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自宅で楽しく脂肪燃焼! カラダと心が喜ぶフィットネスゲーム3選

自宅で楽しく脂肪燃焼! カラダと心が喜ぶフィットネスゲーム3選

皆さん、日々の運動量は足りていますか?
筆者の場合、健康診断に行けば「もう少し日々の生活に運動を取り入れましょう」とここ数年間言われ続けていますし、体重は10年まえと比べて少し……いやだいぶ増えました。体力は落ちる一方で、階段を十数段登っただけでも激しく息切れするという始末。
体がどんどん重くなる日々から脱却したい。けれど、とくにスポーツを趣味にしているわけでもない人間には、仕事、家事、育児に奔走する普段の生活のなかへ、さらに運動という項目を加えるのは難しいことです。時間はないなりに作ることができますが、そこに楽しさが見出せなければきっと続かないでしょう。ゲームのような面白さを感じられればきっと楽しく継続できるに違いないということで、近ごろは体を動かすゲームを何本も遊んで健康促進に努めています。今回の記事では、筆者お気に入りの“楽しく汗をかけるゲーム”を3本挙げてみました。個人的な解釈にはなりますが、各タイトルの冒頭にジャンル、運動量、運動効果のタイプをまとめてあるので、ぜひ参考にしてみてください。あなたの家ライフをより楽しく健康に!

文 / 内藤ハサミ


豊富なメニューで飽きる隙を与えない『リングフィット アドベンチャー』

任天堂 / Nintendo Switch™ / フィットネスアドベンチャー

オフィシャルサイト

ジャンル:有酸素運動から無酸素運動まで幅広い
運動量:★★~★★★★★(プレイヤーの選択次第)
効果:プレイヤーのニーズに合わせた運動を習慣づけられる

今や家でできる楽しいフィットネスゲームとして、確固たる知名度と人気を獲得したといえる、『リングフィット アドベンチャー』。現在も世界中で品薄となっているほどの人気ぶりです。本品の出荷状況は公式サイトで報告がされていますので確認願います。
運動メニューのメインは、“アドベンチャー”モード。最強の魔物“ドラゴ”を倒すため、付属の周辺機器“リングコン”によく似た、不思議な力を持つキャラクター“リング”とともにエクササイズをしながら冒険をするという内容です。付属のリングコンとレッグバンドにそれぞれJoy-Conをセットし、リングコンを両手に持ち、レッグバンドを左脚の太ももに巻いてプレイヤーがその場で走れば画面の主人公もランニングをします。リングコンを押し込めば空気砲で仕掛けを動かしたり、下に噴射してジャンプしたりとさまざまなアクションができるのです。さまざまな動きを駆使してフィールドを駆けまわり、敵と遭遇すれば戦います。まるでアクションゲームの主人公気分! そして、そのアクションはすべてがエクササイズになっているというのが非常にスゴイところです。以前の記事で詳しいプレイリポートを読むことができるので紹介しておきます。ゲームのなかで楽しく冒険をするだけで運動ができてしまう。楽しい思いをするだけで運動が続くなんて、こんなにうまい話があっていいのかしら……。

リングフィット アドベンチャー WHAT's IN? tokyoレビュー

▲敵との戦いでは、あらかじめセットしておいたフィットスキル(エクササイズ)メニューから、好きな動きを選んで戦います。正しい動きができれば、バシッと攻撃がキマって気持ちいい!

リングフィット アドベンチャー WHAT's IN? tokyoレビュー

▲こんな感じで装着するレッグバンドと、繊維強化プラスチックを内バネに使用したリングコンにそれぞれJoy-Conをセットして、コントローラーとして使います

あったんです、うまい話。購入してから5ヶ月経った今も2、3日に一度くらいのペースでプレイが続いています。正直、人生でここまで運動が続けられたのは初めてで自分でも驚いています。以前にスポーツジム通いをしていたことがありましたが、結局3ヶ月ほどでやめてしまったんですよね。通わなければならないというのは、もともと運動にあまり積極的でない筆者にはハードルが高かったようです。ジムという専門の場所へ行くことで気分が切り替わる人もいるでしょうし、プロのインストラクターに直接指導をしてもらえるということはとても素晴らしいことなのですが、「自宅で楽しくコツコツと運動を続けたい」という気分には、『リングフィット アドベンチャー』が合っていました。

リングフィット アドベンチャー WHAT's IN? tokyoレビュー

▲敵のデザインはヨガマットやプロテインシェイカーなど、フィットネスに関係あるものがモチーフになっていて面白いです

筆者は「くびれたウエストになりたい」という願いを込めて、主に腹部を鍛える黄色のスキルを選ぶことが多いのですが、なかでも気に入っているのが寝そべって上体を少し起こし、浮かせた足をクロスさせる“ハサミレッグ”です。最初は「こんなキツい動きを続けていたら、体がバラバラになってしまう!」と恐れおののいたものですが、最近はちょっと腹筋もついてきたので、鼻歌まじりに何度もこなせるようになってきました。自分の筋肉が育ったことを実感できるのは嬉しいですね。まだ本編のエンディングに到達していないくらいボリュームたっぷりの本作ですが、3月のアップデートで任天堂のゲームタイトルの楽曲を含む全17曲に合わせ、リングコンを押しこんだり引っ張ったりして遊ぶ“リズムゲーム”が追加されました。これがなかなかの運動量で、2曲もプレイすれば汗だくです。他にも敵との戦闘なしにフィールドを走ることができる“ジョギング”モードの追加、リングの声を男女2タイプから選択、カスタムメニューのリスト枠が20個まで拡張など盛りだくさんの内容です。飽きることを知らずに遊べちゃいますね。

リングフィット

▲好きなゲームミュージックで気分もアガります!

