Interview

【映画『糸』インタビュー】高杉真宙の大切なご縁とは?「人生は出逢いとタイミング」

【映画『糸』インタビュー】高杉真宙の大切なご縁とは?「人生は出逢いとタイミング」

中島みゆきの名曲を基に、平成元生まれの男女の運命のようなめぐり逢いを描いた恋愛映画『糸』がいよいよ8月21日(金)に公開される。菅田将暉と小松菜奈のW主演で、榮倉奈々、斎藤 工、山本美月など豪華共演陣が集結した話題作に、高杉真宙は小松演じる北海道出身の“葵”とシンガポールで出会い、一緒に事業を始める“冴島”として出演している。高杉が小松と共演するのは、彼女のスクリーンデビュー作となった映画『渇き。』以来、6年ぶり二度目。「人見知りだし、撮影が1週間しかなかったので、何も話せずに終わると思っていた」という海外の撮影を振り返ってもらうとともに、人生の奇跡的な出会いについても聞いた。

取材・文 / 永堀アツオ 撮影 / 冨田 望


僕はこの仕事をしていなかったら、福岡にいたんじゃないかな。

糸 高杉真宙 WHAT's IN? tokyoインタビュー

まず、最初に中島みゆきさんの名曲を映画化するっていう話を聞いた時はどう感じました?

もちろん「糸」という曲は知っていましたが、曲を台本にするっていうのがピンとこないというか、想像がつかなかったので、「どのようなお話になるのかな?」っていう単純な興味がありました。なので、実際に台本を受け取って読んだ時に、「なるほど! こうやって作品になっていくんだ!!」っていう衝撃はありましたね。

その衝撃というのは?

「糸」という曲の素敵な部分を膨らませて映画になっているのは大前提としてあるんですけど、台本からは映画としての素晴らしさも感じられて、撮影が楽しみでした。なによりも、人と人の繋がりの流れが見える作品になっていて。いろんなところで出会って別れてを繰り返す……偶然なのか運命なのかわからない出会いと別れって、きっと誰もが経験していることなんじゃないかなと。もちろん、映画なのでフィクションとしてスケールは大きくなってると思うんですけど、きっと誰しもが共感できる映画になると思いました。僕自身、人生はいろんな人と出会って別れることで成長していくものだと思っているので。

高杉さんも運命の出会いを感じたことがありますか。

あります。まず、事務所に入ったのが大きいですよね。小学6年生の時に地元でスカウトされてなかったらこの業界に入っていなかったと思いますし、今、仲良くしてる友達とも出会ってなかったんだろうなって。逆に、この業界に入らずに今の友達に出会う方法はあったのだろうかって考える時もあるくらい、その友達との出会いは大きいですね。その友達と出会えたことが、ある意味、この仕事をしていてよかったと思うことの1つかもしれないです。

その友達は役者仲間?

この仕事の人じゃなくて、高校の同級生です。僕は仕事で中学2年生の時に上京しているんですけど、上京してなかったら、その友達にも出会ってないし、そもそもこの仕事がなかったら上京してない。そのタイミングと出会いは面白いなっていつも思いますね。

本作では、菅田さん演じる“漣”は地元の北海道で生きていくことを決意し、初恋の相手である小松さん扮する“葵”は、自分の力を試すためにも世界中を飛び回ってます。

そうですね。地元に残った人の人生と、地元を出た人の人生があって。僕はたぶん、この仕事をしていなかったら、福岡にいたんじゃないかなって思っているんですね。だからこそ、「不思議だな〜」といつも思うんですけど。

糸 高杉真宙 WHAT's IN? tokyoインタビュー

もし地元に残っていたら何をしてたでしょうね。漣はチーズ工房で働いてるので、高杉さんは明太子工場とか。

あはははは。そんなベタあります? 意外とないですよ、明太子工場(笑)。車の整備工場とかはあるかもしれないですね。でも、頑張って夢を叶えているかもしれない。幼稚園の先生かレスキュー隊が夢だったので、それを叶えててくれればなと思いますね。

ちょっと話を変えて、ご自身の人生の中で歌というのはどんな位置を占めてますか。

毎回、自分が今置かれている状況で頑張らせてくれる曲を聴いてます。だから、「あ、もうこの時期は過ぎたんだ」って自分でわかるんですよ。ある時期にずっと聴いていて曲があったとしても、途中で、「違う曲を求めてるんだ」って思うときがあって、自分の成長に従って聴きたい曲が変わるんですよね。それが昔の曲だったりもしますし、今の曲だったりもします。

