特集“UVERworld ニューアルバム『UNSER』リリース記念企画”  vol. 7

Report

UVERworld ついに開幕した“UNSER TOUR”は“初”尽くしの展開に!

UVERworld ついに開幕した“UNSER TOUR”は“初”尽くしの展開に!

なにせまるっと8曲がこの時点でまだ世に出ていない新曲なのだから当然と言えば当然なのだが、予想を遥かに超えて描かれた新たな世界の光景に、ただひたすら心奪われた。ただ新しいだけではない。ここに踏み込むからには死ぬ気で突き進むのだという生半可でない覚悟と、自分たちならば必ずや求める場所にたどり着けるという確信とのその両方を携えていなけれな臨むことのできない、未知にして唯一無二の領域だ。2019年11月23日、宮城県・セキスイハイムスーパーアリーナ グランディ・21。この日、UVERworldのアリーナツアー“UVERworld UNSER TOUR”がついに幕を開けた。

取材・文 / 本間夕子


ステージと客席の間に起こった爆発的熱狂は、ちょっとこれまでにないくらい切実でスリリングなものに

タイトルに堂々と冠されているように今回はUVERworldが約2年4ヵ月ぶりにリリースするニューアルバム『UNSER』とともに全国6都市12公演(Warm-Up GIGや東京ドーム公演なども含む)を回るツアーとなる。だが、自身の音楽に一切の妥協を許さない彼ららしく、当初の予定から発売日が2週間遅れることとなってしまったのは既に知られているところだろう。だからと言ってツアーの開催までも遅らせるわけには当然ながらいかない。結果としてツアー初日にして初聴き、初披露曲ぞろいの、まさに“初”尽くしなステージを迎えることとなったのだった。

今年はライヴの本数を極力抑えて『UNSER』の制作に集中していたこともあり、メンバーにとってもこの日は実に久々のライヴだ。待ちに待った想いと、いかに新曲を聴かせられるかという気構えもあっただろう、おそらく緊張も少なからずしていたはずだ。片やオーディエンスはオーディエンスで、それこそ昨年のツアー“UVERworld ARENA TOUR 2018”以来、1年ぶりに仙台の地へと訪れてくれたバンドへの焦燥にも似た待望感が溢れていて、ゆえに6人がステージに姿を現した瞬間の、ステージと客席の間に起こった爆発的熱狂は、ちょっとこれまでにないくらい切実でスリリングなものに感じられた。

グッとBPMを落としながらも扇情的なアンサンブルとメンバー全員によるコーラスが聴く者の体を芯から熱くさせる「stay on」、洒脱なカッティングギターをバックに“生きる意味なんてあるわけないじゃん”“生まれた意味なんてあるわけないじゃん”と一聴、吐き捨てるように歌いながら、その実“(意味は)作るしかないじゃん”と囁いて鼓舞する「境界」。いつかオマエが売れなくなってみんなが離れていったときに最後に俺だけが隣にいる未来も楽しみだと言ってくれた仲間の言葉からTAKUYA∞が書き広げていったというスケールの大きな美しいバラード「AFTER LIFE」や、ほどよく力の抜けたヒップホップ的アプローチと毒気を含んだユーモアが心に効く「無意味になる夜」など、次々と畳み掛けられる彼らの最先端ミュージックに、最初こそ戸惑いながらも、常に前のめりになって受け止めようとしているオーディエンスの姿勢は、6人にとっても大いに励みとなったに違いない。一方でバンド側の集中力もいつにも増して凄まじく、1音1音、神経を研ぎ澄ませながら丁寧に紡ぎ、客席の一人ひとりに手渡そうとしているのが、はっきりと伝わる。端的に言えばとても初々しく、ある意味、大変に初日らしい。

TAKUYA∞の口から思いがけず飛び出した“初めまして!”

「どう? 緊張してる俺たちを見て楽しい?」

ライヴの中盤、TAKUYA∞は愉快そうに客席に問いかけ、「今日はアルバムに入ってる新曲を全部やるつもりなんだけど、1年ぶりに俺たちのライヴに来た人も多いだろうから、そうすると最近のシングルも含めて12曲ぐらいは初めて聴くことになると思うんだ。そうなるともう初めて観るバンドだよね。初めまして!」と声をはずませた。思いがけず飛び出した“初めまして!”にオーディエンスもやんやの大喝采だ。そうして「初めまして、っていいと思うんだよね。そこからちゃんと関係が始められるし、いちばん新鮮な気持ちで物事を捉えられるから」と言葉を続けるTAKUYA∞。そこには途轍もない真理が含まれているようにも思える。初めまして、の瞬間はいつだって、誰だって、ちょっと怖いものだ。その出会いがどう作用するのか、その先に何が待っているのか、全く予想がつかないし、なんの保証もない。それでも何かを求めて、まっさらな世界に足を踏み出せる人だけが見られる景色がある。UVERworldは率先して、その先頭に立ち続けている。誰も知らない世界初披露の曲を演奏するのだってそう。リリースなんてないインディーズの頃からそうやって自分たちを知らない人たちの心を着実に掴みながら、ずっとやってきたのだ。

