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演劇「ハイキュー!!」“飛翔”で醍醐虎汰朗・赤名竜之輔ら新生烏野が始動!「舞台にかける僕らの“想い”を全力で届けます!」

演劇「ハイキュー!!」“飛翔”で醍醐虎汰朗・赤名竜之輔ら新生烏野が始動!「舞台にかける僕らの“想い”を全力で届けます!」

集英社「週刊少年ジャンプ」にて絶賛連載中の古舘春一による大人気バレーボール漫画を原作とする舞台、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞の東京公演が11月1日(金)にTOKYO DOME CITY HALLで開幕した。
シリーズ8作品目となる本公演では烏野高校のキャストが一新され、日向翔陽 役には舞台『弱虫ペダル』で初舞台・初主演ながら主人公・小野田坂道 役を演じ注目を集め、今年公開された映画『天気の子』で2,000人の中から主人公・森嶋帆高 役に選ばれた醍醐虎汰朗。影山飛雄 役はエンターテインメント集団「VOYZ BOY」のメンバーで本作が俳優デビューとなる赤名竜之輔が演じる。
ゲネプロの前に行われた囲み会見には、醍醐、赤名をはじめ、山本涼介、織部典成、鐘ヶ江 洸、北澤優駿、中谷優心、長田翔恩、日向野 祥、一ノ瀬 竜、福田侑哉、演出・脚本を担当するウォーリー木下が登壇。本作の見どころや“新生烏野”で挑む意気込みなどを語った。

取材・文・撮影 / 近藤明子


チームワークの秘訣は、ひとつ屋根の下の同居生活!?

まず最初に、新生烏野メンバー11人から初日を迎える心境が語られた。

日向翔陽 役の醍醐虎汰朗は「スポーツ作品ならではの熱量や躍動感とかを引き継ぎ、稽古でしっかりとつくってきたつもりです。胸を張ってお届けできるものになったと思っています。精一杯頑張ります!」と力強くコメント。

本作が初舞台となる影山飛雄 役の赤名竜之輔も「自分が演劇「ハイキュー!!」に貢献できる部分であったり、逆に皆さんに助けてもらう部分であったり、すごくいいバランスで濃い稽古期間になったと思っています。今はゲネプロをやりたくないぐらい、早く初日(の本番)をやりたいです(笑)」と逸る気持ちを抑えきれない様子。

ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞 エンタメステーションステージインタビュー

月島 蛍 役の山本涼介は「今回が演劇「ハイキュー!!」のシリーズ8作目ということで、今まで出演された方々から託された“想い”も背負って、精一杯頑張りたいと思います」と意気込み、山口 忠 役の織部典成も「“新生烏野”として本日から幕が上がります。今までの稽古でみんなと切磋琢磨してつくり上げてきたものをお披露目できればと思います。タイトルのように“飛翔”できるように頑張っていきたいと思います!」と語った。

「稽古でやるべきことは全部やってきました。あとは本番を迎えるだけ。楽しみにしていてください!」と自信たっぷりにコメントしたのは田中龍之介 役の鐘ヶ江 洸。西谷 夕 役の北澤優駿も「もう前しか見えないというか、後ろは見えないです。行ってきます!」と満面の笑顔を見せた。

縁下 力 役の中谷優心は「できること、できないこと、やったことがないこともたくさんありましたが、引っ張り、引っ張られながら頑張ってきた稽古期間だったと思います。僕自身、初日を楽しみにしています。早く皆さんにも楽しんでいただけたらなと思います」と稽古を振り返り、今回が初登場のキャラクター・木下久志 役の長田翔恩は「今まで演劇「ハイキュー!!」にはいなかった木下という役をやらせていただき光栄に思っています。“新生烏野”が一丸となって戦う姿を、ぜひ皆さんご覧ください!」と、やや緊張の面持ちで挨拶。

烏野高校排球部キャプテン・澤村大地 役の日向野 祥は「約1ヵ月半~2ヵ月近く稽古をしてきて、僕たちも一丸となって臨みます。とにかく観ていただく方に感動をお届けできるように精一杯頑張ります」と頼もしさが滲み出るコメント。副キャプテン・菅原孝支 役を演じる一ノ瀬 竜は「みんなで楽しんで、全員バレーをやっていけたらなと思います」とメンバーの顔を見わたし、場の空気をなごませた。

