戦したらいいんじゃないかなって、私は思います。そのときは失敗したと思っても、後になって振り返ると「いい思い出だった」と思えるかもしれないので、挑戦してほしいですね。


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8月3日(月)~8月10日(月・祝)23:59


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与田祐希

2000年、福岡県生まれ。アイドルグループ「乃木坂46」のメンバーとして歌手活動をしている一方で、雑誌『MAQUIA』『bis』のレギュラーモデルとしても活躍中。

オフィシャルサイト
http://www.nogizaka46.com/member/detail/yodayuuki.php

フォトギャラリー

映画『ぐらんぶる』

8月7日(金)全国ロードショー

出演:竜星 涼 犬飼貴丈 与田祐希 朝比奈 彩 小倉優香 石川 恋 / 髙嶋政宏 ほか

原作:井上堅二・漫画:吉岡公威『ぐらんぶる』(講談社アフタヌーンKC刊)
監督:英勉
脚本:英勉 宇田学
主題歌:sumika「絶叫セレナーデ」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
製作:映画「ぐらんぶる」製作委員会
制作プロダクション:THEFOOL
配給:ワーナー・ブラザース映画

オフィシャルサイト
grandblue-movie.jp

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