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再放送希望!『アンサング・シンデレラ』主演・石原さとみ出演の“もう一度観たい”傑作ドラマ5選

再放送希望!『アンサング・シンデレラ』主演・石原さとみ出演の“もう一度観たい”傑作ドラマ5選

映画やドラマ、舞台など、幅広いフィールドで活躍し、人々を魅了し続けている女優・石原さとみ。2013年以降、TC Candlerによる「世界で最も美しい顔100人」に毎年ランクインするほどの美貌の持ち主でありながら、バラエティ番組に出演した際にはざっくばらんなトークで盛り上げ、サバサバとした一面を垣間見せる。同性からの支持も絶大で、多くのファッション誌の表紙を飾り、出演するドラマは演技だけでなく、ファッションやメイクがたびたび注目を集め、トレンドとなることも多い。

そんな彼女が主演する新ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ)が近日放送スタート。日本の連ドラ史上初となる「病院薬剤師」を主人公にした医療ドラマということで、視聴者も大きな期待を寄せている。そこで今回は、いまや女性たちの憧れの存在である石原さとみの出演作の中から、もう一度観たいドラマをファッションにも注目しながら紹介する。

文 / 上條真由美


ドラマ『リッチマン、プアウーマン』

まずは王道ラブストーリー『リッチマン、プアウーマン』(12/CX)。東京大学という高学歴ながら、なかなか就職が決まらない澤木千尋(のちに本名:夏井真琴と明かされる)(石原)は、日向 徹(小栗 旬)が代表を務めるITベンチャー企業の会社説明会に参加し、ひょんなことからインターンシップとして働くことに。資産250億円の社長と新入社員、生活スタイルも価値観もまるで異なるふたりだが、一緒に過ごすうちに互いに惹かれ合っていく。はじめはぶつかり合っていた徹と真琴の距離が、徐々に縮まっていく様子に胸キュン。徹をパートナーとして支えようとする、真琴の健気さも視聴者の心を打った。ちなみに、石原が演じた真琴の「真面目で努力家、でも不器用」というキャラクターは、脚本家が石原をイメージして“あて書き”したそうだ。

大学生から社会人になり、仕事や恋を通して人間的に成長していく真琴の姿をのびやかに演じた石原。「“オレ様“な徹もいいけど、振り回される真琴もかわいい」と話題になり、視聴者から「リチプアの石原さとみの表情と仕草はズルい」「小動物みたいな動きの石原さとみがかわいすぎる」といった声があがった。真琴は黒髪ロングに重めの前髪。ブラウスに膝丈のスカートを合わせるなど、清潔感のあるオフィスファッションに身を包んでおり、働いているうちに服装も少しずつ大人っぽく変化していく。石原は同作から、役の人物像だけでなく、ファッションやメイクまで自分で考えるようになり、役をまるごとプロデュースする楽しさを知ったという。

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ドラマ『失恋ショコラティエ』

水城せとなの漫画を原作としたドラマ『失恋ショコラティエ』(14/CX)では、『リッチマン、プアウーマン』とは逆に、相手を振り回す側へ。男性を翻弄する“最強天然小悪魔女子”を好演した。小動爽太(松本 潤)はバレンタインデーの前日、憧れの先輩・サエコ(石原)に失恋する。パリの有名店で修行を終えショコラティエになった爽太は、帰国して自分の店をオープン。チョコレートが大好きなサエコを振り向かせるべく奮闘する。

上目遣いにうるんだ瞳、自然なボディータッチ。さらに、モコモコのセーター、ファー付きのコート、ゆるふわな巻き髪(絶対にいい香りがする)など、ファッションやヘアスタイルも男性ウケを意識したもので、最初は女性視聴者から「ぶりっこ」などと言われていたが、すぐに「あざといけど、かわいい」「小悪魔っぷりを真似したい」と支持する声に変わった。共演者の松本も、「サエコはすごい小悪魔。こんな人は絶対に嫌だなって思っていたけど、さとみちゃんがやるとちょっといいなと思っちゃう」と、石原の演技に引き込まれた様子だった。石原は、ファッション雑誌や女性誌を読んだり、活躍しているモデルやタレントを参考に、世間的にかわいいいと言われている表情や仕草、服装などを徹底的に研究。また、自身でメイクを担当しており、撮影前には夜な夜な自宅で練習をしたというから、サエコは並々ならぬ努力の結果、生まれたキャラクターだということだ。

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ドラマ『5→9〜私に恋したお坊さん〜』

©フジテレビ

石原の「月9の主演でラブストーリーをやりたい」というデビュー当時からの夢が叶ったのが、相原実貴の漫画を原作にしたドラマ『5→9〜私に恋したお坊さん〜』(15/CX)。寺での葬式に参加した英会話講師の桜庭潤子(石原)は、足がしびれふらついた勢いで焼香台をつかみ、読経中の僧侶に灰をぶちまけてしてしまう。申し訳ない気持ちを残しつつ、もう会うことはないだろうと思っていた矢先、家族にだまされて見合いをすることに。その相手が、東大卒だというあの僧侶・星川高嶺(山下智久)だった。潤子は高嶺から猛アプローチを受ける一方で、講師の仕事にステップアップのチャンスが訪れる。石原は、人生の転機に揺れる潤子を等身大で演じ、恋や仕事に悩みを持つ女性たちの心をガッチリとつかんだ。

