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『ヲタクに恋は難しい』高畑充希&山﨑賢人の聖地&ハマっていることは?

『ヲタクに恋は難しい』高畑充希&山﨑賢人の聖地&ハマっていることは?

「銀魂」シリーズや『今日から俺は!!』などで人気の異才・福田雄一監督が、ヲタクのカップルを主人公にしたWEB漫画をミュージカル映画化した、ラブコメディ『ヲタクに恋は難しい』が2月7日(金)に公開する。

本作で隠れ腐女子のヒロイン成海を映画『女子ーズ』(14)で福田監督と組んだ高畑充希、成海の幼なじみで同僚のゲームヲタクの宏嵩を『斉木楠雄のΨ難』で主演を務めた山﨑賢人が好演している。

ともに人気作に引っ張りだこの2人は、意外なことに本作が初共演。ふんわりとした空気感が似通う高畑と山﨑が、撮影のエピソードや、自分自身のヲタク的要素について、また初共演での印象を語った。

取材・文 / 望月ふみ 撮影 / 増永彩子


ヲタク用語に苦戦!「何回も噛みそうになりました」(山﨑)

ヲタクに恋は難しい 山﨑賢人 WHAT's IN? tokyoインタビュー

意外ですが、お二人は初共演なんですね。

高畑 そうなんです。すれ違ったことすらなかったんです。

山﨑 ね、全くなかったよね。

高畑 うん。でも年齢も近いし、そのうち共演もあるかなとは思っていたので、お話をいただいた時、率直に楽しみでした。

山﨑 最初に会ったのは、衣装合わせの時だったよね。僕がコスプレしてるとき(笑)。

高畑 そう、その恰好で山﨑くんが出てきて、「初めまして~」って(笑)。

ヲタクに恋は難しい 高畑充希 WHAT's IN? tokyoインタビュー

初対面がコスプレとは(笑)! そして、福田監督がずっと撮りたいとおっしゃっていたミュージカル映画で初共演となったわけですが、いかがでしたか?

山﨑 僕はミュージカルが初めてだったので、すごく不安だったんです。しかも、原作コミックを渡されて、「これをミュージカルで」と言われて、本当に最初は「どういうこと??」って(笑)。

高畑 私も思った(笑)。福田さんに、「人気のコミックがあって、それをミュージカルにしようと思うんだけど、出る?」って言われて。なんか楽しそうだなと思いましたし、山﨑くんと共演できるのも嬉しかったので、出てみようかなと思ったんですけど、どうなるのか、全く想像つきませんでした。

山﨑 でも、充希ちゃんが上手いので、というかプロなので、助けてもらいながら、楽しくやれて嬉しかったです。

高畑 ふふ。でも正直、私もダンスはちゃんとやってきてないんです。なので、出演者の中で、こんな私が一番ダンス経験があるというのは、やばいチームなんじゃないかと思って(笑)。先生に付きっきりで教わりました。山﨑くんは途中からダンサーズハイ状態になって、イケイケだったよね(笑)。

山﨑 気持ち良かったです(笑)。

では、お互いが演じた成海と宏嵩、それぞれどんなところがステキだと思いましたか?

高畑 ストーリー全体から見ると、宏嵩は一途に頑張っているのに、成海に見向きもされずに可哀そうだなと思ってたんです(苦笑)。でも、山﨑くんが演じたことで、より魅力的になりましたし、セクシーになったと思いました。

山﨑 成海は不器用な感じが可愛いと思いました。あと、とにかく充希ちゃんのお芝居が面白かったですね、大変そうでしたけど(笑)。僕は横で冷めた目で見てるだけだったので。

高畑 原作でも温度差がすごいカップルなんですよね。私がすごい頑張ってセリフをバーって言っても、笑顔もないスンっとした顔で見られていて、心が折れました(笑)。

山﨑 すごい早口であんな難しい言葉を何個も言うヲタクの人たちはすごい。僕は何回も噛みそうになりました。

高畑 私はBLについて熱く語るシーンがあって、その撮影がインしてから2日目だったんです。「これ、2日目に撮るの!?」って思いました(苦笑)。用語が難しすぎて英語のセリフを覚えている感じ。ひとつひとつ意味を照らし合わせて、「攻め」がこれで、これは「誘い受け」か、とか(笑)。

