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北海道・稚内で極寒の屋外試遊イベント実施!『Frostpunk』体験会レポート

北海道・稚内で極寒の屋外試遊イベント実施!『Frostpunk』体験会レポート

DMM GAMESは2020年1月23日、北海道・稚内市の稚内港北防波堤ドームにてPlayStation 4向けソフト『Frostpunk』の先行体験会を実施した。写真を見てもらえばわかるとおり、真冬の北海道最北端都市でまさかの”屋外”イベント。取材にあたり真冬の雪国経験がほとんどない筆者は、どのくらい防寒対策をしたらいいかよくわからず。DMM GAMES広報さんからは「スキーで山の上まで行ったくらいの寒さですよ!」と説明してくれたので、「なるほど! わかりました!」なんて知ったふうに答えたものの、そもそもスキーはこの30年ほどやってないのでよくわからない。なぜそんな極寒の地でイベントを行うのか。『Frostpunk』を知っている読者の方はピンときたはずだ。本稿ではそんなイベントの様子をお届けする。

取材・文 / 松井ムネタツ


都市経営サバイバルSLG……だけど極寒!?

まずは『Frostpunk』の説明をしよう。本作はワルシャワにある11 bit studiosが開発した、都市経営サバイバルシミュレーションゲームだ。2018年4月にPC版がSteam等でリリースされ、2019年10月に家庭用がリリース。そして2020年2月27日にDMM GAMESからPlayStation 4向け日本語版が発売されることになった。じつは本作、海外で発売されると爆発的な人気となり、発売から3日で25万本を達成、メタスコア(webサイト「Metacritic」が世界中のレビューをまとめて数値化された評価点)は87点と超好評価を得ている。

都市開発系シミュレーションと言えば、名作『シムシティ』などひとつのジャンルとして人気だ。「建築」や「経営」で都市を広めていくという要素を楽しむものだが、本作はそれらに加えて「極寒でサバイバル」と「法律」が加わる。

大寒波に襲われた人々は、生き残るために蒸気を使ったテクノロジーを発展させ、限られた資源の中でどうやっていきていくのか……なんていうのが基本的な設定で、プレイヤーは都市のリーダーとなり、時には法律を決めて市民達をどう働かせるのか決め、時には”大勢の市民たちを守るため”に厳しい判断をすることになる。

本作の詳細なレビューはPlayStation 4版の発売に合せて2月末ごろ掲載予定なので、楽しみにしていてほしい。

ゲームの舞台が極寒なので、イベントも極寒の地で!?

まあそんなわけで、この『Frostpunk』は「極寒の地」が舞台となっている。ローカライズを担当するDMM GAMESは、たまにトンでもないイベントを実施するのだが、今回は「試遊イベントをやるならゲームに合せて寒い場所でやりますか!」となった。当初は関東にある冷蔵倉庫での実施(マジか)を検討していたそうだが、「真冬は繁盛シーズンで、どの施設も使わせてもらなかった」とのことで断念。「じゃあ日本最北端の地でやりましょう」となり、北海道・稚内市で実施することに。

筆者は、ゲーム会社への取材で北海道には何度か訪れたことはあったのだが、いずれも札幌市だった。日本国内で札幌より上に行くのは初めての経験。スキー場の山頂くらいと言われても、どのくらい寒いのかピンとこない。本イベントでMCを担当する荒木美鈴さんに相談したら、「この防寒ジャケット、いいよ!」と写真付きでオススメされ、「同じのを買えば、ペアルックだね!」という言葉にそそのかされて色違いをゲット。防寒ブーツ(DMM GAMES広報さんには「漁師みたいな長靴ですね!」と言われたけど)やニット帽なども買って準備を進めた。

そしてイベント当日の1月23日。羽田から飛行機に乗ること2時間、稚内に到着。稚内港北防波堤ドームへ向かう。

……え!? ここでやるの?

