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松村龍之介が「さらに謎を呼んでいる」と、映画『BLOOD-CLUB DOLLS 2』の面白さを語る

松村龍之介が「さらに謎を呼んでいる」と、映画『BLOOD-CLUB DOLLS 2』の面白さを語る

日本刀を武器に吸血鬼と戦う少女の姿を描いたアニメ「BLOOD-C」シリーズの実写化映画最新作『BLOOD-CLUB DOLLS 2』が2020年7月11日(土)より新宿バルト9、グランドシネマサンシャインほかにて全国ロードショー公開された。
アニメ製作会社“Production I.G”と女性漫画家集団“CLAMP”によるオリジナルアニメ「BLOOD-C」は「小夜という名前の少女が日本刀で怪物“古きもの”を倒していく」という設定を共有し、TVアニメ、劇場版アニメ、舞台など様々に展開している人気シリーズだ。
本映画は、前作に引き続き奥 秀太郎がメガホンをとり、アニメ版の全作に携わってきた藤咲淳一が脚本を担当。主演は斬劇『戦国BASARA』4代目・真田幸村 役を演じた松村龍之介。共演にミュージカル『刀剣乱舞』小狐丸 役の北園 涼、舞台『黒子のバスケ』火神大我 役の安里勇哉、ミュージカル『刀剣乱舞』御手杵 役の田中涼星ら2.5次元作品を中心に活躍する若手俳優陣に加え、舞台版からヒロイン・小夜を演じ、アクション女優としての活躍が目覚ましい宮原華音、アニソンシンガーとして海外でも人気の黒崎真音が有栖川みちる 役で登場。また、南 圭介、高崎翔太、八神 蓮、友常勇気が前作に引き続き重要なキャラクターで登場するほか、『宇宙戦隊キュウレンジャー』ラッキー/シシレッド 役の岐洲 匠が初参加。さらに池田成志、八島智人といった個性派ベテラン俳優陣の存在感のある芝居も加わり、血塗られた壮大なストーリーが描かれる!
衝撃の展開を迎える新感覚和製アクションムービーについて、主演の松村龍之介に話を聞いた。

取材・文 / 近藤明子 撮影 / 青木早霞(PROGRESS-M)


パズルのピースが徐々に組み上がって、ようやく3~4個の“かたまり”になってきた感じ

いよいよ映画『BLOOD-CLUB DOLLS 2』(以下:BCD2)が公開になります。完成した映像をご覧になった感想は?

松村龍之介 前回の『BLOOD-CLUB DOLLS 1』(以下:BCD1)のときに“謎が謎を呼ぶ”という表現をしたんですけど、今作ではさらに謎だらけの展開になっています(笑)。キャッチーな言い方をするならば、“令和最大のミステリー”作品ですね。

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まだ令和が始まって1年ちょっとですけど、もう令和を代表するミステリー作品に?

松村 僕の中では“令和最大のミステリー”と言っても過言ではないと思っています。『BCD1』で広げられたジグソーパズルのピースが徐々に組み上がって、『BCD2』ではようやく3~4個の“かたまり”になってきた感じ? まだまだ全体像は見えてこないけれど、「ここからどう形になっていくんだろう?」「こことここは、どうつながるの?」みたいな段階ですね。

……ということは、今作で完結ではなく、まだまだシリーズは続いていくと考えていいのでしょうか?

松村 まぁ、ここで終わってしまったら、ご覧になった皆さんはたぶん“ポカ~ン?”のままだと思います(苦笑)。僕としても「続いて欲しいな」って終わり方なので、これは……“続く”って言ってしまっていいんですよね?(と、隣りのプロデューサーの顔をチラ見)

プロデューサー そうですね。当初は2部作の予定でスタートしたのですが……脚本の藤咲先生からは「“次”でちゃんと終わらせるように頑張ってください」と言われました(笑)。

一同 (爆笑!)

松村 なので『BCD2』は曲に例えるなら大サビ前の転調の部分。サビが来て曲の終わりが近づいてきたと思ったら「あれ? まだCメロだったの?」「ここからさらに盛り上がっていくの!?」みたいな感じです。

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「こうなるのか!」という驚きが出演者自身にもある

昨年春からスタートして半年以上に及ぶ長い撮影期間だったそうですが、撮影中の印象的なエピソードを聞かせてください。

松村 昨年の春、まだ寒い頃に撮影が始まって……(しみじみ)。

桜が舞い散る美しいシーンもありますね(しみじみ)。

松村 はい。出演者の皆さんお忙しいのでスケジュールがなかなか合わなくて、期間を空けての撮影となりましたが、シーンごとに四季折々を楽しませてくれるのがいいなと僕は思っているんですよね(笑)。

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前向きですね(笑)。昨年末に行われた制作発表のときには、登壇されたキャストの皆さんが「バラバラに撮影したものが1本にまとまると、どうつながっていくのかが楽しみ」っておっしゃっていましたね。