ただ闇雲に体を動かすわけではなく、運動の内容や負荷も自由にカスタムできますし、より主体性を持って体を鍛えることができる『リングフィット アドベンチャー』。実際に本作を遊んで得られる体験は、きっと想像よりもエキサイティングで豊かなものになるはずです。

©2019 Nintendo


豪華声優陣がインストラクター『フィットボクシング』

イマジニア / Nintendo Switch™ / ボクシングエクササイズ

オフィシャルサイト

ジャンル:ボクシングエクササイズ
運動量:★★★~★★★★★(難易度変更可)
効果:しっかりエクササイズできるだけでなく、ストレスも解消

Nintendo Switch™初のフィットネスゲームである本作は、2018年のタイトルです。Joy-Conを左右の手に軽く握り、画面内のインストラクターが指導するとおりにボクシングのフォームでパンチを繰り出します。Joy-Conがあればプレイ可能で、特別にアイテムを買い足す必要がないというのは気軽に始められるポイントですね。ボクシングエクササイズは未体験だったので、いったいどういうものなのかという興味もありました。

フィットボクシング WHAT's IN? tokyoレビュー

▲Lady GagaやAvril Lavigneなど人気の洋楽に合わせてリズムをとりながらプレイできるので、ダンスで得られるような爽快感もあります

インストラクターが丁寧に「ふくらはぎを意識します」、「パンチを撃つときに息を吐きます」など的確に指導をしてくれるのが頼もしいです。また、パンチをジャストタイミングで打ち続ければコンボがつながるという音ゲーのような面もあり、やる気につながります。

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▲各アクションをインストラクターと練習するメニューもあるので、フォームはバッチリ! 感覚でアクションを真似することが苦手な筆者には、丁寧なレクチャーのテキストも併せて読めるのがありがたいです

プレイまえは「前後に揺れながらパンチを繰り出しているだけでしょ。軽く運動するのにいいかな」なんて思っていた筆者でしたが、これが……とてもキツいんです! 5分程度のメニューを一度プレイしただけで息が上がり、15分もプレイすれば汗だくで体はヘトヘト。体への負荷は想像以上にかかります。プレイ初日は軽く済ませたつもりだったのですが、翌日は今まで意識したことのないような部位が筋肉痛になり、家のなかを歩くのにも苦労するほどの状態でした。きっと、普段は動かさない筋肉を使っていたんですね。日常的に激しく体を動かす習慣がない人は、少しずつ慣れていくのがいいでしょう……。

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▲1日1回、おまかせエクササイズを用意してくれる“デイリー”をこなすだけでも、普段スポーツをしない生活をしている人からすればけっこうな運動量です

初めからハイペースでプレイしすぎてしまったので、データを新たに作り直して再開しているところです。『リングフィット アドベンチャー』ではウエストを主に鍛えていますが、こちらでは上半身とふくらはぎを重点的に鍛えるイメージでプレイしています。‎

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▲プレイを進めるほどに、インストラクターの衣装ラインアップが充実していくのも楽しみのひとつ。継続の励みになります

本作の魅力をもうひとつ紹介します。インストラクター役の声優が、非常に豪華なメンバーだということ! 早見沙織さん、中村悠一さん、上坂すみれさん、小清水亜美さん、田中敦子さん、大塚明夫さんの6人が、個性豊かなインストラクターとして登場しているのです。どのお方に指導を賜ろうか……エクササイズをするまえに延々と悩んでしまいそうですが、筆者はリン(早見沙織さん)をインストラクターとしてプレイしています。明るく凛々しい声で励まされると、俄然やる気が出てしまいます。我ながら単純だとは思いますが、環境の心地よさって運動を続けるには大事な要素だと思いませんか?
足を開いて前後に揺れ、腕を伸ばせる程度の小さいスペースがあればできる手軽さと、ノリノリの音楽に合わせて体を動かす心地よさを再認識するとともに、“パンチをする”という日常ではほとんど……いや絶対にしない動きが、ストレス解消の役割も果たしてくれていると感じる本作。ジャブ、ストレート、フック、アッパーとパンチを繰り出して、重い体とモヤモヤした心におさらばしましょう!

©Imagineer Co., Ltd.


