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世界中から兵士が集結!『CoD ウォーゾーン』極上の戦場が無料で開放中

世界中から兵士が集結!『CoD ウォーゾーン』極上の戦場が無料で開放中

リアリズムを追求したミリタリー系FPSの代表的存在として20年近い歴史を築き、新作がリリースされれば毎作数百万本単位のセールを記録する本シリーズに、昨年秋発売の『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』(以下、『モダン・ウォーフェア』)をベースにした基本プレイ無料のバトルロイヤルゲーム『コール オブ デューティ ウォーゾーン』(以下、『ウォーゾーン』)が登場。本記事では、サービス開始から10日ほどで3,000万超のプレイヤーが参戦したという『ウォーゾーン』の戦場の魅力を紹介。バトルロイヤルゲームが持つスリリングさに、『モダン・ウォーフェア』の時点からこだわり抜かれて作られた現代兵器駆使の戦闘が融合する『ウォーゾーン』ならではの楽しさを語っていきたい。

文 / マンモス丸谷


150人による過酷な生存競争:BATTLE ROYALE

本作『ウォーゾーン』では、『モダン・ウォーフェア』のマルチプレイに登場するフィールドをすべて組み合わせたかのような広大な戦場“VERDANSK”を舞台に、ふたつのゲームモード“BATTLE ROYALE”と“PLUNDER”をプレイすることができる。どちらもゲームスタートで輸送機から好きなタイミングでダイブして戦場に進入するというバトルロイヤルゲームのお約束は踏襲しているが、BATTLE ROYALEとPLUNDERでは異なる勝利条件が設定されておりプレイフィールも大きく変わる。まずはこの手のジャンルを一度でもプレイしていれば取っつきやすいルール、BATTLE ROYALEから紹介していきたい。
BATTLE ROYALEはその名のとおり、同じマッチに参戦した誰よりも長く生き残ることを目標に行動していくのが大前提のゲームルール。現在はアップデートにより150人が3人ひと組に分かれるチーム戦、もしくは全員が単独で行動するソロプレイを選ぶことが可能。いずれを選んでも戦場に降下後はフィールドに点在する装備品を回収しての戦力強化、時間とともに狭まっていく生存可能範囲に留まるための移動や拠点の確保、そして他のチームやプレイヤーと遭遇した場合には銃撃戦を展開……といったような行動を取り、生き残りを図っていくのが基本的なゲームの流れとなる。

コール オブ デューティ ウォーゾーン WHAT's IN? tokyoレビュー

▲BATTLE ROYALEルールの初期装備は、参加者全員がハンドガン一丁。降下後そのまま戦うには心もとない武装だ

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▲戦場のどこに降下したとしても、まずやるべきことといえばサプライボックス探し。銃器だけでなく防御力を高めるアーマープレート、索敵に使うテクニカル武器などをボックスから入手し、装備を充実させていく

本作に限らずバトルロイヤルゲームは、とにかく生き残ればいいという点ではシンプル。ゲーム開始直後にすべきこと(装備品の収集)はほぼ固定されているのだが、広大な戦場のどこに降下するのか、拾えた武器の性能、そして他のプレイヤーの行動etc……によって、毎回必ずといっていいほどプレイの展開が変化するのが大きな魅力。もちろん射撃スキル、不用意にリスクを冒さず行動する立ち回りなどプレイヤーの腕が生存能力に大きく反映されるのは当然なのだが、さまざまな“運”が成績に影響するのもまた事実。いい武器を拾えてキル数を稼げても目立ちすぎが仇になって50位にも届かないこともあれば、銃はおろかアーマーもろくに拾えず建物に引きこもっていたらトップ10に入れることもある。銃撃戦のスキルがイマイチ以下な自分のようなプレイヤーにとっては、この実力以上の成績が残せる“まぎれ”が起こるという点が魅力に映り、何度でもプレイを重ねるモチベーションにつながった。