本当に屋外なんだ……といろんな意味で震えてきた。そもそも平日16時開始のイベントで、しかも屋外の寒そうな場所で開催って……果たしてユーザーが集まるのだろうか。「集まらなかったら、それはそれでネタになるじゃないですか」と広報さんは言うけれど、こうして集まったゲームメディアだけしか来なかったらどうしよう……なんて心配していたのだが、到着してビックリ。

大勢のゲームファンが押しかけているではないか。来場にした方々に本イベントを何で知ったのかと聞いたら「新聞」という意見が多かった。じつは「稚内プレス」に本イベント情報が掲載されたとのことで、それを見て来場した方が大勢いたのである。さすが地元新聞、その影響力を実感した。

イベントに 集まってくれた人数は何と……!?

さて、イベント開始時にDMM GAMESプロデューサーの早稲田 誠氏とディレクター小守寛章氏、そして11 bit studiosからマーケティングディレクターのパトリック・グジェシュチュク氏から挨拶があった。ゲームの舞台が極寒なのでこの場所を選んだということや、本作のポイントなどを説明。

▲左から11 bit studiosのパトリック・グジェシュチュク氏、DMM GAMESの早稲田 誠氏と小守寛章氏。右はMCの荒木美鈴さん

パトリック氏によると、本作は極寒をテーマにしているが、そもそものメインコンセプトは「どう社会を構築していくか」であり、今までにない新しいサバイバルゲームを目指して開発されたとのこと。

▲日本のゲームは『ストリートファイターII』や『メトロイド』、『ファイナルファンタジーVII』などを13~16歳という多感な時期に遊んだという。両腕に入れている刺青も日本のゲームキャラクターばかり

パトリック氏は、自身が子どもの時に日本のゲームからたくさんの影響を受けたそうで、2019年にはダウンロード専用ソフト『ムーンライター』を日本でも各プラットフォーム向けにリリースしたが、こうして日本でパッケージ版を出せるのは本当に嬉しいという。

家庭用ゲーム機への移植はPC版から1年以上を費やしたが、「コンシューマー機でベストな経験が得られるよう、慎重に開発を進めた」とのこと。その甲斐あってか、前述のとおり家庭用ゲーム機版でメタスコア87点という高スコアを叩き出した(PC版は84点)。

▲日没後はだいぶ落ち着いてきたが、試遊列が途切れることはなかった

▲並んでいるユーザーに対して使い捨てカイロやスープが振る舞われた

……とゲームメディア向けにパトリック氏への囲み取材もありつつ、16時からスタートしたイベントも18時30分には無事終了。絶えず一般ユーザーがプレイしている状態が続いたので、これはイベントとして大成功だったと言えるだろう。トータルで50名ほどが試遊し、「先着30名様」で準備していたノベルティーグッズも全部キレイになくなっていた。広報さんは「誰も来なかったとしても、それはそれで記事のネタになるかなと思ったんですが」と、イベントを仕掛けた側もビックリな様子だった。

そんなわけで大いに盛り上がった『Frostpunk』試遊イベント。本作のレビュー記事はもちろんだが、こうした優秀なタイトルをたくさんローカライズしているDMM GAMESに海外ゲーム戦略についてじっくり話を聞いたので(近日公開予定)、そちらも合わせてチェックしていただきたい。


■タイトル:Frostpunk(フロストパンク)
■メーカー:DMM GAMES/11 bit studios
■対応ハード:PlayStation®4/PC
■ジャンル:サバイバルシミュレーション
■対象年齢:15歳以上
■発売日:2020年2月27日
■価格:パッケージ版・ダウンロード版 各3,980円(税別)


『Frostpunk』オフィシャルサイト

Published in Japan by DMM GAMES. 2020 © 11 BIT STUDIOS S.A FROSTPUNK and 11 BIT STUDIOS are trademarks and/or registered trademarks of 11 BIT STUDIOS. All other marks and trademarks ar e the property of their respective owners. All rights reserved.