松村 台本を読んで見えてくるものもありますが、奥監督の撮影現場では台本にないシーンが入ってくることも多いんです。そのたびに監督と細かく意見を交換しつつ、最後には監督を信じてがむしゃらにやっていく。それが毎回新鮮ですし、最終的に1本の映像としてつながったものを観たときに「なるほど、こうなるのか!」という驚きが出演者自身にもあるんですよね。

考えてみたら、奥監督とも長い付き合いになりますね。

松村 そうですね。監督が演出をされた舞台『BLOOD-C The LAST MIND』(2015年上演)で初めてお仕事をさせていただいてから、もう5年以上になります。

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20歳そこそこだった松村さんが、今や26歳ですからね。

松村 本当ですよ。どんどんどんどんアラサーに近づいて(苦笑)。今年の年末で27歳になりますからね。みんなも歳をとりましたよね? 小夜 役の宮原華音は、舞台のときは18歳でしたが、5年経ってもまだセーラー服着てますけど……そろそろギリギリかなって(笑)。

こらっ!!(笑)

松村 あはは! 華音とは妹と兄貴みたいな関係で、久しぶりに撮影で会っても以前と変わらず「ウエ~イ」ってふざけ合えるのが安心するんですけど、カメラの前に立ったときの女優としての顔を見ていると目覚ましい成長を感じますし、ハードなアクションもバリバリこなしている姿には、僕も負けていられないなって思うんです。同じく舞台から一緒の七原文人 役の南 圭介さんは、いい意味でずっと変わらない。5年前と変わらず若々しいし、みんなの気持ちをなごませてくれる優しい兄貴で。ああいう歳の重ね方をしたいなって思える素敵な役者の先輩ですね。

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ほかに、撮影中の印象的な出来事や注目して欲しいシーンなどはありますか?

松村 衣裳が革のコートだったので、冬は温かくて良かったんですけど、夏は保温能力が高すぎて大変でした。特に有栖川みちる 役の(黒崎)真音ちゃんとのシーンがエアコンのない部屋での撮影だったので、「カット!」の声がかかるたびにゴスロリ風衣裳の真音ちゃんと「暑い、暑い!」って言いながらハンディー扇風機で涼んでいました。

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過酷!!

松村 個人的に“ここを注目して見て欲しい”と思うシーンは、田中涼星が演じる黒田の●●シーン。まだビジュアルが解禁されていないので、どんなシーンかは映画を観てのお楽しみってことで。「たぁくん(河原田巧也)と比べたら涼星の方が上かなと思った」という僕の感想がヒントです(笑)。バイオレンスアクション作品ではあるけれど、全編にわたってハードなだけでなく、ちょっとクスッとしてしまうシーンもあったり、独特な“奥監督節”が散りばめられているところも、この作品の見どころだと思います。

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ところで、ほかのキャストの方が制作発表時に言っていた「撮影現場に、ある日突然イタリア人スタッフが参加していてビックリした」というエピソードがずっと気になっているんですけど、あれはいったい?

松村 奥監督は作品を作るうえでインスピレーション(=ひらめき)やパッション(=激しい感情・情熱)を大切にされている方なので、「この人が必要だ」と思ったら、どんどん新しい血を取り込むこともいとわないし、自分のパッションを受け止めてくれる人とお仕事をされることに柔軟な方なので、今回ご縁があってイタリア人スタッフの方々と「一緒にやろう!」ってなったようです。でも久しぶりに現場に行ったら、外国人スタッフがいたので、僕ら出演者はビックリですよ。面白かったのが、奥監督が英語で撮影の指示出しをしていたんですけど、「これ、英語だとどう言うんだろう?」って悩みながら英語を使っていて、結局「日本語で言った方が通じるんじゃないか?」って、日本語で指示を出してたことですね(笑)。

振り返れば、実写映画化第1弾の『阿修羅少女〜BLOOD-C 異聞〜』がカンヌ国際映画祭で上映(※映画関係者向けのスクリーニング上映会に参加)されて、松村さんが海外のマスコミに“和製アラン・ドロン”と紹介されるなど、今までも何かと海外に縁がある作品でしたよね(笑)。

松村 あはは! 懐かしいですね。

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自分にとって特別な作品という想いがある

松村さん自身、舞台『BLOOD-C The LAST MIND』から本作までの5年間で、「BLOOD」シリーズへの愛着の深みは、どのように変化しましたか?

松村 自分にとって特別な作品という想いがあります。「BLOOD」シリーズ自体が小夜を中心軸としていろんなキャラクターがつながっていく作品ですし、作品の軸となる奥監督、プロデューサーさんがいて、キャストの皆さんとの縁(えにし)で交わっていくっていう関係性は、「BLOOD」シリーズと通じるものがあるなって……そう考えると、なんだか運命的なものを感じますね。

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2015年の舞台『BLOOD-C The LAST MIND』以前に出演した舞台が『戦国BASARA』の真田幸村、『弱虫ペダル』の石垣光太郎でしたから、『BLOOD-C The LAST MIND』で演じた蒼円というダークな役は松村さんにとって新たな挑戦だったと思います。