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▲戦闘で成果を挙げる以上にどれだけ長く生き残れたかが評価される。残り30人程度になるまで粘れれば、気持ちいいほど多くのXPが手に入りランクがアップ。『モダン・ウォーフェア』のマルチプレイや本作のPLUNDERで使える装備が充実していく

しかし、数あるFPSのなかでもリアル寄りの『モダン・ウォーフェア』がベースになって作られている本作は、銃撃戦をラッキーだけで勝つことはほぼ起こりえない。さらに弾を避けられる回避アクションのようなものも存在しないため、先に相手を見つけて射線を確保できた側が圧倒的に優位に立てる。そういったリアル路線のゲーム性に加えFPSというジャンルの特性も加わり、TPSのサバイバルゲームでも有効な遮蔽物の利用、家屋やビルの内部に隠れての待ち伏せが非常に有効。プロゲーマークラスの腕前があるなら話は変わってくるかもしれないが、本作をプレイする多くのプレイヤーにとって銃撃戦はなるべく避けたいシチュエーションになっている。

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▲『モダン・ウォーフェア』のマルチプレイ以上に、戦闘で成果を挙げることは必ずしも好成績につながらない。派手に立ち回ってキル数を稼ぐよりも、待ち伏せで射線に入った敵を確実に仕留めていくことを重視するのが無難

そのためBATTLE ROYALEのソロプレイ時はかなり戦闘が起きにくくなっている印象を受けたのだが、そんなケースはおそらく制作側にとっては想定済み。筆者のように建物に引きこもって順位を上げていくプレイをよしとせず、自分でアクションを起こしていきたい人向けの手段が手厚く用意されているのも特徴だ。まず現代戦がモチーフなだけあって、索敵手段が豊富。周囲の敵を察知できる心拍センサー、操作可能な飛行ドローン、UAVでの上空からのレーダー索敵などを行なえる装備が銃器と同じような頻度で手に入る。さらにシステム的にも行動するほうがメリットを得られやすくなっており、出撃まえに自分で編集した装備セットが戦場に現れるロードアウトドロップ、ゲーム内で手に入るキャッシュで装備が買えるショップなどが存在しており、リスクを冒せば序盤の武器のドロップ運に左右されずに自分が望んだ武器で戦うことが可能になっている。

コール オブ デューティ ウォーゾーン WHAT's IN? tokyoレビュー
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▲戦闘や索敵に自信がある、または上位進出ではなく“1位”を狙いたい人は、自ら行動を起こしてキャッシュを稼ぎさらなる装備の充実を図りたい

さらにBATTLE ROYALEならではのシステムといえば、一度戦闘不能に陥ったあとに訪れることになる強制収容所も見逃せない。これは有り体に言えば敗者復活戦で、同じく戦闘不能になった他プレイヤーとタイマンを実行。勝てば再びVERDANSKへ降下できるという救済要素だ。1度目の出撃で手にした武器はすべて没収されており、またハンドガン一丁からやり直しというデメリットはあるものの一度は死んでもOKという仕様は、積極的に動き回って戦いたいというプレイヤーにとっては思いどおりのプレイを行なうための後押しになるはず。ゲーム内に用意された武装やシステムを駆使できれば、本作ならではの“バトルロイヤル”が楽しめるはずだ。

コール オブ デューティ ウォーゾーン WHAT's IN? tokyoレビュー
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▲ランダムで渡される武器を駆使して敗者復活を目指す、強制収容所でのタイマンマッチ。本番が始まるまえの待ち時間に発生する殴り合いとともに、BATTLE ROYALEの雰囲気づくりに(?)ひと役買っている

金は命より重い!? 100万ドル獲得を目指す:PLUNDER

『ウォーゾーン』で遊べるもうひとつのゲームモード、PLUNDERも参加人数が最大150人。戦場がVERDANSKであることはBATTLE ROYALEと同じだが、戦場でなすべきことはまったく異なる。戦場(主に建物のなか)に落ちているキャッシュを集め、チーム内の合計獲得額を100万ドルにすることが勝利条件。いずれかのチームが100万ドルを集めるまでは何度でもリスポーンできるうえに、毎回ロードアウトで編集した武装を持ち込んで戦えるため、初期状態でも十分な火力を持って戦えるようになっている。

