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松村龍之介主演映画『BLOOD-CLUB DOLLS2』が2020年夏に公開決定!「“考えるな、感じろ!”精神で、この世界観を楽しんで」と語られた製作発表会レポート

松村龍之介主演映画『BLOOD-CLUB DOLLS2』が2020年夏に公開決定!「“考えるな、感じろ!”精神で、この世界観を楽しんで」と語られた製作発表会レポート

2020年夏に劇場公開予定の映画『BLOOD-CLUB DOLLS2』の製作発表会が2019年12月9日(月)に東京・ブロードメディアスタジオ試写室にて行われ、主演の松村龍之介と共演の北園 涼、宮原華音、黒崎真音、南 圭介、岐洲 匠、高崎翔太、田中涼星、監督の奥秀太郎が登壇。本作の見どころや撮影裏話を語った。

取材・文・撮影 / 近藤明子


1作目以上にいろんな種明かしや驚きを楽しんでいただける

2000年公開の『BLOOD THE LAST VAMPIRE』以降、挑戦的な内容とスタイリッシュな作画で話題を呼び続ける「BLOOD」シリーズ。2011年にはTVアニメが放送され、2012年に劇場版が公開。2015年には初めて舞台化されるなど、様々なメディアで作品を展開してきた。
また2017年には、実写映画『阿修羅少女~BLOOD-C 異聞~』がカンヌ映画祭でスクリーニング上映され、舞台挨拶のため渡仏した松村龍之介が地元メディアの取材を受けた際には“和製アラン・ドロン”と紹介されるなど話題となった。2018年にはオリジナルストーリーの新作映画『BLOOD-CLUB DOLLS1』が劇場公開され、その続編となる『BLOOD-CLUB DOLLS2』が2020年夏に公開が決定した。

監督は舞台版の演出、そして映画『BLOOD-CLUB DOLLS1』に続き奥 秀太郎。脚本は「BLOOD」シリーズ第1作から携わり、TVアニメ『BLOOD-C』の脚本も手がけた藤咲淳一が担当している。

前作『BLOOD-CLUB DOLLS1』(以下『1』)で裏社会のボス・蒼炎(そうえん)役を演じている松村龍之介は「今回は回想で蒼炎の過去にも触れつつ、彼の人間性のルーツのような部分も垣間見ることができます。その点で、『1』と違ったアプローチを心がけました。あと今回、初めて作品に参加されるキャストもいらっしゃったので、そういうときの蒼炎の感情はどんなものなんだろうというのも考えながら、新鮮な気持ちで挑ませていただきました」と前作との違いを語った。

また、藍刃(あいば)役の北園 涼は「今回、衣裳が着物になったんです。火に囲まれて戦うシーンでは着物のヒラヒラした袖が危ないなと思ったんですけど、ぎりぎり燃えなかったです(笑)」と、思い出深いシーンについて笑いを交えながらコメント。

初主演舞台『BLOOD-C The LAST MIND』以来、今作で「BLOOD」シリーズ4作に出演となる宮原華音は「劇中では“小夜”と“ニセ小夜”の2役を演じていますが、『1』のときはあまり演じ分けることを意識していなくて、完成したものを見て『ここのシーン、ニセ小夜だったんだ』と自分自身もあとから知ったシーンもあったんです(苦笑)。今回は監督に相談して“小夜”のときと“ニセ小夜”のときで刀の持ち方を変えているので、それをヒントに見分けていただけたらと思います」と語り、見どころであるアクションシーンについては「北園(涼)さんと桜の木の下で戦うシーンがあるんです。めちゃめちゃキレイなロケーションですけど足場が悪くて、しかも小夜の衣裳はセーラー服にローファーなので靴が脱げたり滑ったり本当に大変だったんです。あと、初めてジュラ刀(※アルミ刀身製の模造刀)を使ったんですけど、重くてだんだん腕が震えてきて、『ちょっとコレはできません!』って初めて言っちゃいました」と裏話も明かした。

違った意味で過酷な撮影裏話を披露したのは、有栖川みちる役の黒崎真音。「私は真夏の猛暑の中で撮影したんですけど、そのときの有栖川は長袖のフリフリの衣裳で、とても暑かったんです(苦笑)。汗をかきながらのお芝居で大変でしたけど、すごくドラマチックで大事なシーンを撮影させていただいたので、最後までお見逃しなく。暑さ&熱さが、いろんな意味で伝わってくると思います」と笑顔を見せた。