宇宙を救いながら運動もできちゃう『スペースチャンネル5 VR あらかた☆ダンシングショー』

グランディング / PlayStation®4、PC ※PlayStation®VR対応 / ダンスミュージカルアクション

オフィシャルサイト

ジャンル:ダンス
運動量:★★~★★★(プレイ時間やステージ数による)
効果:楽しく体を動かせて、なんと宇宙まで救える!

最後に紹介するのはPlayStation®VRのタイトル、『スペースチャンネル5 VR あらかた★ダンシングショー』です。とくにエクササイズを売りにしたタイトルではありませんが、楽しく運動して気分のアガるゲームとして推します! 以前の記事でも書いたとおり、本作は1999年に発売された『スペースチャンネル5 』シリーズから3年後の世界を舞台にVR作品化されたタイトルです。銀河の平和を脅かす謎の存在に踊らされた人々をダンスで救い出し、ゆくゆくは宇宙までも救ってしまうという基本的な世界設定と目的は以前のままですが、プレイヤーはうららの後輩リポーターとしてダンスに参加。本作独自のストーリー展開、新キャラクターの登場など既存ファンにとっても新鮮さが感じられる内容です。なにより、VRの世界に降り立ったキャラクターたちの存在感が最高に嬉しくて、終始感涙にむせびながらプレイしていました。

スペースチャンネル5 VR あらかた☆ダンシングショー WHAT's IN? tokyoレビュー

▲新色のモロ星人を発見! わーん、カワイすぎる~

本作はVRゴーグルを装着し、両手に1本ずつPlayStation®Moveを持ってプレイします。これで手元の動きを感知するんですね。敵のダンスを真似ることが敵への攻撃になるのですが、フォームの正確さなどはほとんど求められず、ライト、レフト、アップ、ダウン、ポーズなどの動きのポイントとタイミングさえ合っていればオーケーです。ですが、プレイヤーの横で同じく踊っているうららの華麗な動きは、スコアにつながることはなくてもぜひ真似したい! ということでリポーターになりきって踊っているうち、自然と汗だくになってしまうのです。

スペースチャンネル5 VR あらかた☆ダンシングショー WHAT's IN? tokyoレビュー

▲ゲームをクリアするだけならさほど難しくはありません。でも、キレッキレのダンスにしっかりついていくとなると大変です

何回かプレイを続けていくと動きも覚えてくるでしょう。ポップで奇抜なゲームのなかでダンスをするというトリップ感は、最高に気分がアガります。しかし、くれぐれもプレイするときは周囲に危険がないかご注意を。「私こそが宇宙を救う超天才リポーターだ!」と調子に乗って踊りまくっていたら、たまたま筆者の横を通過した夫の脳天にPlayStation®Moveをクリーンヒットさせてしまうという痛ましい事故が起こってしまったので……。

スペースチャンネル5 VR あらかた☆ダンシングショー WHAT's IN? tokyoレビュー

▲ノーミスで100の動きにチャレンジする“トライアルダンス”モード。結構な運動量になります

本作の目的は体を動かすことだけにあるのではなく、魅力的なこの世界に入り込んでキャストのひとりとして振るまい、活躍する楽しさを感じることです。その体験を説得力あるものにするために体を動かすことが必要になってくるのでしょう。ですが実際にプレイをしてみると、しっかり踊ればエクササイズ目的としても楽しめると感じました。プレイ結果により、舞台設定となっているテレビ局ならではの視聴率という数字のほかに、体を動かした数値を測定した消費カロリーも表示されます。

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▲ミュージカル出演者の気分も味わえる!

VR空間で体を動かす楽しさの可能性は、これからもっともっと広がるのではないかと筆者は思っています。VRであれば家に居ながらにしていろいろな場所に行くことができ、さまざまなことを体験できますもんね。もし、うららがエクササイズゲームに登場したら、超ハッピーな気持ちで運動ができそう……なんて、うららと一緒に宇宙を救うだけでは飽き足らずそんな夢を見ている筆者です。

©SEGA ©Grounding Inc.


今回3本のゲームを紹介しましたが、自宅で運動する際のアドバイスをひとつ。硬い床でエクササイズを続けて体を痛めないため、また騒音対策として床に何か緩衝材になるものを敷いたほうがいいですね。筆者は15ミリという極厚ヨガマットの上でプレイしているのですが、どんな動きをしても体が痛くならずとても快適です。初めに購入したマットは家族3人でヘビーユースしていたため劣化が早く、3ヶ月で使いつぶしてしまいました。今は2代目のマットが活躍中です。これから3代目、4代目のマットが使いつぶされる頃、自分の体はどう変化しているのでしょう。
今の段階では、これらのゲームをプレイするまえと比べて明らかに体力と筋肉が付き、ちょっとした動作で息切れをすることが激減するという良い効果を実感しています。何より嬉しかったのは、家族に「お腹と腕がちょっと引き締まった」と言われたことです。たしかに、ここ数年見たことのない筋肉が自分の体に付いているんです。結果が出るとやる気がアップしますね。今後もこの3本のソフトを遊んでもっと健康的に体力をつけ、スリムな体を手に入れたいです。がんばるぞー!