糸 高杉真宙 WHAT's IN? tokyoインタビュー

本作では「糸」が、シンガポールの和食屋さんで流れていました。海外や都会で単身頑張ってる時に不意に思い出の曲が流れてきてグッとくる経験をした人も多いと思うんですが、高杉さんはそういう経験はありますか。

あのシーン、いいですよね。ただ、僕はかなりインドア派なので、音楽の思い出といっても、自分の部屋の中しか思い浮かばないですね(苦笑)。僕は夜じゃないとセリフがなかなか覚えられないので、深夜3時とか4時、「明日撮影で緊張するな、頑張ろう」って思うときに音楽を聴いたりしてるんですけど、最近はあんまり聴いてないので、そういうメンタルじゃないんだなと思います(笑)。

シンガポールでの過ごし方は「YouTubeでゲーム実況。多分、世界中どこに行っても過ごし方は変わらない(笑)」

糸 高杉真宙 WHAT's IN? tokyoインタビュー

高杉さん演じた冴島という役柄についても教えてください。

冴島はそんなにたくさん出てるわけじゃないですけど、小松さん演じる葵さんの人生に、冴島がどういった影響を与えたのか、その意味をできるだけ掬い取って、考えながら演じました。あとは、ちゃんと冴島の成長も見えるように演じたいと思ってました。

人物背景はそんなに深く描かれてないけれど、葵の人生にとっては大きな出会いの1つですよね。

「だといいな〜」と思って演じてました。葵さんを東京に迎えに行った時も、葵さんの心に響くように、次の人生に進める材料を与える存在にしていこうとは思ってやってました。

シンガポールでの撮影はいかがでした?

日本とは全く違う景色だったので、やっぱり気分も変わりましたね。僕らが泊まっていたホテルが割と観光地に近い場所だったので、すごく明るくて。暑い季節に行ったので、太陽もビカビカだったし、それがシンガポール全体の印象かどうかはわからないんですけど、冴島があの街で夢を求めて頑張ってるのが理解できるというか。爽やかな力強さを感じました。すごく活気があって、元気づけられる世界でした。

冴島くんは好きな人を追ってシンガポールまで来て、そのまま残って働く決意をしたんですよね。そして、運転手兼事務から、葵さんと共同経営するようにまで成長する。その気持ちも共感できますか?

僕は日本が好きな人だから、海外に住んで、仕事ガツガツやるっていうのは緊張するし、生きていけない気がします(笑)。冴島は誰とでも仲良くなれそうだし、ちょっと能天気な部分もある。僕もなくはないんですけど、ああいう大胆なところがあればいいなと少し憧れます。

撮影チームの雰囲気も違いましたか? 現場は中国語なのかな。

基本は英語でした。「アクション」って言ってましたし、雰囲気も全然違いました。日本ではなく、シンガポールで撮影する意味というか、世界で頑張っている冴島や葵さんの気持ちがよくわかる撮影現場だったなと思います。

小松菜奈さんとは『渇き。』以来、二度目の共演になりますね。

そうですね、小松さんが出演された作品はずっと観ていましたが、共演は久々でした。当時はちょっとしか絡んでなかったんですけど、僕のことを覚えていてくれて嬉しかったです。僕は今回、小松さんと山本(美月)さんとしかお会いしてないんですよね。

お二人はどんな印象でしたか。

小松さんは元気で活発。チャレンジャーな方だなと思いましたね。シンガポールでの撮影中も山本さんとご飯に行ってるっていうお話を聞いて。でも、お弁当がおいしかったんですよね(笑)。ロケ弁じゃなくて、あったかいケータリングで! 現場で食べるご飯がおいしいので、外に出る必要がなかったくらい。だから、僕は全然外に出ずに、一人でホテルにいました(笑)。

(笑)。ホテルの部屋で何してました?

YouTubeでゲーム実況を見てました(笑)。最近もゲームのやり過ぎでちょっと腰を痛めてます(苦笑)。多分、世界中どこに行っても過ごし方は変わらないですね。撮影で行ったマーライオンを見て、満足しました。他の観光地も調べたんですけど、調べた時点で満足しちゃって、ゲーム実況を見てました。(少し考えて)ほぼ出てないですね(笑)。

糸 高杉真宙 WHAT's IN? tokyoインタビュー

(笑)。山本さんは?

