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激戦をマルチプレイで乗り切る!『Minecraft Dungeons』遊ぶほど楽しくなるハクスラの魅力

激戦をマルチプレイで乗り切る!『Minecraft Dungeons』遊ぶほど楽しくなるハクスラの魅力

サンドボックスゲーム『Minecraft』(以下、『マイクラ』)のスピンオフ作品『Minecraft Dungeons』。オリジナルの『マイクラ』とは大きく異なり、クラフトではなくハック&スラッシュのアクションアドベンチャーとして仕上げてきた。前回の記事ではゲームの概要と基本的な魅力をお伝えしたが、今回は2周目以降をプレイしてより深い魅力と楽しさについて語っていきたい。

文 / 板東篤


クリア後の難度アドベンチャーにチャレンジ!

前回は1周目クリアまでの魅力をお伝えした。今回は難度アドベンチャー、いわゆる2周目に挑戦するところからスタート。キャラクターの強さや装備はすべてそのまま引き継ぎ、いつでも難度を切り替えられるので難しいと思ったら1周目の難度であるデフォルトに戻すことも可能だ。難度アドベンチャーは最初から全ステージが解禁されており、どのステージからでも遊ぶことが可能。当然ながら後半のステージへ行くほど敵が強くなるため、筆者はひとまず順番どおりにプレイすることにした。……が、最初のステージである“クリーパーの森”で、早くも難度アドベンチャーの洗礼を受けた。敵の数が多すぎるし、攻撃力も高すぎるのだ!

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▲難度アドベンチャーでのクリーパーの森。敵の数が目に見えて多くなり、1周目ではほぼ単体でしか出現しなかったクリーパーは群れをなして出現

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▲難度デフォルトではまれにしか登場しなかったエンチャントモンスターもやたら出現するように。通常のモンスターよりも強力で、かつダメージを軽減する“防護”や反撃ダメージを与える“とげ”など、特殊効果が付与されている強敵だ

ここで強さを表す“パワー”について解説したい。武器や防具、アーティファクトには“パワー”というパラメーターが設定されており、どれくらいの性能かを表す目安となっている。装備しているアイテムの平均パワーがプレイヤーのパワーとして表示され、ざっくりとした強さがわかる。各ステージには推奨とされるパワーが設定されているので、そのパワーを上回っていなければ攻略は難しいと判断できる。
難度アドベンチャーの序盤ステージの推奨パワーは33で、筆者のパワーは21。明らかにパワー不足だが、難度デフォルトでプレイしても現状よりいい装備が出るとも思えないので進めることにした。新たな装備とアーティファクトが登場するので、あわよくばそちらもゲットしたい。

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▲ステージ選択画面では推奨パワーを確認できるほか、ドロップする装備とアーティファクトも調べられる

難度アドベンチャーのステージは先述のように難しいが、まったく歯が立たないわけでもなく慎重に戦えばなんとか進める。道中で装備品がドロップすることもあり、たとえボスに勝てなくても少しずつだが戦力強化が望める。というわけで序盤のステージをくり返しプレイしていたところ、パワー32の“トゥルースシーカー”という剣をゲット。ひとまず武器さえいいものを手に入れてしまえば、敵を倒すのが楽になる。さらにほかの装備も揃えやすい。こんな感じでコツコツと装備を更新し、ついに筆者のパワーは33まで成長した。アドベンチャーに踏み込むときはどうしようかと思ったが、なんとかなるものである。敵は倒しやすくなったし、自身は倒されにくくなった。強くなったことをしっかり体感できるのも嬉しい。

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▲アーティファクト“愛のメダル”は、最大3体の敵を10秒間味方にできる強力なアーティファクト。これが出現するのはアドベンチャー以降だ

最大4人で遊べる白熱のマルチプレイ!

