Interview

異世界デュエット緊急対談! デーモン閣下×宝野アリカ、アニソンから大相撲まで語りつくす「これで終わらせるのはもったいない」

異世界デュエット緊急対談! デーモン閣下×宝野アリカ、アニソンから大相撲まで語りつくす「これで終わらせるのはもったいない」

今度、カラオケで「聖少女領域」を歌ってみようか?(デーモン閣下)

一方、カップリングの「薔薇異形」はALI PROJECTの“殿”こと片倉三起也さんが作曲しました。閣下はどのような曲だと感じましたか?

閣下 玉手箱みたいな曲だよね。遊園地のアトラクションのような、という言い方でもいいんだけれども、よーく聴き込むとものすごく緻密に構築された曲ではあるんだが、最初に聴いたときは景色が眼前に広がるというか、ファンタジーの世界にグーッと連れ込まれていく。そこが第一の魅力だろうね。まあ、吾輩がそもそもファンタジー好きなので。見ればわかるだろうけど。

宝野 (笑)。

存在自体がファンタジーな方でいらっしゃいますから(笑)。

閣下 お陰様で。ファンタジー10万50年とちょっとになるな(笑)。

宝野 私も昨年「Fantasia」(ファンタジア)というアルバムを出しました。

実際に歌ってみての感触というのは?

閣下 歌入れのときは「この難しいメロディを歌わなければ」と一所懸命だったのであまり余裕はなかったんだけれども、MIXを聴いたら思った以上の溶け込み方をしていたことに驚いた。あと、前々から知ってはいたけれどもALI PROJECTの曲には中毒性があるということだな。アリカ嬢の声にも中毒性はあるんだが。

宝野 なんか出てるのかな(笑)。

閣下 「吾輩の声が入ってもそうなるんだな」とは思った。いや、MIXが終わってからずーっと、毎日一回は「薔薇異形」が頭の中で流れて、気が付くと口ずさんでるからね。いや、すごいわ、この中毒性。昨日も歌ってた(笑)。

宝野 そう、アリプロの曲は中毒性は高いかもしれない。だから私はあんまり聴かない。たまーに聴いて、「すごいな、この人たち」「作った人たちは頭おかしいんじゃない?」って思う。それくらいに聴かないですよ(笑)。でも皆さんは聴いてくださいね。あ、「薔薇異形」は聴いてますよ。今日も聴いてきました。

閣下 不思議だったのはね、「薔薇異形」は吾輩が普段歌っている曲よりもキーがかなり低いんだよね、実は。で、低い音程をとるというのは非常に難しくて、吾輩はあまり得意ではないことが多い。だから、(レコーディングは)結構手間取るかもしれないと思っていたんだけれども、曲の相性もあるのかな、メロディが複雑という点を除けば、レンジが低いことによる歌いづらさはそんなに感じなかったんだよね。その意味でも相性が良かったんだろうと。

宝野 そうですよ、相性ですね。アリプロの曲は難しいということでしたけど、ただ歌の上手い人がカラオケで歌っても、「んー……」って感じのものしか聴いたことがないですよ。でも、「薔薇異形」はまさに閣下のために作られたメロディに聴こえます。

閣下 じゃあ今度、カラオケで「聖少女領域」を歌ってみようか。

宝野 わぁ、いいですね! 聴いてみたい。

「時空の迷い人」が終わり「薔薇異形」が始まる瞬間が本当にたまらない(宝野アリカ)

アリカ様としては「薔薇異形」に、今までのアリプロ楽曲との違いは感じましたか?

宝野 あまり感じないですね。むしろ「アリプロ王道の曲が久しぶりに来たわ」って感覚でした。

閣下 でも「薔薇異形」ってイントロにシャウトが入ってるじゃない? あそこはデモ音源の段階からシャウトのような声が入っていたので、片倉氏が吾輩にシャウトすることを望んでいるのだと思ったのだけれども。(ALI PROJECTに)そういう曲はないでしょ?

宝野 ないですよ、ないですよ。やっぱり片倉さんも閣下のあの声を入れたかったんじゃない? でも確かに、そう言われてみれば新しいアリプロでございます。

閣下 でも唐突なんだよね。「どうして欲しいんだ!」みたいな。1曲目の「時空の迷い人」のクドい世界をさんざん聴かされて、やっとダーン!って終わったと思ったのに、数秒経ったらあの(「薔薇異形」の)イントロだから。笑っちゃうんだよね、「何だこいつら」って(笑)。

宝野 そうそう(笑)。

閣下 トンカツ食ったあとにステーキ食うみたいなクドさ。何回も(CDの)あの順番で聴いちゃったよ(笑)。

宝野 いいですね、クドいの大好き。私も、「時空の迷い人」が終わって「薔薇異形」が始まる、あの瞬間が本当にたまらない。

閣下 そう、ワクワクするんだよね。

宝野 キラキラする、世界中が。こんな楽しいことないですよ。

閣下 あの意味不明な叫び(笑)。自分でもあれが意味不明ってことはわかってるんだよ。前の曲でも叫んでたのに今度は最初から叫んでるし。だから、ぜひこの順番で聴いてほしい。「薔薇異形」が終わると今度は、「時空の迷い人」のカラオケが始まるからね(笑)。

さらに、意外な共通項についても……

ちなみに、お二方の共通点としては「大相撲」が挙げられると思うのですが。

閣下 そうそう、その話を聞こうと思ってた。すごく詳しいらしいとは聞いたけど。

宝野 そうだ、それもあったんですよね、(ディレクターが)デーモン閣下とのデュエットを思いついたきっかけに。でも私の相撲好きはミーハーなので……片倉さんの方が詳しいですよ。

閣下 あ、そうなの?

