続・ 初夏のVTuber講習〜押さえるべき10組を紹介  vol. 4

Review

星街すいせい 彗星の如くあらわれたアイドルVTuber!!! 3月にオリジナル楽曲第3弾発表、4月からラジオ番組もスタート。人気上昇中

星街すいせい 彗星の如くあらわれたアイドルVTuber!!! 3月にオリジナル楽曲第3弾発表、4月からラジオ番組もスタート。人気上昇中

魅力的なコンテンツを発信し続けるVTuber(バーチャルYouTuber=3DCGのキャラクターによるYouTuber)は、いまや日本のエンターテインメントに不可欠な存在。今年ついに1万人を超えたVTuberのなかから、精力的に音楽活動を行っている“アーティスト”を紹介します。“VTuberの音楽活動って、どんなことやってるの?”というビギナー方も大丈夫。優れたシンガー、クリエイターが集結しているバーチャル・アーティストの世界へようこそ!


“永遠の18才の高校生アイドルVTuber”、星街すいせい。可憐でかわいいビジュアル、ポップで切ない楽曲、いつも一生懸命でときどきオトボケなキャラを含め、まさに王道のアイドルVTuberだ。

本格的な活動スタートは、2018年3月。最初の動画「【自己紹介】彗星の如くあらわれたアイドルVTuber!!!【#01】」(2018/03/22)では、「彗星のごとくあらわれたスターの原石」「夢は武道館でライブ」「特技は歌、ダンス、絵、モノマネ」と、“これぞアイドル!”なコメントを連発。さらに“QUICK,DRAW!”(お絵描きゲームソフト)で遊び始め、「なんの絵かわかりませんでした、じゃねーよ、マジで」「ドアホ」と怒り出すなど、最初からインパクトたっぷり。視聴者からも「イラストとかモデル見る限り大人っぽいクール系かと思ったらとんだドアホうだよ!!!(歓喜)」「面白いし、可愛いし、これから伸びる。頑張れ〜応援してます」と高評価を得た。

「ニコニコ超会議」でアイドルに興味を持ち、ゲーム、アニメなどにも深く触れていたという彼女。デビュー当初の動画でも、「どんな動画をあげる予定ですか?」という質問に対し、「全部網羅するぜ!くらいの気持ちで色んなことに挑戦したいと思っています」とコメント。その言葉通り、ゲーム実況から“イラストメイキング”まで、幅広いジャンルのコンテンツを配信し続けている。今年2月にアップされた「世界二位のテトリスプレイヤーと死闘を繰り広げる星街すいせいとそれを観戦する世界一位」(2020/02/11)は150万回に迫る再生数を記録。(星街さんのテトリスの腕前はマジで世界レベル ※元動画=【テトリス99】1VS98!?リベンジマッチ!【ホロライブ/星街すいせい】)その他、得意のイラストを活かした「【イラストメイキング】お絵かきに自信のあるふたりでリアルタイム合作【ホロライブ/宝鐘マリン・星街すいせい】」(2020/01/09)、かわいいVTuberをひたすら紹介するだけの「アイドルオタクが漏れ出て気持ち悪いPになってしまうすいちゃん【星街すいせい】」(2020/04/28)など、かわいさと面白さに溢れた動画によって支持を拡大。いまやチャンネル登録者数30万超えの人気VTuberとなった。

もちろん、音楽関連の動画もデビュー当初からアップし続けている。いきものがかりの「ブルーバード」(「【歌ってみた】ブルーバード【#15】」2018/08/13)、アニメ「創世のアクエリオン」主題歌「創聖のアクエリオン」(【歌ってみた】創聖のアクエリオン【#17】 2018/09/24)、キズナアイの楽曲「melty world」(【歌ってみた】melty world【#18】 2018/12/24)など幅広いジャンルの曲をカバー。自然で綺麗な高音ですね!!「力強く響いて来る感じで すごくかっこいい…!」という視聴者のコメントからも、彼女のシンガーしての魅力が感じられる。

オリジナル曲第1弾は、2018年11月22日に公開された「comet」(comet / 星街すいせい)。ボカロPとしても活動しているクリエイター*Lunaの作詞・作曲によるこの曲は、「あの空で輝いた 流れ星を追いかけて/いつか君を照らすから/彗星のスターライト」というラインから始まるこの曲は、エレクトロ系の華やかなトラック、切なくも愛らしいメロディが印象的な楽曲。徐々にスピードを上げていくリズムとともに、“いつかこの歌声が届きますように”という願いを込めた歌が響く、最初のオリジナル曲にふさわしいナンバーだ。

2ndオリジナル曲「天球、彗星は夜を跨いで」(2019/03/22)は、ボカロP・シンガーソングライター・作家として活動しているキタニタツヤが作詞作曲を担当。中心にあるのは、憂いを帯びたボーカル。鋭利なイメージのサウンド、夜空を駆け抜ける彗星をモチーフにした歌詞とのバランスを含め、彼女の魅力をストレートに伝える楽曲に仕上がっている。リリックビデオの手法を用い、ファンタジーとリアルが共存するMVは、彼女自身の手によるも。200万回以上の再生数を超えた「天性、彗星は夜を跨いで」によって彼女は、アーティストとしてのポテンシャルの高さを証明した。

2020年3月22日に公開されたオリジナル曲第3弾「NEXT COLOR PLANET」は、作詞を星街すいせい、作曲を酒井拓也が手がけた高揚感溢れる楽曲。ギター、ベース、ホーンセクションの生々しい響きとシンプルな4つ打ちビート、ライブを想起させる歌詞が一つになったこの曲には、ファンに対する愛情が込められている。

今年1月に東京・豊洲PITで開催されたイベント「hololive 1st Fes. ノンストップ・ストーリー」に出演。3月にはビジュアルが3Dモデルに進化し、4月からはラジオ番組「星街すいせいのMUSIC SPACE」がスタートするなど、全方位的に活動の規模をアップデートさせている彼女。夢の武道館に向けて、さらなる飛躍を期待したい。

文 / 森朋之

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