Topics

【TOPICS 安田 顕 開幕コメント到着】『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』で魅せる9人の男優たちの化学反応

【TOPICS 安田 顕 開幕コメント到着】『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』で魅せる9人の男優たちの化学反応

白井 晃による新演出、安田 顕を主演に迎えた『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』が、7月18日(土)にBunkamura シアターコクーンにて開幕。
通し稽古での舞台写真とともに、公演直前の白井、安田のコメントが届いた。

本作は1968年にオフ・ブロードウェイで初演され、1,000回を超える公演を重ねる傑作会話劇。日本国内では『真夜中のパーティー』の名でも知られ、1983年から数多くの上演が行われてきた。

ゲイの友人たちによる一夜の誕生パーティーでの出来事を通して、LGBTの人々を取り巻く社会の現実や、それぞれのアイデンティティ、愛憎などを真正面から描く作品。

本作では、マイケル役を安田 顕、マイケルの恋人ドナルド役を馬場 徹、真面目な数学教師のハンク役に川久保拓司、誕生パーティーのプレゼントとして派遣されてくる男娼のカウボーイに富田健太郎、インテリアデザイナーのエモリーに浅利陽介、ファッションカメラマンのラリーに太田基裕、アフリカ系米国人のバーナードに渡部豪太、マイケルの友人である弁護士で、メンバー内では唯一のストレート、アラン役には大谷亮平、そして、この夜の誕生パーティーの主役でもあるハロルド役を鈴木浩介が務めている。

<コメント>

Q. 初日開幕ですが、お二人から意気込みをお願いいたします。

白井 晃 50%とはいえ、やっと観客の皆さんに劇場で作品を見ていただくことができます。
出演者と観客の皆さんが一緒にいる、この劇場の空気感を味わえることを楽しみにしています。

安田 顕 困難な状況の中、まずは初日を迎えるにあたって、関わってくださった皆様に感謝申し上げます。
全身全霊で、マイケルという役を務めさせて頂きます。

Q. 演出の白井さんに、これまでも何度か日本でも上演し続けられてきた作品ですが、今回の作品の大きな違いはどこでしょうか。

白井 晃 今までの上演は二幕ものでしたが、今回は一幕通しになっています。私は、青井(陽治)先生の演出での上演を拝見できていないので、残念ながら比べることができません。ただ、50年前に初演されたこの作品が、今の日本にも通じる問題であることを大きく意識して創っています。

Q. 稽古前にも大変な下調べをされていたようだと白井さんも舌を巻かれていたそうですが、主人公を演じるにあたっては何か特別な思いがございましたか?

安田 顕 自分が役を演じるからには、その人物のことを愛したいのですが、マイケルに関して並べる言葉は、実はマイナスな部分が多かったんです。孤独で、雄弁で、傍観者で、自分が傷つきたくないから人を傷つけてしまう。でも、なんだか憎めない人だなと。この人間臭いところが、共感できるところであり、不思議と愛せるところでもありました。

Q. 今回の環境下では、ソーシャルディスタンスを意識して、演出的な部分でどういった部分に配慮されましたか?

白井 晃 キスなどの行為は無しにしました。また、ハグも顔を離しての軽めのものにしたり、対面の演技の場合、出来うる限り向き合う時間を無くすように心がけています。また、パーティーシーンでの食事は全てフェイク物で、タバコなども本火は使わず、口にはつけずに食べたり吸ったりしているように見える形で演技をしてもらっています。さらに、舞台美術を通常より、舞台面奥に設定し、観客席との距離を取るように図っています。

Q. 演じる側として、現在の環境に配慮せざるをえない状況で演技をするやりにくさを克服するためにキャスト陣でしていること、または個人的な心構えなどがありましたら教えてください。

安田 顕 キャスト陣、そして個人的な心構えも含めてですが、白井さんの演出をとにかく信じて、実直に演じるということを心掛けております。

Q. これからご覧になられる方々へ、お二人が感じる作品の見どころを教えてください。

白井 晃 50年前、LGBTを扱った作品としては画期的なものだった本作は、社会の中でマイノリティとされた人々の苦しみと悲しみに満ちています。誰がマイノリティになるかは、その線引き次第でいつでも変化します。安田さん演じる主人公の切なさを、自分たちの問題として考えていただけたらと思います。全く個性の異なる9人の男優たちによる、舞台上での化学反応を楽しんでいただけたらと思います。

安田 顕 お客様には、役者同士のぶつかり合いの芝居の中で出てくるエネルギーや思いを生で感じていただければと思います。

『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』は、東京公演をBunkamura シアターコクーンにて7月28日まで上演した後、仙台、札幌、大阪公演を経て、8月末に東京凱旋公演が上演される。

舞台写真 / 木村直軌

安田 顕&大谷亮平のインタビュー記事はこちら
安田 顕と大谷亮平がこの作品から届けたいメッセージとは? LGBTの人々の現実に向き合う舞台『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』

安田 顕と大谷亮平がこの作品から届けたいメッセージとは? LGBTの人々の現実に向き合う舞台『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』

2020.04.04

舞台『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』

東京公演:2020年7月18日(土)~7月28日(火)Bunkamura シアターコクーン
仙台公演:2020年8月8日(土)〜8月9日(日)東京エレクトロンホール宮城
札幌公演:2020年8月15日(土)〜8月16日(日)カナモトホール(札幌市民ホール)
大阪公演:2020年8月21日(金)〜8月23日(日)梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
東京凱旋公演:2020年8月27日(木)〜8月30日(日)なかのZERO大ホール

【STORY】
真夏のニューヨーク。アッパー・イーストサイドにあるマイケルのアパートでは、ゲイ仲間のハロルドの誕生日を祝う準備が進められていた。次第に仲間たちが集まりパーティーが始まろうとしている時、マイケルの大学時代の友人、アランがやってくる。唯一のストレートであるアランの存在はマイケルたちの感情に変化をもたらし、雰囲気が徐々に険悪になりつつある中、パーティーの主役であるハロルドが現れる。パーティーは更に荒れ、マイケルは強引に「告白ゲーム」を始める。それは、心から愛している、または愛していたと思う相手に電話をかけ、直接「愛している」と告げると言うものだった。これをきっかけに、それぞれの過去や本音が暴露されていく。
果たして、それぞれは誰に電話をかけ、どんな告白をするのか。そして、マイケルにゲイであることを隠していると責められるアランは一体誰に告白の電話をかけるのか。やがてパーティーが終わったあと、男たちはどこへ向かうのか……。

原作:マート・クローリー
演出・上演台本:白井 晃
原作:マート・クローリー

出演:
マイケル 役:安田顕

ドナルド 役:馬場 徹
ハンク 役:川久保拓司
カウボーイ 役:富田健太郎

エモリー 役:浅利陽介
ラリー 役:太田基裕
バーナード 役:渡部豪太

アラン 役:大谷亮平
ハロルド 役:鈴木浩介

オフィシャルサイト
オフィシャルTwitter(@bib_stage)