今作が奥監督作品初参加の岐洲 匠は「カメラマンさんが初め日本人の方だったんですけど、途中からイタリアの方に代わったんです。言葉が通じないなか、果たして何を伝えようとしてくれているのかわからないまま撮影が進んだのはちょっと不安でしたね(苦笑)。僕が演じた桜木は進化していく役で、現場でもどんどん台詞が変わったり、瞬発力が試されるような役だったので、この撮影の間に新しい経験がたくさんできました」と、とまどいながらも得るものも多かった様子が伝わってきた。

七原文人 役の南 圭介は「たぶん、僕が一番キャストのみんなと会っていると思うんです。結構長時間現場にいることが多かったので。(岐洲)匠の撮影初日も僕が出迎えて、撮影後に送り出しましたから」と語る南に「はい。初対面の方ばかりの現場に南さんがいてくれて心強かったです」と岐洲も笑顔で応えた。

黒田 役の田中涼星は「前作で捕まって連行されたあとの話になるんですけど、黒田はここにいるメンバーの中ではズバ抜けて大変身して登場します。どのように大変身したかは、ぜひ映画を観ていただいて……でも本当に皆さんビックリすると思います。僕もビックリしましたから(笑)」と期待をあおりつつ「前作の撮影中、『アクションシーンを撮りたい』って言ってたら、今回は刀を持たせていただきました」と、嬉しそうに話していたのが印象的だった。

紅班(べにむら)役の高崎翔太は「僕は、今回は銃を使ったアクションに挑戦させていただきました。火薬を詰めた銃を人に向けるのは怖かったですけど、男の人5人くらいと戦いました」と報告。「今回も各々で撮影が行われていたので、ほかの人たちがどう撮影をしていたのかわからないんですけど、完成が楽しみです」と、映画の公開を心待ちにしている心境をのぞかせた。

多忙なメンバーがスケジュールの合間を縫って撮影したため、撮影は数ヵ月にわたって行われたそうで、「さっき(黒崎)真音ちゃんが猛暑の中で撮影したって言ってましたけど、僕はメチャメチャ寒い中で撮影していたんです。途中で時代が変わるのかなって思いました(苦笑)」と、松村。これには奥監督から「キャストのみんなが思っている以上に、ちゃんとつながっているから(苦笑)。どんな出来事があって“今”の彼らになったか、ちゃんと説明している中身になっているから安心してください」とフォローが入る一幕も。

さらに「それぞれのキャストの方々のファンにとって『こんな彼ら、彼女たちが観たかった』というカッコいい姿をお届けできると思います。そしてストーリーのほうも、1作目以上にいろんな種明かしや驚きを楽しんでいただけると思います」と続けた奥監督の自信たっぷりの発言に、キャスト陣も大きくうなずいていた。

その後、記者からの「撮影中の楽しいエピソードはありましたか?」との質問に、松村が「現場でキャスト同士で『この物語の“これ”はどういうことなんですかね?』って会議が始まるのが楽しかったですね。みんなでいろんな想像を膨らませていくんですけど、奥監督に聞くとまた違う観点で……。それでさらに想像を掻き立てられて『いったいどうなっていくんだろう?』ってワクワクしながら撮影しました」と回答。は「前回もあったことなんですけど、例えば14シーンと15シーンの間に14.5シーンっていうのがポンと入ってくるんです。今回はさらに14.75みたいなシーンもあって、すごく細かく刻んでくるなと思いました(笑)」と、作品をより良いものにするために現場でフレキシブルに台詞を追加したり、俳優の感性を信じて委ねる奥 監督の手法を紹介。「ほかにも“エクストラ”っていうのがありましたよね。それはどこのシーンにも差し込めるようなジョーカーみたいなカットなんです」と松村からも監督のこだわりについての説明があった。

最後に、公開を楽しみにしているファンの皆様に向けてひとりずつコメント。

奥 監督 アクションシーンは非常にバラエティに富んでいて面白くなっていますし、何よりも役者陣の熱演と進化している様を感じていただけると思います。いろいろな種明かしや驚き、そして続編ではありますが、初めて観る方にも楽しんでいただけるような作品になっているので、ぜひ公開を楽しみにしていてください。

