ゲームシーンダイジェスト  vol. 8

Review

『あつまれ どうぶつの森』の販売本数に注目!『アサクリ』新作やセガ60周年も話題

『あつまれ どうぶつの森』の販売本数に注目!『アサクリ』新作やセガ60周年も話題

少しずつ暖かくなってきた4月後半。ゲーム業界では在宅を応援するさまざまな施策の実施、プロスポーツ選手がゲームでの大会に出場するという新たな試みも行われています。ゲームのプレイ人口も増えているようで、『あつまれ どうぶつの森』が販売本数の記録を更新中。そのほか『アサシンクリード』の最新作、セガ60周年の企画など注目のニュースを集めました。

文・構成 / WHAT’s IN? tokyo編集部


『アサクリ』新作はヴァイキング! 止まることを知らぬ『あつ森』旋風、錦織 圭が『マリテニ』の大会に!?

2007年発売の1作目から本編だけでも11タイトルが作られ、いまやステルスゲームの代表格である『アサシン クリード』シリーズ。その最新作『アサシン クリード ヴァルハラ』が発表されました。今作ではヴァイキングの戦士・エイヴォルとして戦いに身を投じることになります。故郷ノルウェーからイングランドにやってきたエイヴォルは敵勢力を襲撃・侵略したり、定住地を発展させながらリーダーとして活躍していくことに。さらにエイヴォルは性別を選ぶこともできるとか。また、勇猛なヴァイキングらしく両手で異なる武器を持つ新戦闘システムとなっているそう。発売は2020年末予定で、PlayStation4(以下、PS4)、Xbox ONE、PC、そして次世代機のPS5、Xbox Series Xでもリリース予定とのこと。美しくも迫力のあるトレーラーはこちらから。

『あつまれ どうぶつの森』の累計販売本数が389万本に達したと報じられています。これは2018年12月に発売された『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の366万本を超える記録。その勢いはまだまだ弱まることなく、Nintendo Switch™のソフトで初となる400万本は確実と見られています。アップデートで季節のイベントが配信されるなど楽しみが持続する仕組みがあったり、シリーズの傾向として長く売れるタイトルであることから、予想どおりセールスを伸ばしそうですね。

セガが2020年で60周年を迎えたことを記念し、歴代セガハードがデザインされたフレーム切手が発売されることになりました。切手シート&ピンズセット、切手シート&クリアファイルセットの2種類があり、郵便局のネットショップにて5月25日まで申し込みを受け付けています。ちなみに記念フレーム切手が収められている台紙には年表やちょっとしたサプライズが盛り込まれているそう。

セガ60周年特設サイトにはセガの歴史がまとめられたコーナーや、“せが四郎”のムービーが公開中です。せが四郎は、かつてセガのCMで登場した“せがた三四郎”の息子。彼を演じる藤岡真威人(ふじおかまいと)さんは、せがた三四郎役の藤岡弘、さんの長男であり、このムービーが俳優デビューとなったのだとか。

4月28日にはゲーム音楽ブランド“SEGA music”の立ち上げが発表されました。同ブランドの第1弾は『新サクラ大戦 歌謡全集』。今後もさまざまなラインアップが予定されているとのこと。

かつて「そんな装備で大丈夫か?」、「大丈夫だ、問題ない」のセリフがネットの流行語にもなった‎PS 3‎、‎Xbox 360のアクションゲーム『エルシャダイ』がオンライン個展を開催。こちらは9周年記念展として実際のギャラリーで企画されていたものですが、緊急事態宣言を受けてWebでの無観客個展となりました。サイトには主人公イーノックや大天使ルシフェルのアートワークが公開中です。これら100点を超える作品は全4章に分けられ、4月末より第一章が公開。以降は毎週章ごとに順次掲載予定となっています。また同サイトでは小説『セタ記』、実際のギャラリーを360度カメラで撮影したパノラマビューも見ることができます。ぜひこちらのサイトから来場してみては。

4月24日、約16万のニンテンドーネットワークID(以下、NNID)になりすましログインが行われたことが任天堂から報告されました。任天堂のサービス以外から不正に入手したIDとパスワード情報が用いられたとされ、一部のニンテンドーアカウントに不正ログインされた事象もあったとのこと。それを受け、NNID経由でニンテンドーアカウントにログインする機能が廃止。不正ログインされた可能性のあるNNIDやアカウントに順次パスワードリセットを行い、該当ユーザーにはメールで知らせるという対策が取られています。また、なりすまし防止のためのアドバイスも公開されています。