東峰 旭 役の福田侑哉はコメントの前に「本日11月1日に初日を迎えるにあたり、本日発売の原作コミックス第40巻の表紙が東峰 旭です!」と自身が演じるキャラクターと原作コミックの最新刊をしっかりアピール(笑)。「この仲間となら初日を乗り越えられると思いますし、ひとつひとつ丁寧に演じていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします!」と言葉を続けた。

ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞 エンタメステーションステージインタビュー

今回は、春校予選を勝ち抜き、烏野高校が宮城県代表に決定! 次はいよいよ日本一を目指すところから物語の幕が開く。

演出のウォーリー木下によると、本作には“新生烏野”メンバーが新チームをつくっていく過程とリンクするようなセリフもたくさん出てくるとのこと。さらに美術・振付・映像も刷新され、なんと音楽は全曲が新曲! 「ビジュアル面でも、こういう切り口でバレーボールを表現して、演劇をつくることができるんだという発見がある稽古場だったので、お客様にも演劇「ハイキュー!!」からは、まだまだ新しいことが生まれるんだと思っていただけると思います。毎回、演劇「ハイキュー!!」は、バレーボールと演劇の中間みたいなことをやっているのですが、そういう“今、新しいものが生まれる”というのが客席まで伝わるようなところが面白いと思います」と見どころについて語った。

続いて記者から「チームワークをつくり上げるためにやったことは?」と質問され、「毎日ごはんに行ったよね」「稽古終わりに毎回10分くらい烏野高校キャストが集まって定例会をやって、いろいろ話し合いました」と声があがるなか、醍醐からは「実は今、彼(=赤名)と一緒に住んでいて……」と何やら意味深な発言!?  なんと、現在は醍醐の家に居候しているという赤名。同居のきっかけは「虎汰朗の家のほうが稽古場に近いから(笑)」という合理的な理由から始まったのだそう。

記者からの「居心地は?」との問いには「居心地は最高ですけど、寝心地が悪いので実家の大阪からマットレスを送ってもらいました」と答える赤名のマイペースっぷりに、「最初は床で寝ていたもんね(苦笑)」と笑うしかない醍醐だったが「彼が居候し始めて、いろいろ話すようになってからガッと仲良くなりました。こんなに仲のいいカンパニーも珍しいんじゃないかっていうくらい“チーム”というか“仲間”な感じがします。本当に部活動をしている感じです」と、メンバー間のコミュニケーションはバッチリな様子。

そのチームワークの良さは今作の注目ポイントにもなっているようで、「“どこかのシーン”で、全員120パーセントで汗をかくシーンがあるんですけど、それはお芝居を超えて気持ちでやっている部分です。前回からの想いを引き継いでいる気持ちや、僕たちの舞台にかける想いみたいなのを、必死に汗をかいて表現している“魂のシーン”なので、皆さんに受け取っていただいたら幸せだなって思います」と熱く語っていたのが印象的だった。

最後にファンへのメッセージを求められ、演出のウォーリー木下とキャストを代表して醍醐がコメント。

ウォーリー「演劇「ハイキュー!!」シリーズ8作目は温故知新と言いますか、今までの熱量を引き継ぎつつ、新しいキャストが新しいドラマをつくっています。今回、試合は少ないですが、演劇として楽しめるところはたくさんあると思いますので、演劇「ハイキュー!!」が初めての方も“ここ”から見ていただけたら嬉しいです」

醍醐「泣いても笑っても今日で初日の幕が開きます。僕たちにできることは稽古ですべてやってきたつもりです。あとはこの熱量を皆様に届けるだけなので、受け取って欲しいですし、想いが伝わったら嬉しく思います。楽しみにしていてください!」と、力強い言葉で会見を終えた。

ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞 エンタメステーションステージインタビュー

翼を手に入れた11羽の“烏”たちがここから大きく羽ばたく!