初日らしいハプニングも、会場全体がそれを楽しめる関係性に

「Making it Drive」でTAKUYA∞の二刀流マイクの片方が予定の場所に置かれておらず「もう一度やらせてくれ!」とイチから仕切り直す場面や、ラストの1曲まで完璧に締まったと思いきや「TAKUYA∞、1曲飛ばしたやろ」と克哉に暴露され、最後の最後に「ConneQt」を披露し直すなど、初日らしいハプニングもいくつかあった。もちろんハプニングなどないに越したことはない。けれど今の彼らはそれすらも、同じ会場にいる全員と分かち合い、楽しむことができる強さを培っている。『UNSER』という新しい音楽を手に入れて、その強さはいっそうしなやかに、揺るぎないものになったのではないだろうか。

今回のアルバムはBPMに頼らず心の深いところを昂揚させるべく、いろんな挑戦をしたのだとこの日、TAKUYA∞はオーディエンスに告白した。歌詞や曲全体の世界観でどれだけ気持ちを持っていけるか。その究極的成果はおそらく東京ドームでも明らかとなるだろう。彼らにとって二度目となる東京ドーム公演は一体、どんな光景となるのか。さらに“UVERworld UNSER TOUR”は12月31日、福岡県・マリンメッセ福岡まで続く。その先は果たして……?

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電子書籍ストア「Reader Store」
https://ebookstore.sony.jp

リリース情報

UVERworld
ALBUM『UNSER』
発売中

■初回限定盤 type-A(CD+特典Blu-ray+写真集+スリーブケース付き)
SRCL-11325~6 ¥6,000(税別)

■初回限定盤 type-B(CD+特典DVD+写真集+スリーブケース付き)
SRCL-11327~8 ¥5,700(税別)
(CD+特典DVD+写真集+スリーブケース付き)

■通常盤(CD)
SRCL-11329 ¥3,300(税別)

収録曲
(CD)
1. Making it Drive
2. AFTER LIFE
3. Touch off
4. 境界
5. stay on
6. First Sight
7. ODD FUTURE
8. 無意味になる夜
9. EDENへ
10. ConneQt
11. OXYMORON
12. One Last Time
13. ROB THE FRONTIER
14. GOOD and EVIL
15. UNSER

(初回限定盤特典映像収録曲)
UVERworld結成19年を迎えた2019年6月6日に沖縄にて行われたライブを完全収録!
【UVERworld生誕祭 2019.06.06 at OKINAWA】
1. ナノ・セカンド
2. DECIDED
3. GOOD and EVIL
4. ODD FUTURE
5. PLOT
6. earthy world
7. Q.E.D.
8. EMPTY96
9. 畢生皐月プロローグ
10. PRAYING RUN
11. ALL ALONE
12. Ø choir
13. 心とココロ
14. ConneQt
15. CORE STREAM
16. Touch off
17. Don’t Think. Feel
18. 零HERE~SE~ 
19. IMPACT
20. EDENへ
21. 在るべき形

ライブ情報

UVERworld LIVE 2019 at TOKYO DOME
12月19日(木)東京ドーム
12月20日(金)東京ドーム(男祭り「6 vs 45000」)

UVERworld LIVE 2019 UNSER TOUR
12月21日(土)横浜アリーナ(TAKUYA∞生誕祭・男祭りvs女祭り)
12月24日(火)神戸ワールド記念ホール(Premium Live on Xmas)
12月25日(水)神戸ワールド記念ホール(Premium Live on Xmas)
12月30日(月)マリンメッセ福岡
12月31日(火)マリンメッセ福岡

UVERworld

滋賀県出身の6人組ロックバンド。TAKUYA∞(Vocal)、克哉(Guitar)、信人(Bass)、誠果(Sax,Manipulator)、彰(Guitar)、真太郎(Drums)からなる滋賀県出身のロックバンド。
バンド名は“自分たちの世界を超えて広がる”というドイツ語を変形させたUVERとworldから名付けられた。2005年に「D-tecnoLife」でメジャーデビュー。2008年に発表した12thシングル「儚くも永久のカナシ」で初のシングルウィークリーランキング1位を獲得。同年11月には初の東京ドーム公演を実現した。2014年3月、サポートメンバーだった誠果がメンバーとして加入し6人編成となり、同年7月に開催した京セラドーム大阪公演を成功させた。2019年12月4日、10枚目のオリジナルアルバム『UNSER』をリリースし、初のアルバムウィークリーランキング1位に。12月20日には東京ドームで前代未聞の男性限定ライブ「男祭り」を45,000人のソールドアウトで動員。
そして2020年、結成20周年&メジャーデビュー15周年を迎え、さらなる飛躍が期待される。

オフィシャルサイト
https://www.uverworld.jp

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