難度アドベンチャーでもそこそこ戦えるようになったので、そろそろマルチプレイを試したくなってきた。幸いなことにふたりのフレンドが本作をプレイしていたため、一緒に遊んでみることにした。本作はオンライン、オフラインとも最大4人によるマルチプレイに対応。現在は同じプラットフォームのフレンドとのみ遊ぶことが可能だが、オフィシャルサイトの質問ページではアップデートでクロスプラットフォームのマルチプレイに対応する予定があるとのこと。期待したいところだ。

まずはマルチプレイのシステムについて解説していこう。プレイするステージは参加者の誰かが選び(誰でもできる)、ほかのプレイヤー全員が承認すればそのステージで遊ぶことになる。このとき自分がまだプレイできないステージでもほかのプレイヤーが選べば、そのステージで遊ぶことが可能だ。

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▲自分以外のプレイヤーがミッションを選択すると、画面右側に表示される。ここで参加者が全員承認すると、そのミッションに挑むことになる

各ステージは参加人数によって難度が調整されるようで、チームの推奨パワーという表記になり各ステージの難易度が上昇。ソロプレイ時よりもさらに敵が強く、また出現する数が多いように感じる。矢や食料、ポーションなどの消費アイテムは各プレイヤーで取り合いとなるが、装備品はプレイヤーごとに異なるアイテムがドロップする仕組み。装備品に関しては遠慮せず、すべて取ってしまってかまわない。なおアイテムのトレードは行えないので、使っていない装備品をほかの人に渡すといったことは不可能だ。

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▲マルチプレイでは出現する敵の数も増加。モンスターを召喚する敵も出現し、デフォルトとは別のゲームと思えるほどの激しいバトルに

マルチプレイ専用のアクションも存在する。そのひとつが定型チャットコマンドで、「ありがとう」、「こっちに来て!」など8種類のメッセージを送信し、意思疎通を行うことができる。もうひとつが仲間の場所にワープできるアクション。移動速度があまり速くない本作では、仲間とはぐれてしまったときにすぐに合流できるのは嬉しい。敵に倒されてしまってもフレンドに復活してもらえる。このとき復活回数は減少せず、参加者全員が同時に倒されてしまうと復活回数が1減るという仕組みだ。

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▲定型チャット機能も存在。ボイスチャットを使わずとも簡単に意思疎通を行える

そんな感じでフレンドと遊んでみたのだが、想像どおりにおもしろい! 遠距離攻撃で敵を攻撃するフレンドをサポートするため、自分は近接攻撃で敵を足止めししたり、倒されてしまった仲間を復活させたりと共闘感を存分に味わえる。
装備やエンチャントのチョイスもソロプレイとはちょっと異なってくる。たとえば“輝き”というエンチャントは、攻撃したとき20%の確率でHP回復のエリアを出現させる。ソロでも重宝する効果だが、じつは味方にも有効なのでマルチプレイではさらに役立つ。“オオカミの防具”は回復のポーションの効果が近くの仲間に伝わるという効果を持つため、ピンチの味方を救出できる。こういった味方に効果がある装備やエンチャントを探して実戦投入し、役立ったときの嬉しさはマルチプレイならではの魅力だ。

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▲体力回復の手段が少ない本作において、エンチャント“輝き”は貴重。手数が多い武器と相性がいい

マルチプレイ時に熱くなるのが、味方を復活させるとき。誰かが倒されるときは敵の攻撃が激しい局面で、しかも蘇生アクションは5秒ほどかかる。その間は無防備となり、敵の攻撃力が高い難度アドベンチャーでは倒される可能性が高い。しかも味方が倒れたまま30秒が経過すると夜になってしまい、ファントムというモンスターが出現して継続ダメージを受けるようになってしまう。周囲の敵が多い場合は全滅させて安全な状態にする、という選択も難しい。そこで役立つのが、前回でも紹介した“ポーションバリア”というエンチャント。これは回復のポーションを使用すると最大で9秒間、受けるダメージを90%減少させるというもの。通常のプレイでも大いに役立つが、倒された味方を救出するというシチュエーションでメチャクチャに役立った。筆者がこのエンチャントに助けられた場面は数知れない。

味方救出というソロプレイでは味わえないシチュエーションにゲームプレイは相当に白熱する。こんな感じでマルチプレイは非常に面白いワケだ。

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▲味方の蘇生中に敵の攻撃を受けても耐えきれるため、ポーションバリアはマルチプレイで非常に役立つ

楽しめる要素はまだまだたっぷり!

