ゲームシーンダイジェスト  vol. 7

Review

『バイオ RE:3』、『FFVII リメイク』に世界が興奮!! PS5本体の姿は!?

『バイオ RE:3』、『FFVII リメイク』に世界が興奮!! PS5本体の姿は!?

4月に入って緊急事態宣言が発せられ、新型コロナ関連のニュースが目まぐるしく飛び交っていますが、ゲームシーンでもAAA級タイトルの登場に市場の動きも加速しています。『ファイナルファンタジーVII リメイク』、『バイオハザード RE:3』の発売、そしてPlayStation®5(PS5)のコントローラーの発表など、4月前半の押さえておきたい話題をまとめました。

文・構成 / WHAT’s IN? tokyo編集部


5日間で200万出荷『バイオ RE:3』、高評価の『FFVII リメイク』は350万超!! 『アンチャーテッド』、『風ノ旅ビト』が無料配布!

4月3日に『バイオハザード RE:3』が発売され、リリースから5日間で全世界での出荷数がで200万本に達したと発表されました。そのうちダウンロード版が約50%を占めているとのこと。これには世情が反映されただけでなく、体験版の配信や同梱の非対称対戦ゲーム『バイオハザード レジスタンス』のオープンベータテストなど、カプコンのデジタル販売戦略が実った結果でもあるようです。

本作は1999年に発売された『バイオハザード3 ラストエスケープ』を基に、よりドラマチックでアクション性の高い作品に生まれ変わっています。好評の背景にはシリーズで高い人気を誇るジル・バレンタインが主役であることや、ほかの『バイオ』初期作品がつぎつぎとリメイク、リマスターされていったなか21年ぶりのカムバックとなったことが挙げられるでしょう。先に発売された『バイオハザード RE:2』も継続して販売数を伸ばしているとのこと。『バイオ RE:3』では『バイオ  RE:2』とのつながりも表現されているため、両作品を併せて楽しもうという相乗効果も生まれているのかもしれません。トレーラーでは“イケメンな”ジルやカルロス、『レジスタンス』の模様も見られますよ。

4月10日には『ファイナルファンタジーVII リメイク』が発売。全世界が待っていたと言っても過言ではない大作のリメイクは、ファンの期待に応えるパフォーマンスを見せつけました。細部まで綿密に描かれたグラフィック、壮大かつ豊かになった名曲の数々、アクション要素が高まったコマンドバトルなどが支持を得ています。本作は複数作の第1弾で序盤の舞台・ミッドガル脱出までを描いていますが、サブクエストなどやり込み要素が追加されボリュームも確保されているようです。気になる販売本数は3日間で全世界累計350万本超と報じられており、発売週のランキングは『あつまれ どうぶつの森』を抜いて堂々の1位となっています。PS4も販売台数が上がっていることから、ハードの牽引にも一役買っているようですね。今後も『あつ森』とともに、セールスランキングを独占しそうです。内容を紹介する記事はまもなく公開します。そこでは惜しげもなく名シーンを散りばめた動画も確認できますので、どうかお待ちください。。

同じくビッグタイトルとして春のゲーム市場を賑わせるはずだったソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の『The Last of Us Part II』が発売延期となりました。その理由として現在の世界情勢が生産や販売に影響し、発売日までにプレイヤーにゲーム体験を届けることが難しいというロジスティクス上の問題が挙げられています。同作は以前、2020年2月21日の発売予定をクオリティアップのため2020年5月29日に変更していましたが、今回は流通面を考慮しての判断のようです。同様の理由から『マーベルアイアンマン VR』も発売延期を発表。両作品の新たな発売日は今後改めて告知されるとのことです。

SIEの話題をもうひとつ。同社は2020年4月15日から5月6日正午(日本時間)まで、『アンチャーテッド コレクション』と『風ノ旅ビト』の無料配布を行っています。これは新型コロナウィルス拡大に対する施策“Play At Home”の一環で、PSストアの無料コンテンツ内にあるPLAY AT HOMEからダウンロードできるようになっています。どちらも一度ダウンロードしておけば、無料配布期間が終わってもずっと遊べます。ちなみに『アンチャーテッド コレクション』はシリーズ3作品のリマスター版が1本に収録されたもの。4作目となる『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』はPS Plusのフリープレイ対象作品となっているため、利用すれば一気に『アンチャーテッド』シリーズを駆け抜けることも可能です。

同じく4月15日にコーエーテクモゲームスが本社を置く横浜市に対し、1億円相当の医療用物資を寄贈することを決定。その第1弾として高性能マスク6,000枚が寄贈されました。今回の医療用物資調達は海外の取引先の協力で実現したとのこと。グローバル企業でありながらも地元を大切にしている同社ならではのアクションですね。