山﨑 あはは。

高畑 ググったり、いろんな人に聞いたりして勉強して。共演の若月佑美ちゃんがリアルヲタクなので、「尊い」の言い方とか、「眼福だった~」ってどこで伸ばすのかとか、テストで撮ったものを送って、「これでいいでしょうか、先生」って見てもらったりしてました。

山﨑 「禿同」(「激しく同意」の意)とか「おまいう」(「お前が言うな」の略)とかね(笑)。

基本的に成海のほうがテンションは高いですが、山﨑さんも、ライブシーンではノリノリでした。

高畑 降りてきてたよね(笑)。

山﨑 降りてきてたねぇ。音と身体、全部が自然に融合した瞬間がありました(笑)。

ヲタクに恋は難しい 山﨑賢人 WHAT's IN? tokyoインタビュー

それから強烈な変顔シーンも。

山﨑 宏嵩は笑わずにクールな感じを通してほしいと言われてたんですけど、ムロツヨシさんと菜々緒さんと一緒だったBarのシーンで、ふたりの歌を聴いたときに、これは無視できないなと。で、「ちょっとやっていいですか?」とお願いして。

脚本にはなかったんですね。

山﨑 なかったです。いろいろぶっとんでる作品ですが、あそこは特にぶっとびすぎですから。恋愛とか上手くいかなくなって飲みに来ていたのに……っていう。

高畑 そのシーンは私はその場にいなかったので、試写で観て、いろんなことが起こっていたんだなぁと思いました(笑)。

「古着はヲタクぎりぎり手前くらい、すごく好き」(高畑)

ヲタクに恋は難しい 高畑充希 WHAT's IN? tokyoインタビュー

ヲタクまではいかなくても、おふたりの、その傾向がある分野を教えてください。

高畑 古着がすごく好きで、それに関してはヲタクぎりぎり手前くらいです。古着は山﨑くんも好きだよね。

山﨑 好きです。

高畑 なので、古着の話は結構してました。行くお店とかもかぶってたりして、「会わないもんだねぇ」なんて話していました。

では、今現在はそこまで詳しくないんだけど、たぶんやったらハマってしまいそうだと思っていることは?

高畑 古着の延長になりますけど、洋裁です。丈詰めとかは家でもやるんです。リメイクしている服も好きで。今はミシンを持っていないのですが、買ったら終わりな気がしています(笑)。

山﨑 僕も洋裁は興味あるな。あとは、宏嵩はゲーマーですけど、それこそRPGとかは、ハマったら楽しいんだろうなと思います。でも、仕事できなくなっちゃいそうだからなぁ。

高畑 そうだね。ゲームは難しいよね。あ、あと私、ミシンのほかにフィルムカメラも買ったら終わりだと思って買ってなかったんです。でも人からいただいちゃって。始めてしまったので、現像代がかかっちゃってます。これはもうハマりつつあります!

ヲタクに恋は難しい 山﨑賢人 WHAT's IN? tokyoインタビュー

ヲタクにとっての東京ビッグサイトのように、自分の聖地のような場所はありますか?

高畑 聖地…特別な場所ってことでいうと、大阪に梅田芸術劇場という大きな劇場があって、私も何回か立たせていただいているんです。そこのエレベーターが独特な匂いがするんですけど、その匂いを嗅ぐと、いろんなことがフラッシュバックします。若い時から立ってきたので、その匂いを嗅ぐと身が引き締まりますね。だから梅田芸術劇場のエレベーターかな。

山﨑 なんだろう…聖地は特にないんですけど、それこそ匂いでいうと、海外から帰ってきたときに、日本の匂いを嗅ぐと安心します。外に出なかったら気づかない日本の匂いに気づいて、自分が日本人だって実感できるっていうか。聖地とは違うんだけど、でも何か特別さを感じる瞬間はそういうときかな。

では、改めて初共演を終えて、お互いどんな印象を持ちましたか?

