Interview

THE BEAT GARDEN ニュー・アルバムのストレートなタイトルは、彼らのどんな変化を象徴しているのか?

THE BEAT GARDEN ニュー・アルバムのストレートなタイトルは、彼らのどんな変化を象徴しているのか?

「ダンシング・マン」は週2でやりたいっす!

その前に「ダンシング・マン」があったことすら吹き飛ばす、素晴らしい曲になりました。

U まさしく。あはははは。「ダンシング・マン」は大体曲が出揃って、次は何にしようか?ってなった時に、このままだとステージでずっと真面目なことを言い続けなければいけないな、それも苦しいよな、僕らのアホな部分も知っていただきたいなーと思いまして。DJブースにいる愛すべきアホ代表、SATORUさんにご登場いただく曲を作ることにしたっていう。

「ダンシング・マン」はSATORUさんだったんですね。

U はい。SATORUの姿と、お客さんが手やタオルを廻してウワーッて盛り上がる絵をライブで見たいなっていう想いを重ねたら、スーッと。歌詞もメロディも考えて作ってないから。いや、ほんとに書いた記憶がなくって。

降りてきちゃった?

SATORU せっかく降りてくるなら、別の曲の時が良かったですよね(含笑)。

MASATO 最初にこの曲を聴いた時は、どこか懐かしい気持ちになって。着飾らずに等身大で作ったメロディなんだろうなって。だって、これを作ってる時のUさん、とっても生き生きしてたから。うん、嬉しかったですね。

U 僕、子供の頃、野猿が大好きで、「Chicken guys」っていう曲を友達と踊ったりしてて。

『とんねるずのみなさんのおかげでした』で生まれたグループの?

U そうそうそう。あのメンバーって本業は裏方さんじゃないですか。普通の大人が一生懸命練習してダンスするのがすごくカッコ良く思えて。僕らもダンス・ヴォーカル・グループじゃないけどしっかり振りを練習して、いつかのある日、真剣に踊る姿が横浜アリーナとか、東京ドームの大きなスクリーンに映し出されているっていうシュールな絵がモーレツに頭に浮かんでいたんですよ、なんかね。

普段踊らないメンバーが踊るだけでなく、普段歌わないSATORUさんがヴォーカルを取る曲でもあります。

SATORU ハハハハハ。コーラスはあったけど、初めてちゃんとブースに入って歌って。めっちゃ楽しかったなぁ。年末のワンマンでも披露したんですけど、気持ち良かった(喜)。もうね、この曲は週2でやりたいっす!

(笑)。別の意味の新鮮な驚きが、MASATOさん作曲の「横顔」が登場したことなんですが。その前に、新曲はどれも今までのようなREIさんとUさんによる共作クレジットではなく、個々の名義になっています。

U まずはみんな作れるようになってきたことと。あとは個々のクレジットに戻したほうが責任を持てるし、モチベーションの異なるいろんな曲が出来てくるんじゃないかっていう提案がREIからあって。やってみたらまんまとそうなりましたよね。

「いつか」は、お母さんってすごいんだよ、いつもありがとうっていうメッセージを、歌でなら僕らにも届けられるかなと思って書きました。

なるほど。ではMASATOさん、「横顔」が生まれた経緯を聞かせてください。

MASATO えっと、僕の唯一の親友が結婚することになって。めちゃくちゃ助けられてきたんで、彼がずっと信じてくれた僕の音楽で恩返しできないかなーと思って、曲を作ることにして。なので、たまたまタイミングが重なっただけで、アルバムに向けて曲を作ってやろうって始めたわけじゃなくて。同じ事務所の先輩でもある(上村)昌弥くんにお願いして手伝ってもらいながら、一緒に仕上げていったという。

作業的にはどういう?

MASATO 自分で持っていったベースが軸にありつつも、昌弥くんが弾いてくれるコードから浮かんだメロディもたくさんあって。自分の中の世界観を表現するために、まぁ素人ながらも、アレンジの際にはいろいろ言わせてもらったりして。うん。かなりイメージ通りに完成したと思います。

MASATO(vo)

それってまさに個人のクレジットにした意義だったりしますよね。自分で作った曲だからこそ、こだわれるっていう。

MASATO 本当ですよね。初めて作ったなりの気付きがいろいろあったんですけど。曲を自分で作るとここまで全体像がイメージできるものなんだ!とか。だからもし僕が「メッセージ」を作っていたら、ゴールは全然違う場所になっていたと思うし。って考えると、めっちゃ面白かったですね。

Uさんに歌詞を書いてもらう際には、親友の結婚の話をしたのでしょうか?

MASATO 僕の親友なんですけど、みんなも友達になってくれてて。なので彼とUさんと3人でグループ電話をして、夫婦の馴れ初めとか、いろいろ聞き出したんですよ。で、その話からUさんが歌詞を綴ってくれて。これからもずっと一緒にいようねっていうよりは、〈君のそばにいられる 自分でいたいんだ〉という誓い方の、自分たちらしいウエディングソングが生まれて。

U この歌詞ってさ、最初はMASATOが書いたんだよね。あっ、言っちゃダメだった?

MASATO カカカカ。いや、大丈夫。そう、実は歌詞も自分で作ったんですよ(照)。馴れ初めを聞きつつ書いてみたんですけど、同じタイミングで書いてくれたUさんの歌詞で録ったデモと聴き比べた時に、僕、UさんVer.で泣きかけたんです。うわぁ、僕のは全然ダメだ!と思って、スーッと引いて。

U でも時間がない中で、MASATOも書いてくれているってことが僕にとってかなり大きかったし、MASATOが送ってくれる言葉でわかった2人の雰囲気もあったりして。あっ、あのカレーの話、して、して。

歌詞に出てくる〈僕の好きなカレー〉?

