ゲームシーンダイジェスト  vol. 2

Review

2020年のゲーム業界は波乱のスタート!? 作り手の意欲が見えた1月のニュース

2020年のゲーム業界は波乱のスタート!? 作り手の意欲が見えた1月のニュース

2020年が明けてから早くも2ヶ月が過ぎました。年明け早々の1月中だけでもたくさんの出来事がありました。それはゲーム業界も同様で、うれしいニュースも残念なお知らせも舞い込みました。2019年をまるごと振り返った1回目の記事に続く今回は、2020年1月のゲームシーンを駆け足で紹介。まずは、発売されたタイトルから見ていきましょう。

文・構成 / WHAT’s IN? tokyo編集部


1月の顔は『龍が如く7』 大作の発売延期やゲームの実写も話題に

1月16日にシリーズの新機軸となる『龍が如く7 光と闇の行方』が発売され、セールスも好調です。これまでの『龍が如く』といえば伝説の極道・桐生一馬が主人公でしたが、本作から“春日一番”にバトンタッチ。

▲春日は見た目は軽そうな印象ですが情に厚く、気のイイ奴だと人気が高まっています。彼は『ドラクエ』好きという一面も

本作では、春日が横浜・伊勢佐木異人町で出会った仲間とともにドン底から這い上がる物語を描きます。従来の喧嘩アクションがリアルタイムのライブコマンドRPGバトルに進化していたり、春日たちがさまざまなジョブに就いたり、会社を経営したりと新要素も盛りだくさん。プレイスポットもハイスピードなレースバトルが楽しめるドラゴンカートなど新要素が充実。その一方で、桐生一馬やシリーズの人気キャラクター・真島吾朗をバトル中に助っ人として呼び出せる機能“デリバリーヘルプ”も。ファンならばつい毎回指名してしまいそうなサービスですね。
それにしても毎年のように作品をリリースする、龍が如くスタジオの底力に驚かされます。とくに本作は新たな舞台となる横浜の街が神室町の約3倍ものスケールで作られていますし、絶大な人気を誇る桐生一馬に代わる魅力的な主人公を生み出すのも並大抵のことではなかったとか。その甲斐あって好評の春日一番。次作でも彼のさらなる物語を期待したいですね。
1月14日の発表で『ファイナルファンタジーVII リメイク』が4月10日発売予定と変更され、それに続くかのように注目のビッグタイトル『サイバーパンク2077』も9月17日予定と発売延期が発表されました。同作は『ウィッチャー』シリーズを手掛けるポーランドのCD PROJEKT REDの新作。近未来を舞台にしたオープンワールドアクションゲームで、すでにコンテンツは完成しプレイ可能であるものの完璧な状態で発売するために時間を要するとのこと。

▲ 主人公のV(ヴィー)を導く存在“ジョニー・シルヴァーハンド”を キアヌ・リーブスが演じるのも話題に

同じくポーランドのメーカーTechland発のオープンワールドゲーム『Dying Light 2』も当初の2020年春から延期することを発表(時期は後日発表)。ゾンビのはびこる世界でサバイバルに身を投じるのはしばらく先になりそうです。
いずれのタイトルもクオリティアップを図るための延期とのことですが、ゲームファンの反応としては「ままあること」と大きな驚きでもないようで、より完成度の高い状態で遊べるなら待ちたいという声も見受けられました。ただ、いわゆるゲーム休暇を取ろうとしている方は今後もスケジュールに注意が必要かもしれません。
10周年を迎えた人気アドベンチャーゲーム『STEINS;GATE』の実写ドラマ企画が進行中と発表されました。こちらのTVシリーズはハリウッドスタジオのSkydance Televisionにより制作され、世界配信されるとのこと。MAGES.代表の志倉千代丸氏がツイート。あの“ラボメン”たちをどんなキャストが演じるのか、舞台となる秋葉原やオタク用語などがどう表現されるのかにも注目です。

イザナギゲームズより新作実写ゲーム『Death Come True』の制作が発表されました。まだ公開されたばかりで謎の多い作品ですが、とあるホテルを舞台に事件が巻き起こるアドベンチャーゲームのようです。本作は『ダンガンロンパ』シリーズを手掛けた小高和剛氏がディレクターとシナリオを担当。これまでの作品のように、推理や考察の果てに思わぬどんでん返しが待ち受けているかもしれませんね。登場人物を演じるキャストはアニメ『ダンガンロンパ3』で御手洗亮太を演じた本郷奏多さんを始め、栗山千明さん、森崎ウィンさん、梶 裕貴さん、山本千尋さん、佐藤二朗さんら豪華な顔ぶれです。トレーラーでは映画のような映像が観られますが、ここにインタラクティブな要素が加わるのでしょうか

実写を用いたゲームは古くからありますが、映像技術やCGの向上の恩恵からか、近年はさまざまなコンテンツで実写化の試みが盛んになってきた印象がありますね。今後も実写化作品が増えそうです。

任天堂旧本社ビルがホテルに!