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▲自分で設定したロードアウトセットを装備して戦場に降下できる。アーマープレートを入手して防御力を高めれば、ゲーム開始直後からでも十分に戦えるはず

また、BATTLE ROYALEのように時間経過によって移動可能な範囲が狭まる要素もない。その代わりにキャッシュを多く集めたチームがマップに表示されるため、戦場のホットスポットは参戦しているプレイヤー(チーム)依存で移り変わる。さらに獲得したキャッシュを目減りしないようにする(手持ちのキャッシュは戦闘不能になるたびに減少していく)には、デジポットヘリを呼び出しキャッシュを預ける必要があるのだが、このヘリを呼ぶには派手な発煙筒をこれ見よがしに上げることが必須。そのせいでほぼ確実に周辺の他チームに居場所を知られてしまうため、BATTLE ROYALEとは比較にならないぐらい戦闘が発生しやすいうえに、何度でも復活できるおかげで大胆に攻撃もしかけやすい。デジポットにキャッシュを預けられれば安心だが、そのまえに倒された場合はキャッシュや装備品が周囲にバラまかれ奪われてしまう。

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▲デジポットヘリを呼べる場所はマップに表示されているうえ、その場で発煙筒を焚いて待たなければキャッシュを預けられない。それを狙われての戦闘が発生しやすいのだ

PLUNDERの特徴はキャッシュを集めて狙われる側に回った際に顕著で、BATTLE ROYALEでは乗ると狙われやすいためか放置されがちなヘリやトラックに乗った敵チームの果敢な突撃、キャッシュを預ける瞬間にRPGやエアストライクでの爆破攻撃を受けるといった、“殺意の高い”攻撃のまえになすすべなく倒されチームメンバーと仲良く再出撃……となるケースが多発。そんな感じで否が応でも激しい銃撃戦に巻き込まれるため、筆者の腕では1位はもちろん序盤戦を除いて上位争いにからむことも叶わなかったが、『モダン・ウォーフェア』でもそうそう発生しない派手なバトルを体験しやすい点には満足できた。位置さえわかっていれば実に手際よく敵をせん滅するFPS巧者たちの立ち回りには、狩られる側ではあったが感心させられた。いずれにせよBATTLE ROYALEとは異なるゲームプレイを体験できるので、チーム戦オンリーのゲームモードではあるがPLUNDERの戦場にも足を踏み入れてほしい。

コール オブ デューティ ウォーゾーン WHAT's IN? tokyoレビュー
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▲PLUNDERで一瞬でも狙われる側に回ると、FPSで自身の位置を知られているという事実がいかに不利な状況かを実感できる。チーム全員で乗り越えたいところだったが、筆者の腕では打開できず。100万ドル獲得の道は険しかった……

流行りのバトルロイヤルというジャンルにシリーズのハイクオリティなグラフィックやゲームシステムを加え、サービス開始まもない期間で多くのファンを獲得した『ウォーゾーン』。ベースとなった『モダン・ウォーフェア』と同様に誰でも簡単に勝てるゲームというわけではないが、負けてもなお続けられる魅力(中毒性)を備えているのはまちがいない。そしてなにより基本プレイ無料のタイトル(※課金アイテムはキャラクターや武器のスキンが大半。ゲームの勝敗に影響するようなアイテムはほぼなし)なので、世界中からプレイヤーが殺到しているこの時期にFPS、バトルロイヤルゲームの楽しさに触れてみるのはいかがだろうか。

フォトギャラリー

■タイトル:コール オブ デューティ ウォーゾーン
■発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
■対応ハード:PlayStation®4
■ジャンル:FPS
■対象年齢:17歳以上
■配信日:発売中(2020年3月10日)
■価格:基本無料 ※アイテム課金あり


『コール オブ デューティ ウォーゾーン』オフィシャルサイト

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