松村龍之介 様々な謎や人間関係というパズルのピースが絡み合っていく物語です。『1』を観ていただいた方はもちろん、今回初めて観る方にも、その謎解きを楽しみにしていただけたら嬉しいです。最終的には“考えるな、感じろ!”の精神で『BLOOD-CLUB DOLLS2』の世界観を享受してもらうのが一番楽しめるんじゃないかなと思います(笑)。

北園 涼 まだ完成したものを観ていないのですが(苦笑)、撮影中に感じたのは『1』よりも確実に進化していて、盛大になっているということ。あと『1』では絡まなかったキャラクターが今作では絡んでいるシーンもたくさんあるので、そこもある意味見どころかなと思います。

宮原華音 小夜は何のために戦っているのか、何を求めているのか、初めて小夜として舞台に立ってからこの4年間ずっと探していました。戦いのなかで私も小夜と共に成長できているのかなと思うので、ぜひそこも観ていただけたらと思います。

黒崎真音 とにかくラストシーンまで目を離さず観ていただきたいなと思っております。衝撃のラストが待っておりますので、皆さんぜひご期待ください。

南 圭介 『BLOOD-CLUB DOLLS2』はいろいろな角度から見て楽しめる作品になっているので、早く皆様に観ていただいて感想を共有したいです。とにかくひとりでも多くの方にこの映画を観てもらえることを願っております。

岐洲 匠 僕が演じる桜木の出番がちょっと少なかったので、果たして今後ほかの登場人物たちとどう関わっていけるのか、関わっていかないのか、わからないですが(苦笑)、僕自身も櫻木のこれからが楽しみになるような映画になっています。撮影に参加している期間が短かったので、僕も視聴者の方々と同じような気持ちでこの映画を観られるのかなと思いますし、ぜひ皆様と一緒に映画館で楽しく観たいと思います。

高崎翔太 奥監督の作品は、すごく絵がキレイで、登場人物がカッコよくて、世界観が壮大なので、映画館の大スクリーンで観たらさらに楽しいと思います。公開は2020年の夏なので、まだちょっと先になりますが、ぜひ映画館に足をお運びください。

田中涼星 『1』から引き続き登場するキャラクターもたくさんいますし、ひとりひとりが前作よりパワーアップしているので、見どころがたくさんあります! その大変身した姿を映画館で楽しんでいただければ幸いです。

映画『BLOOD-CLUB DOLLS2』は、2020年夏に全国公開予定。
また、公開を前に『BLOOD-CLUB DOLLS 1』のDVDが2020年3月23日(月)に発売されることが決定した。現在、オフィシャルサイトにて予約受付中。オフィシャルサイトで購入すると限定特典として非売品のDVDが付く。

映画『BLOOD-CLUB DOLLS2』

2020年夏全国公開

原作:Production I.G / CLAMP
監督:奥 秀太郎
脚本:藤咲淳一・奥 秀太郎

出演:
松村龍之介 北園 涼 宮原華音 黒崎真音 南 圭介
岐洲 匠 高崎翔太 朝倉あき 八神 蓮 友常勇気 安里勇哉 田中涼星
郷本直也 河原田巧也 内海啓貴 白柏寿大 磯村洋祐 富田 翔 芹沢尚哉
吉川麻美 桜井理衣 坂本康太 前田剛史 ベルナール・アッカ
池田成志 八嶋智人

配給:NEGA・ムービック

オフィシャルサイト

©Production I.G / CLAMP・ST / BCD FILM PARTNERS

「BLOOD-CLUB DOLLS1」DVD発売

発売:2020年 3月23日(月)
価格:¥5,500(税別)
公式サイト予約限定特典:非売品DVD

オフィシャルサイト(KAB Market online)

STORY
謎の地下闘技場「BLOOD-CLUB」では、男たちが夜な夜な繰り広げる熱闘が、多くの観客を集めていた。
ルール無用、剣闘士はいわくつきの者だらけ。
「勝ち残れたら望みが叶う、負けたら死ぬだけ」

闘技場には裏社会を統治するリーダー・蒼炎と、七原文人の影がちらついていた。
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