宝野 うん。「(この取り組みは)こっちが勝つ」って言ったら絶対そうなるくらい。私は隆乃若が好きだったんですよ。あそこから私の相撲人生が始まりました。

閣下 隆乃若が? へぇ、イケメン好きだね。

宝野 彼はショパンを弾くんですよ。それで相撲を観に行くようになったの。

アリカ様は鶴竜関がお好きとも仰っていました。

宝野 そう、好きですよ。愛情を込めて「ぴよ丸」って呼んでます。ひよこ顔だから。

閣下 ああ、そういう見方もできるね。

では、コラボレーション中に相撲についての閑談をするということは……。

閣下宝野 してない。

では、新型コロナ収束の暁には場所の観覧で。

閣下 七月場所も怪しい状況ではあるけれど。

宝野 そっかぁ、懸賞(幕内取組において、応援している力士の取組などにかけられる懸賞、およびその旗のこと)出したかったのに。

閣下 ああ、言ってたね。三月場所も無観客だったけれども懸賞を受け付けてはいたね。

宝野 一回出したんですよ、(2008年に大相撲七月場所で)「わが﨟たし悪の華」で。今回も出したかったですね。

閣下 案外目立つんだよね、観客がいないから。カメラも他に映すところがないし(笑)。

宝野 誰に出すかを考えるのも楽しくて。

閣下 楽しいよね、誰に出すかを考えるのって。吾輩も懸賞を出したことあるんだけれども、15日分のリストを作ったんだ。今は1日1本以上で15日間出さないといけないから。

宝野 毎日? そうしたらすごい宣伝になりますよね!

最初から最後まで爆音で楽しんでほしい

あらためて今回のコラボレーションを振り返るといかがでしたか?

閣下 吾輩はすごく印象に残ったこととして、歌詞のやり取りがあったとは話したけれども、自分よりも難しい言葉を使った人は初めて見たんだな。吾輩も相当難しい言葉を使ってきたし、バンドの構成員を含めて誰かと一緒に歌詞を書いたこともあるんだけれども。それはつまりヴォキャブラリーということになるんだろうが、もっともインテリな単語が出てくる時間ではあったね。

宝野 あれま。

閣下 うん。だから吾輩的に「あのヴォキャブラリーはどこから?」というのはあるな。

宝野 んー、なんでしょうね。読書好きってことじゃなぁい?

閣下 「じゃなぁい?」(笑)。HR/HMなバンド時代に、レコード会社からは、ポップなメロディを書いて売れ線と言われるものにチャレンジしろだのなんだの、そういうリクエストをもらっていて。難しい言葉を使うと「こんなの聴いても意味がわからない」ということをずーっと言われ続けてきた。だから、「面白れ~、こんな難しい単語を使ってるよ、この人」って思ったね(笑)。

宝野 (笑)。私もさんざん言われたんですよ、デビューのときに。「もっと日常の恋愛みたいな歌詞を書け」って。いやあ、できなかった。

閣下 一応、努力はしたんだ(笑)?

宝野 した。……したかなあ。嫌だったんでしょうね、やっぱり。

アリカ様としては今、どのような気持ちですか?

宝野 「時空の迷い人」は本当に「北欧メタル」なんですよ。だから、アニメのOPやCMで知った人は、CDで長いイントロや長い間奏を含めて最初から最後まで爆音で聴かないといけませんよ。それから、c/wでアリプロを歌っているデーモン閣下も聴かないといけない。だからちゃんとCDを買ってください。

閣下 で、歌を一所懸命練習して歌えるようになってちょうだい、と。かなり高度な要求だね(笑)。

宝野 そう、相手を見つけてデュエットしてね。2020年後半を楽しく過ごせると思いますよ。

TVアニメ『八男って、それはないでしょう!』

放送中

TOKYO MX 毎週木曜22:30~
BS11 毎週木曜24:30~
AT-X 毎週木曜21:00~
J:テレ 毎週木曜26:00~

【スタッフ】
原作:Y.A(MFブックス/KADOKAWA刊)
キャラクター原案:藤ちょこ
監督:三浦辰夫
シリーズ構成:宮本武史
キャラクターデザイン:田辺謙司
音響監督:菊地晃一
音響制作:グルーヴ
効果:スワラ・プロ
音楽:カテリーナ古楽合奏団、関美奈子
音楽制作:フライングドッグ
アニメーション制作:シンエイ動画、SynergySP

【キャスト】
ヴェンデリン:榎木淳弥
エリーゼ:西明日香
イーナ:小松未可子
ルイーゼ:三村ゆうな
ヴィルマ:M・A・O
エルヴィン:下野紘
ローデリヒ:高塚智人
ヴェンデリン(幼年):石上静香
クルト:杉田智和
アマーリエ:ゆかな
アルフレッド:浪川大輔
ブランターク:屋良有作
アームストロング:山根雅史

©Y.A/MFブックス/「八男って、それはないでしょう!」製作委員会

デーモン閣下 オフィシャルサイト
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TVアニメ『八男って、それはないでしょう!』オフィシャルサイト

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