香川県のネット・ゲーム依存症対策条例が4月1日に施行されましたが、その成立に携わった大山一郎議長が4月30日に退任したことが報じられました。この条例の成立過程にはパブリックコメントの不審点や、会議の議事録が作られなかったことなど疑念が寄せられており、大山一郎氏に検証委員会の設置を求める申し入れ書が提出されていましたが、回答のないまま退任となりました。大山一郎氏の後任の西川昭吾議長は、同条例は再議論の必要なしと述べています。条例の今後を推察するに、同県の18歳未満の子どもが1日60分以上ゲームやネットをしたとしても罰則はなく、各家庭のルールに委ねられる部分が大きいため生活が一変するようなことはないかと思われます。ITやソフト開発などの事業においては、“依存症対策に協力するものとする”と明記されていますが、具体的な対応を検討している企業や団体はないようです。このように条例の効力が薄く風化していくようにも思えますが、政治の実績の道具として他の自治体で注目される可能性も。とはいえ科学的根拠などがないため、今回と同内容の条例は半ば強引な方法でなければ施行は難しいでしょう。ゲームなどのコンテンツとコラボして町おこしをしたり、企業誘致している自治体では税収面から条例を推し進めるとは考えにくいため、この動きが全国的に広がることはないと考えられます。

日本レトロゲーム協会が16歳未満の子どもがいる100世帯に中古のスーパーファミコンをプレゼントするという企画を実施。自宅待機している子どもたちに現在の30~40代が夢中になった当時のゲームを遊んでほしいという試みで、54,630通もの応募が寄せられました。当選者にはスーパーファミコン本体やケーブル類、ソフト2本が発送されたということですが、そのソフトは『スーパードンキーコング』、『ファイナルファンタジーVI』というナイスなチョイス。

新コロナウイルス自粛に伴う、緊急物資支給のお知らせ。当協会では、新コロナウイルスで多くの子供達が自宅待機している事態に、今の30~40代の人達が夢中になった当時のゲームを楽しんで欲しいと、緊急物資を100世帯に支給する事となりました。…

Japan Retro Game Association – jarga:日本レトロゲーム協会さんの投稿 2020年4月23日木曜日

タイトーが家で楽しめるコンテンツを集めたサイト#StayHomeWithTaitoを公開しています。こちらのサイトではスマホ・PCでの操作で本物のクレーンゲームをプレイできたり、ゲームセンター・秋葉原HeyのフロアからゲームミュージックDJライブが配信されたりと多彩なコーナーが用意されています。家飲み、リモート飲み会にぴったりなジャズBGMのライブ配信という、大人にはうれしいコンテンツも。

プロテニスプレイヤーの錦織 圭選手や大坂なおみ選手らが、『マリオテニス エース』のオンライントーナメントに参加。Facebook Gamingにて配信された試合はアスリートや著名人のマネジメントを担うIMGが企画したチャリティーで、約1億円の優勝賞金は慈善団体へ寄付されるとのこと。ほかにもセレナ・ウィリアムズ選手とビーナス・ウィリアムズ選手の姉妹、引退表明したばかりのマリア・シャラポワさんなどテニスのトッププロだけでなく、NFL選手、ミュージシャン、モデル、有名ブロガーなどバラエティーに富む顔ぶれとなりました。テニス界のレジェンドであり悪童と親しまれた、ジョン・マッケンローさんが全試合の解説担当というのも豪華ですね。試合はテニス選手とほかの分野のセレブがペアを組むダブルスで、ラケット破壊なしのルール。回線が不安定ななか行われた決勝では、テイラー・フリッツ選手&TikTokスターのアディソン・レイさんペアと、錦織選手&DJのスティーヴ・アオキさんペアが対決。互いにライン際を攻める速いラリーでは、さすがの錦織選手も思わず日本語で叫んでしまう場面も見られました。優勝はフリッツ&レイペア。勝因はフリッツ選手の使うテレサの曲がりまくるサーブがことごとく決まったことでしょう。

テニスのオンライン大会は『テニスワールドツアー』でも実施され、ここでも錦織 圭選手が出場しました。4月27日~30日に行われた“ムトゥア・マドリード・オープン・バーチャル・プロは、中止された実際の大会“ATP1000 マドリード”の主催者によって開催されたもので、選手たちへの支援と新型コロナウィルス対策への寄付を目的としています。錦織選手はグループリーグ突破は叶わなかったものの3戦中1勝を上げて善戦。決勝はイギリスのアンディ・マレー選手対ベルギーのダビド・ゴファン選手で、7-6でタイブレークの末にマレー選手が優勝を飾っています。芝に強いマレー選手ですが、オンラインのコートでも強さを見せつけました。女子はオランダのキキ・ベルテンス選手が優勝しています。

4月を振り返ってみると『あつ森』のプレイ人口の多さが印象深いですね。継続してプレイしている人が多いのも同作ならではかもしれません。また、テニスだけでなくゲームを活用したスポーツトーナメントは今後も増えそうですね。
次回の記事で取り上げる5月は、中止となったアメリカのゲーム見本市・E3 2020に向けて予定されていた各ゲームメーカーの発表がなんらかの形で行われそうな予感。ゲームニュースやお気に入りのシリーズのオフィシャルサイトなど、動向をチェックしてみてください。編集部でも追いかけていきます。

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