ゲネプロでは、オープニングから胸の鼓動が高鳴るようなSEと予選突破で高揚するメンバーの姿に一気に演劇「ハイキュー!!」の世界へと引き込まれた。

激戦の末に白鳥沢学園高校を倒し、春の高校バレー全国大会・宮城県代表の座を掴んだ烏野高校排球部に朗報が舞い込んだ。
春高全国大会の直前、全日本ユース強化合宿に影山飛雄(赤名竜之輔)が選ばれ、月島 蛍(山本涼介)にも宮城県1年生選抜強化合宿への招集がかかる。チームメイトの躍進に焦りを感じた日向翔陽(醍醐虎汰朗)は1年生選抜強化合宿に押しかけるものの、指導にあたる白鳥沢学園高校排球部の監督・鷲匠鍛治(川下大洋)には練習参加を認めてもらえず、ボール拾いをすることに……。

ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞 エンタメステーションステージインタビュー

コートに立てない悔しさと置いていかれる不安、しかし一歩離れて外から見ることで今まで見えなかったことが見えてくる日向。俯瞰で見ることでライバルたちのプレイの特徴や強さの秘密に気づき、目を輝かせてその姿を追い始めるのだった。バレーボールが好きで憧れの‶小さな巨人〞を目指し、純粋に強さを追い求める主人公・日向を醍醐が好演。

一方、井闥山学院高校の佐久早聖臣(つわぶき峻)、鴎台高校の星海光来(輝山 立)、稲荷崎高校の宮 侑(松島勇之介)ら全国から集まったレベルの高い選手たちの中で、自身のセッターとしての存在理由に迷いが生じ、苦悩する影山。心の中に葛藤を抱えたまま挑んだその後の伊達工業高校との練習試合で、仲間とぶつかり合うことを恐れず理解を深めることが大事だと知り、成長する影山を赤名が等身大の魅力で、文字どおり体当たりで演じきった。

ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞 エンタメステーションステージインタビュー

また、普段、日向と影山に対してはシニカルな態度の月島 蛍を演じる山本涼介の、宮城県一年生選抜強化合宿の練習でのプレイを通じて、他校の選手に心を開き始める繊細な芝居や、後半に影山に対し感情的になる静と動の使い分けが見事だった。

強化合宿の間、残されたメンバーは春校開幕まであとわずかとなったこの期間に、改めて自分がチームにどう貢献できるのか、そのためにどうあるべきかという課題に向かい合う。
ピンチサーバーとしての活路を見出したものの、その後のチームメイトの成長に危機感を覚え、さらなる成長を誓う山口 忠(織部典成)。縁下 力(中谷優心)が過去にバレーボールから逃げた負い目に未だ捕らわれ、選手としての自身の限界を突破しようともがく姿には胸がキュッと締めつけられる。また、いつも強気で鋼のメンタルの持ち主・田中龍之介(鐘ヶ江 洸)が東京で偶然再会した幼馴染みの新山女子高校・天内叶歌(橋爪 愛)と胸キュン・エピソードを繰り広げるストーリーには、会場から笑いが起こる一幕も。

ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞 エンタメステーションステージインタビュー

さらに、リベロ(※守備専門のプレイヤー)の西谷 夕を演じる北澤優駿の軽やかな身のこなしからは目が離せなかったし、個性も実力もバラバラのチームをまとめる頼れるキャプテン・澤村大地(日向野 祥)の存在感と勝ちにこだわる強い気持ち。上級生と下級生の間を繋ぐ精神的支柱としてチームをまとめる菅原孝支(一ノ瀬 竜)が内に秘める正セッターへの執念。ワイルドな見た目に反して繊細な“ガラスのハート”の持ち主ゆえ、勝負どころでエースとしてポイントを決められない自分をもどかしく感じている東峰 旭(福田侑哉)。そして、初登場キャラの木下久志(長田翔恩)の初々しさがなんとも微笑ましい。

ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞 エンタメステーションステージインタビュー

そして、今回は烏野高校排球部の美人マネージャー・清水潔子(大久保聡美)がストーリーテラー的な立ち位置で大活躍! 冷静沈着で口数も少ないクールな“潔子さん”だが、澤村・菅原・東峰と行った初詣でおみくじの結果に笑顔を見せたり、1年生マネージャー・谷地仁花(山本樹里)を見つめる優しい先輩の表情や、躍動感溢れるシーンも満載で潔子さん好きにはたまらない。さらに気弱でおとなしい烏野高校排球部の顧問・武田一鉄(鎌苅健太)が無鉄砲な行動をとった日向に言い放つ厳しい言葉や、電話をかけてきた日向を励ますコーチの烏養繋心(小笠原 健)が見せる優しさなど、きめ細やかなキャラクター描写に原作へのリスペクトも感じられる。

ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞 エンタメステーションステージインタビュー

合宿に参加する他校の選抜メンバーも、驚異的なジャンプ力やダイナミックな動きで魅了。
演劇「ハイキュー!!」らしいキャスト同士のリフト、プロジェクションマッピングを使った映像とのシンクロやドラマチックな音楽に合わせたキレのあるダンスなど、手に汗握る練習試合のシーンに、試合を見ているのか演劇を見ているのか一瞬わからなくなるほど白熱する。実際にボールを使ってのパス回しも、稽古前にはバレーボール未経験だったメンバーがいたとは思えないような見事なコンビネーションを見せてくれた。

全33公演を終えたとき、彼らの瞳には“何”が見えるのだろうか──。
幾重にも立ちふさがる壁を越えていく強さ。仲間との絆。己の限界を超えていこうと、さらなる高みを目指すひたむきな彼らの姿に拍手を送らずにはいられない。

ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞 エンタメステーションステージインタビュー

ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞は、TOKYO DOME CITY HALL にて11月4日(月・休)に東京公演を終え、11月9日(土)〜16日(土)に大阪公演、11月22日(金)〜24日(日)に宮城公演、そして、東京凱旋公演を12月6日(金)〜12月15日(日)日本青年館ホールにて上演する。
12月15日(金)18:00の大千秋楽公演は日本青年館ホールから全国の映画館に完全生中継が決定! 2020年4月22日(水)には本公演のBlu-ray&DVDが発売されることも決まった。

ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞

東京公演:2019年11月1日(金)〜11月4日(月・休) TOKYO DOME CITY HALL
大阪公演:2019年11月9日(土)〜11月16日(土)大阪メルパルクホール
宮城公演:2019年11月22日(金)〜11月24日(日)多賀城市民会館 大ホール
東京凱旋公演:2019年12月6日(金)〜12月15日(日)日本青年館ホール

<ライブビューイング>2019年12月15日(日)18:00〜
詳細はこちら

原作:古舘春一「ハイキュー!!」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載中)
演出・脚本:ウォーリー木下
音楽:和田俊輔

出演:
【烏野高校】
日向翔陽 役:醍醐虎汰朗/
影山飛雄 役:赤名竜之輔/
月島 蛍 役:山本涼介
山口 忠 役:織部典成
田中龍之介 役:鐘ヶ江 洸
西谷 夕 役:北澤優駿
縁下 力 役:中谷優心
木下久志 役:長田翔恩
澤村大地 役:日向野 祥
菅原孝支 役:一ノ瀬 竜
東峰 旭 役:福田侑哉/

【烏野高校 マネージャー】
清水潔子 役:大久保聡美
谷地仁花 役:山本樹里/

【烏野高校 顧問・コーチ】
武田一鉄 役:鎌苅健太
烏養繋心 役:小笠原 健/

【青葉城西高校】
金田一勇太郎 役:坂本康太
国見 英 役:神田聖司/

【白鳥沢学園高校】
天童 覚 役:加藤 健
白布賢二郎 役:佐藤信長
五色 工 役:菊池修司/
鷲匠鍛治 役:川下大洋/

【伊達工業高校】
青根高伸 役:新井 將
二口堅治 役:木村 敦
作並浩輔 役:廣野凌大
黄金川貫至 役:羽富琉偉/

【井闥山学院高校】
佐久早聖臣 役:つわぶき峻/

【鴎台高校】
星海光来 役:輝山 立/

【稲荷崎高校】 宮 侑 役:松島勇之介/

【新山女子高校】
天内叶歌 役:橋爪 愛

オフィシャルサイト
オフィシャルTwitter(@engeki_haikyu)

©古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会

ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞Blu-ray&DVD発売

発売日:2020年4月22日(水)
価格:Blu-ray ¥9,000(税別) DVD ¥8,000(税別)