原作者の相原は“胸キュンの神様”と呼ばれており、「壁ドン」や「アゴくい」など、世の女性をキュンキュンさせる男性の行動を先取りで描いてきた人物。同作でも、誕生日にバラの花束が贈られてきたり、プレゼントされた靴を履かせてもらったりなど、胸キュンシチュエーションが満載で、視聴者も「毎週悶えながら観てる」「100回はキュン死した」と大興奮だった。また、仕事ではジャケットにパンツを合わせたスタイリッシュなファッションの潤子が、家では学生時代のジャージを着ているというギャップも話題に。その姿で自分のした妄想にツッコミを入れたり、ビールを飲んでくだを巻いたりもするのだが、「オッサン化してても石原さとみはかわいい」「石原さとみは芋ジャージでも着こなす」と絶賛された。

ちなみに、石原は2011年に1ヶ月間ニューヨークへ語学留学。その後も、英会話レッスンの受講を継続しているといい、ドラマ内ではきれいな発音の英話を披露している。また、出演キャストも豪華で、潤子に想いを寄せる、英会話学校本部教務トレーナーの主任を田中圭、潤子の大学時代の友人を古川雄輝が演じているほか、高嶺の弟役に志尊 淳が配されている点も楽しめる。

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ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』

『ハケンの品格』(07)、『働きマン』(07)、『家売るオンナ』(16)など、数々の “お仕事ドラマ”を輩出している日本テレビの水10枠で石原が主演したのが、出版物の誤りをチェックする「校閲」という仕事にスポットを当てた『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(16/NTV)。ファッション雑誌の編集者になることを夢見て大手出版社に入社したものの、校閲部に配属された河野悦子(石原)。本来やりたい仕事ではなかったが、悦子は決して手を抜くことはなく、些細な点が気になって小説の舞台となる北海道に直行したり、週刊誌が追う事件の真相を確かめるために現場へ潜入したりと、校閲の仕事を超えて大暴れ。失敗を恐れずに突き進み、ダメだったときは思いっきりへこみながらも、少しずつ校閲のおもしろさや奥深さ、やりがいに気づき成長していく悦子の姿は働く女性を中心とした視聴者に元気を与えた。

また、悦子が一目惚れした大学生で作家の折原幸人(菅田将暉)との恋の展開もあり、お仕事ドラマとしてだけでなく、ラブストーリーとしても楽しめる。石原は幸人の前では乙女モード全開になってしまう感情豊かな悦子をバラエティーに富んだ表情で見せた。

そしてなんといっても本作の見どころとなったのは、悦子のめまぐるしく変わるファッション。小物に遊びを入れることと、トレンドや海外ブランドだけでなく、アンティークアイテムを取り入れているのが“悦子流“。「コーディネートが上から下までどストライク」「色づかいやアイテムの組み合わせ方が参考になる」と視聴者からも好評で、悦子が着用した衣装が紹介されたドラマ公式Instagramは現在も16.7万人のフォロワーがいるなど大人気となった。

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ドラマ『アンナチュラル』

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石原の新たな一面を見ることができたのは、2018年にTBSで放送された『アンナチュラル』ではないだろうか。死因究明専門のスペシャリストが集まる「不自然死究明研究所(UDIラボ)」を舞台にした、法医学ミステリー。法医解剖医・三澄ミコト(石原)たちが、警察や自治体から運び込まれる遺体を解剖し、“不自然な死”(アンナチュラル・デス)の正体を探っていく。脚本は、『重版出来!』(16/TBS)や『逃げるは恥だが役に立つ』(16/TBS)などで知られる野木亜紀子。重いテーマを扱いながらも、経験豊富だが口も態度も悪い法医解剖医の中堂 系(井浦 新)や、仕事よりプライベートが優先の臨床検査技師の東海林夕子(市川実日子)といった個性豊かな仲間とのテンポのよい会話劇が明るいムードをつくっており、シリアスになりすぎずにドラマの世界観に入り込むことができる。

©TBS

石原はこれまでのかわいらしい役とは違った、冷静で芯の強い女性を熱演。幼少期に無理心中で家族を失うというツラい過去を持つミコトを、繊細かつ自然体に演じ、新境地を開拓した。視聴者は「今までの作品とは全然違う雰囲気で別人のよう」「演技をしている感じがなくて引き込まれた」と高く評価。石原は「東京ドラマアウォード2018」の個人賞・主演女優賞を受賞し、その授賞式で「ただそこにいることを大事にしていた。いい意味で無理をせず、のびのびとドキュメンタリーのような感覚でいられる現場だった」と撮影を振り返った。また、石原は同作のために長かった髪をばっさり切り、メイクもほぼスッピンで挑んでいる。その極限まで素に近づけたナチュラルさも、石原の新たな魅力を開花させたひとつの要因だろう。ちなみに主題歌は米津玄師の大ヒット曲「Lemon」。

©TBS

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ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(近日放送)

©フジテレビ

民放ドラマ初主演を果たした『Ns’あおい』(06/CX)から『ディア・シスター』(14/CX)『高嶺の花』(18/NTV)『Heaven?〜ご苦楽レストラン〜』(19/TBS)など、多くの話題作で主演を務めている石原。最新主演ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(CX)では、キャリア8年目の薬剤師・葵 みどりを演じる。医師のように頼られず、看護師のように親しまれはしないが、縁の下の力持ち(=アンサングヒーロー)として、患者の“当たり前の毎日”を取り戻すために奮闘する姿が描かれる。

石原は3月に放送されたバラエティ番組内で、同作でのメイクについて、「病院薬剤師は患者さんと触れ合うこともあるので、チークやリップで血行が良く見えるようにしている」「アイメイクは落ちて薬に入ってしまうといけないから、ほとんどしていない」と語っていた。放送がスタートしたら、みどりのトレードマークであるお団子ヘアとナチュラルメイクが流行するかもしれない。

『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』オフィシャルサイト
https://www.fujitv.co.jp/unsung/index.html