MASATO そうです(ニッコリ)。2人が結婚の約束をする前から、奥さんはちょっと意識してたみたいで。親友は幼稚園の時から無類のカレー好きだから、「カレーのCMが流れると“もし一緒に暮らすようなことがあったら、毎日カレーになるかもね”みたいな話を彼女が結構振ってきてたんだよ。まぁそれでもいいんだけどねー」とかって、ものすごいニヤけて話すから、わかったよ、それもちゃんと歌詞にするからって。

微笑ましい。となると「いつか」の見ためがイマイチな上に〈少なかった料理のレパートリー〉も?

SATORU リアルです。ほんとにどうしようもないですよ(笑)。

DJ SATORU(DJ)

U やめろー! SATORUは地元が一緒なんで、僕の母さんのこともよく知ってて。えっと、我が家は中学校から自立、3兄弟が月に3000円ずつお小遣いをもらって、ご飯が出ないおウチだったんですよ、テラスハウス方式で。当時の僕には大金だったけど、1日平均100円って、今考えると超サバイバルだよね(苦笑)。で、時々作ってくれるのが、唐揚げと塩焼きそばだったっていう。だからお母さんの曲を書こうと思った時に、それだけは絶対に入れてやろうと思って。ただ、その唐揚げと塩焼きそばは地元の友達の間で評判になるくらい、めちゃくちゃうまくて。新聞配達の話もね、朝、自転車の後ろにいつも僕を乗せて配って、帰り道にジュースを買ってくれた背中をものすごく憶えてて。今は共働きの家庭も多いですし、メンバーの家もそうだったから、全員が等身大で歌えるし。僕らのライブにはお子さんと一緒にお母さんお父さんがたくさん来てくれていて。お母さんってすごいんだよ、いつもありがとうっていうメッセージを、歌でなら僕らにも届けられるかな、届けたいなと思って書きました。

SATORU 5月には全国ツアーがあるから、是非とも受け取りに来て欲しいです。

5月からのワンマン・ツアーは、THE BEAT GARDENのライブが大きく変わる節目になっていく気がしてます。

ワンマンツアーでは今回のアルバムをどんなふうに伝えていきたいと思いますか?

U これまでの曲はさらに昇華させて、ライブで映えるアレンジや繋ぎ方で魅せるステージにしたいですし。伝えたいメッセージがはっきりしている新曲はもう何も繕わず、よりストレートに、なんだったらアコースティックでやってもいいくらいに思ってるし。ワンマンは時間がたっぷり使えるので、Beemerのみんなと一緒に心に残る景色をいっぱい作っていけたら、なんて企んでます。あとはまぁ、公演ごとに磨きのかかった「ダンシング・マン」が観られるのではないでしょうか。

SATORU 確かに。6公演ってことは、6ダンシング・マンありますから。きっとやるでしょうね。絶対毎回やりたいですよねー。

REI 「いつか」は家族のことを綴っていて。家族でライブに来てらっしゃるBeemerもたくさんいてるんで、そういう人たちに届けばなと思いますし。単純にどれがメインになってもおかしくない5曲のメッセージが完成したのでね、次のライブでまた新しいステージへ進むんじゃないかなぁ。セットリストもどんどん変わっていくでしょうし、THE BEAT GARDENのライブが大きく変わる節目になっていく気がしてます。うん。本当に楽しみにしていて欲しいですね。

その他のTHE BEAT GARDENの作品はこちらへ。

ライブ情報

“THE BEAT GARDEN one man live tour 2019”

5月5日(日)東京・渋谷TSUTAYA O-WEST
5月24日(金)大阪・梅田CLUB QUATTRO
6月15日(土)愛知・名古屋RAD HALL
6月29日(土)岡山・岡山IMAGE
7月13日(土)宮城・仙台MACANA
7月21日(日)香川・高松DIME

THE BEAT GARDEN

U(vo)、REI(vo)、MASATO(vo)、DJ SATORU(DJ)。
作詞、作曲、トラックメイキングを自身でこなす3VOCAL+1DJの4人組。2012年、大阪の専門学校で出会ったU / REI / MASATO でグループを結成。結成の1週間後には上京し、都内近郊を中心にライブ活動をスタート。2015年2月インディーズでリリースした1stフルアルバム『WILL』がオリコンインディーズランキング3位を獲得。10月には大阪BIG CATのワンマンライブがSOLD OUTに。12月よりサポートDJ SATORUが新メンバーとして加入。2016年2月ミニアルバム「Air」をリリース。3月に行われた赤坂BLITZでのワンマンライブでメジャーデビューを発表し、7月にデビュー・シングル「Never End」をリリース。SUMMER SONICやRISING SUN ROCK FESTIVAL等、多数の大型フェスに出演。続いてリリースした2 ndシングル「Promise you」は全国56ものパワープレイや番組テーマ等を獲得。ラジオエアモニチャート、ビルボードのエアプレイチャート1位を獲得。2017年7月にリリースしたメジャーデビュー・アルバム『I’m』はオリコンデイリーチャートで5位を記録。2018年3月にリリースした5thSG「僕がいる未来」はテレビ朝日系全国放送「BREAKOUT」2月度OPENING TRACK、「ハウステンボス春休みファミリー編」CMソングとしてオンエアされ、夏にはSUMMER SONIC 2018、a-nation supported by dTV&dTVチャンネル東京公演に出演。

オフィシャルサイト
http://thebeatgarden.com/

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