松村 そうですね。それまではわりと“正義”の方にいるキャラクターを演じることが多かったので、“悪”の側というか……自分の人生では経験しえないダークな面を持つ役を演じるのは新鮮だったし、僕自身どちらかというと悪役に魅力を感じる方なので、舞台版オリジナルの蒼円という役をいただけて勉強になったし、新たな一面を見せることができてありがたかったですね。

『BLOOD-C The LAST MIND』の舞台で、初めて松村さんのメリハリの効いた美しい太刀筋を観て「なかなかやるな!」と感動したのを覚えています(笑)。

松村 上から目線かーい!(笑)まぁたしかに真田幸村はニ槍だったし、その年の秋に舞台『武士白虎 もののふ白き虎〜幕末、「誠」に憧れ、白虎と呼ばれた若者達〜』に出演だったので、役付きで刀を振るのは『BLOOD-C The LAST MIND』が初めてでしたね。セリフや立ち振る舞いだけでなく刀を使った芝居ができる蒼円という役は演じていてとても楽しかったし、殺陣がますます好きになりました。

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いよいよ最新作『BCD2』が公開となります。楽しみにしている皆様にメッセージをお願いします。

松村 オープニングからラストに向かってドキドキ感が増していく作品です。音楽もすごく特徴的でシーンを盛り上げています。今回、(北園)涼くんがエンディングテーマを歌っているんですけど、雰囲気があって切ない感じで、すごく作品の世界観にマッチしています。このご時世なので、映画館にいらっしゃるお客様も大変かと思いますが、無理のない程度に……でも大きなスクリーンで『BCD2』を思いきり楽しんで欲しいです。自分の応援している俳優さんが活躍している姿を見て少しでも元気になれたり、笑顔になれたり、精神的に健やかな気分になっていただけたらと願っています。

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早く応援してくださる皆さんの笑顔に会いたい

近況についても聞かせてください。6月から少しずつお仕事が再開しましたね。

松村 はい。6月は朗読劇に2本出演させていただいて、配信の番組にも参加させていただいたり、レギュラーの朝のラジオ番組もリモートからスタジオ収録になるなど、以前のようにとまではいかなくても、少しずつ日常が動き始めて嬉しかったですね。台本を読むことがすごく新鮮に感じられましたし、お仕事に対するありがたみを感じましたし、何より芝居の楽しさを改めて実感しました。

早く舞台で身体を動かしたいですか?

松村 はい! 思いっきり殺陣やアクションをしたいし、早くイベントができるようになって応援してくださる皆さんの笑顔に会いたいです。今年予定していた写真集も結局撮影が延期になってしまったので、応援してくれる皆さんに喜んでもらえるものが何かできないかと、今模索している最中です。YouTubeを始めたのも、そのひとつです。

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YouTubeは松村さんも編集に関わられているそうですね。

松村 もともと映像の編集に興味があったし、外出自粛期間中は家で勉強する時間があったので。やるからには“自分色”のコンテンツを出したいと思って、最新動画ではイベントにも登場した“田中・A・ビバ子”さんがゲストで登場しています(笑)。自分自身が面白いと思えるものを皆さんにお届けしたかったので頑張りました。気になる方は「松村龍之介Channel【のすチャン】」をチャンネル登録して、ぜひ見てくださいね。

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松村龍之介さん直筆サイン入りチェキ

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7月13日(月)~7月20日(月)23:59


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映画『BLOOD-CLUB DOLLS 2』

2020年7月11日公開

原作:Production I.G・CLAMP
監督:奥 秀太郎
脚本:藤咲淳一 奥 秀太郎

出演:
松村龍之介 北園 涼 宮原華音 黒崎真音 南 圭介
岐洲 匠 高崎翔太 朝倉あき 八神 蓮 友常勇気 安里勇哉 田中涼星
郷本直也 河原田巧也 内海啓貴 白柏寿大 磯村洋祐 富田 翔 芹沢尚哉
吉川麻美 桜井理衣 坂本康太 前田剛史 ベルナール・アッカ
池田成志 八嶋智人

撮影監督:藤井光永
プロデューサー:奥村千之介
配給:NEGA・ムービック

オフィシャルサイト
オフィシャルTwitter(@bloodc_stage)

©Production I.G / CLAMP・ST / BCD FILM PARTNERS

松村龍之介(まつむら・りゅうのすけ)

1993年12月28日生まれ、岩手県出身。2018年公開映画『BLOOD-CLUB DOLLS 1』にて初主演を務める。TV『仮面ライダーゼロワン』(暗殺ヒューマギア 役)、舞台『戦国BASARA』シリーズ(真田幸村 役)、舞台『黒子のバスケ』シリーズ(笠松幸男 役)をはじめ、近年の主な出演作品には【映画】東映×ムビステ『GOZEN–純恋の剣–』【TVドラマ】『REAL⇔FAKE』【舞台】リーディングシアター「緋色の研究」、朗読劇「ノンセクシュアル」、少年社中「モマの火星探検記」、『PSY・P』、東映×ムビステ『GOZEN–狂乱の剣–』などがある。文化放送・東映プロデュースのインターネットラジオ「超!A&G+」で放送中の『あさステ!』 にて火曜日パーソナリティーを担当している。

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