初めましてだったんですけど、ゲームがお好きでという話を聞いて。僕、基本的に人見知りなので、山本さんは初めましてで、小松さんは8年ぶりで、女性だけですし、シンガポールでの撮影5日間じゃ、ほぼ話せないだろうと思っていたんですけど、結構、お話しさせていただきました。お二人とも喋りやすい距離感でした。

印象に残ってることは何かありますか。

マネージャーさんやメイクさんを含めて、みんなで屋台に行って、昼ごはんを食べたのは覚えてます。「どんな話をしたらいいんだろう?」って思ってたんですけど、楽しく食事ができました。僕、屋台とかほとんど行かないんですよ。だから、ああいう場所で、山本さんや小松さんと一緒にご飯を食べるって不思議な感覚で。ほんとにシンガポールという開放的な場所で、映画の撮影中という機会だからこそ行けたんじゃないかって思います。楽しかったです。

最後に、完成した作品を観てどう感じました?

台本を読んだ時とはまた違う印象で、菅田さんや小松さんをはじめとしたキャストの皆さんが生身で演じられていることで、演技をしている感じがないというか、友達の人生を垣間見てるような、面白い感覚がありました。スタートからゴールまで、本当に自然体な作品でした。自分が生きてきた平成が舞台になっているので、親近感が湧きましたし、この映画を観てくださる方も全員、平成という時代を生きてきたと思うので、楽しんでもらえるんじゃないかなと思います。


【募集終了】抽選で1名様に高杉真宙さんの直筆サイン入りチェキをプレゼント!

高杉真宙さん直筆サイン入りチェキ
応募期間

※募集期間は終了致しました。

8月18日(火)~8月25日(火)23:59


【応募に関する注意事項】
・厳正なる抽選の結果当選された方には、WHAT’s IN? tokyo女子部のアカウントのダイレクトメールにて後日ご連絡をさせていただきます。WHAT’s IN? tokyo女子部のアカウント(@whatsin_t_joshi)のフォローをお願いします。
・プレゼントキャンペーンは予告なく変更・中止することがあります。あらかじめご了承ください。
・応募期間中にフォローを取り消された場合は、応募が無効となります。
・複数のアカウントで応募された場合は、1アカウントのみ有効となります。
・Twitterアカウントを非公開にしている場合は、応募対象外となります。
・落選者へのご連絡はございませんのでご了承ください。
・応募は日本国内にお住まいの方に限らせていただきます。
・賞品および当選の権利は当選者本人のものとし、第三者へ譲渡・転売することは一切禁止させていただきます。譲渡・転売が発覚した場合、当選を取り消し賞品をお返しいただく場合があります。

※個人情報の取扱いについて
・お客様からいただいた個人情報は、当キャンペーン当選者様へのお問い合わせのために利用いたします。なお、個人情報を当該業務の委託に必要な委託先に提供する場合や関係法令により求められた場合を除き、お客様の事前の承諾なく第三者に提供することはありません。上記をご承諾くださる方のみご応募ください。


高杉真宙

1996年、福岡県生まれ。2009年に舞台『エブリ リトル シング’09』で俳優デビュー。2019年は主演映画『笑顔の向こうに』をはじめ、『十二人の死にたい子どもたち』『映画 賭ケグルイ』『見えない目撃者』『超・少年探偵団NEO -Beginning-』の5本に出演。そのほか、ドラマ『サイン -法医学者 柚木貴志の事件-』『高嶺と花』『賭ケグルイ シーズン2』『サギデカ』『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』、舞台『カリギュラ』と精力的に活動。日本テレビ系新ドラマ『私たちはどうかしている』への出演が決定している。

オフィシャルブログ
https://lineblog.me/takasugimahiro/

オフィシャルTwitter
@MahiroTakasugi_

オフィシャルInstagram
@mahirotakasugi

フォトギャラリー

映画『糸』

8月21日(金)全国公開

出演:菅田将暉 小松菜奈 山本美月 高杉真宙 馬場ふみか 倍賞美津子 永島敏行 竹原ピストル 二階堂ふみ 松重 豊 田中美佐子 山口紗弥加 成田 凌 斎藤 工 榮倉奈々 ほか

監督:瀬々敬久
原案:平野 隆
脚本:林 民夫
配給:東宝

オフィシャルサイト
https://ito-movie.jp/index.html

©2020映画『糸』製作委員会