山﨑 充希ちゃんのスタンスを僕はすごく好きです。現場の居方とか、撮影が始まる前も後も、充希ちゃんの柔らかさで、現場の空気を作ってくれていると思いました。

高畑 山﨑くんは、私のなかでは生きてるだけで面白いというか。

山﨑 よかった~、生きてて!(笑)

高畑 あはは。初共演ということもあって、最初は何をしゃべったらいいのか分からなかったりもしたんですけど、ふたりのシーンも多かったですし、ずっと一緒にいたら、本当にラクチンで。ギザギザしたトゲのような気持ちを取ってくれる人だと思いました。今回、ダンスも歌も結構ギリギリに来たので、切羽詰まることも多かったんですけど、山﨑くんがいたら気づくと楽しくなってました。

山﨑 生きててよかった~!(笑)。

高畑 こうして一緒に宣伝しているときも楽しいですし、本当にいい人だと思います。

ヲタクに恋は難しい 高畑充希 WHAT's IN? tokyoインタビュー

最後に、出来上がりをご覧になってのひと言をお願いします。

高畑 原作をお好きな方に受け入れてもらえるか、ドキドキしてます。

山﨑 面白いですよ! 特に最初のコスプレしている人たちが集まってみんなで踊る場面なんかは、すごく良かったと思います。ああいう画ってあまりないし、インパクトがあって楽しいので注目してください。

高畑 あそこいいよね。私もお気に入りです。

ありがとうございました!

高畑充希

1991年、大阪府生まれ。主演舞台『プレイバック Part2 ~屋上の天使』(05)でデビュー。ミュージカル『ピーターパン』(07~12)で8代目のピーターパン役を務め、映画初主演作『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(16)で「第40回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞。近年の主な出演作に、映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(18)、『引っ越し大名!』(19)、ドラマ『過保護のカホコ』(17/NTV)、『忘却のサチコ』(18/TX)、『メゾン・ド・ポリス』(19/TBS)、『同期のサクラ』(19/NTV)などがある。5月よりミュージカル『ミス・サイゴン』にヒロイン役で出演する。

オフィシャルサイト
www.horipro.co.jp/takahatamitsuki/

オフィシャルInstagram
@mitsuki_takahata

山﨑賢人

1994年、東京都生まれ。2010年に俳優デビュー。映画『管制官』(11)で映画初主演を飾り、映画『ヒロイン失格』(15)『orange』(15)で「第 39 回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞。近年の主な主演作にドラマ『トドメの接吻』(18/NTV)、『グッド・ドクター』(18/CX)、映画『斉木楠雄のΨ難』(17)、『羊と鋼の森』(18)、『キングダム』(19)などがある。2020年は、本作のほか主演映画『劇場』(4月17日(金)公開)、Netflixオリジナルドラマ『今際の国のアリス』の配信を控える。

オフィシャルサイト
https://official.stardust.co.jp/yamazakikento/

オフィシャルInstagram
@kentooyamazaki

フォトギャラリー

映画『ヲタクに恋は難しい』

2月7日(金)全国公開

【STORY】
BLをこよなく愛する腐女子・桃瀬成海は、転職先の会社で、幼馴染の二藤宏嵩と再会する。ルックスが良く仕事もできる宏嵩は、実は廃人クラスのゲームヲタク。周りの人々にヲタクだとバレる「ヲタバレ」を恐れ、本性を隠している成海に対して宏嵩は「ヲタク同士で付き合えば快適なのでは?」と提案。こうして2人はお付き合いすることに。充実したヲタクカップルライフを始めるはずだったが、時に恋愛とは我慢、妥協、歩み寄りが必要なもの。 “恋愛不適合”な2人には、数々の試練と困難が待ち受けていた!

出演:高畑充希 山﨑賢人 菜々緒 賀来賢人 今田美桜 若月佑美 / ムロツヨシ 佐藤二朗 斎藤 工 ほか
監督・脚本:福田雄一
原作:ふじた
製作:石原 隆 野内雅宏 堀 義貴 市川 南
プロデューサー:若松央樹
配給:東宝

©2020映画「ヲタクに恋は難しい」製作委員会
©ふじた/一迅社

オフィシャルサイト
https://wotakoi-movie.com/

『ヲタクに恋は難しい』原作コミック