Interview

海外で「ストリーミング再生1億5000万回」記録も! ドラマ『ゆるキャン△』OPを手がけたH△G、そのミステリアスな素性とは?

海外で「ストリーミング再生1億5000万回」記録も! ドラマ『ゆるキャン△』OPを手がけたH△G、そのミステリアスな素性とは?

TVドラマ『ゆるキャン△』オープニングテーマ「瞬きもせずに」がスマッシュヒット! 遠く海外からも熱い視線を集める新感覚のクリエイティブ集団・H△G(ハグ)が、音質と映像美とデザインすべてにこだわりぬいた新感覚のBlu-ray Disc Album『瞬きもせずに』をドロップした。

愛知県岡崎市を拠点に、次世代ネット・シーンを担う存在であるH△Gは、透明感が魅力のボーカル・Chiho以外のクリエイター陣は表に出ず、ライブのときもChihoを含めた“実演メンバー”と呼ばれるバンドがほぼ顔を見せないパフォーマンスを繰り広げるというミステリアスなグループでもある。そんなH△Gを代表して、ボーカル・Chihoと作曲&ギターを手がけるYutaに、『ゆるキャン△』とのコラボレーションと、顔を見せないクリエイティブへのこだわり、“表現”としての新しさが詰まったBlu-ray Disc Albumについて語ってもらった。

取材・文 / 阿部美香


『ゆるキャン△』の世界とシンクロする世界観。奇跡の“△”つながりも!?

H△Gは、国内外で人気を誇るクリエイティブ集団ですが、メインフィールドはネット・シーン。ドラマ『ゆるキャン△』のオープニングテーマ「瞬きもせずに」の爽やかな歌とサウンドで、初めてH△Gを知った方も多かったと思います。

Yuta H△Gのファンクラブの会員の方もそうなんですけど、僕らを応援してくださっている方々は、ネットで音楽を楽しんでいる10代、20代が中心。今回、ドラマ『ゆるキャン△』のおかげで、よりたくさんの皆さんにH△Gを知ってもらえたのが、すごく嬉しいです。

もともと『ゆるキャン△』のことはご存じでした?

Chiho はい。私はアニメから入った派なんですけど、『ゆるキャン△』が大好きで。「瞬きもせずに」を制作したときも、一番のファンの私から“こういう歌詞がいいんじゃない?”と作詞チームにも提案して、作ってもらったんです。ドラマスタッフの皆さんに私の『ゆるキャン△』愛が伝わって、主題歌に選んでいただけたのかな?と……。

Yuta 決まったとき、めっちゃ喜んでたもんね(笑)。

Chiho もう歓喜でした(笑)! もともと私は日常系の作品が好きで『ゆるキャン△』にも興味を持ったんですけど、『ゆるキャン△』はキャンプに行かなくても行った気持ちにしてくれる、癒しの作品。それが実写ドラマになるんだから、いろんな美しい景色がリアルに観られる。きっといい作品になるだろうなと、ずっと期待していたんです。そこに自分たちが楽曲で参加できるなんて、本当に幸せですね。

先ほど、「瞬きもせずに」の作詞には『ゆるキャン△』らしさを込めたと話されていましたが、とくに意識したのはどの部分ですか?

Chiho 歌詞は、志摩リンちゃんの雰囲気をイメージしましたね。リンはソロキャンパーだし、キャンプは町の喧騒を離れて自然と対話するもの。リンちゃんはキャンプをすることで、自分と向き合ってるんですよね。リンちゃんが纏っている雰囲気と、キャンプ場で彼女が一人、朝靄に囲まれている風景……そういうものも大切にして、と作詞チームに伝えました。

H△Gさんはもともと、“青春”をずっと歌い続けてきていますから、『ゆるキャン△』の女の子たちの青春のひとコマを、楽曲にも込めていますよね。

Chiho そうですね。『ゆるキャン△』は、楽しい毎日がずっと続いていきそうな雰囲気でお話が進んでいきますが、彼女たちが経験する高校の3年間というのは、長い人生からするとほんの一瞬。それが、「瞬きもせずに」というタイトルにも繋がりました。歌詞には「君と僕」が出てくるんですが、それはキャンプを通じて交わっていくリンちゃんと(各務原)なでしこちゃんをイメージしてます。正反対のふたりが、湖で向き合いながら気持ちを変化させていく姿がいいなって。胸がキュンとなりますよね。

楽曲のほうも、青春の輝きをアコースティックなサウンドで瑞々しく描いていますね。Yutaさんが作曲でこだわったことは?

Yuta サビ始まりでメロディーを印象づけることと、上物をネオアコっぽくしてリズムの部分はドラムンベースをフィーチャーし、印象の異なるサウンド2種類を、意図的に掛け合わせましたね。

だからなんですね。透明感のあるサウンドの中に、さりげない違和感とフックを感じ、より印象が深まるのは。

Yuta ……と、気づいていただけたら、嬉しいです。メジャーデビュー以降、アレンジャーとしてお世話になっている宮田‘レフティ’リョウさんのアイディアですね。

Chiho メロディ自体は、Yutaがギターや鍵盤の弾き語りで作ってくる、お得意のラインとコード進行が効いててエモいなって思います。ただ……譜割りが詰まっているところが多かったり、上がりにくいメロだったり、ボーカリストとしては、歌いづらくて(笑)。

Yuta レコーディングのときも、ぶつぶつ言ってたよね(笑)。

Chiho でも、その歌いにくい部分が最終的に、いい引っかかりになって、聴く人に残るのかなと思うので……許しましょう!(笑)

ちなみに、H△Gにも『ゆるキャン△』にも同じ“△”の記号があるのが気になっていたんですが……。

Chiho これは、偶然なんですよ(笑)。

Yuta ドラマのビジュアルでも、キャストの皆さんがみんなで手を“△”にしたポーズをとっていますけど、僕らも何年も前から、それと同じポーズをしているんです。

すごいシンクロですね!

Chiho そう、びっくりしました。偶然ですけど運命を感じてます!

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