フレンドたちと数日間マルチプレイを楽しみ、気がつけば難度アドベンチャーをクリア。報酬は最高難度アポカリプスの解禁で、アポカリプスでのみ登場する武器やアーティファクトが楽しみだ。まだ見ぬ未知の装備、そしてさらなる強さを追い求めて現在は最高難度アポカリプスを楽しんでいる状況である。レベルは74、パワーは75とアドベンチャー突入時とは比較にならないほどパワーアップした。フレンドと一緒にステージで戦い、強い装備がドロップしたときには喜び、付いているエンチャントで一喜一憂する。この楽しいサイクルがずっと続いており、まだまだ本作を楽しめている状況だ。アポカリプスはまだ攻略途中なだけで、ぜひともこの難度でボスを倒すことを目標にプレイを続けていきたい。

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▲さらにカオスなバトルになる難度アポカリプス。より強い装備を求めて今日もチャレンジ!

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▲難度アポカリプス以降で登場する武器も存在。槍はほかの武器種よりもダメージが高く、かつリーチが長くて遠くからでも攻撃できて使いやすい。筆者の愛用武器になった

本作についてまとめると、基本がしっかり作られたハック&スラッシュ作品だ。新たな装備品を入手してキャラクターを強化していくおもしろさ、その強さを確かめられる強敵との熱いバトル。主軸のこのふたつがしっかりと作られているため、プレイしていてずっと楽しい。前回も述べたように、序盤が単調なのが少々悔やまれるぐらいだろうか。もうひとつ気になるのは先日アップデートが行われたのだが、それ以降ゲームがクラッシュするようになってしまった。楽しく遊んでいるところに水を差される感じがもったいないので、早急に改善してほしい。

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▲奥深い楽しさを味わえる本作。デフォルトをクリアして辞めてしまった人は、ぜひアドベンチャー以降をプレイしてほしい

最後に本筋とはちょっと異なる要素について触れよう。本作には通常ステージに加えて隠しステージがいくつか用意されている。これは通常のステージでちょっと横道に逸れて進み、ある条件を満たすことで出現する。
また、ふたつめの難度であるアドベンチャーに進むと、拠点であるキャンプで教会のような建物に入れるようになる。奥にある祭壇のような場所では“ルーン文字を判別する”というコマンドを実行でき、これまでに見つけたルーン文字が表示される仕組みになっているようだ。ルーン文字は各マップのどこかに隠されている。クリアに必須の要素ではないものの本作を骨の髄までしゃぶりつくしたい人は、ぜひとも探してみてほしい。オリジナルの『マイクラ』では登場しなかったルーン文字という要素はいったい何なのか、その答えは特に提示されないがワクワクする要素だ。

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▲ある条件を満たすとシークレットミッションが出現。単にステージが増えるだけでなく、謎が隠されているようだが……?

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▲キャンプにある教会のような建物。どこかでルーン文字をすべて見つけると、『マイクラ』にあったキノコ島のような隠しステージが登場する。さらに遊べるステージが増えるのは嬉しいポイントだ

もうひとつ、全体マップ画面にはまだ遊べないステージのような場所があり、こちらはどうやら追加予定のDLCステージだと思われる。オフィシャルサイトによるとDLCは2種類が計画されており、“Jungle Awakens(ジャングルの目覚め)”が7月にリリース予定のようだ。アポカリプスでの攻略を進めつつ、DLCの配信を心待ちにしたい。

フォトギャラリー

■タイトル:Minecraft Dungeons
■発売元:Xbox Game Studios
■対応ハード:PC 、Nintendo Switch™、PlayStation®4、Xbox One、Xbox Game Pass
■ジャンル:アクションアドベンチャー
■対象年齢:全年齢
■発売日:発売中(2020年5月26日)
■価格:ダウンロード版 各2,400円+税


『Minecraft Dungeons』オフィシャルサイト

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