4月15日にはさらに『クッキングママ』の無断販売という衝撃のニュースも飛び込んできました。『クッキングママ』シリーズの権利元であるオフィス・クリエイトが、同作の海外向けNintendo Switch™(Switch)用タイトル『Cooking Mama: Cookstar』をPlanet Entertainment社が無断販売したとして法的措置を検討中であるとのこと。同社の発表によるとライセンス契約を結んだPlanet社が『Cooking Mama: Cookstar』の製作に着手したもののゲーム品質が日本国内シリーズには及ばず、内容の修正を再三指示したにもかかわらずPlanet社はこれに従うことなく製造・販売に至ったとしています。また、Planet社とその販売代理店が欧州においてPS4版を販売していることについても一切許諾をしていないと述べています。オフィス・クリエイトがライセンス契約の即時解除を通知した3月30日以降もPlanet社は販売を続けているようですが、今回の発表の翌日にコメントを出しています。Planet社の見解としては契約やゲームデザインに定められていない部分でクリエイティブ面の相違が発生したが、契約ではパブリッシングの権利が全面的に認められているため販売に至ったということです。

4月14日に戻りますが、Microsoftは日本でも“Xbox Game Pass”をサービス開始。こちらはXbox Oneで展開されているゲーム定額制サービスで、月額850円で100タイトル以上が遊び放題になるというもの。このほかPCゲームが利用できるプラン、オンラインマルチプレイに必要なXbox Live GoldとPCゲームの利用を加えたプランも用意されています。ソフトのラインアップには『Halo』や『Gears』シリーズはもちろん、『Ori』シリーズ、『Minecraft』、そして『デビル メイ クライ 5』、『NieR:Automata』、『龍が如く0』など日本のメーカーの作品も。『ウィッチャー3』や『アウター・ワールド』などの長大作のラインアップもうれしいところ。海外ではすでに始まっていたXbox Game Passですが、ようやく日本でも開始ということでXbox部門のヘッドであるフィル・スペンサー氏からもメッセージが発信されています。

新ハードPS5用のワイヤレスコントローラー“DualSense”の発表も話題を呼んでいます。外観は白と黒のツートンカラーで、曲線が近未来を感じさせるデザイン。従来のコントローラーは“DUALSHOCK”と名づけられていましたが、今回は“Sense”と銘打っての登場です。その名のとおり、感覚を重視して作られているようで触覚フィードバックの機能を搭載しているとのこと。公式ブログには“車が泥道を走るときの重いずっしりとした感触”などが表現可能になったとあります。さらにL2ボタンとR2ボタンには“アダプティブトリガー”を搭載し、弓を引き絞るときのような緊張感のある動作を実感できる、とも。このようにゲームの没入感を高めるため研究を重ね、数100もの試作を経て開発されたそうです。

またDualSenseにはマイクが内蔵され、ヘッドセット不要でボイスチャットができるようになっています。従来どおりヘッドセットも使用可能ということで、このあたりが柔軟であることもプレイヤーのことを考えて作られていることが垣間見えますね。今回は先駆けてコントローラーが公開されましたが、PS5本体はいったいどんなデザインになるのでしょうか。コントローラーのように白と黒のツートンがまず浮かびますが、はたして……?

コントローラーといえば、SwitchのアップデートでJoy-Conのボタン割り当てが変更できるようになったのも見逃せません。本体のバージョン:10.0.0から、設定のコントローラーとセンサーのメニュー内に“ボタンの割り当てを変える”が追加されています。ここで変更した設定はお気に入りとして保存しておけるのも便利ですね。SwitchはおすそわけプレイなどでJoy-Conの持ちかたを変える場面もあることから、これは設定しておいて損はない機能でしょう。ちなみに今回のアップデートでは、ダウンロードしたソフトなどを本体保存メモリーとSDカードのあいだで移動できるようにもなっています。

アミューズメント施設を営むセガ エンタテインメントは緊急事態宣言の発令を受けて、東京都を始めとする7都道府県の店舗を休業。営業再開は5月7日を想定しているとのこと。同じくバンダイナムコアミューズメント、タイトーの施設も臨時休業となっています。休業を余儀なくされるのは地域のゲームセンターも同様で、高田馬場や池袋の名物ゲームセンター“ミカド”も営業を自粛。ですが同店は沈黙したままではなく公式チャンネルで配信したり、さらには存続のためのクラウドファンディングを実施。このプロジェクトはなんとわずか1日で目標額の2,000万円を達成しています。資金はゲーセンミカド別館in白鳥プラザのオープン費用やゲーム機の購入、喫煙ブース設置などに充てられるとのこと。これら施設もリターンのプレイ回数券などもプレイヤーにとってメリットのあるものですが、それ以上に老舗ゲーセンが多くの人にとって大切な場所であったことが伺えますね。

テレワークによるビデオ会議の機会が増えていることを踏まえ、ゲームメーカー各社からバーチャル背景の無料提供が行われています。背景を変えるだけで気分も明るくなるうえ、ゲームの話題で場が和むという効果も期待できる……?

ニュース満載の4月前半でしたが、ゲームの需要が高まっている一方で、アミューズメント施設や制作・流通などの面では苦しい状況が続いていることが浮かび上がっています。しかし、ゲーセンミカドのクラウドファンディングのようにお店やコンテンツを支えたいという人は確実に存在します。これからもプレイヤーから、またメーカーからの支援の輪は広がりそうな予感。4月後半は『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』、PS®VitaからSwitchに移植された『グノーシア』など、じっくり遊べるゲームが発売予定。ヒマとは無縁になること請け合いです。

※記事中の一部画像・動画は、公式YouTubeおよび公式Twitter、公式リリースから使用

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