都心や観光地の道路で目にした人も多いであろう『マリオ』キャラクターに扮したドライバーによる公道カート。海外からの観光客にアクティビティとして人気ですが、そのレンタルサービスを巡る“マリカー訴訟”に判決が下されました。知的財産高等裁判所は任天堂側の訴えを認め、MARIモビリティ開発に対し5,000万円の損害賠償金の支払いと不正競争行為の差止等を命じました。ちなみに今年はUSJにSUPER NINTENDO WORLDがオープン予定で、エリア内には最新鋭の技術を用いたリアルな『マリオカート』も。訪れたなら絶対に遊びたいアトラクションのひとつです。そして京都市の任天堂旧本社ビルがホテルとして改装することが決定。約20の客室に加え、レストランやバー、ジム、スパなどを備えた施設に生まれ変わるとのこと。アールデコ風な佇まいのビルがどのように活かされるのか、完成が楽しみですね。

任天堂は2020年3月期の第3四半期決算短信で前年同期を上回る業績(売上高が2.5%増、営業利益が19.5%増。詳しい数字は公式Twitterで)を発表していますし、Nintendo Switch™の累計販売台数(全世界)は5248万台と好調。今後も勢いはまだまだ加速しそうです。

まさかの出来事、市場にゲーマー向けギアが続々登場

1月26日にヘリコプターの事故で逝去した元NBA選手コービー・ブライアントさんを偲び、バスケットボールゲーム『NBA 2K20』では起動後の画面に追悼バナーを掲げています。コービー・ブライアントさんは『NBA 2K10』などでカバーを飾っていました。ゲームプレイヤーのあいだでも悼む動きがあり、現役時代に彼がずっと所属していたレイカーズのユニフォームをマイキャラクターに着用させ、オンライン上の広場に集う場面も見られたようです。日本とも縁のあったレジェンドに追悼の意を表するとともに、心より平安をお祈りいたします。

「もっとボタンがあったなら……」そんな夢を叶えるPlayStation®4の“DUALSHOCK4背面ボタンアタッチメント”が発売されました。こちらはDUALSHOCK 4(ワイヤレスコントローラー)に取りつけて背面にふたつのボタンを追加するもの。アタッチメント中央の“OLEDスクリーン”をタッチすることで自由にボタンカスタマイズでき、その割り振りが3パターン保存できるのもうれしいですね。

▲オフィシャルならではの一体感あるデザイン。充電は不要です

ボタンを多く使う作品、片手で操作したいシミュレーションやテキストアドベンチャーなどで活用できそうですね。アクションゲームなどで起こる、ダッシュがL3押し込み操作になっていて手が痛くなるといった悩みも解消できそうです。なお数量限定発売だったため品薄状態が続いていますが、ソニーストアで追加分の予約が開始されると告知されました。

メガネブランド・999.9 フォーナインズから、ゲーマー向けメガネPLAIDe(プレイド)が発売。eスポーツプレイヤーの声を開発に活かして生まれた製品で、特殊なグレー色のレンズはディスプレイからのブルー光を軽減し、さらに光の映り込みを抑える超低反射コートが施されているそうです。継続的に目の負担を減らす機能は日々パソコンに向き合う方にとっても欲しいところ。フレーム形状はウェリントン、スクエア、ボストンの3種類から選べ、オフィスにも溶け込むスッキリとしたデザインです。

ゲーマー向け商品の波は飲料にも。昨年になりますが、ゲーマー向け“inゼリー GAME BOOSTER”がAmazon限定で登場しています。どのへんがゲーマー向けかというと、神経伝達物質のGABA、脂溶性ビタミンのビタミンA配合により頭と目の働きをサポートし、3種類の糖が段階的に吸収されることでエネルギーが持続するとのこと。ゲーム大会はもちろん、長丁場になるゲーム内イベントなどのお供にぴったりですね。

さまざまな発表・出来事があった1月でしたが、このほかにも新型コロナウイルスの拡散を受けてゲーム大会やイベントの中止・延期が発表され始めました。2月に入ってそれが拡大しているとは、当時は思いもしませんでしたね。

さて、次回からは各月を前・後半に分けてお届けしていきます。3回目の記事をお楽しみに。


©SEGA
© Sony Interactive Entertainment Inc. All rights reserved.
Design and specifications are subject to change without notice.
CD PROJEKT®, Cyberpunk®, Cyberpunk 2077® are registered trademarks of
CD PROJEKT S.A. © CD PROJEKT S.A. All rights reserved.
All other copyrights and trademarks are the property of their respective owners.

※記事中の一部画像・動画は、公式Youtubeおよび公式Twitter、公式リリースから使用

vol.1
vol.2
vol.3